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勉強が捗る学習机の適切な選び方とは?長く使うためのポイントやサイズを徹底ガイド


この人に聞きましたcaramel

インテリアコーディネーター インテリア商社勤務中にインテリアコーディネーター、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター2級を取得し、ショールームでの接客やセミナー講師などを経験。主婦の立場から、簡単に取り入れやすいインテリアのコツをご提案していきます。

学習机は出来るだけ長く使えるものを選びたいですよね。しかし、どれくらいのサイズが子どもにとって適切なのか迷いませんか?そこで今回は、学習机の適切な選び方や長く使えるポイントを解説します!

学習机って長く使えるものなの?

子どもが年長くらいの歳になると、「自分の部屋がほしい!」「自分の机がほしい!」と学習机を購入するか迷う機会が増えてきます。机を購入するというのは大きな買い物なので、できるだけ長く使用したいものです。

しかし、子どもは成長が早いため、机のサイズやどのくらいの奥行きが必要なのか、デザインはどのようなものが良いのか悩みますよね。「間違えて小さいサイズの学習机を購入してしまったら…」と不安になる方も多くいるでしょう。

そこで当記事では、学習机を長く使う方法やおすすめのサイズ、デザインなど幅広く紹介していきます。標準的な机のサイズや選ぶ際に必要なポイントもまとめているので、購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてみましょう。


学習机を長く使うための6つのポイント

投稿者:ak__ie__ie

サイズの大きい学習机は、子どもが使わなくなると物置きになってしまうことも多くあります。また、学習机はサイズも大きいため、処分方法も普通のゴミとは異なります。一般的には粗大ゴミとして捨てる必要があるため、処分する際は一手間かかってしまいます。

ここからは、学習机の選び方で一般的に大切な「天板のサイズ」「素材」「収納力」「デザイン」「高さ調整」「あると便利な機能」の6つのポイントで学習机を長く使う方法を紹介します。

机を長く使う方法を理解し、選び方をしっかりとおさえましょう。

学習机の選び方①学習机の天板のサイズ

一般的な学習机の標準サイズ

投稿者:emiyuto

標準的な学習机の天板のサイズは、幅900~1200mm×奥行き600mmのサイズです。サイズだけを見ると、小さな子どもには幅1200mmサイズは大きいように感じます。しかし、長く使い続けるためには、少し幅に余裕のある大きいサイズを選ぶ必要があります。

天板が大きいサイズの学習机は、年齢関係なく勉強が捗ります。また、奥行きが広いとPCやタブレットを使う場合も作業スペースが確保されますよ。そのため、学習机を購入する際は天板が大きいサイズだけを見るのではなく、幅や奥行きもしっかりと考える必要があります。

一般的に標準よりもコンパクトなサイズの学習机を購入した方は、受験時や高校生になったときにサイズが合わず買い替えをすることも多いです。そのため、サイズの選び方は標準サイズよりも幅や奥行きが大きいサイズを選ぶ必要があるのです。

リビング学習向けの学習机の標準サイズ

リビングでの学習は家族にすぐ質問ができたり家族とのコミュニケーションをとれるため、人気となっています。そのため、リビング学習用の学習机を購入しようと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

リビング学習用のサイズは、標準サイズが幅1000mm以下×奥行き550mm以下のサイズが一般的です。こちらも、一般的な学習机の標準サイズと同様に、奥行きもしっかりと考えて購入すると良いでしょう。

リビングのスペース的に少し小さめな机が欲しいという場合は、一般的な学習机のサイズに比べて幅や奥行きがコンパクトなサイズを選びましょう。

リビングに学習机を置く場合の選び方は、PCデスクとして大人が仕事用に使えるシンプルなタイプのデザインがおすすめです。

デスクトップPCを設置する場合の学習机の標準サイズ

近年では、多くの小中学校でタブレット学習が定着し始めていますよね。そのため、学習机にパソコンやタブレットを置きながら勉強する家庭も多いはずです。

一般的にデスクトップPCを学習机で使用する場合、奥行きが最低でも600mmサイズ必要です。また、700mmサイズ以上の奥行きのものを選ぶと、ゆとりをもってPC作業を行えます。

奥行きが狭いサイズの机でPC作業をすると、画面と目の間に十分な距離を取るスペースがありません。そんな事態を防ぐためにもサイズの大きいデスクトップPCが置けるか視野に入れることも、選び方として大切なポイントです。


学習机の選び方②学習机の素材

学習机は、素材によって見た目や価格に大きな差が出ます。そこでこちらでは、学習机に一般的によく使われている「無垢材」「突板」「プリント合板」について紹介していきます。特徴やメリット、デメリットなどをまとめているので、選び方に迷った際はぜひ参考にしてみましょう。

無垢材(ハギ材)

無垢材とは、一般的に何も加工していないそのままの木を指します。また、無垢材を使用して作られた家具を「無垢材家具」と呼びます。

無垢材は温もりやインテリア性があり、一般的に人気のある素材です。しかし、素材が反りやすいというデメリットもあります。反らないような加工や工夫がされることで、一般的に同じサイズの標準的な学習机に比べると、高額になることが欠点です。

無垢材は高額ではありますが、高級感もあり、子どもから大人まで長く使い続ける場合にとてもオススメの素材です。

木の持つ雰囲気をそのままに、学習机の価格を抑えたい方は無垢の集成材(複数の板を結合させた人工の木材)を使用している家具がおすすめです。本来の無垢材の良さを味わうことは難しくなりますが、無垢材に比べてリーズナブルに購入できる点は大きなメリットでしょう。

突板(つきいた)

突板とは、木を薄くスライスしたシート状の板を指します。一般的には、芯材の上に突板シートを貼る方法で家具を造ります。表面上は本物の木なので、無垢材の家具との見分けはつきにくいです。また、薄くスライスされているので反ることもなく、木の本来の良さを味わえます。

家具の種類やサイズにもよりますが、一般的に無垢材に比べると価格はリーズナブルです。また、軽量化されているため、経年による取り替えや模様替えなども簡単にでき、学習机にも人気の素材です。

デメリットとしては、深く傷がついてしまうと中の芯材が出る場合があるので、荒っぽく使用してしまうなどの心配がある場合は他の素材を選ぶ方がいいでしょう。また突板は芯材にスライスした板を貼り付けるため直線的なデザインが多く、丸味のある学習机が好みの方は無垢材がオススメです。

プリント合板

プリント合板家具とは、本物の木を使った合板ではなく紙に木目をプリントした家具を指します。一般的には、カラーボックスや賃貸マンションなどのフローリングに使われていることが多い素材です。

また、サイズ問わずデザインが豊富にあり、価格も安いことが大きなメリットです。木の本来の良さは味わえませんが、リーズナブルに木目のデザインを部屋に取り入れたい方にはおすすめです。

学習机ではカラフルなものが販売されているため、部屋のインテリアに合わせたり、お気に入りのカラーのものを選んだりすることができます。見た目にかわいらしいものが多く、子どもにも人気の素材です。価格も木を使ったものに比べ、低コストなため、コスパ重視の方におすすめの素材です。


学習机の選び方③学習机の収納力

本棚や収納棚を併用する場合

投稿者:letoile__life

学習机を購入する際は、天板のサイズ以外に収納力も大切なポイントになります。低学年のうちはそれほど大きい収納を必要としませんが、一般的に学年が上がるにつれて問題集や参考書などが増えるため収納が必要となるケースも多いでしょう。

本棚や収納棚を併用する場合であれば、学習机本体に収納力がないものでも問題はありません。大学生になっても使い続けられるようなシンプルな本体に、小物などを収納できる標準的な引き出しがあると便利でしょう。

 

学習机の選び方④学習机のデザイン

そのデザイン、大学生でも使える?

投稿者:ak__ie__ie

学習机の購入は、一般的に小学校入学前が最も多いタイミングです。そのため、キャラクターがいるデザインやかわいいデザインを選びがちですよね。しかし、大学生や大人になっても学習机を使うことを考えると、シンプルで装飾の少ない標準タイプの勉強机がおすすめです。

どうしてもかわいいデザインを子どもが好む場合は、子どもの学習意欲を高めるために、デスクマットや学習机に置く鉛筆削りなどを子ども好みにする方法がおすすめです。

学習机の選び方⑤学習机または椅子の高さ調整ができるか

身長に合わせて高さを調整するために

小学生から大学生や大人まで学習机を使用することを考えると、先述したように選び方がとても大切になってきます。そのため、机または椅子で高さ調整機能がついているタイプを選ぶと、身長が伸びても使用できますよ。

学習机をセットで購入する場合、標準でついている高さ調整方法は、①学習机の天板の高さを変えられるタイプ ②椅子の座面と足置きの高さを変えられるタイプ ③机と椅子の両方の高さが変えられるタイプの3種類の方法があります。

せっかく高さやサイズ調整ができるタイプを購入しても「購入時から高さやサイズを変えていなかった」という方も多くいますので購入の際確認して有効活用しましょう。

学習机の選び方⑥あると便利な機能

コンセント

学習に欠かせない手元のライトやPC、スマートフォンなど、勉強をする際にもコンセントが必要になる電気製品は多くあります。

学習机は一般的に、標準でコンセントがついているタイプが多いです。しかし、成長するにつれて足りなくなるケースも多いため、コンセントの口数をあらかじめ確認しておく必要があります。

位置が変えられる収納用品

レイアウトを組み替えられる学習机もたくさん販売されています。体が小さいうちはワゴンを足元に収め、書棚を前に付けて短い距離でのアクションができます。また、体が大きくなったらワゴンを机の外にレイアウトしたり、書棚を側面に付け替えたりするとより機能的でしょう。

書棚の位置で奥行きを変更できたり、書棚を取り外してフラットで大きいサイズの天板にしたりと取り外し可能な点も便利です。そのため、レイアウト変更可能なタイプは大人になっても使いやすいといえます。

フック

学校用品や習い事などのカバンをぶら下げる方法としておすすめなフックも、収納方法として便利です。ランドセルや大きいカバンなどを掛ける場合は、フックの耐荷重などを把握して対応したものであるか確認する必要があります。


真似したい!学習机の実例集

学習机の実例①

投稿者:kanaria_ouchi

こちらの実例では、ワゴン収納の高さが学習机の天板の高さと同じになっています。そのため、机本来のサイズ以上に広く机を使えるところがポイントです。机のサイズをより大きいサイズで使いたい場合には、このように他のアイテムを使用して大きい机にする方法もおすすめといえます。

また、机に標準で設置されている全面の書棚も一部のみにつけられているため、右側は奥行きがあります。将来的にPCを使う場合にも、これなら広いスペースでの作業が可能でしょう。

大手家具メーカーの人気シリーズは、長年にわたりさまざまなアイテムを買い足すことができます。小さい頃は学習机のみでも、中高生になって勉強用品が増えたときは本棚や収納用品を買い足す方法も良いですね。

学習机の実例②

投稿者:ya_ma3638

こちらの実例は、ワゴンとシンプルな机のみのオーダーメイドの学習机です。ナチュラルなフローリングと机の色合いも抜群で、大人になっても使い続けられるシンプルなデザインが魅力的です。無駄な装飾のないシンプルな机だからこそ、集中して勉強ができそうです。

学習机の実例③

投稿者:ths__555

こちらの実例は、ホワイトインテリアでも人気の学習机です。シンプルなデザインで、前面の棚の取り外しもできます。そのため、大きくなったら机のみで使うことが可能です。ある程度成長した子どもであれば、高さ調整機能がないタイプを選んでも良いでしょう。

また、小学校のときにはリビング学習をして、中高生になったら子ども部屋を作るというパターンもありますよね。その際に学習机を購入される場合は、学習机だけではなく奥行きのあるPCデスクなども視野に入れながら、サイズを選択すると良いでしょう。

サイズや選び方のポイントを知って、長く使える学習机を選ぼう!

学習机は成長期の子どもが10年以上使うとなると、サイズや奥行き、機能性などどの年齢に照準を合わせたら良いか、選び方に悩みますよね。

できるだけ長く使用することを考えると、あらゆる状況を想定して子どもに合ったサイズを購入してあげたいものです。

今回紹介したサイズの選び方やポイントをしっかりとおさえて、今のことだけなく未来のことも視野に入れながら親子で納得のいく学習机を購入してくださいね。


※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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