メールやLINEで簡単に送ることができるようになった誕生日メッセージ。しかし、最近では「手書きだからこそ気持ちが伝わる」「自分も手紙をもらってうれしかった」などの理由から、手紙を書く人が増えています。せっかくなら、これまでの手紙とは一味違う、仕掛けのある誕生日カードを贈ってみてはいかがでしょうか。
今回は、おしゃれでかわいい仕掛けの誕生日カードの作り方を紹介します。初めて挑戦される人でも簡単に作れる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
喜んでもらえるかが最も大切!誕生日カードを作るコツや注意点
誕生日カードは、贈る相手に喜んでもらえるかが最も大切です。久しぶりに手紙を書く人もそうでない人も、仕掛けの誕生日カードを作る前に、今回紹介する誕生日カードを作るコツや注意点に目を通してくださいね。
- メッセージカードの上手な書き方は?
- イラストを描くのが苦手であれば写真を活用しよう
- マスキングテープやクラフトパンチがあればデザインの幅が広がる
- 子供と一緒に作る場合は安全性に注意しよう
誕生日カードを作るコツや注意点を4つ紹介します。
メッセージカードの上手な書き方は?
いきなり書き始めずに、まずは伝えたい内容を誕生日カードとは別の用紙に書き出してみましょう。書く内容や順番をあらかじめ決めておくことで、メッセージが上手にまとまるでしょう。
誕生日カードを1枚しか用意しておらず失敗が許されない場合なら、なおさら事前にメッセージを決めてから書き始めることをおすすめします。
とはいえ、大切なのは「おめでとう」という気持ちが伝わるメッセージかどうかということです。手紙を書くのが苦手でも、相手を思いやる言葉をひと言添えるだけで相手も喜ぶでしょう。
イラストを描くのが苦手であれば写真を活用しよう
誕生日カードにイラストを描いたり似顔絵を描いたりするのが苦手であれば、写真を使って誕生日カードを作りましょう。
誕生日カードを贈る相手との思い出の写真を用意し、誕生日カードの大きさに合わせてカットして貼り付けるだけです。「あんなこともあったな」「覚えててくれたんだ」など、贈る側も受け取る側も思い出に残る誕生日カードになるでしょう。
マスキングテープやクラフトパンチがあればデザインの幅が広がる
おしゃれな誕生日カードを贈りたい人は、マスキングテープやクラフトパンチを使って誕生日カードをデザインしてみましょう。クラフトパンチとは、ハートや星形、動物などの複雑な型を簡単に抜くことができる紙専用の型抜きパンチのことです。100均で購入することができます。
また、マスキングテープも100均で購入することができ、水玉模様や花柄、人気のキャラクターデザインなどさまざまな種類があります。
相手の好みに合わせて柄や色味を決め、誕生日カードをアレンジすると良いですよ。
子供と一緒に作る場合は安全性に注意しよう
子供がはさみやカッターを使って誕生日カードを作る場合は、子供のそばを離れないようにしてください。特に小さな子供であれば、はさみなどを使う作業は親が代わりにおこなうなど、子供をサポートしながら誕生日カードを作りましょう。
基本編!飛び出す仕掛けの誕生日カードの作り方と必要な道具
飛び出す仕掛けの誕生日カードの基本の作り方と、必要な道具を紹介します。縦開きにするか横開きにするか、あらかじめ決めてから画用紙をカットしましょう。
最安84円で郵送が可能な洋2封筒で送る場合は、画用紙を20×14cmにカットすると良いですよ。
必要な道具
- 色画用紙
- はさみ
- のり
- カッター
- カッターマット
- 鉛筆
- 定規
- 色鉛筆
- クレヨン
あれば便利な道具
- マスキングテープ
- リボン
- シール
- クラフトパンチ
- 穴あけパンチ
作り方
- 色画用紙をお好みのサイズにカットし、真ん中で半分に折る
- 中面を折り畳んだまま、飛び出させたい部分に3cmほどの切り込みを約2cm間隔で2本入れる
- 色画用紙を90度に開き、先ほど折った部分を立ち上げる
- 飛び出させたいイラストや写真を用意する
- 切り込みを入れた部分にイラストを貼って完成
ぜひ動画を参考にしてみてください。
贈る相手別!おしゃれな仕掛け誕生日カードの作り方
贈る相手の年齢や好みに合わせてデザインを変えると、相手もきっと喜んでくれるでしょう。
子供・中学生や高校生・パートナー・高齢者の4つに分けて、おしゃれな仕掛け誕生日カードの作り方とコツを紹介します。
- 【子供向け】引っ張って動く仕掛けだから面白い
- 【中学生・高校生向け】流行りのデザインを取り入れて作ろう
- 【パートナー向け】ドキドキ感を詰め込んだ仕掛けを取り入れよう
- 【高齢者向け】大きな文字でメッセージを書こう
順にみていきましょう。
【子供向け】引っ張って動く仕掛けだから面白い
子供に誕生日カードを贈るなら、引っ張って動く仕掛けのあるカードを贈るのがおすすめです。目で見て楽しむだけでなく手を動かして遊べるので、子供の知的好奇心を刺激することができますよ。
用意するもの
- 画用紙:1枚(横20×縦14cm)
- 画用紙(動くパーツ):1枚(1.5×11cm)
- 画用紙(レバー):1枚(3.6×17.5cm)
- 糸:30cm
- 手縫い針:1本
- カッター
- カッターマット
作り方
- 3.5cm幅の画用紙を半分に折って、幅1.8cmにする
- 1.をのりで留める
- 針に糸を通し、2本取りでセットする
- 動くパーツとレバーの端を合わせ、重なり合う真ん中に糸を通す
- 玉結びで留め、要らない糸を切る
- 2枚の画用紙が動くことを確認する
- 動かしたいイラストや写真の貼り付ける位置を決め、印を付ける
- 動くパーツのみが入るサイズ(幅1.5cm高さ1mmほど)をカッターでカットする
- 穴の下から動くパーツを通す
- 動くパーツにイラストや写真を貼り付ける
- メッセージを書き込んだら完成
誕生日カードは、枕元にこっそり置くか席を外している間にテーブルに置くなど、サプライズで渡すと子供は喜びますよ。
【中学生・高校生向け】流行りのデザインを取り入れて作ろう
「飛び出す仕掛けの誕生日カードの基本の作り方」をアレンジして、中学生や高校生向けの誕生日カードを作ってみましょう。
おすすめは、マスキングテープを使った誕生日カードです。ダイソーやセリアなどの100均には、流行りのデザインのマスキングテープがたくさん販売されており、あまり費用をかけずにデザインできるのが利点です。
マスキングテープをろうそくに見立てて作る、おしゃれな誕生日カードの作り方を紹介します。
用意するもの
- 色画用紙
- マスキングテープ(色々な種類があると良い)
- はさみまたはカッター
- カッターマット
- 色鉛筆(赤色・黄色・黒色)
作り方
- マスキングテープの幅に合わせて色画用紙をカットする
- カットした色画用紙にマスキングテープを貼る
- 2.を白画用紙に貼り付ける
- ろうそくの炎を作ってろうそくの上部に貼り付ける
- 色画用紙にメッセージを描いて完成
ぜひ動画を参考にしてみてください。
【パートナー向け】ドキドキ感を詰め込んだ仕掛けを取り入れよう
パートナーへの誕生日カードは、普段は恥ずかしくて伝えられないことを書き込んでみてはいかがでしょうか。例えば、感謝していること・好きなところ・思い出のデートなど。
ハートをいっぱい詰め込んだデザインの誕生日カードの作り方を紹介します。
用意するもの
- 色画用紙
- はさみ
- 色鉛筆やペン
- のり
作り方
- カードに収まるサイズで、色画用紙をハート型(左右対称の大きさ)にカットする
- 1.を4~6枚作る
- ハート型の色画用紙を本のようにつなげてのりで固定する
- ハート型の色画用紙にメッセージを書く
- カードの真ん中に貼り付けて完成
【高齢者向け】大きな文字でメッセージを書こう
ご高齢の方への誕生日カードは、文字が読みやすいように濃い色のペンで大きく書きましょう。長々と文章は書かず、できるだけシンプルにまとめてください。
ケーキやろうそく、クラッカーなどの分かりやすいデザインを取り入れるのもポイントです。誰からもらったものか相手が忘れてしまわないように、差出人の名前を書いておくと良いですよ。
用意するもの
- 色画用紙
- はさみまたはカッター
- カッターマット
- 色鉛筆やペン
- のり
作り方
- カードに収まるサイズで、色画用紙を使ってケーキを作る
- 飛び出す仕組みの部分にケーキを貼り付ける
- 空いているスペースにメッセージを大きく書く
- 自分の名前を書いて完成
小さな子供でも手作りカードを作れる!おすすめのデザインとは
家族の誕生日などに、小さな子供と一緒に手作りカードを作ってみましょう。クオリティではなく、楽しく簡単に作れるかといった点を重視しながらデザインを選んでくださいね。
- 簡単に作れる飛び出す仕掛けを試してみよう
- 手形や足形を入れて成長を感じられるカードに仕上げよう
- 自由にイラストを描いて完成させよう
上記を順に紹介します。
簡単に作れる飛び出す仕掛けを試してみよう
小さな子供でも簡単に作れる仕掛けカードの作り方を2つ紹介します。
- 重ねて立体感を出す仕掛け
- 飛び出すバネの仕掛け
それぞれみていきましょう。
重ねて立体感を出す仕掛け
カットした画用紙を重ねるだけで完成するこちらのカードは、難しい工程がないので小さな子供でも簡単に作ることができます。
手先が器用な子であれば、難しいデザインに挑戦してみるのも楽しいでしょう。たとえば、星や花、クローバーなどがおすすめです。
用意するもの
- 色画用紙
- はさみ
- のり
作り方
- カードに収まるサイズで、色画用紙を丸形にカットする
- 1.を6~10枚作る
- 全て半分に折り、折り目をつける
- 台紙と丸型の真ん中の折り目を合わせ、1枚貼り付ける
- 2枚目からは、丸型の色画用紙の折り目だけにのりをつけて貼り付ける
- のりが乾いたらメッセージを書いて完成
飛び出すバネの仕掛け
カードを開いたときに、ぴょんっと飛び出す仕掛けのカードを作ってみましょう。バネの長さが短すぎると、飛び出しているように見えないことがあります。画用紙の長さを守って作ってくださいね。
用意するもの
- 画用紙:2本(幅1.5cm×長さ15cm)
- はさみ
- のり
作り方
- 幅1.5cmの画用紙の端を合わせ、垂直になるように並べる
- 下にある画用紙を上に重ねるようにして折る
- 2.を繰り返す
- 余ったところははさみで切り、バネの完成
- バネの上下に両面テープを貼る
- カードの中心にバネを貼り付ける
- 飛び出させたいイラストや写真をバネに貼り付ける
- カードにメッセージを書いて完成
手形や足形を入れて成長を感じられるカードに仕上げよう
はさみをうまく使えない子供や文字がまだ書けない子供におすすめなのが、手形や足形を押して作る手作りカードです。毎年作ることで、カードを通して子供の成長を感じることができますよ。
用意するもの
- 色の画用紙
- 絵の具
- 筆
作り方
- 画用紙に手形と足形を押す
- 空いた箇所に好きな絵を描いて完成
自由にイラストを描いて完成させよう
色やデザインを決めず、子供の好きなようにイラストを描かせて手作りカードを作るのもおすすめです。子供の自由な発想に任せてみてください。
子供は、勢いあまって画用紙からはみ出すほど大きく描いてしまうこともあるでしょう。画用紙の下に新聞紙やダンボールを敷くと、机や床が汚れる心配がありませんよ。
用意するもの
- 画用紙
- 色鉛筆
- クレヨン
まとめ|仕掛けの誕生日カードは基本を押さえれば簡単に作れる
仕掛けのある誕生日カードは、半分に折った色画用紙に2箇所切り込みを入れ、用意したイラストや写真を貼り付けるだけで完成します。色違いの画用紙を使ったりマスキングテープを使ってデザインしたりすることで、おしゃれな誕生日カードが完成します。
誕生日カードを贈る相手の年齢や好みに合わせてデザインを変えると良いでしょう。今回紹介した仕掛けの誕生日カードの作り方をぜひ参考にしてくださいね。