中学生の子供から「あれがないこれがない」と言われると、「部屋が散らかっているから見つけられないんでしょう」とついつい叱ってしまいますよね。
部屋が散らかってしまう原因の1つに、小学生のころと比べて学校で使うものが増えるということが考えられます。
今回は、中学生の子供に絞って、教科書・文房具・制服などの収納アイデアを紹介します。子供部屋の片付け方法に悩んでいる親御さんは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
目次
男の子も女の子も必見!中学生の部屋をすっきり片付けるためのコツ
勉強に部活に何かと忙しい中学生。平日だけでなく土日も部活や塾があると、いざ部屋の整理整頓をしようとしたときには「ヘトヘトで片付けが進まない…」なんてこともあるでしょう。
片付けのポイントは、できるだけ手に取りやすく元に戻しやすい収納を取り入れることです。今回紹介する5つのコツをぜひ真似してみてください。
- どこに何があるのか見える方法で収納する
- 机の上にはできるだけものを置かない
- 教材を何年も残さない
- ほぼ毎日使うものは手に取りやすい場所に置く
- 勉強に使うものとそれ以外を分けて収納する
後ほど、制服や教科書など、もの別で収納アイデアを紹介するので、記事の後半もチェックしてくださいね。
どこに何があるのか見える方法で収納する
どこに何があるのか見える方法で収納すると、探す・取り出す・しまうという3つの動きがスムーズにできるようになります。大きめのオープンラックを使って教科書や部活で使うもの、ゲームなどを収納すれば、必要なときにサッと取り出せます。
なるべく隠す収納にしたい場合は、収納ボックスなどを使うのも良いでしょう。中身が一目で分かるようラベリングしておくと、必要なものがすぐに見つけられます。
収納する場所を視覚的に把握できるようにすることで、片付けのハードルがグッと低くなりますよ。
机の上にはできるだけものを置かない
机の上に収納場所を作ってしまうと、入りきらなかったものを机の上に次々と重ねてしまうことが考えられます。机の上にはできるだけものを置かないようにしましょう。
また、机の上にものが溢れかえっていると、部屋全体が散らかっているように見えてしまいます。片付けないことには勉強ができないという環境にならないよう、机の上は常にスッキリさせておきましょう。
教材を何年も残さない
これまで使った全ての教材を処分せずに持っていると、ものが溢れてしまい収納場所にも困ります。ただ、学年が上がるタイミングで使っていた教材を捨ててしまうと、見返すことができなくなるので子供にとっては不安ですよね。
基本的に、残す教材は1学年前までが良いでしょう。プリント類は、数も多くファイリングにも時間がかかってしまうため、学年が上がったタイミングで捨てることをおすすめします。
ほぼ毎日使うものは手に取りやすい場所に置く
ほぼ毎日使うものは、すぐ手に取れる場所に置いておくと探す手間がかからないので便利です。例えば、制服はクローゼットにしまわずハンガーラックにかけ、ペンや教科書などは勉強机の近くに置くなど。
どうしても捨てられない思い出のアルバムや、しばらく着る機会のない季節の服は、棚や押入れの奥に収納しましょう。使用頻度に合わせて収納場所を決めることで、子供部屋をすっきり片付けることができます。
勉強に使うものとそれ以外を分けて収納する
いざ勉強しようとしたとき、ゲームや漫画が視界に入ってしまうとそちらに気を取られてしまいかねません。勉強に使うものとそれ以外を分けて収納し、勉強机の周辺には勉強に必要なものだけを置きましょう。
【カテゴリー別】中学生のための収納アイデア
学校や家庭環境にもよりますが、中学生になると朝課外があったり夜遅くまで塾に行ったりするなど、時間に追われる傾向があります。朝、または学校から帰宅した後など、サッと準備して出かけられるのが理想ですよね。
ものが見つからず慌てないためにも、普段使うものは取り出しやすく片付けやすい方法で収納しましょう。
- 教科書
- 文房具
- 制服
- 通学バッグや部活で使うもの
- ゲームなどの趣味道具
上記の収納方法を順に紹介します。
教科書
教科書は、机周りに設置した棚に収納しましょう。椅子に座ったまま手を伸ばして取れる距離に教科書があれば、取り出す手間もかかりません。
教科書が見つからないと、勉強するやる気がどんどんなくなってしまうことがあります。使用頻度の低い教科書であっても、現在使っているものであれば机の近くに置きましょう。
子供部屋ではなくリビングやダイニングのテーブルで勉強している子供の場合は、キャスター付きワゴンに教科書などをまとめておくのがおすすめです。勉強する際に部屋から簡単に移動させることができるので、便利ですよ。
文房具
文房具を収納するなら、浅めの整理トレーを使って机の引き出しに収納しましょう。ペン立てや深めのボックスを使用して収納する方法と違い、どこに何があるのか一目で分かるのが利点です。シャーペンや蛍光ペンだけでなく、はさみや消しゴムなどの置く場所も定まっていると、片付けるのも取り出すのも楽になります。
引き出しがない机を使用している場合は、仕切りのある、または引き出しがいくつか付いている収納ボックスがおすすめです。机の上に置くと作業スペースが狭くなってしまうため、机の近くの棚やオープンラックに置いて、勉強するスペースを確保してくださいね。
制服
「制服をきちんとハンガーにかけなさい」と中学生の子供にすぐ怒ってしまう人は多いのではないでしょうか。
制服を脱ぎっぱなしにするとシワになりやすく、帰宅後はすぐにハンガーにかける習慣をつけるのがベストです。とはいっても、子供が片付けの習慣をつけ、自主的に動けるようになるのは簡単なことではありません。
そんなときは、片付けのハードルを下げてみましょう。例えば、ドアハンガーをドアに設置しておけば、クローゼットの中に制服を収納する手間が省けます。
また、部屋のスペースに余裕があれば、ハンガーラックを置き、見せる収納を取り入れるのもおすすめです。棚付きタイプなら、学校で使うものを一緒にまとめておくことができますよ。
通学バッグや部活で使うもの
通学バッグや部活で使うものの置き場所を、玄関に設けてみてはいかがでしょうか。
バッグの中には洗濯物やお弁当、学校からの書類など、親にとって帰宅後すぐに出して欲しいものがたくさんあります。帰宅後、通学バッグをそのまま部屋に持ち込んでしまうと、中身を出し忘れてしまうこともあるでしょう。
玄関に通学バッグや部活で使うものを置くスペースを用意しておけば、「まずはお弁当などを出す」という習慣を身につけやすくなるかもしれません。
ベンチやかごを設置して置き場所を決めておくことで、玄関が散らかりにくくなりますよ。
ゲームなどの趣味道具
ゲームなどの趣味道具は、ざっくり分けて収納するのがポイントです。というのも、本体やコードなど1つずつファスナーケースに収納するなど細かく収納方法を決めてしまうと、片付けに時間がかかってしまいます。その結果、子供が片付けることに苦手意識を感じてしまう場合があります。
ゲーム機・ゲームのカセット・その他の遊び道具と、ざっくり種類分けしてボックスにまとめるのがおすすめです。ボックスは遊び道具入れ専用のオープンラックやベッドの下に収納しておくことで、取り出しやすく、かつ片付けやすいですよ。
片付けられないならリビング・ダイニングに収納するのもおすすめ!
勉強道具や遊び道具を子供部屋に収納することにこだわる必要はありません。どうしても片付けられず子供部屋が散らかってしまうようであれば、リビングやダイニングを収納場所として使うのも1つの手です。
リビングやダイニングに収納するものは、頻繁に使用する勉強道具やゲームなど、少量に留めておくのがポイントです。片付けられなかった子供でも、少ない量であれば親のサポートで徐々に片付けられるようになるかもしれません。
1点注意しておきたいのが、収納場所です。部屋のあちこちに収納場所を作ってしまうと、子供がものの在りかを把握できなくなります。片付けに対し、さらに苦手意識を持ってしまうことも考えられるでしょう。
片付けがラクになるよう、子供専用の棚を設けてまとめて収納すると良いですよ。
中学生の子供に片付けてもらうためにはどうすればよい?
親から「片付けなさい」と言われて反抗する子供は、少なくありません。𠮟りつけるのではなく、お願いする気持ちで声掛けをしてみましょう。例えば、以下のような言葉を使ってみてください。
子供に片付けてもらうための声掛け
- 片付けを手伝ってくれる?
- 片付けてくれたら嬉しいな!
- 一緒に片付けてくれる?
- 片付けてくれたら助かるな!
中学生の子供は、勉強や友達付き合い、部活など悩みの多い時期です。「疲れているから」「気持ちが沈んでいるから」など、片付けができない理由があるかもしれません。まずは子供の置かれている状況を理解してあげることが大切ですよ。
まとめ|見せる収納にすることで散らかりにくくなる
部屋が散らかりやすい中学生には、見せる収納がおすすめです。教科書は勉強机の横にまとめて置く、制服はドアに設置したドアハンガーにかけて収納するなど、ものがすぐに見つかり、かつ取り出しやすい環境を整えておきましょう。
どうしても片付けられず子供部屋が散らかってしまう場合は、リビングやダイニングに収納場所を作るのも良いでしょう。その際は、部屋の至る所に置き場所を設置するのではなく、1ヶ所にまとめて収納してください。
今回紹介した片付けのコツやおすすめの収納アイデアを、ぜひ真似してみてくださいね。