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使いやすいソファとテーブルの高さの差って?目的にあった目安やサイズの選び方を解説


この人に聞きましたcaramel

インテリアコーディネーター インテリア商社勤務中にインテリアコーディネーター、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター2級を取得し、ショールームでの接客やセミナー講師などを経験。主婦の立場から、簡単に取り入れやすいインテリアのコツをご提案していきます。

ソファやテーブルを選ぶ際に、デザインや大きさだけで決めてしまって「使いにくいかも…」と悩む方はいませんか?この悩みは、家具の高さのバランスを合わせることで解消します!そこでこの記事では、ソファとテーブルの目的に合ったサイズや高さのバランスについてご紹介します。

 

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使いやすいソファとテーブルの高さの選び方とは?

ソファとテーブルの選び方は、どのようなことを重視して選びますか?ソファの前に置くローテーブルのレイアウトは、多くの方がソファの座り心地やテーブルのサイズなどを重視して購入し、レイアウトしています。

しかし、テーブルとソファの高さのバランスを意識して購入している方は少ない傾向にあり、この選び方があなたの身体を疲れさせる原因となっているかもしれません。

ソファはくつろぐ場所であるため、テレビを見たり本を読んだりとリラックス目的の場合はテーブルの高さが気にならないでしょう。しかし、食事を取ったりPCを使ったりする場合は、ソファとテーブルの高さのバランスやサイズの選び方は大切です。

ソファとテーブルの選び方、どちらを先に選ぶ?

それでは、選び方としてソファとテーブルのどちらを先に購入したら良いでしょうか。セット販売のものは、ある程度の高さのバランスが取れているため悩みも少なく感じるかもしれません。しかし、使う目的によってはセットのものでも疲れやすいと感じてしまうかもしれません。

選び方の順番は、ソファで主にしたい目的を明確化したうえで、まずはソファを選ぶと良いでしょう。座り心地や座面はどれくらいの硬さが目安か、同時に複数座る場合はサイズが適切かなど、目的に合わせてソファから選びましょう。

人間工学に基づいたソファの座面の高さの目安として、以下のような計算式があります。例えば、160cmの身長の方に合ったソファの座面の高さの目安は、36.8~40cmとなります。


身長から考えるソファの座面の高さ

身長×0.25cm

ソファとテーブルの高さの距離「差尺」とは?

ソファが決まったら、目的に合わせてテーブルの高さを決めましょう。この際に注意することは、高さのバランスが座面とテーブルの高さまでの距離です。

ソファの座面からテーブルまでの高さの差異を「差尺」と呼びます。

こちらは、ダイニングテーブルとソファの組み合わせです。このように食事をメインでする場合であれば、理想的な差尺は27~30㎝となります。差尺は使用目的によって、数値が変わります。

今回は、主な4パターンに分けて適切な差尺を解説していきます。

尚、この後紹介していく例についてはあくまでイメージとなります。参考にする際はご自身のテーブルやソファで実際の差尺を測ってみましょう。

 

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ソファとテーブルの高さのバランス①くつろぐ場合

くつろぐ場合

ソファでリラックスすることを主な目的とする場合は、ソファとテーブルの差尺にこだわる必要はありません。飲み物を置きたいなど簡単な用途のときは、テーブルの高さを座面と同じ高さにするか、ソファの座面よりも10cmほど低い高さを目安にすると良いでしょう。

飲み物や本などを置きたい場合、大きなローテーブルをレイアウトするのではなく、ソファの横に小さいサイズのサイドテーブルをレイアウトすると便利ですよ。

テーブルをレイアウトすることで足を伸ばせない場合や、テレビ・ローテーブル・ソファまでの距離がゆったりと取れない場合など、部屋の大きさのバランスを見ながらテーブルのサイズや高さの目安を決めましょう。

くつろぐ場合:事例①

投稿者:doraco0331

こちらの事例では、ソファとテーブルの間にしっかりとスペースを取り、足を伸ばしてリラックスできるレイアウトになっています。テーブルをガラステーブルにすることで、サイズはある程度大きいですが圧迫感もなくなり、より広がりを感じさせるリラックス空間となっています。

くつろぐ場合:事例②

投稿者:chay__ttt

こちらの事例では、ソファの横に小さいサイズのサイドテーブルをレイアウトしています。飲み物を置くだけの場合は、小さいサイズのサイドテーブルをレイアウトすることで、ソファに座ってゆったりと足を伸ばせます。リラックスできる空間も作れるのでおすすめです。

また、サイドテーブルは簡単に移動できるコンパクトタイプが多いので、ソファの前で作業したいときでもレイアウトがスムーズにできます。家具のサイズも小さいため、ソファテーブルの選択肢としてもおすすめです。

 

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ソファとテーブルの高さのバランス②食事をする場合

食事をする場合

ソファに座って食事をする場合は、ソファとテーブルの高さのバランスが重要です。食事を取るときに理想的な高さは、ソファの座面からテーブルまでの高さが27~30cmです。そのため、テーブルのサイズもある程度必要になるので選び方には注意しましょう。

リビング空間にゆとりがない場合、ソファダイニングもおすすめです。ソファダイニングとは、ダイニングテーブルとソファを掛け合わせたものです。ダイニングテーブルセットとソファセットを一つにすることで、空間を広く使えます。

また、ソファで食事を取ることをメインで考えると、小さな子どもがいる場合のソファの選び方はかなり大切になってきます。子どもがいる場合はカバーが取り外し可能で洗濯できる素材や、サッと拭き取れる合皮素材のソファにすることをおすすめします。

食事をする場合:事例①

投稿者:ichisworks

こちらの事例は、ブックカフェのソファとテーブルをレイアウトした一例です。ゆったりとソファでくつろぎながら食事ができ、家族や友人との会話もはずみそうですね。

食事後はそのままゆっくりとくつろぐこともでき、長時間いたくなるような空間です。クッションを置くことで、さらに実用的な使い方ができますね。

食事をする場合:事例②

こちらは、ダイニングソファと椅子を組み合わせたレイアウトの一例です。ソファタイプにすると人数が増えたときにも対応ができます。このようにソファを壁付けにし、ダイニングテーブルを壁側に寄せたレイアウトの選び方は、空間を広く使えるのがメリットです。

また、限られた空間のリビングに本棚やチェストなどの家具をレイアウトしたい場合は、空間を有効活用できるダイニングソファがおすすめです。

 

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ソファとテーブルの高さのバランス③勉強をする場合

勉強や仕事をする場合

ソファに座って勉強や書き物をする場合、ソファの座面からテーブルまでの高さの差尺を27~30cmにすることが最適な目安です。短時間であればソファでの勉強も問題はありませんが、長時間はおすすめとはいえません。

またサイズの合わないテーブルや椅子の高さは、集中力の低下や視力の低下、姿勢の悪化を引き起こしてしまいます。そのため、長時間勉強する際は部屋を変えることや学習机のように身長に合わせて高さが調節できるタイプをリビングに設置することも検討しましょう。

勉強する場合:事例

投稿者:ayaconoie

こちらの事例では、ソファの前にサイドテーブルをレイアウトしています。高さのあるサイドテーブルは、ちょっとした書き物などをするときに便利です。また、ソファの前にレイアウトすると、飲み物を少し置きたいときにも利用できますね。

サイドテーブルの選び方は、ソファの脚とサイドテーブルの脚の素材を統一するとまとまりのある空間になります。木製の脚のソファであれば木製のサイドテーブル、ステンレス製の脚のソファであればステンレス製のサイドテーブルにすると良いでしょう。

 

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ソファとテーブルの高さのバランス④PC作業をする場合

PC作業をする場合

テレワークが普及し、自宅で仕事をされる方も増えていますよね。書斎がなくてソファに座って仕事をする方も多いです。自宅の仕事環境が整っていないため、会社で仕事をしているときよりも肩こりや腰痛などの弊害に悩まされていませんか?

腰痛や肩こりが起こる方は、ソファとテーブルの選び方を見直してみると良いでしょう。一般的にPC作業をする場合の理想的な目安は、ソファの座面とテーブルの高さの差尺が27~30cmといわれています。

しかし、体格によって理想の高さの目安は変わってきます。そのため、以下の計算式を参考に自分に合ったサイズや高さの目安を見つけましょう。


テーブルと椅子の適切な高さを求める計算式

  • 適切な座面の高さ(cm)=身長×0.25
  • 最適な差尺(cm)=身長×1/6

 

一般社団法人日本オフィス家具協会

こちらは「一般社団法人日本オフィス家具協会」が出している、人間工学的に理想とされる差尺の目安を求める計算式です。長時間の作業による肩こりや腰痛、目の疲れなどがある場合、この計算式を元に作業スペースを見直してみると疲れが軽減されるでしょう。

また、PCの場合は画面を見上げる状態で作業を続けると、目の疲れや頭痛を引き起こしやすくなるといわれています。座面の高さをクッションなどで調整し、画面を見下げる状態を作りましょう。

PC作業をする場合:事例①

こちらの実例は、ソファに座っても高さがあるテーブルを使って、PC作業をしています。背中を丸めることなく、自然な姿勢でPC作業を行えます。軽量タイプのテーブルであれば、PC作業や書き物をする場合には近づけ、飲み物を置く場合には、端に寄せたり、さまざまな使い方が可能です。

PC作業をする場合:事例②

こちらはお子さんがソファに座ってPC作業をする場合です。子どもであれば、身長が低いので、差尺が低い方が身体に合います。例えば130㎝の子どもであれば、20㎝程度の差尺となります。

最近では、PCやタブレットを用いた学習も増えてきているので、このようにリビングのソファに座って勉強することもあるでしょう。そのような場合は、クッションなどを使って、できるだけ良い姿勢を保てる環境を整えてあげましょう。

 

投稿者:jy_favorite_days

ソファとテーブルの高さのバランスを守って、快適ライフを!

今回は、ソファとテーブルの差尺の目安についてご紹介しました。ソファの選び方は座り心地を確かめ、おしゃれな空間になるように選んでいる方が多いですが、テーブルとの高さのバランスを見極めて選ぶことで快適な暮らしにつながります。

在宅ワークが増えた近年は、慢性的な肩こりや腰痛に悩む方も増えました。もしかすると、現在使用しているソファとテーブルの高さのバランスが関係しているかもしれません。

生活の中でソファを使うシーンを思い浮かべながら、今回ご紹介した高さの目安を参考に差尺のバランスを見直し、より快適な生活を送りましょう。 

 

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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