?

リフォームが初めての方必見!リフォームの進め方を一連の流れで解説


この人に聞きましたmashley

インテリア家具コンシェルジュ 最適な家具を提案する家具コンシェルジュでさまざまな媒体にインテリア・ライフスタイル記事を寄稿するライター。ブログ「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」ではデザインの小話や家づくり・暮らしに役立つ情報を発信中。椅子コレクターで、現在26脚の椅子とともに楽しく暮らす。最近空き家付きの山林を購入し、セルフリノベーションやアウトドアも満喫中。

「リフォームで理想の住まいを手に入れたい!」と考えても、何から始めたら良いかわからないときもありますよね。そこで当記事では、リフォームの進め方を初心者でもわかりやすいように一連の流れで解説します。手順やポイントをおさえて、賢くリフォームを進めましょう。

失敗するリフォームの進め方

まず、リフォームの正しい進め方や具体的な流れを理解する前に、失敗するリフォームの進め方を知っておきましょう。避けるべきことをあらかじめおさえておくと、納得するリフォームにつながりますよ。

失敗する進め方①信頼できない会社に任せる

工事の進め方を説明しない会社や、施主の要望を聞かずに強引な進め方をする会社を選ぶと、納得するリフォームにならないことがあります。そのため、リフォーム費用や口コミだけで判断せず、現地調査や見積もり時の対応を実際に自分で見て判断しましょう。

失敗する進め方②無理な予算決め

老後の資金計画や今後の生活費を考えない進め方は、リフォームによって生活を圧迫してしまいます。

しかし、コスト削減ばかりを重視した進め方も失敗のもとで、リフォームしても暮らしが改善されないことが考えられます。そのため、無駄を省きつつ必要なところにしっかりと予算をかけるスタンスがおすすめです。

失敗する進め方③確認不足

信頼できる会社でも、任せきりにするリフォームの進め方は失敗のもとです。実際に、引き渡しになってから期待していたイメージとの違いにがっかりすることもあるかもしれません。そのため、契約までの流れやプラン内容、工事の進め方など各工程で施主自身が確認を怠らないようにしましょう。


リフォームの進め方のおおまかな流れ

リフォームの進め方について詳しく知る前におおまかな流れを把握しておくと、進め方の全体像をイメージできます。マンションと戸建てでは進め方に異なる部分がありますが、大体の流れは同じです。そのため、以下の流れを参考にしておきましょう。


おおまかな流れ

  1. リフォームしたい箇所を検討して予算を決める、情報収集する
  2. 依頼先に現地調査・見積書作成を依頼する
  3. 依頼先を検討して契約する
  4. 工事開始・完了、引き渡し

①リフォームしたい箇所を検討して予算を決める、情報収集する

まずはリフォームの準備に入ります。ここで行うことは、リフォームを希望する箇所のリスト作りや予算決め、リフォームに関する情報収集です。

住まいの改善点や希望を洗い出す

最初の手順は、住まいの改善点や希望を洗い出してリフォームの準備をすることです。

①-1 改善箇所のリストを作り理想の住まいをイメージする

老朽化してリフォームしなければならない箇所や、付加価値をつけてリノベーションしたい箇所などを洗い出してリスト化しましょう。文字に起こすことで理想の住まいのイメージが明確になりますよ。

【進め方のポイント】リスト作成時に実現可能かを考えすぎない

リスト作りの段階で実現の可能性を検討すると、話がなかなか進みません。そのため、希望や夢がある場合はひとまずリストに入れて、予算やプランを決める段階で本当に必要かどうかを検討しましょう。

【進め方のポイント】作成したリストに優先順位をつける

最終的な判断は、具体的費用や工事内容を施工会社に相談してからになります。しかし、施工会社に相談する前にリストの優先順位をつけておくと、プラン決定までの流れがスムーズになりますよ。

【進め方のポイント】実例写真をストックする

SNSやインターネットでリフォームの実例写真を検索し、理想の住まいに近い画像をストックしましょう。画像を収集することで完成形を具体的にイメージできるようになり、施工会社へ相談する際も話の進め方がスムーズになります。

【進め方のポイント】マンションの管理規約を確認しておく

マンションの管理規約には共用部分などについてルールが定められており、リフォームできる範囲が決まっています。大掛かりな間取りの変更ができない場合もあるため、事前にマンションの管理規約を確認して失敗のない進め方をしましょう。

①-2 おおまかな予算の上限を決める

次の進め方は、予算の上限を決めることです。まずはおおまかなリフォーム費用の相場を理解して予算決めをしましょう。ただし、実際のリフォーム費用は施工会社によって異なるので、あくまで相場の目安と考えるようにしましょう。

リフォーム予算の決め方

手元にある資金から、老後資金や車の購入費などの大きな出費、当面の生活費を差し引いて残った金額がおおまかなリフォーム予算です。また、ライフプランをふまえて何年間住むのかを考慮したうえで、リフォームにかける予算を考えます。足りない場合はローンを検討しましょう。

【進め方のポイント】予算は無理のない範囲にする

リフォームで住まいが改善されても、生活費や老後資金を圧迫するほどの支払いがあると暮らしの質が下がります。そのため、無理なく生活できる範囲の予算にしましょう。

【進め方のポイント】追加工事の可能性を考えておく

床下や壁の内側の状態は、実際に剥がしてみないとわからないものです。腐食していた場合、家の骨組みの工事が追加で必要になるケースもあります。そのため、追加工事の可能性を念頭に置いて余裕を持って予算を決めることがポイントです。

【進め方のポイント】予算を元にリストを絞り込む

予算の上限とリフォームリストを照らし合わせ、リストを絞ります。予算が少ない場合は、生活に支障が出る箇所のリフォームを優先しましょう。具体的にどこまでリフォームするかは、プランを相談する際に決定を行います。

【進め方のポイント】仮住まいにかかる費用も忘れない

大規模なリフォームでは、ホテルや短期賃貸マンションなどの仮住まいへ引っ越す必要があります。また、荷物の一時保管場所がほしい場合はトランクルームを借りると良いでしょう。このように、リフォームでは工事費用以外にもコストがかかります。

①-3 お得にリフォームをするための情報収集をする

進め方の3番目は、リフォームに関するお金の基礎知識とリフォームを依頼する会社について情報収集することです。

知っておきたい住宅リフォームにまつわるお金の話

リフォームに関する補助金の詳細は依頼した会社に相談しますが、施主が補助金や優遇制度の存在だけでも知っておくと進め方がスムーズになります。ここで紹介する概要をおさえて、詳細をリンク先の記事でチェックしましょう。

特定の住宅リフォームでもらえる補助金がある

補助金をもらえる工事の内容として、バリアフリーや介護リフォーム、省エネリフォーム、長期優良住宅化リフォームなどがあります。

その他にも住宅リフォームを実施することで、所得税が減税されたり固定資産税が一時的に減額されたりする制度があります。自身の希望するリフォーム内容に応じて、適用となる制度がないかを事前に確認しておくようにしましょう。

②依頼先に現地調査・見積書作成を依頼する

リフォームの準備が進んだら、依頼先の選定に入ります。リフォームを頼める会社の情報を集めて候補に目星をつけ、現地調査や見積書作成を依頼して会社を検討しましょう。

②-1 リフォームを依頼する会社の情報を集める

リフォームの質を左右する最も大きな要素といえます。インターネットや折り込みチラシを参考に資料請求して、候補になる会社の情報を集めましょう。

【進め方のポイント】知り合いの会社に依頼する場合も情報収集を

知り合いの会社に頼む場合も、情報収集して複数の候補を用意しましょう。施工会社によって工事の得意不得意があり、希望通りの工事ができるかは不明です。

【進め方のポイント】できるだけ近いエリアの会社を候補に

依頼する会社とは、契約から引き渡し後まで長い付き合いになります。引き渡し後に問題が発覚した場合、できるだけ近いほうがすぐに駆けつけてもらえて安心です。

②-2 工事の依頼先を検討する

次の進め方は、工事の依頼先を具体的に検討することです。問い合わせや現地調査を経て、依頼先を見つけましょう。住宅リフォームの依頼先は、主に以下のような種類があります。

依頼先

特徴

リフォーム専門会社

部分的な工事から大規模な工事まで相談可能

地元密着型が多い

工務店

地域に密着している

住宅メーカーよりも価格が手頃

住宅メーカー

知名度があり品質が安定

設計事務所

大規模な工事に対応することが多い

デザイン力や提案力が強み

ホームセンター・家電量販店

トイレのリフォームなど小規模な工事が多い

気軽に相談しやすい

②-3 候補の会社に問い合わせる

まず、候補に上がった会社に電話やメールで問い合わせをします。受付担当者の対応の仕方もチェックして、安心して相談できるかを見極めましょう。

問い合わせの際に伝えること

戸建て・マンションなど工事を希望する住まいの種類に加え、広さや築年数、現在の不満と希望するリフォームの内容、予算の上限を伝えます。

②-4 現地調査・見積り依頼

候補を絞ったあとは、現地調査のうえで見積もりを依頼する流れになります。現地調査では会社の担当者が訪問し、家を調査して現状を把握します。施主はどこをどのようにリフォームしたいのかを明確に伝えましょう。

【進め方のポイント】現地調査では資料を用意する

建築時の図面や建築確認申請書類、リフォームの希望リストがあると現地調査の進め方がスムーズになります。また、ストックしておいたリフォームの実例写真があると、完成形のイメージを伝えやすくなります。

【進め方のポイント】現地調査・見積り依頼では同じ内容を伝える

見積書の内容が異なるとプランの比較が難しくなります。そのため、現地調査や見積り依頼の際にはどの会社にも同じ内容の希望を伝えましょう。

【進め方のポイント】調査時の様子も会社選びの判断材料にする

調査時の様子で、その会社の姿勢がわかります。採寸の仕方が大雑把だと正確な見積もりが出せず、現地調査でしっかりとヒアリングされなければ施主の要望を叶えるプランを作成できません。そのため、対応方法や作業の仕方も選ぶための判断材料にしましょう。

【進め方のポイント】複数の会社で相見積もりをとる

会社によって工事できる範囲や費用、進め方が異なります。そのため、複数の会社を比較して相場を把握し、予算と希望に合った会社を選びましょう。比較する会社は多すぎると選びにくいため、3〜5社の相見積もりをとって検討することがおすすめです。


③依頼先を検討して契約する

現地調査や見積書依頼を経て候補となる会社を絞ったら、依頼先を決定して契約へと移ります。ここでは信頼できる会社を選ぶポイントや契約時にチェックするポイントを理解しましょう。

③-1 依頼する会社を決定する

見積書の内容やプランを比較検討し、依頼する会社を決定します。信頼できる会社は必要な資格を所持し、施主の要望に沿った提案をしてくれます。具体的な会社選びのポイントは、以下の記事も参考にしてみましょう。

【進め方のポイント】会社だけでなく担当者との相性も重視

施主と担当者の相性が悪いと、ストレスを抱えながら打ち合わせすることになります。引き渡し後も長い付き合いになるので、パートナーとして一緒に進めていけるか相性を見極めましょう。

【進め方のポイント】周囲への気配りができる会社を選ぶ

マンションリフォームでは工事の音が上下左右の住宅の迷惑となったり、見慣れない工事関係者が出入りするため近隣に不安を与えることになります。

マンションリフォームは戸建てよりも配慮が必要といえますので、訪問時の様子や説明の仕方から気配りできる会社かどうか判断しましょう。

【進め方のポイント】ショールームで実物の建材をチェック

会社選びの際に費用だけで決めると、引き渡し時の仕上がりを見て後悔することがあるかもしれません。そのため、提示されたプラン内容を具体的に検討して選びましょう。また、見積書にある建材・設備のサイズや質感をショールームでチェックして、プラン選択の参考にすることもおすすめです。

③-2 依頼先と契約する

依頼する会社が決まったら、いよいよ契約です。契約内容やプラン内容、費用の支払い方法、アフターサービスなどを確認してから契約に進みます。

契約前に細かくプラン内容をチェックしよう

工事が始まると追加や修正は難しく、勘違いや確認不足で希望通りの工事にならないことがあります。そのため、プラン内容に対して少しでも疑問があれば契約前に質問しましょう。

【進め方のポイント】些細な内容でも書面に残す

口約束はトラブルに発展することがあります。そのため、たとえ小さな工事であっても書面にして契約書に盛り込みましょう。

【進め方のポイント】プランの細かい内容まで確定

工事が始まってから色や建材を変更すると、引き渡しまでの期間が伸びます。特に注意したいのがマンションリフォームで、住宅が密集しているため騒音で近隣に迷惑をかける期間が長くなります。そのため、工事開始前にプランの細かい内容を確定して工期短縮につなげましょう。

【進め方のポイント】契約書の保証内容や保証期間を確認

リフォームは新築工事と異なり、工事保証の法的義務付けがありません。そのため、アフターサービスがしっかりした会社を選ぶと、いざという時に安心ですよ。また、契約書の保証内容や保証期間をあらかじめチェックしておくと、トラブル発生から解決までの流れが円滑になります。

④工事開始・完了、引き渡し

リフォーム契約を結んだらついに工事が始まり、完了後に引き渡しとなります。ここでは工事前や工事中に施主がやっておくべきことや、完成後の引き渡しの際に知っておくべきことをチェックしましょう。

④-1 工事開始

工事開始日が決まったら必要に応じて仮住まいを契約し、事前に近所へ挨拶に行ってリフォームする旨を伝えます。また、着工時に工事費の一部を支払う契約の場合は現金を準備しましょう。

仮住まいは早めに準備しておく

一時的な引っ越しが必要な場合は、短期賃貸マンションやホテル、トランクルームなどを早めにおさえましょう。荷物の運び出しや郵便物の一時転送届など、リフォーム開始前にやっておくべきことが多くあります。そのため、余裕をもって動けるようにしましょう。

仮住まいの探し方

仮住まいの探し方は、自分で短期賃貸マンションなどを探す方法と、リフォーム会社に相談する方法があります。会社によっては関連会社が管理する賃貸を斡旋する場合があるので、事前に相談してみましょう。

④-2 リフォーム前の近所への挨拶の方法

工事開始の1週間前までを目安に近所へ挨拶に行き、リフォーム内容や期間、作業時間、緊急連絡先を伝えます。会えない場合は手紙を投函しましょう。

マンションの場合は挨拶する範囲が広い

マンションリフォームでは両隣の住まいだけでなく、音が響く階上・階下へも挨拶します。また、作業員がエレベーターや階段を利用することがあるため、その付近の住人にも伝えましょう。

工事の進め方をチェックしに行く

リフォームが始まったら定期的に見に行き、プラン通りの進め方になっているかを自分の目でチェックします。指定した色と違うなど気になることがあれば、その場で質問するか写真を撮って担当者に後で尋ねましょう。

追加工事の場合は見積書と契約書を再度作成してもらう

浴室の壁の下地の腐食などは現地調査の段階ではわからず、着工してからプラン外の工事が必要になる場合もあります。追加工事になった際は口約束ではなく見積書を出してもらい、正式な契約を交わしてトラブルを避けましょう。

④-3 完成・引き渡し

リフォームが完了したら、引き渡し前に仕上がりをチェックして確認書にサインし、費用を支払います。支払い方法は一括で払う方法と引き渡し前・引き渡し後に分割で払う方法があるので、契約に従いましょう。

引き渡し前にチェックすること

引き渡し前には施主が立ち会い、プラン通りにリフォームされているかをチェックする竣工検査を行います。このときは説明を受け身で聞くのではなく、自ら仕上がりをチェックしましょう。傷や設備の不具合など、気になる箇所があればその場で伝える必要があります。

連絡先を引き渡しの際に再度確認しておく

引き渡し時に連絡先を再確認しておくと、設備の不具合発覚時や機器の使い方に困った時に解決までの流れが短縮されます。

リフォームの進め方を理解して理想の住まいを手に入れよう

リフォームの進め方を理解すると、予算決めから依頼会社への相談、工事・引き渡しまでの流れが円滑になります。今回紹介した進め方の流れやポイントをふまえて、マンションや戸建てリフォームで理想の住まいを手に入れましょう。 


 

 

 

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

Ranking ランキング

Feature特集

DAIGOも箸休め
Onnela公式インフルエンサー
あの人が見つけるHDCの愉しみ方
今すぐできる 電気代の節約術
身も心も軽やかに♪ あなたの運動不足を解消します
今年は「ラクしてきれいに」! お手軽 大掃除特集