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一戸建てをリフォームしたらいくらかかる?費用相場やリフォーム事例を解説


この人に聞きました夏目あや子

一級建築士 おうちを楽しく育てる暮らし「おうち育」を提案しています。 収納・100均リメイク・DIYなどおうちに関する楽しいアイディアをSNSで発信中していますのでぜひご覧ください!著書「なつめさんちの新しいのになつかしいアンティークな部屋つくり」や 雑誌掲載・TV出演・コラム執筆・空間プロデュースなど幅広く活躍中です。

「一戸建てのリフォームって、費用はどのくらいかかるのだろう?」「どんなリフォームがあるのだろう?」リフォームを考えるときにまず疑問に思うことですよね。この記事では、戸建てのリフォームについての費用やリフォームの施工事例、注意点などを解説していきます。

目次

戸建てのリフォームの費用相場とは?

戸建てはリフォーム費用の幅が広い

戸建てを持っている方なら一度は考えるリフォーム。戸建てのリフォームは実に幅広い内容で施工されており、当然値段の相場もかなり幅が広いです。

その戸建ての状態や、何を目指してリフォームするのかでも値段の相場が変動します。そのため、いくらぐらいかかるのか費用相場や目安が見えにくいと思います。

全面的なリフォームか?箇所別リフォームか?

全面的な戸建てリフォームでも、「表面的な改装だけなのか?」「間取り変更も含むリフォームなのか?」で費用が数百万円~2,000万円以上と内容によってかなりの差が出ます。一方、劣化した箇所の補修などであれば、部分的な箇所のリフォームで済む場合も多く、屋根の補修や設備機器のみのリフォームなど、必要な箇所のみであれば費用も抑えられます。

戸建てを全面的にリフォームするときの費用の目安

戸建てを全面的にリフォームする場合、大きく分けると以下のようになります。

表層リフォーム

表層リフォームとは、間取り変更などを伴わず、壁紙や床材の貼り替え、ユニットバスや洗面、キッチンなどの設備機器の交換など見た目や見える箇所をきれいに施工するリフォームです。

内装だけの表層リフォームであれば全面リフォームの中でも一番安価で施工することができ、デザインなどにこだわりがなければ、坪単価20~30万円程度の費用が目安になります。もちろん選択する設備機器の値段などで費用に幅が出ます。

中古の戸建て住宅を購入してリフォームする場合、設備や内装など最低限の箇所をリフォームして費用を抑える事例もあります。30坪の戸建て住宅の表層リフォームは500万円程度が目安で、1000万円あたりまでが平均価格帯になります。

スケルトンリフォーム

スケルトンリフォームとはその名の通りスケルトン、透明にするという意味で、柱や梁などの構造体、基礎以外はすべて解体してリフォームする施工方法です。築年数が古い場合に行われることが多いです。

ほぼ解体するため、新たな工事によって戸建て全体の断熱性能や耐震性能を高めることができます。スケルトンリフォームは費用事例でも1000万円を超える工事が多く、2000万円を超えることも少なくありません。

また30坪の戸建てであれば、おおよそ1500万円が平均の費用目安です。大胆な間取り変更も可能で、希望の暮らしに合った戸建て住宅が完成するはずです。

戸建てリフォームの箇所別費用相場

それでは戸建てを部分的にリフォームしたい場合の平均の費用相場はどのくらいなのでしょう?。業者によっても差が出ますが、予想されるいくつかの箇所別に工事内容や値段の目安をご説明します。

リビングなど居室のリフォーム費用相場

リビングなどのリフォームは、築20年を超えた戸建て住宅に人気のある内容で、壁紙の貼り替えや床材の交換などでリフレッシュする事例が多いです。そのほか間仕切り壁を撤去して広くする工事も多く、平均価格帯は50~100万円が目安です。

壁紙や床材の交換だけであれば、10畳の洋室で平均20万円程度の値段が目安ですが、材料のグレードによってもちろん差はあります。補修箇所があればその分値段も上がりますので注意してください。

キッチンのリフォーム費用相場

古いキッチンを新しくしたいというリフォームの費用相場はおおよそ100万円が平均、80~150万円程度の範囲が値段の目安になっています。内容としてはシステムキッチンの交換のほか、交換にかかわる設備や電機の工事、壁や床の内装工事が主となります。

キッチンのリフォームの場合は、一緒に内装工事や造作工事を行う事例が多くあるため費用相場は平均100万円となっています。キッチンそのものの交換であれば値段の安いシステムキッチンだと60万円程度でも可能な場合があります。

お風呂・洗面室のリフォーム費用相場

洗面室やお風呂などの水回りは、リフォーム要望が一番多いといっても過言ではありません。洗面室だけであれば、洗面台交換+内装で費用相場が平均25万円です。

お風呂はユニットバスの交換工事で平均100万円程度で行われていますが、築年数の古い在来工法のお風呂からユニットバスへの工事は、既存浴室や補修などの費用がかかり相場が高くなりますので注意が必要です。

トイレのリフォーム費用相場

トイレを新しくする場合、トイレ本体の交換以外に内装も一緒に改装するパターンが一番多いです。その場合の平均費用相場は、20~60万円程度。トイレ本体のみの交換であれば平均10万円程度の費用が目安です。

トイレ本体も多機能だと値段が大幅に異なる場合もあるため、勧められるまま決めるのではなく、必要な機能だけ選ぶようにしましょう。

外壁、屋根のリフォーム費用相場

お風呂やキッチンなどの水回りの次に、リフォームしたいと気になるのが外壁や屋根ですね。築30年を超えると、リフォームする方がぐっと増えます。戸建ての外壁の塗装工事は、平均で100万円程度を目安に考えます。

屋根のリフォームは、材料の値段にもよりますが平均で100~200万円が費用の目安です。葺き替えでなく再塗装の場合は、もう少し安価で平均80万円ほどが目安ですが、補修箇所などがあれば費用は上がります。

戸建てをリフォームするメリットは?

戸建てを建て替えでなくリフォームするメリットはどこにあるのでしょうか?

新築戸建てより費用を抑えられる可能性が高い

戸建てをリフォームするメリットといえば、やはり新築より費用を抑えられる可能性が高いことです。スケルトンリフォームの場合でも、今の戸建ての基礎や柱はそのまま使えることに加え土地の費用も不要になるたため、一から作る注文住宅より費用が安価で済む場合が多いです。

ただし、基礎や柱など構造にかかわる箇所が経年劣化も含めて傷みが激しい場合には、補修や交換など思った以上の費用が掛かる場合もあるので、注意が必要です。築年数が古い場合は構造体の検査などをリフォーム業者へ一度相談してみてください。

建てた当時の法律のまま使うことができる

戸建てを建て替えをする場合は、今の最新の法律に沿って施工する必要があり、築年数が古い場合建て替え前と敷地の使い方などが変わり注意が必要ですが、リフォームは建てた当時の法律のまま施工することができます。

例えば、現在の建築基準法では隣接する道路の幅員が4m確保できていない場合、道路の中心線から2m以上離して建築するセットバックという基準があります。建て替えの場合はこの基準を守る必要があります。

ただしリフォームの場合には、もともと建てたときの基準で施工できるため、リフォーム後も戸建てを建築する範囲が狭くなることがありません。

経年の雰囲気を大切にできる

今現在の戸建ての雰囲気をそのままに、断熱性や耐震性を高めたり住みやすい間取りに変更したりすることができます。そのため長年住んできた思い出の一軒家に長く住むことができ、安心感を得られます。

戸建てのリフォームの費用を抑えるコツ

戸建てリフォームの費用目安が分かったところで、では予算内に収めるためにはどうしたらよいのでしょうか? また費用を抑えるコツなどはあるのでしょうか?

リフォームしたい箇所の優先順位を決める

リフォームを考え始めると、あれもこれも・・・とあちこち気になってしまいます。ただすべてやっていては、費用がいくらあっても足りません。「今の戸建てをなぜリフォームをしたいのか?」「どの箇所を優先するのか?」など、きちんと優先順位を決める必要があります。

目的と優先順位を決めると、いまやるべき箇所が見えてきます。いまの戸建てで施工をする必要のある箇所や、リフォーム費用を予算内に収めるための取捨択一を、ぜひリフォーム業者に相談してみてください。やりたいことに合わせて提案をしてくれるはずです。

いくつかのリフォーム業者へ見積を依頼する

戸建てのリフォームは、新築と違い施工業者によってさまざまな方法があるものです。まずはやりたいことをしっかり決めて、その上でいくつかのリフォーム業者へ相談し、見積を依頼してみましょう。

見積の内容について注意深く確認し「いまやりたいことなのか?」「削る部分があるのか?」と、ひとつひとつ業者と相談しながら詰めていくと納得のいく施工内容にできます。

リフォーム内容が多岐になればそれだけ見積の値段にも幅が出てくるので、業者ときちんと話し合うことが必要です。 よい業者であれば納得いくまで相談に乗ってくれるはずです。逆に契約を急かす業者や、明らかに安すぎる見積金額の業者は要注意です。

本当に必要な機能なのか確認する

設備機器も、壁紙も、外壁もたくさん見れば見るほどいろんな機能が欲しくなります。もちろん最新のものは素晴らしいです。でも当然、機能が高いものは値段も高くなる傾向があります。「『わかっているけれどほんの少しなら…』と値段を少しずつ上げたら結果予算オーバーになった」なんてこともあるので注意が必要です。本当に必要なものは何か、業者に勧められるものだけでなく予算と相談しながら決めてください。

戸建てリフォームをする場合の注意点

ここまで戸建てリフォームについていろいろお話してきましたが、ここからは戸建てリフォームをする場合の注意点などもいくつかご説明します。

ツーバイフォー住宅は自由度が低い

ツーバイフォー住宅は、いわゆる壁工法と呼ばれる壁で建物を支える施工方法でつくる戸建て住宅です。この場合注意すべきは、柱ではなく壁が構造体となっているため壁を取り除いたり、窓を増やすなどの間取り変更の自由度が低いことです。

もちろん間取り変更なども不可能ではないのですが、通常の在来工法(柱と梁で建物を支える施工方法)の戸建てと比べると一部の壁が残るなど思った通りに変更できない可能性があるため、リフォーム計画時には注意が必要です。

中古の戸建て住宅の表層リフォームは注意

中古の戸建て住宅を購入してリフォームする場合は、表層リフォームだけで費用を抑えることができる事例もあるとお話ししましたが、それは見えない箇所の問題点がない場合です。

戸建ての構造体や基礎、屋根などに問題がないか業者へ購入前にきちんと注意して確認しましょう。

戸建て全面リフォームの費用事例

戸建てのリフォームの施工内容は一軒一軒すべて違うため、費用や値段もかなり差があります。実際いくつかの戸建てリフォームの施工事例を費用なども含めてご紹介します。

戸建て全面リフォーム費用事例1

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愛犬と共にシンプルライフ

施工会社:住友不動産の新築そっくりさん

URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/502/

こちらは築年数18年・面積28坪・費用1500~2000万円の全面リフォーム事例です。

間取りを大きく変更し、1階で生活のすべてが完結するようになっています。

増築で水回りを広くしたり、階段傾斜を緩くしたりと大きな工事を伴っていますが、費用も抑え、将来的に住みやすい広く明るい空間を作ることに成功した事例です。

戸建て全面リフォーム費用事例2

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アースカラーが基調のシンプル×ナチュラルな住まい

施工会社:ナサホーム

URL:https://nasahome.co.jp/works/w_total/20211202eartht

築年数25年・費用1140万円の事例です。

和室をとリビングを一体化させ、明るいアースカラーへ統一したインテリアが特徴です。

押入れは大きなウォークイン収納にしてリビングのあれこれをひとまとめに収納できます。

使いにくい階段下の収納は取り払い、洗面台を広々と作り替えるアイディアも素晴らしいです。

キッチンとダイニングを横並びにするなど、あちこちに家事導線への工夫が施されていてとても暮らしやすそうな間取りになっています。

戸建て全面リフォーム費用事例3

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ライフスタイルに合わせたお家に!!

施工会社:住友不動産の新築そっくりさん

URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/459/

築年数14年・面積23坪・費用300~1000万円のリフォーム事例です。

LDK周りを中心のリノベーションですが、あらゆる間仕切り壁を大きく取り払いまるで別の住宅のようです。

デザインがモダンな階段はインテリアのポイントになっており、その階段下から水回りにアプローチすると工夫もリフォームならではですね。

ほかの居室や水回りの位置変更をほとんどしていないため、工事内容が最小限で済み費用も抑えられています。

モダンなインテリアがとても都会的でおしゃれに仕上がっています。

戸建ての箇所別リフォームの費用事例

キッチンのリフォーム費用事例

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明るい水色のキッチンリフォーム

施工会社:株式会社 河原工房

URL:http://www.omoiokatachini.jp/200/200010/200010050/index.html

キッチン本体80万円、造作収納・クロス・塗装70万円の事例です。

明るい水色のキッチンと大容量のカップボードが特徴的なキッチンですね。

ペニンシュラ型キッチン(キッチン本体の左右どちらかが壁に設置している対面型キッチンのこと)にすることで背面に大きな収納を設置することができ、収納量も増え、開放的で素敵な空間になりました。

洗面のリフォーム費用事例

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オープン収納でキレイを保つモダンな洗面空間【エスクア】

施工会社:みずらぼ

URL:https://mizulabo.co.jp/works/w_lavatory/320211129ar

築年数46年・費用75万円の洗面室リフォーム事例です。

ホテルライクな高級感あふれる洗面室をご希望で、ハイグレードタイプを採用しています。毎回使うものは出し入れしやすいようにオープンキャビネットへ、隠したいものは三面鏡の裏へと収納できることでカウンター上はいつもすっきりを維持。広くなった洗面ボウルも使いやすく、きれいを保てる洗面室になりました。

トイレリフォームの費用事例

キッチンの次は洗面&トイレ

施工会社:アートリフォーム

URL:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=148

洗面室とトイレを費用80万円で一緒にリフォームした事例です。

まとめてリフォームすることで内装工事や設備工事の費用を抑えることができ、この費用で個性的な壁紙やタンクレストイレを採用することに成功しています。

洗面室もトイレもナチュラルなビンテージテイストに仕上がっていますね。

戸建てをリフォームして快適な暮らしを

せっかくの戸建て、できるならば長く大切に住みたいですね。補修やメンテナンスを怠らないことはもちろんですが、劣化してしまう前にリフォームを検討することも戸建て住宅に長く住んでいけるコツです。

また家族の独立など住まい方が変わるときに、思い切ってリフォームをすることでその後快適に暮らすことができます。暮らしのステージが変わるときや建物の節目にかかるとき、ぜひリフォーム業者へ相談してみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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