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振動マシンは体に悪影響を与える?学生から高齢者まで安全に使えるおすすめ振動マシン5選

乗っているだけ、身につけているだけで簡単にフィットネスができる振動マシン。2000年代に家庭用の振動マシンがブームになり、今でも新しいモデルが次々と発売されています。

しかし、人気の裏側で「使ったら気持ち悪くなった」「体の調子が悪くなった」などの声もちらほら。体が成熟していない学生や、体の衰えが気になってきた年代の人は、振動マシンの悪影響について特に不安に思うかもしれません。

そこで今回は、振動マシンが体に与える影響について詳しく解説していきます。どんな人でも使いやすいおすすめモデルも合わせてご紹介します。振動マシンの購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

振動マシンは体に悪い?振動が体に与える影響とは

振動マシンの口コミを調べると、「目が回ってしまった」「吐き気が出てしまった」などネガティブなコメントを目にすることもあるでしょう。しかし、ほとんど何もせずに体を鍛えたり痩せたりできるのは大きな魅力ですよね。

そこでまずは、「振動マシンは本当に体に悪いのか?」「どんなリスクがあるのか?」という疑問についてお答えします。効能やリスクをふまえたうえで、自分に合ったマシンを選定しましょう。

振動が内臓や脳に直接的な影響を与えることはない

結論から言うと、振動マシンが内臓や脳に対して、何か直接的な悪影響を及ぼすことはありません。具合が悪くなってしまう原因は、振動による三半規管の乱れや、血行が良くなることによる諸症状です。それぞれ詳しくみていきましょう。

三半規管の乱れによる動揺病

私たちの体の平衡感覚は、三半規管のはたらきによって保たれています。三半規管は体に起こる揺れを敏感に察知し、その情報をもとに体が平衡バランスを取ろうとします。

しかし、体に外的要因による予想外の揺れが起こると、脳が混乱し、めまいや吐き気などの症状に襲われます。バスや船などの乗り物酔いは、三半規管の乱れによるものの代表例です。

振動マシンを使うと、車内や船内にいるときと同じように体が揺れている状態になります。乗り物酔いしやすい人は、振動マシンで体調が悪くなりやすいと言えるでしょう。多くのマシンは揺れの程度が調節できるので、無理のない範囲で使う工夫が必要です。

血行が良くなることによる諸症状

振動マシンを使っている間は、体が軽負荷の運動を続けているような状態になります。長時間ウォーキングを続けているのと同じように、血のめぐりが良くなるでしょう。

血のめぐりが良くなると聞くと、体がホカホカする、老廃物が排出されやすくなる、痩せやすくなるなどプラスのイメージを持つ人が多いと思います。しかし血流が良くなりすぎると、体がかゆくなるなどの症状が出ることも。普段から運動不足の人や肥満体系の人などは、急激に血圧が上がってしまうリスクもあります。

運動慣れしていない人が振動マシンを使うときは、ゆっくりした負荷から始めるのがポイントです。日々の習慣になってきたところで、少しずつ負荷を増やしていくと良いでしょう。

血栓予防に効果的だが、すでに血栓症の人には脳梗塞のリスクも

振動マシンを使うことは、軽くウォーキングをすることと同じ状態です。軽負荷の適度な運動は、血流を活性化して血栓の発生を防ぐ効果があります。エコノミークラス症候群の防止には、一定時間ごとに立ち上がって体を動かすことが有効と言われていますよね。

しかし、すでに血栓ができてしまっている、または、血栓ができやすい人にとっては、いきなり運動を始めることで血栓が脳に届いてしまい、脳梗塞になってしまうリスクがあります。微弱な振動なら問題ない場合が多いですが、高負荷のマシンには注意が必要です。持病がある人は、仕様書や取扱説明書に必ず目を通しましょう。

高血圧の人は無理をしすぎないように

普段から高血圧の人は、血管が細くなっていて血流が鈍っている傾向があります。急に血流が良くなることで、血管が破裂するリスクがつねにあります。

血栓症の人と同じく、微弱な振動であればほとんどは問題ないでしょう。しかし、急に高負荷のモードでマシンを使用すると、体に異常が出る恐れがあります。初めのうちは弱めのモードで様子を見ながら使うようにしましょう。長時間の使用は避け、休み休み使うのもポイントです。

体調の悪いときは使用を控えること

風邪気味や発熱しているときなど、体調が悪いときは振動マシンの利用を控えましょう。血流が良くなると発汗作用が高まりますが、発熱中は汗をかき過ぎてしまい、汗冷えの原因になってしまいます。

また、熱によって脳や三半規管が弱ってしまうので、普段より振動の影響を受けやすくなっている状態です。マシンは使用せず、布団の上などの平らな場所でゆっくりと横になりましょう。

使用後に体にかゆみが出ることがある

振動マシンを使っていると、体にかゆみが出ることがあります。これは血行が良くなった証拠で、お風呂やサウナに入った後に体がかゆくなる現象と全く同じです。

使用をやめれば、数分〜10分程度でかゆみはおさまります。引っ掻いたり揉んだりするのは逆効果なので、なるべく患部には触れないようにしておきましょう。どうしても耐えられないときは、冷風を当てたり濡れタオルをかけたりして、患部を少しだけ冷やすのがおすすめです。

マシンを購入するときに注意書きを読もう

振動マシンが内臓や脳に直接的な悪影響を及ぼすことはありません。しかし、三半規管の乱れや血行促進によって、体調不良になるリスクがあります。若く健康で、定期的に運動をしている人であればほとんど気にすることはありません。しかし、体のどこかにもともと憂いがある人は、マシンの選び方や使い方に注意しましょう

購入するときは、パッケージの注意書きや、可能であれば取扱説明書レベルまで確認しておくと良いでしょう。血栓症の人や妊娠中の人など、特定の条件の人は使わないように注記が書かれていることがほとんどです。

使用するときは、高負荷のモードから急に始めるのではなく、1番低い負荷のモードから、10〜20分程度の短時間で活用していきましょう。慣れてきたら、負荷の重さや時間を少しずつ増やしていけばOKです。

上手に使って体を健康に!振動マシンのメリット

前章では振動マシンの注意点について解説しましたが、ここからはメリットについても触れていきます。「振動マシンって本当に意味あるの?」と疑問に思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

振動マシンを使うと痩せる?インナーマッスルや体幹を鍛えよう

振動マシンを使うと、体全体が小刻みに震えているような状態になり、発汗作用新陳代謝が活発になります。また、振動に合わせて体がバランスを取ろうとすることにより、インナーマッスルを自然と鍛えることができます。インナーマッスルを鍛えることによってカロリー消費が増え、脂肪が燃焼しやすくなるメリットも。

効果の程度は、実際に運動や筋トレをする場合に比べると控えめです。すぐに効果を実感できるようなものではありません。「できるだけ早く痩せたい!/鍛えたい!」という人は、一般的な運動メニューやカロリー制限をしつつ、安静時に振動マシンを併用しましょう。

振動マシンは運動負荷が低い代わりに、怪我などをするリスクが低く長く続けやすいのがポイントです。まだ体ができていない子どもや、足腰に不安のある高齢者でも無理なく使用できます。

振動マシンが糖尿病などの生活習慣病予防に役立つことも

運動習慣のない人は、日頃から運動をしている人に比べて生活習慣病にかかるリスクが上がります。厚生労働省では、1日60分以上の歩行と同等以上の運動、週60分以上の汗をかく程度の運動を推奨しています。毎日定期的に体に運動負荷をかけることで、糖尿病・高血圧・脳梗塞などのリスクを減らすことができます。

しかし、毎日働いていると日々の運動時間を取りにくいのが難点です。思い切ってジムを契約してみたものの、通うのが大変で3日坊主になってしまった人も多いのではないでしょうか。

振動マシンの利点は、家の中でできる点と他のことをしながらできる点です。乗るタイプのマシンであれば、テレビや動画を観ながら軽負荷の運動ができます。お腹や腕に巻くタイプのマシンなら、在宅ワークや読書をしながら使うこともできます。運動のためだけの時間を捻出しなくて良く、別の場所に移動しなくてもいいのは大きなメリットです。

怪我する心配がない!高齢者にこそ振動マシンが良い理由

人生100年時代と言われる昨今。仕事をリタイアした後も足腰が健康なケースが多く、運動やスポーツを始めてみる人が増えています。長く健康に過ごすためにもとても良い傾向と言えるでしょう。

しかし、高齢者が1番注意したいのは運動中の怪我です。若い頃は耐えられた負荷でも、高齢になった体がついていけないことがあります。膝や腰を痛めてしまうと日常生活にも支障が出て、怪我がきっかけで寝たきりのような生活になってしまうケースも。

手足を激しく動かす必要のない振動マシンは、ランニングなどと比べても怪我のリスクが低い運動法です。また、マシンで体幹を鍛えることで、普段の動作の中で足腰にかかる負担を軽減できるようになります。新しいアウトドア趣味を始めるための体づくりとしても、振動マシンが活躍するでしょう。

数ヶ月くらいで効果が出る!振動マシン利用者のビフォーアフター例

振動マシンは、振動によって体に軽度の運動負荷をかける器具です。運動不足の人が中〜高負荷のモードで使用を始めた場合、1〜3日ほどで軽い筋肉痛になることが多いようです。筋肉痛は、運動によって傷ついた筋線維を修復するときに起こる痛みです。振動マシンを使って筋肉痛が起きるのであれば、マシンの効果が出ていると考えられます。

ウォーキングやランニングを毎日続けたとき、効果が現れ始めるのは1〜3ヶ月後と言われています。振動マシンで筋肉痛になる、軽く汗ばむほどの負荷をかければ、一般的な運動と同じ効果を見込めるでしょう。

1ヶ月以上使った人の口コミ

  • 食事制限なども合わせて、3年で20kgほど痩せた。(年齢不詳・男性)
  • 1ヶ月集中して使い、数週間後に体重を測ったら3kgほど痩せていた。(50代・女性)
  • 1ヶ月間の中で体重の増減はあまりなかったが、冷え性や便秘が解消するなどの効果があった。(20代・女性)

元々の体型や年齢によっても効果にバラツキが出てきますが、体が温まる・軽く汗をかくなどの「運動している感じ」をそれぞれ感じながら使っている人がほとんどです。ウォーキングや筋トレと同様に、即効性があるわけではありません。毎日コツコツと進めていくのがポイントです。

強度の見極めが大切!振動マシンの選び方のコツ

振動マシンには、格安モデルからハイエンドモデルまでさまざまなタイプがあります。理想の効果を得るためには、自分にあったマシンを見つけることが大切です。ここからは、振動マシンの選び方のコツについて解説します。

まずは「自分がどうなりたいか?」をよく考えよう

「運動不足を解消したい」「ダイエットしたい」「体を鍛えたい」とは言っても、その幅はさまざまです。まずは自分の理想とする目標を考え、それに合った強度が期待できるマシンを選んでいきましょう。

目的と負荷の目安

【軽負荷】

  • 運動不足解消、怪我予防、病気予防
  • インナーマッスルを鍛えて新陳代謝を上げる
  • 体型を変える
  • 体重を落とす
  • 体づくりをする

【高負荷】

それぞれの目標に合わせたマシンの選び方について説明していきます。

病気や怪我の予防や、日々の運動不足解消

現状の運動不足を改善しながら体調を整えるのであれば、軽負荷用のマシンまたは細かくレベルを調整できるマシンがおすすめです。振動マシンは怪我の心配が少ない器具ですが、普段運動をしていない人が急に高負荷のモードを使用すると危険です。本格的なマシンより、初心者向けのシンプルなモデルを選ぶと良いでしょう。

足腰に不安のある人は、椅子に座りながらでも使えるマシンがおすすめです。足腰への負担がより少なくなり、安全に無理なく使用できます。寝転がりながら足だけを浮かせて振動させるモデルもあります。全体重が足腰にかからないようなモデルを探してみましょう。

肥満解消や美ボディづくり

体型や体重をコントロールしたい場合は、筋トレ的な要素も必要になります。軽負荷から高負荷まで対応しているマシンや、乗る以外の使い方も紹介されているマシンがおすすめです。

一部のブランドでは、公式チャンネルが振動マシンの使い方を動画などで公開しています。モードの設定や扱い方ひとつで負荷の程度をアレンジできるのが振動マシンの強みです。気になるブランドがある方は、公式サイトが出している情報も調べてみてくださいね。

スポーツやアウトドア趣味のための体づくり

本格的な体づくりに使用するなら、振動の種類などのモードを細かく設定できるモデルが扱いやすいです。運動を始める前の準備運動は軽負荷のモードで。本格的な筋トレは高負荷のモードで。トレーニングのために必要な要素を洗い出し、すべてカバーしてくれるようなモデルを選ぶと良いでしょう。

長らく愛用するものなので、保証期間や耐久性の高さについても確認しておきましょう。特定の部位を鍛えたいのであれば、故障しにくいベルト式のマシンもおすすめです。付属やオプションのアタッチメントなども上手に活用しましょう。

自分に合うものが見つかる!おすすめの振動マシン5選

選び方のコツをふまえたうえで、初めて使う人でも扱いやすいおすすめ振動マシン5選をご紹介します。自分に合った1台を見つけてみてくださいね。

【AORTD】ブルブル振動マシン

強度を99段階のうちで細かく調整できる、オールマイティな振動マシンです。台の幅が広く、安定性が高いのが特徴です。足の向きや開き方を変えると、負荷のかかる部位を変更することができます。

立ったままの動作が大変な場合は、台に座って利用してもOK。負荷が物足りないと感じたら、上半身に捻り運動を加えながら使うと運動効果がアップします。

【Daiwa Felicity】金魚振動マシン

足腰に不安のある人におすすめな、寝転がりながらエクササイズができる振動マシンです。直立不動のモデルでは、自分の体重が足腰にすべて乗ってしまうので、かえって体を悪くしてしまうリスクがあります。金魚振動マシンは、背中でほとんどの体重を受け止めるため、体への負担がより少ないモデルと言えます。

体重を支える必要がない点には、振動マシン側にもメリットがあります。小さな駆動モーターでも事足りるため、マシンの大きさをコンパクトかつ静音設計にすることができます。下の階や横の部屋への影響が気になる人にもおすすめです。

【Daiwa Felicity】金魚振動マシン

【Body Sculpture】パワーウェーブWスリム

取り外し可能なイスがついた、誰でも扱いやすい振動マシンです。スタンダードな直立不動スタイルだけでなく、椅子に座ったまま足を曲げ伸ばしたり、足だけを椅子に乗せて寝転んだりする使い方ができます。

調子の良いときは立ち上がって本格的に運動。疲れてきたら座って無理なくエクササイズ、と使い分けができる点が魅力です。それぞれに合った使い方を選べるので、家族みんなでシェアするのもおすすめです。

【Body Sculpture】パワーウェーブWスリム

【FITPULSE PRO】振動プレート

本格的に体を鍛え上げたい人におすすめな、ハイエンドモデルの振動マシンです。バーやバンドなど、付属のアタッチメントを活用すればさらに運動強度アップ。昇降やスクワットなど、振動とエクササイズを組み合わせた動きを取り入れてガッツリ体を動かしたい人にぴったりです。

4つ足つきで安定感があるのもポイント。台の上で体を動かしたり乗り降りを繰り返したりしてもグラつくことなく、安全に使用できます。

【FITPULSE PRO】振動プレート

【GEKKA】EMS腹筋ベルト

腹筋周りを集中的に鍛えられるベルト式の振動マシンです。乗る型のマシンに比べると強度は落ちますが、利用できるシーンが増えるメリットがあります。

頭や視界が揺れることがないので、読書やPC作業中にも使用することができます。在宅勤務の人であれば、仕事をしながら軽いフィットネスをするような使い方も。本格的に体をつくりたい人は、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動中に補助として使うのもアリですよ。足腰に負担をかけずに運動の強度アップを狙えます。

【GEKKA】EMS腹筋ベルト

とりあえず試してみたいときは近くのジムに行ってみよう

「買うまでの決心がなかなかつかない」「使いこなせるか自信がない」という人は、振動マシンを扱っているスポーツジムで体験してみましょう。ジムは、1日利用や体験利用の制度があり、初めての方や定期的に通う予定がない人でも受け入れてくれるケースが多いです。

使用する体験ができるだけでなく、常駐のインストラクターさんから効果的な使い方を学べるのもジムの利点です。運動に関する不安や悩みがあるときは積極的に利用してみましょう。

※すべてのジムで振動マシンの取り扱いがあるわけではありません。取り扱いの有無については、公式サイトや問い合わせなどで事前に確認してください。

まとめ|無理のない範囲で活用して、体を内側から鍛えよう

振動マシンが体や脳に直接的な悪影響を及ぼすことはありません。しかし、体を震わせる器具なので、三半規管のはたらきが乱れたり血行が良くなったりすることで、体調に変化が起きる可能性があります。体調が悪くなったときは、すぐに使用を止めて休息を取りましょう。

振動マシンを扱うポイントは、無理をしないことです。普段から運動不足の人はまずは軽負荷から。慣れてきたら中〜高負荷に上げて行くようにしましょう。

選ぶときは、自分の中でエクササイズの目標を考えておくと良いでしょう。自分に合った1台を探す手がかりになります。マシン性能だけでなく、使い方によっても運動負荷を調整することができます。メーカーの使い方解説動画などを参考にしてみましょう。

自分に合った使い方を見つけて、日々の運動をもっと手軽で身近な存在に。無理なく継続して、体を内側から鍛えていきましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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