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効果絶大な猫よけはコレだ!野良猫を寄せ付けない方法&最強グッズをご紹介

ペットとして人気の高い猫ですが、野良猫にはお庭や家を荒らす害獣としての側面もあります。「野良猫が住み着いてしまって困っている…」という方も多いはず。

そこで今回は、野良猫を傷つけずに追い払う意外な方法や、技ありグッズをご紹介します。野良猫の対応に四苦八苦している方は、是非ご参考にしてみてくださいね。

目次

猫が来なくなる方法=猫にとって居心地の悪い環境を作ること

まずは、野良猫が寄り付きやすい家と、そうでない家の環境の違いを把握しておきましょう。猫は動物の中でも知性が高く、居心地が悪いと感じる場所には近づきません。だからと言って危害を与えてしまうと、動物愛護法や各都道府県の条例などでは人間側が責を負うことになってしまいます。

猫に直接的な危害を加えない、かつ、猫にとって居心地の悪い環境を作ること。これが猫よけの基本的な考え方になります。早速ですが、猫の苦手な環境とはどういったものか、具体例を見ていきましょう。

猫は硬くトゲトゲした場所や、照り返しの強い地面が苦手

猫の肉球には多くの神経が通っていて、とても敏感だと言われています。飼い猫では、肉球を触られることを嫌がる個体もいますよね。そのため、トゲトゲした地面をとても苦手とします

猫の侵入路になりやすい塀や壁に有棘鉄線のような農業用アイテムを設置すると効果てき面でしょう。猫だけでなく、他の動物や不審者の侵入も防ぐことができます。しかし、本格的なアイテムは人間にとっても扱いが難しいのが難点。現在は、猫用の侵入妨害マットなどの簡易グッズも販売されているので、まずは簡単なものから試してみると良いでしょう。

同時に、猫は照り返しの強い地面を嫌い、芝生や土など接地面の温度が低い場所を好みます。景観にこだわりのない庭のエリアを舗装しておくと、猫が侵入しなくなることがあります。

猫は強烈な匂いや大きな音が苦手

猫は注意力が高く、人間よりも匂いや音に敏感です。ライトを照らされたり、酸の強い匂いが充満していたりする場所を避ける傾向があります。

ライトを使った対策としては、猫などの害獣が近づくと自動的に点灯する照明グッズがおすすめです。猫が活発に活動する夕暮れどきや早朝に活躍します。常時点灯ではないので人の睡眠を妨げません。

匂いを使った対策には、庭の植物に影響が出ない程度に酸性のスプレーを撒いたり、香りの強いハーブを植えたりする方法があります。よく手入れされたガーデニング用の庭は、猫にとって居心地の良い場所になりがちです。複数の対策を念入りにしておきましょう。

猫は自分より大きい生き物が苦手

猫は戦闘能力が高いほうではないので、自分より大きい生き物にはとても臆病です。人間はもちろん猫同士や犬相手でも、何かされるかもしれない相手から極力離れようとします。

とはいっても、人間が直接猫を捕まえようとすると、誤って危害を加えてしまったり逆に人間側が怪我をしてしまうことがあります。猫には直接触れずに、大きな音を出したり猫の近くに水を撒いたりするなど、猫を驚かせるレベルにとどめましょう。「あの家の人間はなんだか猫に厳しい」と猫に認識されるだけで、被害のリスクが減りますよ。

中型〜大型件も猫にとっては天敵です。犬を飼っている家や、犬が通りがかる場所には猫が寄り付きにくくなります。

猫には個体差や適応力があり「確実」な猫よけは存在しない

効果が見込みやすい猫よけはあっても、絶対に猫がいなくなる方法はありません。人間と同じように猫にも個体差があり、触覚が鈍感、匂いに鈍感など、用意した猫よけが効きにくい猫が存在します。また、初めは苦手でも徐々に刺激に適応されてしまう場合があります。

複数の方法を組み合わせ、猫の行動をよく観察して次の手を打つこと。猫が一度いなくなってもすぐに対策を止めないこと。この2つが猫よけにおいて大切です。「試行錯誤」と「継続」こそが、最強の猫よけであると考えましょう。

散布するだけ!猫よけスプレーから始めてみよう

「最近、野良猫が多くて気になっている」「何から始めればいいか分からない」といったように猫の対策に不慣れな方は、猫よけスプレーからは初めてみるのがおすすめです。スプレーの散布は、猫と直接対峙する必要がなく、低価格&気軽に始めることができます。

【トヨチュー】備長炭 木酢液スプレー

ガーデニングなどで日頃からお庭を手入れしている人には、木酢液スプレーがおすすめです。酸性のスプレーは匂いがついているものが多く、木酢液の場合も少し焦げ臭く、酸っぱい匂いがします。用法や用量を守れば人間に害はなく、匂いもさほど気になりません。しかし、嗅覚が敏感な猫にとっては「とんでもない異臭がする場所」として認識されるでしょう。

木酢液スプレーのメリットは、猫だけでなく害虫よけにも効果がある点です。育てている植物にスプレーしておけば、害虫と猫を同時にブロックすることができます。それだけでなく、適度な酢酸は土壌に栄養を与える効果もあり、育成促進や鮮度維持も期待できます。ガーデニング趣味にはまさにうってつけですね。

ホームセンターやネットで安価で購入できる点もポイント。お庭を育てている方は是非活用してみてくださいね。

トヨチュー 備長炭 木酢液スプレー

【自作】ハバネロ(唐辛子)スプレー

スーパーや、家にあるもので対策したいときには、ハバネロスプレーがおすすめです。丸ごとの唐辛子を用意しなくても、一味唐辛子の粉末があればすぐに作ることができます。木酢液スプレーと同様、害虫にも効果があります。

材料

  • 一味唐辛子(粉末):20g
  • ワンカップ焼酎(200ml程度):1本
  • コーヒーフィルター:1枚

作り方

  1. ワンカップ焼酎に一味唐辛子を入れ、よく振って混ぜる。
  2. 暗所で2週間ほど保管する。
  3. コーヒーフィルターで粉末を濾過する。
  4. スプレーボトルに③を入れ、水で100〜300倍ほどに希釈する。

注意点

唐辛子を入れすぎたり散布しすぎたりすると、人間やペットに健康上の被害が出る恐れがあります。最終的な調合はさじ加減になるので、目が染みる・肌が荒れるなどのトラブルが起きやすいです。小さなお子さんやペットがいる家では使用を避けましょう。散布する本人も、眼鏡・手袋・マスクなどを着用しましょう。

また、唐辛子スプレーは猫にとっても有害です。猫に危害を加えない、という観点からも猫に直接吹きかけるのは厳禁です。植物や地面などに間接的に撒くようにしましょう。

【自作】ハッカ油スプレー

ハーブのような香りも猫は苦手です。人間側がなるべく不快に感じないように対策するなら、ハッカ油スプレーがおすすめです。作り方は、ハッカ油と水を混ぜるだけです。人間が感じ取れるレベルの香りがあれば十分です。お気に入りの匂いに調節しましょう。

木酢液スプレーや唐辛子スプレーと比べると刺激は弱めですが、人にとってはリラックス効果もあるやさしいスプレーです。小さなお子さんがいる家庭では、まずはハッカ油スプレーから試してみると良いでしょう。

【P&G】ファブリーズ マイクロミスト フレッシュ・シトラスの香り

「とにかく、すぐに、何か試したい」といったときは、家にある消臭スプレーを撒いてみましょう。特に、柑橘系の匂いのものは猫が避ける傾向があります。ただし、付着力や持続力は他のスプレーと比べると弱めです。猫の侵入経路に集中して撒くなど、ポイントをよく絞る工夫が必要です。

P&G ファブリーズ マイクロミスト フレッシュ・シトラスの香り

効果が長持ち!設置型の猫よけ対策を試してみよう

ここからは、置くだけでOK、かつ、長持ちする猫よけグッズをご紹介します。初心者でも扱いやすいグッズを取り上げるので、スプレー散布と合わせて実施してみてくださいね。

【DAIM】ここダメシート

猫の敏感な肉球では、トゲトゲした場所に侵入しづらいです。侵入経路にトゲトゲのシートを敷いておくと、猫がそこの場所を避けるようになります。屋外であれば、人間は靴を履いているので影響はありません。

トゲトゲしていればどんなものでも効果がありますが、実際に導入するならカットできるシートがおすすめ。猫は足裏の面積が小さいので、少しでも隙間があると障害物を避けて侵入します。シートをカットして、隙間ができないように敷き詰めましょう。

【ニチリウアンドネイチャー】ネコ専用忌避剤 強力猫ブロック

猫の糞尿被害にあっている場所に置くだけの、猫に特化した忌避剤もおすすめです。乾燥剤のような見た目の包装されているタイプなら、雨や風の影響を受けにくくスプレーより効き目が長持ちします。

猫が匂いに慣れてしまわないよう、複数の香りを一定期間でローテーションさせていくのがポイント。忌避剤の効果がさらに持続します。

ニチリウアンドネイチャー ネコ専用忌避剤 強力猫ブロック

【ユタカメイク】ガーデンバリア(ネコよけ・ネコ被害防止)

猫よけを広範囲で実施するのであれば、不快音で猫を追い払う方法が効率的です。一部の人間がモスキート音を不快に感じることと同じく、猫にも不快に感じる周波数が存在します。ユタカメイクのガーデンバリアは、18~23kHzの周波数を周囲に飛ばして猫を追い払います。

人間が感知できる最大周波数は約20kHzなので、子供や若者など人によっては不快に感じるかもしれません。また、飼っているペットに悪影響を与える可能性もあります。センサー式なので常時鳴っているわけではありませんが、耳に違和感を覚えるときには使用を停止しましょう。

ローズマリーなどのハーブを植えてみよう

ガーデニングが趣味の方なら、庭先にローズマリーなどの香り高いハーブを植えておくと、猫が寄り付きにくくなります。ハーブは育てやすく、料理に使えるなどの実用性もあります。猫だけでなく、害虫対策にも効果があると言われています。もし庭の面積に余裕があればところどころにハーブを植えてみましょう。

削った割り箸で猫の侵入を防ごう

簡単に設置できる猫よけとして有名なのが、尖った割り箸を土に刺すという方法です。割り箸を2本に割って、細い側が尖るように削り出します。太い側を地面に斜め45度に刺し、尖った部分をクロスさせるようにしてもう1本を刺します。猫の侵入路が土や芝生の場合におすすめです。

しかし、人間にとっても少々危険なので、削り出しや設置の作業には十分気をつけましょう。その後も、設置した場所にはメンテのとき以外なるべく近づかないようにしましょう。

驚かせるのが効果的!猫を傷つけずに追い払う方法

ここからは猫を傷つけず、驚かせることによって追い払う方法をご紹介します。猫は頭がいい分、一度不快な思いをしたところには近づきにくくなります。一旦猫を追い払ってから、他の猫よけを設置しておくとより効果があるでしょう。

水が苦手な個体に効く!ホースで水を撒く

猫を驚かせる方法で一番効果的なのは、直接対峙です。驚かされた原因そのものだけでなく、驚かせてきたモノにも注意を払うようになるからです。「ここには自分にとって危険な動物がいる」と認識させることができれば、猫が寄り付く機会をグッと減らせます。

一般的に猫は水に濡れることを嫌います。猫の毛は犬と比べて水を弾きにくく水に濡れやすく乾きにくいためです。そのため、水が自分のほうに向かって降ってくるという状況は、猫にとって不快極まりません。しかもそれが雨ではなく、目の前の人間から意図的に水をかけられていることも理解できるでしょう。その人間自体が猫にとって危険人物となり、少なくとも人間の気配がする間は家に寄り付かなくなります。

ただし、ジェット噴射や水圧の強い水鉄砲などで牽制するのはやめましょう。また、水以外のものを吹きかけるのもNGです。あくまで猫を傷つけることのない範囲で実施してください。

光で牽制!猫よけにはペットボトルよりLEDライトが効く

猫には強い光を避ける傾向があります。人間としても、突然強い光をパッと当てられたら驚きますし、不快に思いますよね。

センサー式のライトを使えば、油断していた猫にピカッと光を当てて驚かすことができます。防水機能とソーラー充電機能があれば、庭に設置しておくだけで半自動的に猫を追い払ってくれます。すでに猫の糞尿被害に悩まされている方は、猫のフンを見つけたことのある場所に設置しましょう。

猫には水を入れたペットボトルの反射光も有効と言われていますが、その程度では不快に思っても驚くことはありません。耐性もつきやすいので、光るものは驚かす道具として活用しましょう。

効果絶大!室内への侵入は自動の猫よけスプレーでブロック

猫が家屋へ近づいてきたときに、プシュッとスプレーを噴射する便利グッズがあります。水や光と同じく、猫を驚かせる効果は十分でしょう。市販されているものなので、猫に危害を加える心配もありません。

噴射にはガスを使用するので、植物が密集している場合は冷害の原因になる場合があります。逆に、人間にとっては無害なので、人の生活圏と猫がやってくる侵入経路の境目に置くのが効果的です。スプレーや薬品を使うときと同様、ペットを飼っている方は控えましょう。

フマキラー 猫まわれ右びっくりスプレー

犬猿の仲?犬が立ち寄る場所には猫は寄り付きにくくなる

猫は自分より大きな、得体の知れない動物を恐れるため、犬を飼っている家には猫は寄り付きにくくなります。また、犬の姿が頻繁に見受けられる場所には近づこうとしません。

直接的な対策として犬を飼うのが効果的ですが、猫よけのためだけに飼うには負担が大きいですよね。もし近所に犬を飼っている親戚や友人がいれば、定期的に家に遊びに来てもらったり散歩コースにしてもらったりすると良いでしょう。

猫を傷つけないように注意しよう

猫を驚かせる方法を取るときに重要なのは、決して猫を傷つけないことです。野良猫であっても、猫は動物愛護法での保護対象になっています。たとえ加害の意思がなかったとしても、結果的に傷つけてしまった場合は人間側が罪に問われる可能性があります。野良猫に直接触れたり、モノを振り回して驚かすといった方法は取らないようにしましょう。

庭で野良猫が倒れていたら自治体に連絡を

今回ご紹介した方法では、猫が傷付いたり死亡したりすることはまずありません。しかし万が一、猫が庭で倒れていたら近くの自治体に連絡しましょう。対応方法は自治体によって異なるので、担当者の指示に従って処理してください。

放置するとどうなる?野良猫の実害について解説

野良猫の居場所になってしまうと、別の猫も集まってきてしまう恐れがあります。野良猫の多くは避妊していないので、放っておくとねずみ算式に増えてしまうことも。

猫好きの方はついついお世話をしたくなってしまうかも知れませんが、野良猫はご近所トラブルの元にもなります。野良猫の実害をきちんと理解したうえで、野良猫に対する地域の方針に合わせて対策しましょう。

野良猫のフンは臭いが強い

猫のフンには硫黄が含まれていて、他の動物に比べて臭いが強いことが判明しています。猫はフンを嗅ぎ分けることで、そのフンがオスのものかメスのものかを判別しています。オス猫にとって、フンにはマーキングの役割があります。

飼い猫はキャットフードで臭いをコントロールしたり、香料のついた砂場でカモフラージュできますが、野良猫は猫本来のフンの臭いがそのまま残ってしまいます。フンを処理せずそのままにしておくと、庭に不快な臭いが染み付いてしまいます。

猫のフンを放置すると1日後には大量のハエが群がることも…

猫のフンは臭いが不快なだけでなく、ハエなどの害虫を呼び寄せる元になります。呼び寄せられたハエがフンに卵を植え付けて、数日立たないうちにたくさんのハエがむらがってしまうこともあります。

猫にフンをさせないためには、日頃からの猫よけ対策が大切です。また、家の敷地内や近くの道路で猫のフンを見つけたら、なるべく速やかに処理しましょう。

繁殖期の野良猫は昼夜問わず叫び声を上げる

猫は繁殖期に入ると、人間の叫び声のような奇声を常に上げ続けるようになります。昼も夜も関係なしに鳴き続け、責める相手のいない騒音問題になりがちです。

自分の敷地内はもちろん、地域全体で野良猫を寄せ付けない工夫が求められます。野良猫を可愛がるのは他の人の迷惑になる行為なので、気をつけましょう。責任を持って野良猫を引き取るときも、避妊手術は必ず実施しましょう。

引っかかれたときに感染症になる可能性も

野良猫は体内や外皮に原病菌を持っていることが多いです。マダニに刺された野良猫に人間が噛まれ、被害者が亡くなられたケースもあります。

野良猫は人間を避けるので直接触れる機会は少ないと思いますが、対峙したときは猫に触れないように気を配りましょう。引っ掻かかれたり噛みつかれたときはすぐに病院で診てもらいましょう。

被害がひどい場合は、まずは自治体に相談しよう

野良猫を見つけたとき「拾って育てたい」「駆除したい」など人によって考えはさまざまだと思います。ただし「追い払う以外の行動」に出るときは、まずは自治体に相談しましょう。

野良猫による被害は個人だけの問題でなく、その地域全体の問題として捉えられることが多いです。良かれと思ってやったことが、他の人に迷惑をかけてしまう結果になることもあり得ます。

追い払わずに地域猫として野良猫を保護する方針の地域もあります。自治体によって考え方も異なるので、行動に出る前に必ず相談しましょう。

まとめ

今回は猫よけに有効な方法や便利グッズをご紹介しました。猫よけで大切なのは「試行錯誤」と「継続」です。それぞれの猫によって効き目が変わるので、色々な方法を組み合わせてみましょう。また、耐性がついてしまう場合もあるので、姿が見えなくなった後も定期的に対策をする必要があります。

可愛らしいペットとして人気のある猫ですが、野良猫の甘やかしはNGです。野良猫には可愛さ以上に実害が多く、自分だけでなく地域全体の問題であることを忘れずに。最近では地域猫として保護する試みも広がっているので、追い払いたくないときは自治体に相談してみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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