押入れがない場合の布団の収納方法!シーズンオフの寝具と毎日使用する寝具に分けて紹介

最近では和室がない、または元々あった和室を洋室にリフォームする家が増えており、それに伴って押入れのない間取りも増えています。布団を普段から使用している人や来客用の布団を持っている人にとって、布団の収納場所がないと困りますよね

今回は、クローゼットに収納するパターンと収納スペースがないパターンに分けて、布団の収納方法を紹介します。布団を収納する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

スペースが限られていてもOK!クローゼットに収納する方法

クローゼットにはハンガーパイプが備え付けられていることが多く、押入れと比較して奥行きが浅いのが特徴です。主に衣類やバッグなどを収納することを想定してつくられており、布団の収納には不向きといえます。

しかし、収納方法を工夫すればクローゼットに布団を収納することができます。クローゼットが狭く布団をしまうスペースが限られている場合でも収納できる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  • 【収納ケース】どんな素材の布団でも収納できる
  • 【収納袋】立てて入れれば場所を取らない
  • 【引っ掛ける収納】クローゼットのハンガーパイプを活用しよう

上記の3つの方法を紹介します。

【収納ケース】どんな素材の布団でも収納できる

スペースに余裕があれば、ポリプロピレンやプラスチック素材の大きめの収納ケースがおすすめです。布団をつぶさずに入れられるため、どんな素材の布団でも収納することができます

収納ケースにはさまざまな種類がありますが、中でもキャスター付きタイプや取っ手付きタイプが使いやすいでしょう。キャスター付きは移動させやすい利点があり、取っ手付きであればクローゼットの高い位置に収納する際も持ち上げやすいですよ。

厚めの布団や毛布も収納できるよう、容量が100L以上ある収納ケースを選ぶのがおすすめです。

【収納袋】立てて入れれば場所を取らない

押入れに比べて奥行きが浅いクローゼットには、収納袋に布団を入れて収納する方法がおすすめです。 立てて入れれば場所を取らず、ハンガーパイプの下にできたデッドスペースをうまく活用することができます

収納袋には、布団を折り曲げて収納する「ボックスタイプ」や布団をくるくる巻いて収納する「円柱タイプ」など、さまざまなタイプがあります。敷き布団を入れる場合はボックスタイプ、毛布や薄手の布団をできるだけコンパクトにまとめたいなら円柱タイプをチョイスしましょう。

中身がすぐにわかる透明窓付きであれば、いちいち中身を確認する必要がないので便利です。

【引っ掛ける収納】クローゼットのハンガーパイプを活用しよう

ハンガーパイプの収納スペースに余裕があるときは、布団をハンガーパイプに引っ掛けて収納する方法がおすすめです。布団を引っ掛けるためのバンドとベルト付フックは、100均で購入することができます。

頻繁に使用する布団であれば、袋に入れず裸のまま引っ掛けても良いでしょう。めったに使わない敷き布団やシーズンオフの毛布などは、ほこりやダニ対策のため収納袋に入れてから収納してください。

収納が全くない部屋でもOK!押入れ・クローゼットがない場合の収納方法

押入れもクローゼットも部屋にないからといって布団を無造作に置いていると、部屋が狭く感じ、生活感も出てしまいます。

収納が全くない部屋の場合は、布団がすっきり収まるアイテムを活用するか、布団を出しっぱなしにしてもおしゃれに見せられる方法を取り入れましょう。

  • 【ベッド下】隠して収納したい人向け
  • 【オープンラック】高さを生かして収納しよう
  • 【おしゃれ収納袋】使わない布団がソファや抱き枕に大変身

上記の3つの方法を紹介します。

【ベッド下】隠して収納したい人向け

できるだけ部屋をすっきり見せたい人におすすめなのが、ベッド下のデッドスペースを使った隠す収納です。ベッドの下の高さにもよりますが、他に収納するものがなければ、布団だけでなく敷き布団も収納できるでしょう。布団や敷布団は収納ボックスや収納ケースに入れて収納してください。

ただ、ベッド下は通気性が悪く、ほこりが溜まりやすい場所でもあります。定期的に布団を引っ張り出し掃除機をかけ、カビや湿気対策をしてください。

【オープンラック】高さを生かして収納しよう

部屋のスペースが限られているにもかかわらず布団の数が多い場合は、高さのあるオープンラックを使ってみてはいかがでしょうか。2〜3段あるタイプであれば、布団・敷き布団・毛布などをまとめておくことができます。

オープンラックを使った収納方法は、「部屋に生活感が出やすく見た目がダサくなるのでは…」と懸念する人も多いでしょう。オープンラック用の布団ケースを使えば、布団を隠すことができます。

デザインがおしゃれなオープンラック用の布団ケースも販売されているので、部屋の雰囲気に合わせて色味を選ぶと良いですよ。

【おしゃれ収納袋】使わない布団がソファや抱き枕に大変身

収納したい布団の数が少ない場合は、おしゃれ収納袋を活用するのがおすすめです。おしゃれ収納袋とは、布団や毛布を収納袋に入れるだけで、ソファや抱き枕として使えるおしゃれで便利なアイテムです。

敷き布団を収納するならソファとして使えるタイプを、毛布を収納するなら抱き枕やクッションとして使えるタイプをチョイスすると良いですよ。

クッションやソファとして使っていると、徐々に汚れやニオイが気になることも。洗濯機で丸洗いでき、菌・防臭加工が施されているものを選びましょう。

カビや湿気対策必須!布団を収納する際の注意点4つ

ケースや袋に収納した布団は、定期的に取り出し干すことで、カビが生えたり湿気がたまったりするのを防ぐことができます。とはいっても、布団を定期的に干すのは面倒で、次回使用するまで1度も取り出さない人が多いでしょう。

今回紹介するカビ・湿気対策を取り入れれば、布団を長持ちさせることができますよ。

  • 季節ものの布団や毛布は洗濯・乾燥を終えてから収納する
  • ケースや保存袋に防虫剤や湿気対策グッズを入れて収納する
  • 圧縮袋が使用できる寝具かどうかチェックしよう
  • 使用頻度が低い布団や毛布は思い切って処分しよう

カビや湿気対策などについて紹介します。

季節ものの布団や毛布は洗濯・乾燥を終えてから収納する

「布団類は使用する前に洗えば大丈夫」と思っている人は多いでしょう。

しかし、使った布団や毛布などは、洗濯と乾燥を終えてから収納し、使う前に再度洗濯と乾燥をおこなうのがベストです。というのも、汚れがついたままの布団をしまってしまうと、ダニの増殖やカビの発生につながるからです。

乾燥が不十分だとニオイの発生にもつながるため、しっかり乾燥させてからしまいましょう。

ケースや保存袋に防虫剤や湿気対策グッズを入れて収納する

防虫剤や湿気対策グッズを入れて布団を収納すると、衣類を食べる幼虫の増殖や湿気が溜まるのを防ぐことができます。布団の間に挟むようにして入れましょう。

防虫剤や湿気対策グッズは、使用する場所によってさまざまなタイプに分けられます。引き出し用や収納袋用を選び、収納する布団の数に合わせて防虫剤や湿気対策グッズを入れてくださいね

圧縮袋が使用できる寝具かどうかチェックしよう

収納スペースが少ないからといって、なんでもかんでも圧縮袋を使うのは避けましょう。寝具の中には、圧縮袋を使用することで本来の使い心地が失われ、機能性が落ちる場合もあります。

以下の寝具は圧縮袋を使わず、収納ケースや圧縮しない収納袋にしまいましょう。

圧縮袋を使ってはいけない寝具

  • 羽毛布団
  • 固わた敷き布団
  • プロファイル敷き布団
  • ウレタン素材の敷き布団
  • 羽根枕
  • ウレタン素材の枕

使用頻度が低い布団や毛布は思い切って処分しよう

子供が小さいころに使っていた毛布や、もしもに備えて捨てられずにいる来客用布団など、何年も使わずクローゼットに入れっぱなしになっている布団はありませんか?使っていない布団を手放すことで収納スペースが新たに増えることを考えれば、思い切って捨てるのも1つの手です。

最近では、布団レンタルサービスなどもあり、5000円ほどで寝具一式をレンタルできるものもあります。収納スペースを整理整頓するタイミングで、布団の断捨離をしてみましょう。

出しっぱなしだから手間がかからない!毎日使う布団の収納方法

フローリングやクッションフロアなどさまざまな床材がありますが、どんな種類であっても布団の敷きっぱなしは禁物です。布団内部にたまった水分の逃げ場がなくなり、床や布団にカビが生える場合があります。

毎日使う布団であれば、カビ対策のために通気性を意識して収納しましょう。

  • 【すのこベッド】起床後は折って立てるだけ
  • 【部屋干しアイテム】かけるだけで室内干しができる
  • 【布団収納ラック】見せる収納!畳んで置くだけなので楽チン

毎日使用している布団の収納場所がなく困っている人は、出しっぱなし収納をぜひ取り入れてみてくださいね。

【すのこベッド】起床後は折って立てるだけ

すのこベッドは、布団の下に敷くだけで風が通る隙間を確保できます。2つ折りの自立式のすのこベッドであれば、起床後に折り目付近を上に持ち上げて立てると、コンパクトにまとまります。布団を使わないときは部屋の隅に置くなどして、部屋をすっきり見せられます。

毎日忙しくて布団を敷きっぱなしにしていた人や、部屋に十分なスペースがなくて収納場所に困っていた人におすすめです。

【部屋干しアイテム】かけるだけで室内干しができる

毎日使う布団は、部屋干しアイテムを使って収納しましょう。使う際は少々スペースを要しますが、起床後に布団を畳んで収納する必要がないので、朝が忙しい人にはぴったりの収納アイテムでしょう。使わないときはコンパクトにまとまる、折りたたみタイプがおすすめです。

部屋干しアイテムにもさまざまなタイプがありますが、おすすめは布団が2枚以上干せるタイプです。家族の布団も一緒にまとめて干したい人は、干す枚数によって長さを調整できる伸縮タイプのものを選びましょう。

【布団収納ラック】見せる収納!畳んで置くだけなので楽チン

布団や毛布の数が多い、または三つ折りマットレスを使用しているといった理由で部屋干しアイテムが使いにくい場合は、布団収納ラックがおすすめです。布団ラックの置き場所を決めたら、後は畳んだ布団を重ねていくだけです。

布団収納ラックを使うと床と布団の間に空気の通り道ができ、カビの原因となる湿気を逃すことができます。キャスター付きであれば布団をたくさん積んだままラクに動かすことができますよ

出しっぱなし収納によって、部屋に生活感が出てしまわないか気になる人も多いでしょう。布団収納ラックには、木製タイプなどさまざまなものがあります。部屋の雰囲気に合わせて素材や色味を選ぶことで、部屋をおしゃれに見せることもできますよ。

まとめ|押入れがない場合は使用頻度や布団の素材によって収納方法を変えよう

毎日使う布団であれば、すのこベッドや布団干しアイテムを使って出しっぱなし収納をするのがおすすめです。使用頻度の低い布団の場合は、収納ケースや収納袋に入れ、クローゼットやベッドの下にまとめて置く方法が良いでしょう。置き場所の奥行きや高さに合わせて収納する入れ物をチョイスしましょう

また、布団は湿気が溜まりやすくダニが発生しやすい場所でもあります。収納する前に洗濯したり防虫剤や湿気対策グッズと一緒に収納したりするなど、布団を長持ちさせるための対策も忘れないようにしてくださいね。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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