3月ごろになると竹林の隙間からぴょこっと顔を出す、春の味覚たけのこ。生え初めから1ヶ月を過ぎると固くなってしまうため、1つ1つの収穫時期がとても短いことでも知られています。美味しいたけのこが手に入る時期に、好きなだけ味わっておきたいですよね。
そこで今回は、たけのこの味や食感が活きる絶品レシピ30選をお届けします。旬の時期を逃さないよう、今から美味しいたけのこレシピを集めておきましょう。
目次
水煮のたけのこを使う場合はアク抜きや湯通しは必要?
水煮のパックは、たけのこの下ごしらえに必要な工程のほとんどを終えている便利食材です。しかし、アクやえぐみは見た目からは分からないので、念のため水煮にも何らかの下処理をしている人も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、水煮のたけのこの正しい使い方をチェックしておきましょう。たけのこレシピを作るときに役立ちますよ。
水煮のたけのこならアク抜きは不要
水煮のたけのこは、下茹でを終えた状態になっています。下茹でをするときにアクが抜けているので、アク抜きの工程は不要です。そのまま料理に使用できます。
水煮されていないたけのこは、調理前の下茹でやアク抜きが必要です。たけのこは下茹でに40〜50分ほどかかりアクも大量に出るため、一般的な家庭では調理しづらい食材と言えるでしょう。簡単に調理したいなら水煮パックがおすすめです。
固さやえぐみが気になるときは、湯通しなどで軽く加熱しよう
水煮のたけのこは、あくまで「下茹で」が終わっているだけなので、固さやえぐみが気になることがあります。おひたしや和物に使いたいときは、まず軽く水で洗ってから味見をしましょう。固さやえぐみが残っているときは、軽く湯通したり茹でたりしながらやわらかさや味を整えるのがおすすめです。
煮物や炒め物などの熱を使う調理法なら、水煮をそのまま使っても問題ありません。調理している最中に、固さやえぐみが取れていきます。
居酒屋メニューを超える!絶品たけのこレシピ10選
料理にこだわっている居酒屋や小料理屋で出会える美味しいたけのこレシピ。たけのこが手に入ったとき「お店の味が家でも再現できたらな〜」と考える人は少なくありません。
そこでまずは、家庭でも気軽に作れる美味しいたけのこレシピ10選をお届けします。子どもに喜ばれる味付けも多いので、ぜひ家族みんなで楽しんでくださいね。
【オススメ!】えび入り揚げギョーザ
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「えび入り揚げギョーザ」。皮はパリ!えびはプリ!たけのこはコリ!っと魔法のやみつき食感!
タネにはんぺんを混ぜると、揚げモノの軽さを残しつつも十分な食べ応えに。付け合わせの調味料はケチャップがおすすめです。
【筍といかの木の芽和え】春の味覚でほめられ和食
出典:Nadia
旬食材でおばんざい作りに挑戦!イカとたけのこを使った和物レシピです。
具材を切って茹でたら、あとは調味料と和えるだけ。白味噌をベースに、素材の良さを活かしたやさしい味付けに仕上げましょう。
竹の子のちらしいなり寿司
出典:Nadia
春の遠足やピクニックに最適!一口サイズで食べやすいいなり寿司レシピです。
たけのこは20分ほど茹でて、串がスッと通れば食べごろです。小さいお子さんが食べるときには、茹で時間をプラスしてやわらかくするのがおすすめです。
【若竹味噌汁】たけのことわかめのお味噌汁
出典:Nadia
普段のお味噌汁をちょっとリッチに!たけのこを加えた、春ならではの汁物レシピです。
お味噌汁の調理はいつも通りでOK。たけのこはお味噌汁に入れる前に下茹でし、アクを取っておきましょう。
【オススメ!】豚挽き肉ともやしの春巻き
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「豚挽き肉ともやしの春巻き」。パリパリした春巻きにしっかりとした食感のたけのこがベストマッチ!
ひき肉に、たけのこ・もやし・ネギ・しいたけを混ぜ合わせているので、これひとつで栄養満点。お弁当のおかずにもおすすめです。
筑前煮
出典:週末の作り置きレシピ
使い勝手抜群!ご飯の副菜に、常備菜に、お弁当に。使い道たくさんの筑前煮レシピです。
最初に煮込んであと、一旦火を止めましょう。鍋が冷めたあとにもう一度火にかけると、味がよく染み込みます。
【野菜ひとつ】たけのこの煮物
出典:週末の作り置きレシピ
かつお節の香りが食欲を増進!サクサクつまめるお手軽副菜です。
調理時間は20分で、急に1品ほしくなったときにも助かります。冷凍すれば1ヶ月ほど保存できるので、春の味覚を長く楽しみたいときにもおすすめです。
たけのこと鶏もも肉の煮物
出典:週末の作り置きレシピ
ボリューム満点!鶏の旨みがたけのこに染み込んだほっこり煮物です。
野菜が苦手な子どもでも、野菜っぽさが少ないたけのこなら食べられるかも。こんにゃくや里芋などの芋類を入れても美味しくいただけます。
【オススメ!】たけのこ混ぜご飯
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「たけのこ混ぜご飯」。旬のたけのこをたっぷり使った贅沢ご飯レシピです。
具材を煮詰める前にごま油で軽く炒めて香りをプラス。たけのこを下茹でしておくと、クセが抜けて食べやすくなりますよ。
焼きたけのこ
出典:榎本美沙の季節料理
旬のたけのこを豪快に!皮がついた状態のままグリルで焼き上げましょう。
たけのこを焼きながら、3〜4分ごと表面にハケで調味料を塗っていきます。2〜3回ほど繰り返し、表面にきれいな焼き色がついたら出来上がりです。
お酒のアテに嬉しい!サクッと作れるたけのこおつまみレシピ5選
たけのこのコリコリ食感は、お酒のお供にもよく合います。たくさん噛むことで満足感を得られやすく、食べ過ぎや塩分の摂りすぎが気になる人も安心して楽しめますよ。
ここからは、晩酌にぴったりのおつまみレシピ5選をお届けします。別の料理に流用できたり長く保存ができたりと、使い勝手の良いレシピが大集合。気軽に作ってみてくださいね。
【オススメ!】たけのこの唐揚げ
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「たけのこの唐揚げ」。たけのこの切れ端が中途半端に余ってしまったときは唐揚げで決まり!
たけのこに下味をしっかりとつけておくのがポイント。サクサク食感がクセになるお手軽おつまみレシピです。
【10分】食感が癖になる!筍のチーズガレット
出典:Nadia
サクッとつまめる!たけのこの食感を活かしたガレットレシピです。
細かく切って使うので、たけのこの端の部分を使ってもOK。形を大きく取れる部分はメイン料理に、余った部分はおつまみに活用しましょう。
筍の味噌アヒージョ
出典:Nadia
たけのこのおいしさを引き出す!ついついバゲットもほしくなってしまうアヒージョレシピです。
トマトのほどよい甘味と酸味がオイルにコクをプラス。具材を食べ終わったあとに余ったオイルは、リゾットやパスタ用のソースとして再利用できますよ。
【野菜ひとつ】たけのこの醤油バター
出典:週末の作り置きレシピ
大人も子どもも食べやすい!たっぷりのバターで炒めたやみつきレシピです。
冷凍なら1ヶ月ほど保存できます。わかりやすい味付けで、大人のおつまみにも、子どものお弁当にも最適です。
ピリ辛メンマ
出典:榎本美沙の季節料理
ちょっとした肴がほしいときに!お酒のアテにぴったりのピリ辛レシピです。
たけのこと調味料を煮詰めていくだけなので、料理を作り慣れていない人でも簡単に用意できます。気の置けない友人との宅飲みメニューにもおすすめですよ。
食感を楽しめる!たけのこを使った中華風レシピ5選
たけのこは油と絡めると雑味が抜けやすく、たっぷりの油を絡めて作る中華料理との相性が抜群です。「和風の煮物やおひたしだけだと味気がないな〜」と感じたら、中華レシピにチャレンジしてみましょう。
ここからは、大人から子どもまでたくさんの人に愛される中華レシピ5選をお届けします。どんな食材でも美味しく仕上がるのが中華料理の強み。たけのこに合う鉄板レシピを探してみてくださいね。
【オススメ!】そら豆とささみの煮込み
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「そら豆とささみの煮込み」。大きなたけのこを贅沢に楽しめるレシピです。
たけのこときくらげのコリっとした食感が決め手。塩ベースのあっさりとした味付けでも飽きがきません。
たけのこのコリコリ食感が美味しい♪あんかけ中華春雨
出典:Nadia
食欲が出ないときに!胃の調子があまり良くないときもちゅるっといける春雨レシピです。
たけのこやしいたけをたっぷり入れれば、栄養補給も問題なし。低カロリーで食べ応えがあるので、ダイエット中の人にもおすすめです。
【プロが教える本格中華】激ウマ!青椒肉絲
出典:Nadia
たけのこを入れると本格度アップ!家族みんなに喜ばれる青椒肉絲(チンジャオロース)レシピです。
具材の細切りは、細くしすぎないのがコツ。より美味しく仕上げるために、調味料を入れる順番にもこだわってみましょう。
【オススメ!】酸辣湯(サンラータン)
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「酸辣湯(サンラータン)」。お味噌汁や卵スープに飽きたときは本格的な中華スープに挑戦してみましょう。
豆板醤やラー油を使って、ほどよい辛さに調節します。香草が苦手でなければ、最後にパクチーを添えるとエスニック感が引き立ちますよ。
たけのこのピリ辛肉みそ炒め
出典:週末の作り置きレシピ
お箸が止まらなくなっちゃう!たけのこをふんだんに使った肉みそ炒めレシピです。
お新香くらいの大きさなので、チャーハンやラーメン用の小皿にぴったり。白米に乗せて丼にしても美味しくいただけます。
普通のに飽きたら♪たけのこ変わり種レシピ10選
どちらかというと、料理の脇役になることが多いたけのこ。「たけのこ料理」と言われても、パッと思いつくようなものはなかなかないかもしれません。しかし実は、たけのこの使い道はおどろくほど多種多様です。
最後に、たけのこの新しい扉を開く変わり種レシピ10選をご紹介します。この春は、たけのこ料理のレパートリーをたくさん増やしていきましょう。
【オススメ!】手羽の煮込み梅風味
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「手羽の煮込み梅風味」。梅干しのさっぱりとした酸味がポイントです。
具材と調味料を煮詰めてアクをしっかり取っておくと、雑味がとれ具材のコクが引き立ちます。最後に片栗粉を加えてとろとろに仕上げましょう。
【海老とキャベツの液体塩こうじ炒め】塩味が決まる、コクが出る
出典:Nadia
液体の塩こうじで調理時間を短縮!さっぱりな塩味が春らしい、たけのこを使った塩炒めレシピです。
味付けには塩こうじを利用して本格的なお店の味に。旬食材の春キャベツを使うのもアリですよ。
春の変わり種唐揚げ!たけのこの甘酢唐揚げ
出典:Nadia
たけのこのコクがさらにアップ!豚肉から染み出した油が決め手の肉巻き唐揚げレシピです。
衣をつけなくても、揚げ焼きするだけでカリカリ食感に。しょうゆとケチャップをベースにした秘伝タレとよく合います。
ご飯おかわり!えのきとたけのこのピリ辛なめたけ
出典:Nadia
ご飯のおともに!味しみしみのなめ茸にたけのこのコリコリ食感をプラスしたアイデアレシピです。
調味料と具材を煮詰めるだけなので、メインを用意している間の片手間に作れます。ピリ辛さがほしいはコチュジャンをお好みで追加してみましょう。
おかわり必至!簡単♡たけのこ&鶏肉の炊き込みごはん
出典:Nadia
育ち盛りの子どもが喜ぶ!ボリュームたっぷりの炊き込みご飯レシピです。
たけのこと鶏の旨みがご飯全体にまんべんなく広まります。たけのこだけの炊き込みご飯だと物足りないときに試してみてくださいね。
【オススメ!】鮭のたまごスープ
出典:DAIGOも台所
DAIGOも台所でも紹介された、「鮭のたまごスープ」。体がホッと温まり、疲れが取れるスープレシピです。
シンプルな卵スープに、鮭やたけのこを入れて具沢山に。大量に作りやすいので、具材が余ったときの消費にも役立ちますよ。
ビールに合う!レンチンエスニック豚肉とたけのこのベトナム風
出典:Nadia
レンチン6分!忙しい人でもすぐに用意できる簡単&超時短レシピです。
レンチン前の具材の揉み込み工程と、レンチン後の蒸らし工程がポイント。少し手間をかけるだけで本格エスニックを楽しめますよ。
【チンゲン菜とたけのこの味噌クリーム煮】ヘルシー和風ほっこり
出典:Nadia
旬のちんげん菜と一緒に!ほどよい味噌のしょっぱさが美味しいクリーム煮レシピです。
具材をゆっくり煮るだけなので、カレーやシチューと同じく料理初心者におすすめ。子どものお手伝いにもぴったりです。
【グリルで焼くだけ】焼きたけのこ 大葉ソース
出典:榎本美沙の季節料理
素材が活きる特製ソースで!グリルで焼くだけのシンプルなたけのこレシピです。
細かく刻んだ紫蘇にしょうゆとニンニクを加えて、香り高いソースを作ります。素材の味を邪魔せず、たけのこ本来の旨みを引き出してくれますよ。
焼きたけのこのオイル漬け
出典:榎本美沙の季節料理
グリルしたたけのこをさらに使いやすく!「焼きたけのこ 大葉ソース」を瓶詰めにしたレシピです。
オイル漬けにすれば、冷蔵庫で1〜2週間ほど保存が可能になります。そのまま食べるだけでなく、パスタに和えたりトーストに乗せたりしてお楽しみください。
まとめ
初春から初夏までが旬のたけのこ。採れたままのたけのこは調理前の下処理が必要ですが、水煮になっているものなら下茹での工程を省くことができます。固さやえぐみが気になるときは、軽く湯通ししたり茹でたりしてから使いましょう。
手軽につまめるサイズのたけのこは、お酒のアテにぴったりな大人に嬉しい食材です。野菜の青臭さが少ないので、味付け次第で子どもも食べやすくなるのも嬉しいポイントです。今回ご紹介したレシピ30選を参考に、ぜひ家族みんなで旬のたけのこを楽しんでくださいね。