目次
きれいなお札でお祝いや感謝の気持ちを伝えたい
もうすぐ卒業シーズン。卒業・入学・就職祝いにお金を贈りたい、ゲストにお車代を渡したいというシーンも多いはず。そんなときに使えるお札のライフハックを紹介します。
お札を美しく三つ折りにするライフハック
お年玉・お祝いとして渡すお札を折る時は、「三つ折り」にすることが多いもの。四つ折りは「四(し)」という字が縁起の悪さを連想させるため、避けるのがマナーといわれます。
ところが、端を基準にできる二つ折りや四つ折りは簡単ですが、美しく三つ折りにするのはなかなか難しいです。新紙幣の流通が始まるまで使える「目印」を紹介します。
千円札の場合
千円札を三つ折りにする際の目印は、野口英世の眉です。
眉の端にお札の端を揃えるようにすると、美しく三つ折りにできます。
五千円札の場合
五千円札の場合は「樋口一葉」の字の「一」が目印になります。
「一」の左端に反対側の端を揃えると、美しく三つ折りにできます。
1万円札の場合
一万円札の場合は、印が目印になります。ちなみにこの印、「総裁之印」と書いてあるそうです。
この印の右側2字の中央にお札の端を合わせると、美しく三つ折りにできます。
お札のシワを伸ばすライフハック
ピン札が必要になった時は、銀行であらかじめ交換してもらうもの。
ですが、「お祝い事に急きょ参加することになった」「ピン札が想定より多く必要になった」「忙しすぎて銀行が開いている時間に行けなかった」等、緊急事態が発生してしまう場合もあります。お札のシワをピンとさせるライフハックを紹介します。
もちろん「新札が流通する前に、旧札をきれいな形でとっておきたい」「自由研究の課題にしたい」という時にも、ぜひ使ってみてください。
このライフハックの注意点
このライフハックはアイロンの熱を使うため、ヤケドに十分注意して行ってください。
お札は100℃程度の熱を数秒かける程度であれば大丈夫ですが、それ以上の熱を加えると焦げるおそれがあります。
千円札はそのまま熱をかけて大丈夫ですが、五千円札・一万円札の場合は偽造防止のホログラム(写真の赤い丸の部分)を避けてアイロンをかけるようにしてください。熱をかけてしまうと、ホログラムが変質し、自動販売機などで使えなくなるおそれがあります。
海外のお札も避けてください。海外のお札はあまり丈夫でなかったり、熱に弱い素材で作られている場合があります。例えばオーストラリアのお札はポリマー(合成樹脂)でできているため外的な力や水には強いですが、熱には弱いです。このライフハックは日本のお札でのみ使用してください。
大根の絞り汁を使う
理科の実験で「10円玉のサビ落とし」をしたことがある方も多いのではないでしょうか。10円玉のサビはお酢やレモン汁にしばらく漬ければ落ちますが、お札のシワは大根の絞り汁で伸ばすことができます。
大根のすりおろしをキッチンペーパーに包んだものでお札の表面をトントン叩き、お札をまんべんなく湿らせます。
大根に含まれている酵素のはたらきにより、お札のシワがとれやすくなります。
低温(100℃)のアイロンをかけると、お札のシワがピンと伸びます。さすがに深いシワは取れませんが、くしゃっと握った程度のシワなら元通り!
ヘアアイロンを使う
アイロンのかわりに、100℃に設定できるヘアアイロンがあれば使ってもいいでしょう。
水で表面をまんべんなく湿らせ、焦げに気をつけながらシワを伸ばしてみてください。
ピシッとしたお札で気持ちよく
感謝やお祝いの気持ちをこめてお札を包むとき、「あー、失敗しちゃった」は避けたいもの。美しく三つ折りにしたり、シワを伸ばすライフハックを覚えておけば回避できます。ぜひ使ってみてください。