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暮らしに最適なダイニングテーブルの広さと選び方!人数ごとに考えてみよう

この人に聞きましたcaramel

インテリアコーディネーター インテリア商社勤務中にインテリアコーディネーター、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター2級を取得し、ショールームでの接客やセミナー講師などを経験。主婦の立場から、簡単に取り入れやすいインテリアのコツをご提案していきます。

家の中でも、ダイニングテーブルは大きな面積を占めます。家族の人数や来客の多さ、食事だけでなく勉強や仕事に使うこともあり、サイズの選び方は迷いますよね。そこで今回は、暮らしに最適なダイニングテーブルの広さと選び方について紹介していきます。ぜひ参考にしてください!

人数別ダイニングテーブルの最適なサイズの選び方


家族や友人との食事時間、一人でホッと一息つくティータイム、子どもが学校から帰ってきておやつを食べながらママとのお話タイムなど、ダイニングテーブルは家で過ごす時間に必要なアイテムですよね。

また、LDKの中でもダイニングテーブルは大きな面積を占めており、部屋の印象をガラリと変える大きな存在です。そのため、ダイニングテーブルを新しく購入したい場合は、選び方に悩むことも多いでしょう。

投稿者:amiagram

ダイニングテーブルが大きいと、食事以外にも多目的に使えるため不自由なく生活できます。しかし、部屋のサイズに合わせて天板の大きさを選ばないと、暮らしの生活動線を狭くしてしまいます。

ここからは、一般的にどれくらいの大きさが必要なのかを人数別に紹介していきます。最適なダイニングテーブルのサイズを理解し、購入の際に役立てましょう。

ダイニングテーブルの最適なサイズの選び方①:1人の場合

ダイニングテーブルの最適なサイズは、「1人分に必要な広さ×人数」を基本として計算することが重要です。1人分に必要な広さは、一般的に幅60cm×奥行き40cmとされています。

小学校や中学校で使われている学習机の天板の広さは、幅65cm×奥行45cmや幅60cm×奥行40cmのものが多いです。そのため、1人分のサイズは学校の机をイメージするとわかりやすいでしょう。

投稿者:moca______03

また、一人暮らしの自宅に置く場合は、ダイニングテーブルとリビングテーブルを兼用する場合も多いですよね。

そのため、1人分のサイズよりも一回り大きい幅70cm×奥行き70cm程の正方形ダイニングテーブルや、幅100cm×奥行き80cmサイズの長方形リビングテーブルもおすすめです。

さらに、小さめのリビングテーブルであれば食事以外にも活用できます。移動も簡単にできるので、1Kや1Rなど空間が限られているときにおすすめです。折り畳み式のものを使用することで、テーブルを収納して寝るスペースの確保もできます。

ダイニングテーブルの最適なサイズの選び方②:2人の場合

2人暮らしの場合、ダイニングテーブルのサイズの選び方は、1人で使うときの2倍の広さである幅60cm×奥行き80cmサイズが基本的に必要な広さとなります。

コンパクトなダイニングルームであればこのサイズが基準になりますが、空間にゆとりがある場合は幅120cm×奥行き80cmサイズもおすすめです。

投稿者:sh.atyou

また、幅140cm×奥行き80cmサイズにしておくことで、人数が増えた場合や食事をしながらPCやタブレットでの作業も可能になります。ダイニングルームの広さに応じて、余裕のあるサイズを購入すると多目的に利用できるのでおすすめです。

ダイニングテーブルの最適なサイズの選び方③:4人の場合

投稿者:emiyuto

4人で食事するダイニングテーブルでは、最低でも幅120cm×奥行き80cmのサイズが必要です。人数が多くなる場合はそれ以上のサイズが必要になってきます。そのため、少しゆとりのある幅140cm×奥行き80cmサイズのダイニングテーブルを最初から用意しておくのもおすすめです。

また、子どもがダイニングテーブルで宿題をしている横で、仕事をすることもありますよね。天板のサイズが大きいと作業スペースも広がるので、部屋の広さとのバランスや動線確保も考慮しながら最適なサイズを見つけましょう。

ダイニングテーブルの最適なサイズの選び方④:大人数の場合

投稿者:m.04210421

4人以上の大人数の場合、一般的には「1人分に必要な広さ×人数」でダイニングテーブルのサイズを決めます。そのため、家族の人数が多い場合や来客を招いての食事が多い場合など、ケースに合わせてサイズを割り出してみましょう。

また、子どもの友達が多く来るケースでは、椅子をベンチタイプにしてダイニングテーブルにセットすることもおすすめです。小さな子どもであれば大人のほぼ倍の人数が座れて、有効的に活用できますよ。


ダイニングテーブルの選び方のポイント

ダイニングテーブルの選び方には、サイズやデザインなどの他に注意するポイントがあります。それは、ダイニングテーブルの周辺に必要な空間と、ダイニングルームの広さとのバランスです。

そこでここからは、ダイニングテーブルを置く際にどれくらいスペースが必要なのか、部屋とのバランスはどのように見れば良いのかなど、選び方のポイントを解説していきます。

スムーズに椅子を出し入れできるスペースとは?

ダイニングテーブルの選び方で注意が必要な点は、椅子を動かすスペースや人が通るための通路スペースを確保することです。

投稿者:yyuuuurie0616

LDKの部屋では、一般的にダイニングテーブルやテレビ台、ソファ、リビングテーブルなど一つの空間に大きな家具が集中する場所です。また、最近ではリビング学習などにも対応できるカウンターを設けている家もありますよね。

「部屋の空間に合わせて家具を選んだけれど、動線の確保を忘れて住みにくい…」というケースも少なくありません。そのため、ダイニングテーブルの周辺に必要な空間サイズを把握しておくことが大切です。

ダイニングテーブル周りの空間スペース

椅子をうしろに引いて出入りする場合、ダイニングテーブルの脚からうしろの壁、窓、家具までの空間を60cm以上空けると良いでしょう。また、椅子のうしろが通路である場合は、100cm以上の空間を空けることが理想的です。

肘掛け付きの椅子である場合は、椅子を体よりうしろに下げた状態で立たなければいけないので、普通の椅子よりもゆったりとした空間を確保する必要があります。

また、食事を運ぶときに広さがないと、毎日小さなストレスが溜まってしまいます。部屋の間取りや家具の配置など、実際の生活や食事の際のイメージをしたうえで最適なサイズを選びましょう。

ダイニングの広さとダイニングテーブルの大きさのバランス

一般的に家具の専有面積は、部屋の広さに対して3分の1までが理想的とされています。先述で人数別にダイニングテーブルの最適な天板サイズを紹介しましたが、部屋の面積に対してダイニングテーブルが大きい場合は考え直す必要があります。

その際は、ダイニングテーブルでの食事の時間かリビングでゆったりと過ごす時間か、どちらの専有面積に重きを置くのか考えましょう。家族にとってダイニングテーブルを設置することは理想的かどうか話し合い、メリハリのある空間作りをしましょう。

リビングテーブルセットとダイニングテーブルセットの両方を入れることが難しい場合、ダイニングテーブルとソファを組み合わせた「ダイニングソファ」がおすすめです。

テーブルとソファーを組み合わせることで、4つのアイテムを2つのアイテムにおさえられます。また、空間が狭い場合は多目的に使える家具にするだけで空間にゆとりが生まれます。部屋があまり広くない場合は、ぜひダイニングソファも検討してみてください。


食事以外の目的がある場合

来客が多い場合

来客が多い場合は、いつもどれくらいの人数を呼ぶことが多いのか想定し、人数別に最適なダイニングテーブルのサイズを割り出しましょう。

大きなダイニングテーブルによって生活動線の確保が難しくなり、日常生活が不便になるというのは本末転倒です。来客の頻度にもよりますが、伸長式のダイニングテーブルを配置することもおすすめですよ。

投稿者:ayaconoie

普段は家族の人数に合わせてコンパクトサイズで利用し、来客時や必要なときにだけ天板を伸長して使用すると、どちらの場合にも便利でスペースにも困りません。

こちらの実例では、キッチンを囲うようにカウンターテーブルがつくられており、テーブルの一部が伸長できるタイプになっています。食事の場もカフェのように大人数での会話も盛り上がれそうな、素敵な空間に仕上がっていますね。

ダイニングテーブルを学習机として使用する場合

小さな子どもがいる家庭では、ダイニングテーブルが学習や遊びの場となるケースもあります。大人が家事をしながら子どもの様子を見守れたり、子どもが勉強中でもわからない問題をすぐに聞くことができたりと、安心して勉強ができると人気のリビング学習スタイルです。

子どもが成長したら自分の部屋での学習に切り替わることも多いですが、小さい子どもが机にものを広げて工作や絵を描く場合、通常のダイニングテーブルの最適サイズよりも少し広さに余裕があるものを選ぶと、ストレスなく作業ができるでしょう。

必要となる動線をしっかりと確保したうえで、10~20cm程度大きめのものを購入すると、子どもが成長した後にも利用できます。長い期間ダイニングテーブルを活用したい際は、この選び方がおすすめです。


真似したい!素敵なダイニングテーブル実例集

ダイニングテーブル実例①

投稿者:yuuko_ouchi

こちらは、キッチンカウンターの横にダイニングテーブルを設置した実例です。キッチンの調理台とダイニングテーブルの高さ、幅が揃っているので、スッキリと美しいレイアウトになっています。

このような配置を「ダイニングキッチン」と呼び、リビング学習がスムーズにできたり食事の配膳や片付けが簡単にできるとして、最近人気を集めているレイアウトです。家族とのコミュニケーションを増やしたい方にもおすすめです。

また、キッチンカウンターと一体化したダイニングキッチンも販売されています。新築やキッチンリフォームのときでの選択とはなりますが、一つずつ配置する場合に比べてコンパクトに収められますよ。

横長リビングや縦長リビングにおすすめのスタイルなので、気になる方はぜひダイニングキッチンも検討してみましょう。

ダイニングテーブル実例②

投稿者:rinoouchi

こちらは、ダイニングテーブルの椅子の片方をベンチタイプにしている実例です。家族の人数が多い場合や子どもの友達がたくさん遊びに来る場合は、このようなベンチタイプのダイニングチェアがおすすめですよ。

また、ベンチタイプの椅子には、座面の中にものを収納できるタイプも販売されています。ものが増えてしまうリビングやダイニングでは、空間をスッキリとさせるお助けアイテムになるでしょう。リビングの片付けがうまくできないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみましょう。

ダイニングテーブル実例③

投稿者:doraco0331

こちらは、キッチンカウンターをダイニングテーブルとして使用している実例です。キッチンとの距離が近いため、調理しながら家族と会話をしたり、簡単に料理の配膳ができたりします。また、カウンターで宿題をしているお子さんを見守れるので、最近人気のスタイルです。

システムキッチンの一般的な横幅は180~300cmのものが多いのが特徴です。そのため、キッチンの横幅にカウンターを付けることで、3~5人の家族が横並びで食事を取ることもできますよ。

奥行きは1人分の40cm以上を確保すると広さも十分なので、ダイニングテーブルを別に設置する場合と比べても空間の節約になり、リビング空間の広さを確保できます。

ダイニングテーブル実例④

投稿者:botanical.0715

こちらの実例では、ダイニングテーブルの中央に生花を飾り、おしゃれなカフェの雰囲気を味わいながら食事を楽しめる空間になっています。実例のように大きめのダイニングテーブルが、生花とマッチしていますね。

シックなダークブラウンのダイニングテーブルに色目を抑えた生花が飾られていて、色の選び方や生花の選び方にもセンスを感じさせます。このように、サイズが大きめのダイニングテーブルを選ぶことで、お花やグリーンを飾ることもできます。

暮らしに最適なダイニングテーブルのサイズを知って、快適な暮らしを!

いかがでしたか。ダイニングテーブルに必要なサイズは家族の人数によって決まりますが、ダイニングルームの広さや食事以外の使用目的、来客の多さなど、それぞれの条件によって最適な広さは変わってきます。

ダイニングテーブルの選び方では、生活動線の確保や家具の専有面積の割合など、今回紹介したいくつかのポイントをおさえることが大切です。どのような暮らしをしたいか一つずつイメージして、最適なダイニングテーブルを購入してみましょう。


※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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