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大学生にお年玉は必要?金額の相場や何歳まであげるべきか徹底検証

お年玉をあげる立場になると、金額の相場やマナーなどについて悩むことも多いでしょう。特に相手が大学生の場合、アルバイトなどですでに自分でお金を稼いでいるケースもあります。その場合、そもそもお年玉が必要かどうか、というのも迷ってしまうでしょう。

一般的には、学生の間はお年玉をあげても問題ありませんので、大学を卒業するまではあげ続けてもよいでしょう。

この記事では、年齢別のお年玉の相場や、あげる際のマナーなどについても解説していきます。お正月に向けて、ぜひチェックしてみましょう。

大学生にお年玉は必要?あげるなら何歳まで?

お年玉をあげる年齢に特に明確な決まりはありません。未就学児の頃からあげ始め、学生の間はあげ続けるのが一般的です。そのため、大学を卒業するまではあげてもよいでしょう。

ただし、地域や家庭の風習などにより、「お年玉は18歳まで」としている場合もあります。あげてもよいかどうか、判断に迷うときには、事前に親族などに確認しておくと安心ですね。高校を卒業してすぐに社会人として働いている場合には、あげなくてもよいでしょう。

【年齢別】お年玉の金額相場

お年玉をあげる側になると、金額に迷う方も多いのではないでしょうか。金額の相場は、あげる相手の年齢によって判断するのが一般的です。自分の子どもにあげる場合は、あらかじめ夫婦間で金額のルールを決めておくと良いでしょう。年齢別の金額相場は以下の通りです。

未就学児は3,000円未満

未就学児にあげるお年玉の金額は、バラつきが多いのが特徴です。近い親族や家族以外であれば、未就学児の間はお年玉をあげず、小学校入学を機にスタートするのも良いでしょう。

一般的に3歳位までは、500円〜1,000円を目安にあげるのが妥当です。3歳未満の子どもは、お金をもらうことを理解していない場合が多いため、本人に手渡すというよりも、親に渡すことがほとんどです。3歳未満の子にお年玉をあげる場合は、その子が好きなキャラクターのポチ袋に、500円を入れてあげるだけでも十分でしょう。

足りないと感じる方は、500円のお年玉におもちゃやお菓子をプラスするか、1,000円をあげれば問題ありません。3歳以降になると、おこづかいをもらうということも、少しずつ理解できる年齢になります。つい多めの金額をあげたくなりますが、小学校に入学するまでは、多くても3,000円未満にとどめておくのがベストでしょう。

小学生は3,000円〜5,000円

小学生の場合、低学年と高学年で金額の相場が異なります。低学年の間は、行動範囲も広くありませんし、まだ親と一緒に行動することが多い年齢です。あげる金額も3,000円以内がベストでしょう。

高学年になると、お友だち同士で近所に出かけてちょっとした買い物を楽しんだり、行動範囲が少しずつ広がります。そのため、あげる金額も低学年より少し増やしてあげるとよいでしょう。小学生の間は渡しすぎに注意し、多くても5,000円以内にしておくのがおすすめです。

中学生は5,000円〜10,000円

中学生へのお年玉は、5,000円前後から10,000円が相場です。中学生になると、小学6年生のときにあげていた金額よりも少し増やすのが一般的です。ただし、中学生の間は10,000円以内が良いでしょう。

中学生になると、少し高額なゲームやアイテムなどに興味が出てくる年齢です。欲しいものを、普段のおこづかいを貯めながら、お年玉とあわせて購入しようと考える子も少なくないでしょう。お金の使い方について考え始める年齢でもありますので、少なすぎず、多すぎない金額をあげるのがおすすめです。

高校生は10,000円前後

高校生になると一気に行動範囲が広がります。趣味ができたり、ファッションに気を遣うようになったりする年頃ですよね。お友だちと遠出の計画を立てる子も増えてくるでしょう。おの使い方も子どもによって差が出てくる年齢です。貯金したり、特別なものを購入したり、使い方に選択肢を与えられるくらいの金額がよいでしょう。相場としては、10,000円前後がおすすめです。

大学生は10,000円以上

大学生になると、サークルのイベントに参加したり、一人暮らしをはじめたりする子も増えるでしょう。高校生の頃とは、ライフスタイルががらりと変わり、使うお金が増えてくる年齢でもあります。お年玉をあげる金額は、10,000円以上が良いでしょう。

高校生のときにすでに10,000円あげている場合は、30,000円以内を目安にするのがおすすめ。大学生には、卒業祝いや就職祝いなどお年玉以外にまとまった金額を渡す機会も多くなります。お祝いの金額なども見越して、あまり高額なお年玉をあげなくても良いでしょう。

祖父母からのお年玉の相場は?

一般的に、祖父母からのお年玉は、親や親戚より高額になる傾向があります。しかし、本来は祖父母から孫へのお年玉も、年齢ごとの相場と同額で十分です。

しかし、祖父母にとって「孫は特別な存在」であることが多いでしょう。またお孫さんにとっても、よほど疎遠でないかぎり、祖父母は特別な存在です。そのため、祖父母からお孫さんへのお年玉は、あげたい金額を渡して問題ないでしょう。

ただし、年齢の相場よりもかなり多めの金額を渡したい場合には、いきなり孫に渡すのでなく、孫の親でもある自分の子どもや配偶者へ事前に渡しておくのもおすすめですよ。

お年玉をあげる際のマナー

お年玉をあげる際には、様々なマナーがあります。ポチ袋に入れて渡す、お札は新札にする、忌み数を避けるなどは、知っている方も多いのではないでしょうか。

また、住んでいる地域によってもお年玉をあげる際のマナーは異なります。引越し先で初めてお年玉をあげる場合は、その土地に住んでいる親戚や友人などに事前に確認しておくのがおすすめです。

それでは、それぞれのマナーについて、詳しくみていきましょう。

ポチ袋に入れて渡す

お年玉はポチ袋に入れて渡しましょう。ただ入れて渡すだけでなく、ポチ袋の表には渡す相手の名前を書き、裏面には自分の名前を書くのがマナーです。名前と一緒に一言メッセージを書き加えるのもよいでしょう。

急な来客などで、ポチ袋を持っていない場合には、紙や封筒に包んで渡しましょう。包めるものがないときには、ティッシュペーパーでもいいので、包んでから渡します。その際には、ポチ袋がないことと、お詫びの一言を添えることをおすすめします。

年始は、急な来客や外出先でお年玉が必要になることもあります。年末前までにはポチ袋を多めに用意しておくと安心ですよ。

お札や硬貨は新札やキレイなものを準備

お年玉に限らず、人に渡すお金はきれいなものを用意するのがマナーです。特に年始は急な来客や外出先で、急遽お年玉を準備しなければならない機会もあるでしょう。その場になって慌てないよう、年末などにまとめて新札やきれいな硬貨を準備しておくと安心ですよ。

硬貨の向きやお札の正しい折り方に注意

ポチ袋にお札や硬貨を入れる際には、正しい折り方と向きに気をつけましょう。正しいお札の折り方は、肖像が内側になるように左から右に三つ折りにする方法です。硬貨は、製造年月が記載されている方を下にして、ポチ袋に入れます。

お札の折り方を知っている方は多いと思いますが、硬貨の正しい入れ方は意外と知らない方も多いでしょう。特に未就学児に渡す場合は、親に渡して親が中身を取り出すケースがほとんどです。取り出す際に「あれ?」と思われないようにしたいですね。

忌み数はできるだけ避ける

近年では気にしない方も増えましたが、忌み数は避けるのが無難です。死を連想する「4」のつく金額や、苦を連想する「9」のつく金額なども、特別な事情がない限りは避けましょう。

目上の方の子どもには現金を渡さない

そもそもお年玉は、目上の人が目下の人に対して渡すものです。会社の上司や先輩の子どもに渡すのも、基本的にマナー違反です。しかし、親しくしている間柄の場合には、何も渡さないのは逆に不自然に感じることもあるでしょう。

そのような場合には、お年賀という形でお菓子などを渡すのがおすすめです。最近では、Amazonのギフトカードなどのプリペイド式カードを選ぶ方も増えています。現金以外のもので、気のきいたものを渡すのがよいでしょう。

地域によって2,000円は縁起が悪いと思われることも

割り切れる数字である2,000円は、縁起が悪いとされている地域もあります。そのような地域に住んでいる場合、お年玉には1,000円か3,000円を渡すしましょう。引越したばかりなどで、その土地のルールを知らない場合には、あらかじめ周囲の人に聞いて確認しておくのが安心です。

大学生のお年玉の使い道おすすめ

大学生になると、ひとり暮らしを始めたりアルバイトをしたり、ライフスタイルが大きく変化する子も多いでしょう。またサークル活動などで交友関係が一気に広がり、交際費が増えることも。高校生までと比べると、お金の使い方が変化する年齢です。

ここでは、大学生におすすめのお年玉の使い道について解説していきます。使い道に迷っている方や、大学生の子どもを持つ親御さんは、ぜひチェックしてみてください。

貯金する

大学生は就活などを通して、将来の仕事やライフスタイルについて考える年齢です。同時に、交友関係や趣味が一気に増えてくる人も多いことでしょう。急な出費が出てくる年齢でもあります。

急な出費や将来に備えて、しっかり貯金しておくと安心ですよ。

普段買えないものを買う

アルバイトのお給料や月々のお小遣いは、交際費や生活費に使ってしまう大学生も多いでしょう。お年玉は、年に一度の貴重な臨時収入です。普段の生活ではなかなか買えないブランドのアイテムなど、長く使える貴重なものを思いきって購入できるチャンスでもあります。

若いうちから本物に触れる経験をしておくことで、大人になったときの見る目が養われ、感性が磨かれます。有意義なものを購入するには、とてもいい機会ですね。

旅行などの体験に使う

思いきって友人と海外旅行に行ってみたり、一人旅をしてみたりするのもおすすめです。社会人になると、ハイシーズン以外でのお休みが取りにくくなりますし、新人の頃はお給料も思うようにあがらないことも多いでしょう。そのため、体験にお金や時間を使う余裕がないことがほとんどです。

時間を作りやすい大学生のうちに、非日常的な体験にお金を使うのはとても有意義でおすすめですよ。

投資の練習用として使ってみる

近年ますます投資信託に注目が集まっていますよね。つみたてNISAやiDeCoなどは、少額でも早くから始めるほど、長期的な資産形成ができます。つみたてNISAは18歳以上であれば口座を開設できますし、iDeCoは20歳以上であれば利用可能です。

特につみたてNISAの場合、ネット証券の種類によっては月々100円単位で運用できるところもありますので、将来の練習用として少額から始めてみるのにおすすめですよ。

まとめ|お年玉は年齢に見合った金額を。あげる際のルールを決めておくのもおすすめ

はじめてお年玉をあげる立場になると、いくらあげればよいか迷い、ついつい多めにあげてしまうこともあるでしょう。お年玉は、毎年あげ続けますし、前年より少ない金額をあげることは、基本的にはありません。年齢に見合った金額からスタートして、学年や年齢を重ねるごとに、徐々に増額していくのがおすすめです。

自分の子どもにあげる場合にも、相場に合った金額のルールを事前に家庭内で決めておくとよいでしょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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