【キッチンリフォーム】よくある失敗例7選!成功の秘訣やおしゃれな施工事例も紹介


この人に聞きました工藤あきこ

二級建築士・マンションリフォームマネージャー 設計事務所を経て、ハウスメーカーでリフォーム専門の営業設計を担当。10,000人が利用するネットショップの運営経験もあり。38歳での結婚を機に地方に移住。現在は「建築士ライター&主婦ライター」として活動する一方、自身のブログ運営も開始。夫・子どもと爆笑しながら、楽しくほっこりとした日々をおくっています。

キッチンのリフォームを検討するとき「おしゃれな施工事例を見てみたいな。」「失敗したくないな」「どんなことに注意したらいいのかな」と考えることでしょう。

この記事では、キッチンリフォームについて

  • よくある失敗例
  • 注意すること
  • おしゃれな施工事例
  • 費用の相場
  • 工事中のQ&A

を詳しく解説します。

キッチンは家族が集う大切な場所です。

キッチンをどんなふうにリフォームするかで料理も楽しくなりますし、作業もラクになります。この記事を読めば、満足のいく居心地のいいキッチンにリフォームすることができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

キッチンリフォームで大後悔!よくある失敗例7選

【リフォーム失敗例1】収納が足りない

スッキリさせるために吊戸棚をなくすリフォームをされる方がいますが、収納が足りなくなる場合があり注意が必要です。

無理やりすべての食器や調理器具を収納しても、出し入れしにくいですし、すぐに散らかってしまいます。リフォーム前には、収納計画をしっかり練ることが大切です。

【リフォーム失敗例2】キッチンカウンターの高さが合わない

自分の身長にあった高さにあってないキッチンカウンターを選んだ場合、料理がしづらく疲れてしまいます。カウンターの高さ次第で、腰や首に負担がかかってしまうことも多いので、カウンターの高さは慎重に選ばなくてはなりません。

カウンターの高さは80cm・85cm・90cmの3パターンから選べることがほとんどです。一般的に、最適なキッチンカウンターの高さは「身長÷2+5cm」と言われています。160cmであれば、85cmがぴったりな高さといえますね。

キッチンリフォームを何度も担当した私の経験では、カウンターは「最適な高さ基準」の他に「どんな料理をつくることが多いのか」も考慮したほうが満足のいくリフォームになるように思います。

例えば、パスタや煮込み料理でつかう「寸胴鍋」のような深い鍋の出番が多い場合は、カウンターの高さが高すぎると、混ぜにくく洗うのも大変になりますよね。

 

また、年齢もカウンターの高さを決める重要なポイントです。歳を重ねると腰が痛くなりがちですが、カウンターが低すぎると、洗い物のとき腰に負担がかかってしまいます。私のお客様には、あえて腰を曲げなくてすむ高さでカウンターを選ばれた方もいらっしゃいました。

自分にあったカウンターの高さを判断するためにも、実際にショールームで手を動かしてみるということが大切ですね。

 

まとめると、キッチンカウンターの高さを選ぶときは、以下の3点に気を付けることがオススメです。

  • 身長にあった最適な高さを知る
  • 年齢や身体の状態を考慮する
  • ショールームで現物を確認する

 

【リフォーム失敗例3】2人以上で作業しづらい・狭い

キッチンを2人以上で使いたい方は、余裕を持った通路幅で設計しないと窮屈に感じるでしょう。

一般的に、1人で作業する場合の通路幅は90~100cmで足りますが、人がすれ違う場合は120cm程度は必要になります。親子で料理したい場合や、料理中の人の後ろを行き来する頻度が多いなら、通路を十分に確保しなければなりません。

キッチン背面に、冷蔵庫を設置する場合も注意が必要です。カップボードよりも冷蔵庫の方が奥行きがあるので、配置によっては通路を圧迫してしまうことが多くあります。

通路幅は

  • キッチンを使う人数
  • キッチンのレイアウト
  • 人が行き来する頻度
  • 冷蔵庫の奥行き

などを考えたうえで決めるようにしましょう。

 

【リフォーム失敗例4】作業スペースが足りない・使い勝手が悪い

キッチンを同じ大きさで同タイプ(例:I型からI型)に取り換える場合、以前より幅の広いシンクやコンロを選んでしまうと、作業スペースはその分少なくなってしまいます。

I型のキッチンをL型のキッチンにリフォームした場合も注意が必要です。I型からL型キッチンにすると、収納量が増えて動きやすくなります。一方で作業スペースは少なくなるため、使い勝手が悪くなったように感じてしまう方も多いようです。

リフォーム計画の際に、あらかじめ改修前後の作業面積を比べるようにすると安心ですね。

 

【リフォーム失敗例5】アイランドキッチンにしたら生活感が丸見え

壁で囲まれた対面キッチンをすっきりさせるために、見通しのよいアイランドキッチンに憧れる方は多いのではないでしょうか。

しかし、アイランドキッチンはシンクやキッチン道具がリビングから丸見えなので、生活感が出やすくなります。片付けが得意な方や「この際キレイに片付ける習慣をつける」という方にはぴったりですが、「常に片付けないといけないから大変」と後悔する方もいらっしゃるようです。

もし、片付けに不安を覚えるなら、フラットなカウンターではなく

  • カウンター奥に立ち上がりのあるハイバックカウンターを選ぶ
  • 手元を隠せる高さの腰壁でキッチンを囲う

などに留意することで、生活感を軽減することができますよ。

ぜひ、施工会社の担当や設計士に相談してみてくださいね。

 

【リフォーム失敗例6】汚れが目立つ

部屋を明るい印象にしたいと「ステンレス」から明るい「人造大理石」のカウンターにするリフォームが人気です。

しかし、これまでステンレスを使っていた方は、ホワイト系の人造大理石のカウンターの汚れやゴミを目立つと感じてしまうかもしれません。

楽にキレイをキープしたいけど大理石にしたい人は

  • 汚れにくさ
  • 掃除のしやすさ

という基準で選ぶのがオススメです。

 

一口に人造大理石といっても、その種類や仕様はたくさんあります。

ポリエステルよりアクリルの人造大理石のほうが汚れは付きにくいですし、シンクと一体型のほうが継ぎ目にヌメリが溜まらないので掃除がしやすいです。

人造大理石のカウンターを選ぶときは、色だけでなくメンテナンスのしやすさにもこだわってみてくださいね。

 

【リフォーム失敗例7】家電のコンセントが足りない

リフォームを機に新しい家電に買い替えたり、増やしたりする方はたくさんいらっしゃいます。そのため、リフォーム後にコンセントが足りずに、家電の置き場に困るケースが多発しているようです。

延長コードを使ったり、希望の位置とは異なる場所に家電を置いてなんとか対処することはできますが、これではせっかくリフォームしたのに雑然とした印象になってしまいます。

キッチンをリフォームするときは、施工会社に家電の配置も相談しておくと安心です。家電のことを考えた配線計画や適切なコンセント増設工事も提案してくれますよ。

キッチンリフォーム成功の秘訣!6つのことに注意しよう

出典:住友不動産

【成功のポイント1】デザインだけで決めない

キッチンのレイアウトは、家事動線やライフスタイルに大きく影響を与えます。デザインや印象だけで、キッチンのレイアウトを決めてはいけません。

ここでは、よく使われるキッチンのレイアウト5種類のメリット・デメリットをまとめます。

  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • 対面キッチン
  • アイランドキッチン
  • セパレートキッチン

レイアウトの特徴を理解し、自分にあうキッチンを選んでくださいね。

 

I型キッチン

出典:みずらぼ

メリット
  • 低コストで設置できる
  • LDKを広くできる
  • 掃除がしやすい
デメリット
  • キッチン道具やシンクが丸見えになるので、生活感が出やすい
  • ダイニングの照明が自分の影になって当たらないため、手元が暗くなりやすい

 

L型キッチン

出典:アートリフォーム

メリット
  • LDKを広くできる
  • 最小限の動作で作業ができる
  • 掃除がしやすい
デメリット
  • キッチン道具やシンクが丸見えになるので、生活感が出やすい
  • ダイニングの照明が自分の影になって当たらないため、手元が暗くなりやすい・角がデッドスペースになりやすい

 

対面キッチン

出典:ナサホーム

メリット
  • LDKを見渡せる
  • おしゃれな印象になる
  • 明るく開放感がある
  • 食卓に料理を運びやすい
  • 掃除がしやすい
デメリット
  • キッチン道具やシンクが丸見えになるので、生活感が出やすい(※腰壁が無い場合に限る)
  • 吊戸棚がないデザインが多く、収納スペースが少なくなりがち

 

アイランドキッチン

出典:住友不動産

メリット
  • おしゃれな印象になる
  • 2人同時に料理がしやすい
  • 作業スペースが広い
  • 明るく開放感がある
  • 食卓に料理を運びやすい
デメリット
  • リフォーム費用が高くなりがち
  • キッチン道具やシンクが丸見えになるので、生活感が出やすい・広い設置面積が必要になる

 

セパレートキッチン

出典:ナサホーム

メリット
  • おしゃれな印象になる
  • 2人同時に料理がしやすい
  • 食卓に料理を運びやすい
  • 明るく開放感がある
  • 収納スペースが多い
  • 作業スペースが広い
  • 掃除がしやすい
デメリット
  • リフォーム費用が高くなりがち
  • キッチン道具やシンクが丸見えになるので、生活感が出やすい
  • 広い設置面積が必要になる
  • シンクとコンロ間の床を汚しやすい
  • 体の向きを変える必要がある

 

【成功のポイント2】キッチンカウンターの材質の特徴を理解する

キッチンは横幅を大きく取る設備です。そのため、どんなキッチンカウンター(天板)を選ぶかで、空間の印象やメンテナンス頻度が大きく左右されます。

ここでは、キッチンカウンターの代表的な3種類の材質のメリット・デメリットをまとめていきます。

  • ステンレス
  • 人造大理石
  • セラミック

材質の特徴を知った上で、ベストなカウンターを選んでくださいね。

 

ステンレス

出典:みずらぼ

メリット
  • 水や熱、錆に強い
  • 汚れに強い
  • 臭いがつきにくい
  • シンクとカウンターに継ぎ目がない
  • 人造大理石より安価
デメリット
  • 暗い雰囲気になりがち
  • もらい錆がつく
  • 年月が経つと光沢が失われていく

 

人造大理石

出典:住友不動産

メリット
  • 色やデザインのバリエーションが多い
  • インテリアに馴染みやすい
  • 色次第で空間が明るい印象になる

デメリット

  • 熱で変色しやすい
  • 重いものを落とすと割れることもある
  • 傷がつきやすい
  • 年月が経つと黄ばんできやすい
  • 汚れが目立つ

 

セラミック

出典:ナサホーム

メリット
  • 耐久性・耐熱性が高い
  • 汚れにくい
  • 掃除がしやすい
  • おしゃれな印象になる
  • 劣化しにくい
デメリット
  • 価格が高い
  • 重いので搬入が大変

 

【成功のポイント3】収納量を把握する

キッチンには、たくさんのものを収納します。リフォーム計画時には、まず自分の収納量を把握することが大切ですね。

例えば、吊戸棚をなくしてアイランドキッチンにしたいなら、今の収納量をキッチンに収めることはできません。吊戸棚分の食器や調理器具を減らすか、カップボードやパントリーを増設する必要があります。

自分に必要なものを把握し「新しいキッチンの収納量が足りるかどうか」を判断することが重要です。鍋やストックなどキッチンの引き出しの内に置く物の「位置」を決めておくことも、片付くキッチンになる成功の秘訣ですよ。

 

【成功のポイント4】作業スペースは家族の人数や料理を考慮する

前述のとおり、いざ料理をしてみて初めて「作業スペースが足りないこと」に気付くのは、ありがちな失敗です。

必要な作業スペースは

  • 家族の人数
  • どんな料理をつくるか
  • 作業する人の数

で、大きく異なります。

家族の人数が多い場合は具材が増えますし、人数分を器に盛るスペースが必要です。2人以上で調理を楽しむ場合は、それぞれの作業スペースが必要ですし、すれ違うための通路幅を確保しなければなりません。

どれくらいの作業スペースが適切かは、その家のライフスタイルによって様々です。キッチンは、日々の生活を想像したうえで決めることがオススメですよ。

 

【成功のポイント5】家電の位置をあらかじめ決めておく

出典:ナサホーム

キッチンをリフォームするときは、以下の3つをリフォーム業者に相談すると安心です。

  • 家電の数
  • どこに置くのか
  • 家電の消費電力

前述した失敗例のように、リフォーム後に家電を希望の場所におけなかったり、延長コードが必要だったりするケースはよくあります。

失敗しないためには

  • コンセントの位置は、家電の配置に気を付ける
  • ブレーカーは、家電の消費電力の合計に気を付ける

ことが重要です。

キッチン空間は、家電の配置や数を考えたうえで配線計画を行いましょう。

 

【成功のポイント6】ショールームで実物を確認する

キッチンメーカーによって仕様は様々です。キッチンはカタログだけで選ぶのではなく、各メーカーのショールームに実際に足を運び、現物を見てみることが大切です。

キッチンを選ぶときは、下記の手順で進めるとスムーズです。

  1. 最も気になるメーカーのショールームで現物を確認する
  2. 色々なメーカーのショールームに足を運び、見比べる
  3. 気に入ったメーカーのショールームでキッチンの詳細を決めたり、施工業者を決める

ショールームでキッチンの詳細を決めるときは、実際にキッチンに立つときのシミュレーションをしてみるのもポイントです。

自分や家族の日常の動作を思い出しながら仕様を決めると、失敗を避けることができるので安心ですよ。気になるメーカーが多いときは、多くのメーカーのキッチンを見比べられる総合ショールームに行く選択肢もあります。

【施工事例・写真・画像】おしゃれなキッチンリフォーム

おしゃれなキッチンカウンター

出典:住友不動産

黒のカウンターでモダンな印象に仕上げた例です。

空間の雰囲気は、キッチンカウンターの色や材質でガラリと変わります。黒のカウンターを選ぶときは、壁紙やカップボードにグレーや木柄などの「アースカラー」を使うと、おしゃれで落ち着いた雰囲気になりますよ。

 

おしゃれなキッチン収納

出典:ナサホーム

アイランドキッチンの全面に収納を設けた例です。框の扉とゴールドの取手の組み合わせがフレンチテイストでおしゃれですね。くすみ系のカラーを選ぶことで、大人エレガントな空間になっています。

 

壁紙でキッチンをおしゃれに

出典:アートリフォーム

対面キッチンの壁前面にアクセントクロスを貼り、空間をおしゃれにまとめた例です。

アクセントクロスには明るいブルーを選び、キッチンはあえてホワイトにすることで北欧風の可愛らしい印象になっています。

 

キッチンリフォームの費用相場

キッチンの費用は、どんなキッチンを選ぶのか、どこまで工事するかで大きく異なります。

一般的には

  • 交換のみ(キッチンの位置やレイアウトをあまり変えない)・・・80万円前後
  • キッチンの位置やレイアウトも変える・・・100万円前後

になることが多いようです。

特にリフォーム費用が高くなるのは、下記の場合です。

  • キッチンの位置やレイアウトを変える(例:I型からアイランドキッチンにする)
  • 高いグレードやオプションを選ぶ(例:海外製の食洗器を選ぶ)

戸建とマンションでも工事に違いが出ます。ここでは戸建とマンションのキッチンリフォームについてまとめていきます。

 

【費用相場】戸建のキッチンリフォーム

出典:ナサホーム

戸建のキッチンリフォームの費用相場は、80~150万円です。キッチンの交換のみであれば80万円前後で済み、キッチンの位置やレイアウトも変える場合は100万円以上かかる場合があります。

木造の住宅は、配管工事に構造上の制約がないことがほとんどで、通常はキッチンの位置を自由に変えることができます。そのため、戸建のリフォームではレイアウトや位置を変える希望も多く、I型からアイランドキッチンにすることも多くあります。

【費用相場】マンションのキッチンリフォーム

出典:アートリフォーム

マンションのキッチンリフォームの費用相場は、80~100万円です。戸建てと同様、キッチンの位置を変えない場合は80万円前後になる場合が多いです。

キッチンの位置を変えるリフォームは100万円前後が相場になります。ただし、マンションは構造上、キッチンを移動できないケースも多く、同じレイアウトのキッチンを選ばなくてはならない場合もあります。キッチンを選ぶ前に「希望のキッチンにリフォームできるかどうか」を施工業者に相談するのがオススメです。

搬入搬出費用が戸建よりかかるのも、マンションの特徴です。特に、大きなキッチンカウンターの場合はエレベーターに入らないため階段で運ぶ必要があり、人件費も高額になりがちです。

搬入搬出時には、エントランスやエレベーターなどの共有部分に傷が付かないよう、シートで保護するなどの「対策(養生)」が必要になるのもマンションならではですね。

 

キッチンリフォーム工事のQ&A

キッチンのリフォームは頻繁に行う工事ではありません。疑問に思うことはたくさんありますよね。ここでは、キッチンリフォームでよくある質問とその回答をまとめました。

 

工事前の片付けはどうしてる?

キッチンを含め、工事で扱う範囲は工事前日までにすべて「空」にしなければなりません。リフォームの際に「食器類や家具は、工事の廃材と一緒に捨てればいいや」と思われている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

しかし残念ながら、工事の廃材と家庭のゴミは一緒に捨ててはいけないことが法律で決まっています。私自身、担当した多くのお客様から「処分」をお願いされたことがあるのですが、そのたびに事情を説明してお断りしてきました。

不要なものは、自身で処分しなくてはなりません。粗大ごみを捨てるのは大変ですので、着工までに余裕をもって片付け始めてくださいね。

カップボードなどを工事で扱わない場合は、中に食器を置いたままにすることも可能です。しかし、扉を閉めていてもホコリが入り込んでくるため、工事後にすべて洗わなければいけません。

ホコリを避けたい場合は、中身だけをダンボールに入れ、キッチンから離れた部屋に移動させておくようにしましょう。

 

工事中の食事はどうするの?

リフォームには

  • 仮住まいに引っ越しての工事
  • 住みながらの工事

の2パターンがあります。

キッチンの他にも大規模な改装をする場合には、仮住まいに引っ越す必要があります。一方、I型からI型などキッチンを「同じ位置・レイアウト」で交換するだけの場合は、住みながらの工事が可能です。

工事期間(1週間程度)は、思い切って料理をお休みするといいですね。キッチンが使えなくなるので、外食やお弁当で済ませる方がほとんどですよ。

カセットコンロなどの卓上用調理器具を使えば料理は可能ですが、洗いものができないのでオススメではありません。

 

キッチンリフォームのよくあるトラブルは?

リフォーム工事は新築よりもトラブルが起こりやすくなります。

よくある3つのトラブルは下記のとおりです。

  • 見積りよりも高額な費用を請求された
  • マンションの規約違反で工事が中断した
  • 梁があたって思ったとおりのキッチンにできなかった

 

見積りよりも高額な費用を請求された

住みながらのリフォームに多いのが、いつのまにか追加工事を依頼してしまっているケースです。

工事中に職人さんに希望を聞かれたため、それに回答したところ「実は追加費用が必要な内容だった」ということはよくあります。疑問や要望は、施工会社の現場監督を通すようにすると安心ですね。

 

マンションの規約違反で工事が中断した

マンションのリフォーム工事は管理規約にそって工事を進める必要があるので、工事前の手続きを怠ると、管理組合に工事を止められてしまうことがあります。

管理組合には、事前に工程表や掲示物などを提出し、工事の許可をもらわなければなりません。優良施工業者であれば、リフォーム前にマンション規約を確認し手続きを代行してくれますが、不親切な業者だといきなり工事を始めてしまうこともあるため注意してくださいね。

マンションに住んでいる方は、リフォームの契約をする前に、施工業者に「管理組合への手続き」を依頼すると安心ですよ。

 

梁があたって思ったとおりのキッチンにできなかった

梁が邪魔して、予定通りにキッチンのレンジフードや吊戸棚を設置できない場合があります。

特に、マンションでは共用部となる梁は撤去できないため、梁を考慮したうえでキッチンを設計することが重要です。

新築時の図面には梁の位置も記載されているので、優良施工業者は「計画通りにキッチンが配置できるかどうか」を施工前に現地だけでなく過去の図面も確認します。

しかし、現地の確認しか行わずに天井を解体して初めて梁の存在に気付くような「不親切な業者」もたくさんいるので注意が必要です。

リフォーム工事は、信頼できる優良施工業者にお願いするのが一番ですね。

 

まとめ|自分のライフスタイルにあったキッチンを選ぶことが大切

今回は、キッチンリフォームでよくある失敗例や成功の秘訣、費用相場などを解説しました。

キッチンリフォームはおさえるべきポイントが多い工事です。家族の日々の生活を思い浮かべながらしっかりと検討し、失敗や後悔を防ぐことが大切ですね。

使いやすいキッチンは、つくる料理やライフスタイルによって異なります。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのキッチンを選んで、居心地のいい理想のキッチン空間をつくってくださいね。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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