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お年玉をいとこにあげるなら相場はいくら?あげる必要のない場合やマナーについて

自分がいとこよりも年上だったり、社会人になるのが早かったりすれば、年下のいとこにお年玉をあげるべきなのか悩みますよね。いくらあげるべきなのかも、気になるところでしょう。

そこで今回、「いとこにお年玉をあげるのは一般的なのか」「いつからいつまであげるべきなのか」「お年玉の相場はいくらなのか」、こういった疑問を解消していきます。

今までもらってばかりいた人は、これからあげる側に回ることになるでしょう。お年玉をあげる際のルールやマナーなどについても併せて紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

いとこにお年玉を渡すべき?あげるあげないの決め方とは

お年玉は親や祖父母、叔父叔母から子どもにあげることが多いため、同じ立場であるいとこに必ずしもあげる必要はありません

ただ、親戚の中で決まったルールがない場合、年の離れたいとこがいれば「あげたほうがいいのかな」と悩みますよね。一般的にお年玉のあげるあげないは、どのように決めればいいのか紹介します。

  • いとこへのお年玉は一般的ではない
  • あげるかどうかは自分といとこの年齢に着目!

年下のいとこが多い人は要チェックです。

いとこへのお年玉は一般的ではない

お年玉は目上の人が年下の人にあげることが多いため、たとえ年が離れていても同じ立場であるいとこにお年玉をあげるのは、一般的ではありません

しかし、「誰が誰にお年玉をあげるべき」といった決まりごとがあるわけではないので、まずは親戚内のルールがあるかどうか両親や親戚に聞いてみるといいですよ。これまでいとこ同士のお年玉のやり取りがなかったのであれば、渡す必要はないでしょう。

あげることによって、かえって叔父叔母に気を遣わせてしまう場合も考えられます。どうしてもあげたい場合は、一度両親に相談してみるといいですよ。

あげるかどうかは自分といとこの年齢に着目!

親戚内のルールがなければ、自分といとこの年齢差をみて、あげるのかあげないのか決めるといいでしょう。

先ほどいとこにお年玉をあげるのは一般的ではないとお伝えしましたが、親戚で集まった時に、周りの大人たちが小学生のいとこにお年玉をあげているのに、30歳近い自分が渡さないのは少し居心地が悪いですよね。

自分といとこの年齢差が結構離れていて、なおかつ自分が社会人なのであれば、あげてもいいかもしれませんね。いとこたちもきっと喜んでくれるでしょう。

一番大切なのは、あげたい気持ちがあるかどうかです。一度お年玉をあげると、いとこが成人するまで毎年渡す必要があります。兄弟がいれば1人だけに渡すわけにもいきません。

そういったお年玉のマナーを知ったうえで、継続できそうであればあげるといいですよ。お年玉のマナーについては後ほど詳しく紹介します。

いとこへのお年玉の相場を年齢別でチェック

いとこだからといって、お年玉の金額があまりにも低かったり、逆に高かったりしてはいけません。子どもたちは、大人のいないところでいくらもらったのか話している可能性があるからです。

また、親族間でお年玉の金額に大きな差があると、お互いに気を遣ってしまい、ギクシャクした関係が生まれてしまいかねません。お年玉の金額について両親に聞いたり親戚間でルールを決めたりしておくのも、トラブルを回避するためには大切なことです。

はじめてお年玉をあげる人は、ぜひ下記の相場を参考にしてくださいね。

  • 【未就学児】500~1,000円
  • 【小学生】1,000~3,000円
  • 【中学生】3,000~5,000円
  • 【高校生】5,000~10,000円
  • 【大学生】10,000円以上

年代ごとに区切って紹介します。

【未就学児】500~1,000円

子どもは幼稚園に通い始める3歳頃から、お金とはどういったものか少しずつ理解し始めます。

お年玉をあげると「これでチョコレートが買える」なんて言って喜んでくれれば、きっと「あげてよかった」と思えるでしょう。いとこに直接手渡しでお年玉をあげるといいですよ。

まだ幼稚園に通っていない1〜2歳のいとこにお年玉をあげる場合は、直接いとこに渡すのではなく、いとこの親に渡すことが多いようです。

「よかったら子どものために使ってください」という気持ちでいとこの親に渡すため、500〜1,000円よりも高い金額を包んだほうがいいといわれています。ただ、気を遣わせてしまう10,000円以上の金額は避けてくださいね。

【小学生】1,000~3,000円

小学生にあげるお年玉の相場は、低学年であれば1,000〜2,000円、高学年になれば3,000円が多いようです。小学生で500円は少なすぎるので最低でも1,000円包みましょう。

高学年になれば、自分の財布からお金を出して買い物をする機会が増えます。あまりにも低い金額だとガッカリさせてしまう可能性があるので、3,000円が妥当でしょう。

正しい金銭感覚をつけてもらうためにも、高すぎる金額を包むのは避けたほうがいいですね。

また、小学校6年間ずっと同じ金額をあげるよりも、学年が上がるごとに金額に多少の変化をつけるといいでしょう。迷った時は、低学年と高学年に区切って金額の差をつけるといいですよ。

【中学生】3,000~5,000円

中学生にあげるお年玉の相場は3,000〜5,000円です。

趣味が増え、欲しいものが増える年頃です。年始の初売りセールを楽しみにしている子もいるかもしれないので、そういった娯楽に使えるだけの金額をあげると喜んでくれるでしょう。

3,000円は少ないといった意見もあります。しかし、毎年5,000円をあげるよりも、学年が上がるごとに少しでも金額が上がるほうが、子どもにとっても嬉しいでしょう。

中学生のお年玉は、金額に変化をつけることをポイントにするといいですよ。

【高校生】5,000~10,000円

高校生にあげるお年玉の相場は5,000〜10,000円ですが、比較的高校1年生から10,000円をあげている人が多いようです。10,000円以上包むといとこの親が気を遣うので、控えたほうがいいでしょう。

ついつい子どもは「お年玉は必ずもらえるもの」として捉えがちになります。お年玉の本来の意味や目的をきちんと理解してもらうことが大切なので、あげる側も年齢に合った金額を渡すといいですよ。

【大学生】10,000円以上

大学生や専門学生になれば、お年玉の相場は10,000円以上です。30,000円あげる人も多く、「親戚の子どもが大きくなり、滅多に会わなくなったから一度にあげる額が上がった」といった理由が考えられます。

高額になるので、渡すタイミングにも注意が必要です。なるべくお家の中で渡し、すぐに「バッグの中に入れておいで」と一言声をかけてあげるといいですよ。

初めてお年玉をあげる人必見!マナーやルールを覚えておこう

親戚同士の長い付き合いといえども、お金のやり取りは慎重におこないましょう。金額に関わらずお金を扱う以上、トラブルは避けなければなりません。
新年を気持ちよく迎えるためにも、今回紹介するお年玉のマナーやルールをぜひ覚えておくといいですよ。

お年玉袋とお札の基本

お年玉袋やお札の入れ方などを紹介します。

お年玉袋の基本

お金を袋に包まずに渡すのは失礼に当たります。かならずポチ袋に入れ、どうしても用意できない場合は、封筒や紙に包んでから渡しましょう。

また、お金の入れ方にもルールがあり、適当にお札を折って入れてはいけません。下記の順番に沿ってお年玉を準備してくださいね。

  1. お札を表に向け、左右の順番に三つ折りにする。
  2. 複数枚お札がある場合は、一枚ずつ折るのではなく重ねて三つ折りにする。
  3. ポチ袋の表側を正面に向けた状態で、三つ折りにしたお札を入れる。

金額が異なるお札を包む場合も、重ねて三つ折りにしましょう。1,000円よりも5,000円、5,000円よりも10,000円のほうがサイズが大きいので、金額が高いお札の上に金額が低いお札を重ねていくと、きれいに三つ折りできますよ。
逆さになったり、裏表になったりしないように気をつけてくださいね。

ポチ袋の表に相手の名前、裏に自分の名前を書いておきましょう。複数人にお年玉をあげる時の渡し間違いを防げます

ポチ袋の種類を変えるのも一つの手です。相手が好きそうなキャラクターや柄が描かれているポチ袋を用意すれば、渡し間違いを防ぐだけでなく、相手にも喜んでもらえるはずです。

お札の基本

お札はできるだけ新札を準備しましょう。子どもの年齢や間柄は関係なく、お年玉のルールとして覚えておくといいですよ。

お札の両替は銀行の窓口や両替機で新札に変えることができます。年末は店舗が閉まっていたり、混雑していたりする可能性が高いです。それだけでなく、自分自身も大掃除や帰省でバタバタすることが予想されるため、12月中旬ごろまでに準備しておくと安心です。

お金の代わりにプレゼントを渡してもOK

今でもよく遊んだり、頻繁に連絡を取っていたりしていとこの好きなものや趣味を把握しているのであれば、お金ではなくプレゼントを贈るのもいいでしょう。子どもにとって、自分のことをよく知ってくれている人が近くにいるという状況は大切なことです。親戚同士の絆も深まるでしょう。

また、いとこに関わらず、お年玉をあげる相手がお金をまだよく理解できていない年頃であれば、直接プレゼントをあげるほうが子どもも喜びます。高価なものでなくても構いません。お人形やミニカーなどの遊び道具がおすすめですよ。

大学生や専門学生にあげなくても良い

大学生や専門学生になれば、大人の考えを持った成人です。学生だからといって必ずしもお年玉をあげる必要はありません

実際に、高校を卒業した子どもや親戚にお年玉はあげないと決めている人は多いようです。もしもあげるべきか迷った場合は、いとこが今でも親からお年玉をもらっているのかどうかを基準にするのもいいでしょう。

ただ、いとこが高校を卒業するまでは、自分の気分でお年玉をあげたりあげなかったりしてはいけません。一度あげ始めたら、学生の間、または成人を迎えるまでは渡し続けましょう。

金額は兄弟差をつけよう

子どもは、いくらもらったのかで喧嘩になることがあります。もちろん、年下の子が拗ねているのであれば「大きくなればもらえる額も増えるよ」と教えてあげれば問題ありません。

しかし、年下の妹や弟がお兄ちゃんやお姉ちゃんと同じ額のお年玉をもらっていれば、「私の時はそんなに多くもらっていなかった」とお兄ちゃんやお姉ちゃんから言われるかもしれません。

子どもは案外もらった額を覚えているものです。金額が下がったり極端に上がったりしないように、去年はいくらあげたのか覚えておきましょう

家族や親戚のルールがあれば、それに従ってお年玉の金額を決めるといいですよ。トラブル回避にもつながります。

いとこの子や姪っ子甥っ子へのお年玉の相場はいくら?

20歳を過ぎるといとこや兄弟姉妹に子どもができ、自分が叔父叔母になる人も増えるでしょう。いとこの子や姪っ子甥っ子にあげるお年玉は、先ほど紹介した通りの相場を目安にあげるといいですよ。

ただ、「いとこより年下の自分が先に子どもを産んだけれどお年玉をもらえなかったから、いとこの子どもにはお年玉をあげていない」といったケースもあります。いきなりいとこの子にお年玉をあげると「自分はあげていない」と気を遣わせてしまうこともあるので、無理にお年玉をあげる必要はないでしょう。

負担になるからお互いお年玉をあげないと決めているケースもあるようです。事前にいとこ同士、兄弟姉妹同士で決めておくのもいいですね。

まとめ:いとこへのお年玉の相場は年齢によって変わる

いとこにあげるお年玉は一般的ではありませんが、いとこと自分の年の差が大きく離れていて、なおかつ自分が社会人ならばあげてもいいでしょう。お年玉の金額は、子どもが成長するにつれて徐々に上げていくといいですよ。

お年玉といえども、お金のやり取りは適当にしてはいけません。あまりにも高い金額をあげると気を遣わせてしまうこともあるので、まずは両親にお年玉に関する親族間のルールがあるのかどうか聞いてみるといいですよ。

素敵な1年の始まりを迎えるためにも、気持ちの良い付き合いを心がけることも大事なポイントです。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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