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おしゃれなソファーを選ぶポイントとは?4つ押さえて理想の1つを手に入れよう


この人に聞きましたmashley

インテリア家具コンシェルジュ 最適な家具を提案する家具コンシェルジュでさまざまな媒体にインテリア・ライフスタイル記事を寄稿するライター。ブログ「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」ではデザインの小話や家づくり・暮らしに役立つ情報を発信中。椅子コレクターで、現在26脚の椅子とともに楽しく暮らす。最近空き家付きの山林を購入し、セルフリノベーションやアウトドアも満喫中。

ソファーは色や形の種類が多く、選び方に悩む家具です。またくつろぐための家具として、座り心地にもこだわりたいと考える方も多いのではないでしょうか。今回は、おしゃれで快適なソファー選びについて解説します。4つの基本ポイントを押さえて理想の1つを手に入れましょう。

ソファーの選び方でやりがちな失敗

理想のソファーを手に入れるためには、おしゃれさと快適さの両方が必要です。ただ、いざ選ぶ際にはどちらを大事にするか迷うこともありますよね。ソファー選びでやりがちな失敗を踏まえ、どうすれば後悔のない選び方ができるのかを考えてみましょう。

選び方の失敗①インテリアとの調和を考えずに選ぶ

「おしゃれなソファーだ」と思って好みの色柄だけで選び、いざ部屋に置いてみると思っていたのとは違う部屋になることもありますよね。これは自宅インテリアとの調和を考えずに選んだことが原因です。ソファーそのものがおしゃれでも、インテリアとしておしゃれかどうかは異なります。

選び方の失敗②サイズや座り心地を確かめずに選ぶ

デザインのおしゃれさに一目ぼれしてサイズを考えずに購入すると、大きすぎて部屋に入らなかったり圧迫感のあるインテリアになったりします。反対に小さすぎると使い心地が悪くなります。また座り心地を確かめずに買うと、腰痛などを引き起こすこともあるでしょう。

選び方の失敗③目的を考えずに選ぶ

そもそもどんな目的で「おしゃれなソファー」を手に入れたいのでしょうか?ソファーにはくつろぐ役割やリビングをおしゃれに見せる役割がありますが、目的を明確にしなければ誤ったサイズや形状を購入することにつながります。

選び方の失敗④人気ブランドや有名ブランドの名前だけで選ぶ

人気ブランドや有名ブランドのソファーは一定の品質を保ったものが多いですが、人気の製品が自分の求める「おしゃれなソファー」とは限りません。好みや座り心地を考えずにブランド名だけで選ぶと、しばらく使う内にしっくりこないと感じる場合があります。


理想のソファーを選ぶために知っておくべきこと

理想のソファーを選ぶためには、ソファーの素材や形状など基本的知識への理解が必要です。種類によって見た目のおしゃれさだけでなく、ソファーの機能も変わります。ここでは「衝撃吸収材」「張り素材」「形状」「スタイル」「サイズ」について解説します。

座り心地を左右する衝撃吸収材の種類

ソファーの内部構造は、ウレタンなどのクッション材とバネなどの衝撃吸収材で構成されます。特に衝撃吸収材は各素材の特徴が全く異なり、選び方によって座り心地が変わります。以下の表に主な種類と特徴をまとめました。

クッション材の種類

クッション材の種類

特徴

ポケットコイル

袋入りの金属 

点で支える 

フィット感あり

コイルスプリング

金属 

面で支える 

安定感あり

Sバネ

金属 

面で支える 

弾力性は控えめ

ウェービングテープ

布製 

軽い 

きしみがない

衝撃吸収材の種類別の選び方

柔らかさやフィット感を重視するなら、体に沿うようにバネが沈むポケットコイルがおすすめです。程よい硬さを求めるなら、コイルスプリングやSバネがよいでしょう。座ったときのきしみを気にするなら、ウェービングテープをおすすめします。

デザインと肌触りを左右する張り素材の種類

Furniture manufacture. Upholstery sofa fabric

ソファーの張り素材はファブリック、本革、合皮の3種類です。種類によってデザインが与える印象や触り心地が異なります。以下の表に各種類の特徴をまとめましたので、おしゃれで快適なソファー選びの参考にしてくださいね。

張り素材の種類

ファブリック

本革

合皮

デザインの印象

カジュアル

高級感

製品によって異なる

肌触り

さらり

しっとり

つるつる、もちもち

お手入れと耐久性

水に弱い

本革よりお手入れしやすい

水に弱い

お手入れに気を使うが 経年変化を楽しめる

水に強い

お手入れは楽だが 耐久性は低い

通気性

良い

やや良い

悪い

価格

価格帯は幅広いが本革より安い

高い

本革より安い

こんな方におすすめ

豊富な色柄から選びたい

夏も冬も快適に使いたい

お気に入りを長く使いたい

変化を楽しみたい

価格を抑えたい

お手入れを楽にしたい

張り素材の選び方①色柄の豊富さが人気のファブリック

ファブリックの特徴は色柄の豊富さや肌触りのよさ、通気性のよさです。好みのデザインでおしゃれな部屋を実現したい方、夏も冬も快適に座りたい方におすすめします。水に弱い欠点はありますが、カバーを取り外しできるタイプを選ぶとお手入れが簡単です。

張り素材の選び方②高級感が人気の本革

本革の特徴は高級感と使い込むことで生まれる味わいです。価格は合皮より高い上に、質感が悪くて安いものもあります。水や摩擦に弱い欠点があるため小さな子供やペットのいる家には不向きですが、お手入れをしながら経年変化を楽しみたい方にはおすすめです。

張り素材の選び方③お手頃感が人気の合皮

合皮の特徴は本革よりも安く、お手入れしやすいことです。質感はブランドや製品によって異なり、つるっとしたPVCレザー、もちもちしたPUレザー、起毛タイプなどがあります。本革より耐久性は劣りますが、手頃な価格で部屋をおしゃれにしたい方にはおすすめです。

インテリアと使い心地を左右するソファーの形状

ソファーの形状を大きく分けると、スタンダートソファー、カウチソファー、コーナーソファーの3種類です。サイズや肘掛けの有無など他の要素を組み合わせると細分化されますが、まずは3種類の特徴を押さえるとおしゃれで快適な理想のソファーを選びやすくなります。

形状①定番人気のスタンダードソファー

一般的なソファーの形で、どのブランドでも種類が多い人気のタイプです。形状はシンプルですが、張り素材の色柄やサイズによってインテリアに与える印象が変わります。くせがないため使いやすく、迷ったらスタンダードソファーを選ぶとよいでしょう。

形状②大人数で使う方に人気のコーナーソファー

L字型のソファーで、L字の両方に背もたれがあるためリビングを囲むように座れます。家族や友人とリビングで過ごしたい方に人気です。サイズが大きく異なるため、広いリビングがある住宅におすすめします。ラグジュアリー感がおしゃれなインテリアにぴったりです。

形状③くつろぎたい方に人気のカウチソファー

L字型ですが、L字の片側に背もたれがありません。これはコーナーソファーと用途が違うためで、長い部分に脚を伸ばして座れます。見た目のおしゃれさだけでなく、ゆったりとくつろぎたい方に人気です。コーナーソファーと比べて小型も多く、導入しやすいソファーです。

おしゃれさと使い勝手を左右するソファーのスタイル

ソファーは脚や肘掛けの有無の違いでスタイルが変わり、見た目のおしゃれさだけでなく使い勝手にも影響します。

脚の有無でおしゃれさと使い勝手が変わる

脚の有無で見た目のおしゃれさや使い勝手が変わります。脚があるスタイルはすっきりとしたおしゃれさがあり、通気性がよいメリットがあります。一方、脚がないスタイルはどっしりとした安定感や重厚感があり、床と近いため子供も座りやすいソファーです。

肘掛けの有無でおしゃれさと用途が変わる

肘掛けのあるスタイルは腕を置いて座るのに便利ですが、その分座面が狭くなり小さいソファーだと横になるのは困難です。肘掛けなしは横になるのに適しており、すっきりとして見えます。シンプルなおしゃれさを求める方や横になりたい方には肘掛けなしがおすすめです。

スタイル

おすすめのおしゃれなテイスト

使い勝手のメリット

脚つき

シンプル、スタイリッシュ

通気性がよい

脚なし

ラグジュアリー、和モダン

床生活にも適している

肘掛けあり

どのテイストにも合わせやすい

正しい姿勢で座れる

肘掛けなし

シンプル、ミニマル

横になれる

使う用途を左右するソファーのサイズ

ソファのサイズで人気なのは一人掛け、二人掛け、三人掛けです。二人掛けと三人掛けの中間サイズや、コーナータイプに多い四人掛けもあります。人気のサイズと横幅の寸法について以下の表にまとめました。なお寸法はあくまで目安で、ブランドや製品によって異なります。

各サイズの横幅の寸法の目安

一人掛け

約80cm前後

二人掛け

約140cm前後

三人掛け

約200cm前後

座り心地や動線を左右する奥行きサイズ

ソファーは幅だけでなく、奥行きサイズにも違いがあります。奥行きが狭いと動線の邪魔にならないメリットがありますが、ゆったりとは座れません。一方奥行きが広いものは場所をとりますが、くつろいで座れます。

一般的な奥行き

約80cm前後

奥行きが狭いタイプ

約70cm前後

奥行きが広いタイプ

約90cm〜

部屋の開放感と座り心地を左右するソファーの高さ

ソファーの高さは部屋の開放感と座り心地を左右します。背の高いハイバックソファーはゆったりと座れますが、部屋に圧迫感が出ます。一方背の低いローソファーは部屋が開放的に見えるので、シンプルなおしゃれさを目指すならローソファーがおすすめです。

地面から背もたれまでの高さ

一般的なソファーの高さ

80cm前後

ローソファー

60〜70cm前後

ハイバックソファー

80〜90cm前後

POINT

ソファーのサイズ目安の覚え方

一人掛けソファーのサイズ目安は、幅80cm×奥行き80cm×高さ80cmです。幅の80cmには、座面幅60cmと両端に10cmずつの肘掛けを含みます。これを覚えておくと、レイアウトをイメージしやすくなります。例えば二人掛けは座面幅が二倍になるので、(60×2)+10+10で全幅が140cmです。ただあくまで目安ですので、購入の際は実際の寸法をブランドのHPや店舗などで確認しましょう。


おしゃれで快適なソファー選びの4つの基本ポイント

それでは基礎知識を踏まえて、おしゃれでかつ快適な理想のソファーを選ぶための4つの基本ポイントを紹介しましょう。

選び方のポイント①目的に合わせてソファーの種類を選ぶ

ソファーには様々なブランドや種類があります。「長時間座って映画を見たい」「横になって過ごしたい」「グレーのソファーを置いてスタイリッシュでおしゃれな部屋にしたい」など、明確な目的を確認してから選びましょう。

サイズ感によって部屋のバランスが決まる

一人掛けや二人掛けなどのサイズは、あくまで座る人数の目安で必ずしも二人掛けが二人用とは限りません。二人で使う場合も、ゆったりと座りたい方や横になりたい方には三人掛けがおすすめです。ただ、狭い部屋に大きなソファーを置くと圧迫感が出るので注意しましょう。

選び方のポイント②レイアウトを考えてサイズを選ぶ

部屋のおしゃれさはソファーのデザインだけで決まるものではありません。適切なサイズのソファーを選んで家具と家具の間に程よい余白を作ると、部屋がすっきりとしておしゃれに見えます。また余白作りは部屋をおしゃれに見せるだけでなく、生活動線の確保にもなります。

部屋が使いやすくておしゃれになるソファーの配置

投稿者:abouthome_yuhe

ソファーの前には30〜50cmのスペースが必要だといわれています。座るための通路や足元のゆとりとして最低30cm、ソファーの前にリビングテーブルを置く場合は50cm以上が必要です。適切なスペースを設け、使いやすくて見た目もおしゃれな部屋にしましょう。

選び方のポイント③座り心地を考えて素材を選ぶ

ソファーは内部構造材や張り素材によって座り心地や肌触りが変わります。ソファーは家具の中でもサイズが大きく、一旦購入すると処分や買い替えが困難です。見た目のおしゃれさやブランド名だけでなく、自分に合った座り心地を選びましょう。

店舗でチェックする際のおすすめポイント

座り心地は店舗に行って確認しましょう。その際できるだけ様々な姿勢をとり、長時間座ることをおすすめします。短時間だと本当の使い心地がわからないためです。気に入ったものがあれば、お店の方に製品やブランドの特徴について聞きましょう。

選び方のポイント④インテリアに合わせてデザインを選ぶ

ソファー自体のおしゃれさだけでなく、インテリアに合うかどうかを考えて選びましょう。ソファーはリビングの主役となる家具なので、色・形・柄が部屋の印象を左右します。衝動買いではなく、計画的に選びましょう。

色を選ぶコツ

色を選ぶ際は同系色か強調色のどちらが良いかをを考えることが大切です。同系色はシンプルなおしゃれさの部屋にしたい場合におすすめです。ソファが部屋に同化するため、圧迫感を感じにくくなります。逆に強調色はお部屋のメリハリになるため、個性的でおしゃれな部屋やソファーを際立たせたい場合におすすめです。

その際ソファーとラグ・カーテンの色は、そろえるかどうかよりバランスを意識して考えましょう。例えば画像のソファーはダークブルーで、ラグやアクセントクロスも暗めです。カーテンも暗めの色でそろえると重々しい雰囲気になりますが、ベージュにすることでバランスをとっています。

お店で実物を見ながら相談するのもおすすめ

インテリアに合うソファーの選び方に迷ったら、家具店に相談しましょう。お店には、様々なブランドのソファーや張り素材のサンプルがあります。実物を見ながらプロに聞くと選びやすくなります。自宅の写真を撮って持っていけば相談がスムーズです。

おしゃれで快適なソファーで過ごそう

理想のソファー選びでは、見た目のおしゃれさと快適さの両方が必要です。またソファー単体のおしゃれさだけでなく、部屋との相性を考えて選ぶと後悔のない選び方ができます。ポイントやコツを踏まえ、理想のソファーを選んでおしゃれで快適な部屋にしましょう。


※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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