一級建築士 住まいや暮らしをもっと楽しく快適に!アイデアや情報をお届けする建築ライター。建築業界で意匠設計を担当し、アメリカではジュエリー制作やグラフィックデザインなどを学びました。独立後、住宅兼カフェの設計・家具・装飾品のデザインを手掛け、現在は執筆中心に活動しています。
二世帯住宅へのリフォームを検討しているけれど、親世帯と子世帯とではライフスタイルや好みが違うので間取り決めが難しいという方は多いでしょう。今回はこのようなお悩みを解決するために、二世帯住宅へリフォームする際の間取りのポイントや費用についてご紹介します。
二世帯住宅の間取りタイプとは
二世帯住宅には、大きく分けて住空間を共用する「完全同居型」、玄関や浴室といった一部分を共用する「部分共用型」、全ての住空間を分ける「完全分離型」の3タイプがあります。まずは、それぞれのタイプについて詳しく解説していきます。
完全同居型二世帯住宅
完全同居型は、世帯ごとに生活空間を分けることなく、玄関からリビングやキッチン、浴室といった全ての箇所を共用する二世帯住宅です。水まわり設備を全て共用する二世帯住宅のため、リフォーム費用や光熱費などのランニングコストを安く抑えられるのが大きなメリットです。
こちらのタイプは賑やかに過ごしたい家族向きで、親世帯が高齢の場合は近くで見守れる安心感もあります。また、親世帯に孫の面倒を見てもらうこともできます。
ただし、ライフスタイルや価値観が大きく異なる場合には、お互いに大きなストレスとなってしまいかねません。そのため、プライバシーを確保できる箇所を作るなど間取りを工夫した上で、既存の住宅を二世帯住宅へリフォームする必要があるでしょう。
例えば、全体を共有する間取りを基本としながら、子世帯のみで使うコンパクトなキッチンを設置してちょっとした家事ができるようにしたり、夜遅くに気兼ねなくシャワーをとれるようにシャワーブースを設置したりするのも、ひとつのアイデアです。
完全同居型の二世帯住宅にリフォームする場合は、お互いに気を遣わずに生活できる工夫が大切となります。
部分共用型二世帯住宅
部分共用型は、共用する箇所を一部に限定しているタイプの二世帯住宅です。共用部分を使うときに気を遣ってしまう可能性がありますが、ほどよい距離感を保ちながらプライバシー性を高めたい場合に向いています。
例えば、コミュニケーションが取りやすいようにキッチン・ダイニングを共用にして一緒に食事をとり、リラックスしたいリビングや浴室は別々に設けると、各世帯が無理することなく快適に過ごせます。
リフォーム費用や光熱費を優先するのであれば、共有箇所を浴室やキッチンなどの水まわりにしてリフォームすると、設備導入費用やランニングコストを抑えられるでしょう。
完全分離型二世帯住宅
生活空間を完全に分けて、世帯ごとに使えるようにするタイプの二世帯住宅を完全分離型といいます。こちらは生活空間を共有しないため、家の中でお互いに行き来することはできません。
そのため、親世帯と子世帯で生活の時間帯が大きく異なる場合や、ライフスタイルや価値観が違うご家庭、それぞれのプライバシーを重視したいという場合に適していますよ。
3タイプの二世帯住宅の中では家族間のトラブルは生じにくくなりますが、キッチンや浴室といった水まわり設備が二世帯分必要になることで経済的な負担が増えてしまい、敷地面積に余裕も必要となります。
完全分離型二世帯住宅には、家の左右で分ける「縦割り型」と、上下階で分ける「横割り型」の2つのタイプがあります。以下にそれぞれのタイプについて詳しく解説しましたので、完全分離型二世帯住宅を検討している方は参考にしてみてください。
縦割り型
縦割り型は、戸建て住宅を縦に分けるタイプの完全分離型二世帯住宅です。住居を縦に分けるため階ごとの面積は狭くなります。その一方で、それぞれの世帯が2階や3階に住めるようになり、庭や屋上も各世帯で持てるのがメリットです。
上下に二世帯住宅を分けると、上階からの音に悩まされてトラブルになる場合がありますが、左右に分ければそのような心配はありません。ただし、親世帯が高齢になり2階に上がれなくなった場合は、リフォームが必要な箇所が出てくる可能性もあるでしょう。
横割り型
横割り型は、戸建て住宅の各階に一世帯ずつ住むタイプの完全分離型二世帯住宅です。例えば、1階は親世帯、2階は子世帯というように分けると親世帯が階段の上り下りをせずに生活できるため、将来高齢になったときにも安心です。
一方、子世帯は玄関が2階になることで不便を感じる可能性があります。2階の生活音や排水音が1階に響きやすいというデメリットもあるため、横割り型の二世帯住宅にリフォームする際は注意しましょう。
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二世帯住宅リフォームの間取り考え方のポイント
二世帯住宅へリフォームする際は、それぞれの世帯のライフスタイルに対応できるように間取りを考えることが大切です。ここでは、間取りの考え方のポイントについて解説します。
食事を一緒にとるか
まず、二世帯で暮らす場合に確認しておきたいのが食事の時間です。夕食を全員でとるのか、共働きで帰りが遅いから別々にとるのかというように、食事のスタイルや時間帯によって、キッチンの選び方やリビング・ダイニングを共用にするのかといった間取りの考え方も変わってきます。
一緒に食事をする場合は完全同居や部分同居にしてリビングやダイニングを共有し、しない場合は完全分離にしてしまうことができます。共用とする場合はたくさんの人が食事をともにできる大きなダイニングテーブルの設置ができるように広めのスペースが必要です。
その場合は既存の部屋のリビングを広めにリフォームし、家族全員で過ごす空間を確保しましょう。
キッチンを共用にするか
既存の住宅を二世帯住宅へリフォームする場合や、改修する際に迷いやすいのがキッチンを共用にするかどうかです。一般的に、二世帯で食事時間が異なる場合は、キッチンを別々に設ける間取りを選ぶ人が多い傾向にあります。
一方、一緒に夕食をとる場合には、キッチンを共有することで効率よく食事の支度や片付けができ、リフォーム費用や光熱費のランニングコストを抑えられるというメリットもありますよ。
共用にする場合は、二世帯どちらにも使いやすいキッチンや複数人でも使用できるよう広めにリフォームしましょう。
また、「キッチンは共用で良いけれど、ちょっとしたときに気兼ねなくお茶や簡単な食事を楽しみたい」という場合は、ミニキッチンを別途設けて対応し、自分の生活ペースを守れる二世帯住宅へリフォームすることがおすすめです。
トイレ・浴室を共用にするか
トイレや浴室を共用するタイプの二世帯住宅にリフォームすると、設備費用や水道・光熱費を節約できます。しかし、家族の人数が多い場合は、朝のトイレや夜の入浴時に混雑してしまうでしょう。
この場合、トイレや洗面台を2箇所設置する、シャワー室を別に設けるというように、家族の人数やライフスタイルに対応したリフォーム・改修をすると快適に暮らせます。
玄関を共用するか
玄関を共用にするかどうかで、二世帯住宅の間取りタイプは大きく変わります。玄関を1箇所のみにする場合、外出時や帰宅時に顔を合わせる機会が増えて、家族の存在を感じやすい二世帯住宅になりますよ。
親世帯と子世帯でコミュニケーションの場を増やしたい、一緒に外出する機会が多いという場合には、完全に分離せず、玄関を共有するタイプを選ぶとよいでしょう。
一方、それぞれの世帯で明らかに使用する時間が異なる、それによってさまざまな問題が生じそうな場合は玄関を2箇所に設置する必要があります。
その場合は、1階に2つ玄関を設ける方法と外階段を設けて上下に玄関を分ける方法があります。玄関を共有して勝手口をそれぞれに設置するといった方法もありますので、ライフスタイルに対応できるように選びましょう。
プライバシーを確保する
完全分離型の二世帯住宅はプライバシーを確保できますが部分共有型や完全同居型の間取りではプライバシー性が低くなります。例えば、「ひとりでゆっくり過ごしたいのに、リビングのテレビの音がうるさい…」というようなことが起きてしまうといった場合です。
各世帯、各個人のプライバシーを重要視する場合は完全に分離するパターンが適していると言えますが、予算などの関係で既存の住宅を完全分離型へリフォームするのが難しい場合もあるかもしれません。
そういった場合には寝室や個人の部屋とリビングなど人が頻繁に出入りする部屋の間取りをできる限り離すといったレイアウトの変更でも解消できる部分があるかもしれません。
それ以外にも「寝室には入らないでほしい」「勉強している間はテレビの音を小さくしてほしい」というように、同居を始める前にお互いの要望を伝えておくことで、気持ちよく過ごせる二世帯住宅を実現できるでしょう。
水道屋光熱費の負担の割合を決める
完全同居型や部分共用型の二世帯住宅では、「在宅時間の長い親世帯と水道やガス、電気などの光熱費を折半にしたくない」ともめるケースがあります。住みはじめてからトラブルにならないように、事前に費用負担の割合を相談しておくと安心です。
完全分離型のように親世帯・子世帯・共用スペースがはっきり分かれている場合、世帯ごとにメーターを設置できますので管理もしやすくなります。
収納スペースは世帯ごとで使用箇所を決めておく
完全同居や部分共有のリフォームでは、あらかじめ世帯ごとに使用箇所を決めておかないと「気づいたら収納場所がなくなっていた」ということになりがちです。そのため、クローゼットや押し入れ、玄関収納など、どこからどこまでを誰が使うのかはしっかり決めておきましょう。
特に、物を出し入れする頻度が高い玄関収納は、「子どもが成長して靴が増える」「靴の場所がいつの間にか移動している」「親世帯が高い所に手が届かない」というように、トラブルの原因になりやすい箇所です。
また、洗面室もメイクやヘアケア用品といったアイテムが多いため、雑多になりやすく置き場所がすぐに足りなくなってしまいます。二世帯住宅で一緒に住む家族の人数が増えるほど、収納スペースの使い分けに配慮してリフォームすることが大切です。
子どもがまだ小さかったり、多趣味で荷物が多かったり収納を使用する機会が多い場合は収納量も多くなります。その場合は、完全分離型でそれぞれの収納を確保しておくことも大切かもしれません。他にも収納に関しては分離して、それ以外の部分を共有するなど対策を行いましょう。お互いにとって十分な収納を確保することが可能です。
家事の役割分担を決める
「みんなで一緒に料理をするのが楽しい」「共働きで家事に時間がとれないので親に助けてもらいたい」という場合には、二世帯住宅でキッチンや洗濯スペースを共有するメリットは多くあります。その場合はキッチンや洗面所を共有することも可能です。
しかし料理や洗濯など家事自体を別々に行う場合には、分離する部分が多くなるかもしれません。その場合は完全同居ではなく、部分共有や完全分離にする必要があります。キッチンや洗面所は生活する上での使い方や生活リズムが人によって異なる部分であるため、分離する必要性が高い部分といえます。
生活リズムを考慮する
生活の時間帯は、親世帯と子世帯とでは大きく異なるものです。例えば、親世帯の寝室が玄関やリビング、浴室といった音が出やすい箇所の近くにあり、子世帯が深夜に帰宅することが多い場合には、親世帯は音が響いて眠れないといったトラブルになるかもしれません。
また、朝出かける時間帯が重なるにもかかわらず、洗面室が小さかったりトイレの数が少なかったりすると、混雑して使いにくくなってしまいます。そういった場合には完全に分離する必要自体はありませんが、部分的に分離したり増設するなどリフォームで対応が必要です。
共有をする場合でも「洗面室を広めにとる」「洗面ボウルを2つ設置する」「トイレを2箇所に設ける」というように、生活時間帯が被っても過ごしやすいようにしましょう。
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二世帯住宅のリフォーム費用相場
二世帯住宅のリフォームでもっとも費用が高いのは完全分離型、続いて部分共用型、完全同居型という順番で、中心価格帯相場は約1,000〜1,500万円です。二世帯で共有する設備が増えると、その分リフォーム費用を安く抑えられます。
また、大掛かりなリフォーム・改修になると仮住まいが必要になる可能性があるため、引越し費用や一時的な賃料も別途用意しておくと安心です。
リフォームする際には「バリアフリー・介護」「エコ・省エネ・断熱リフォーム」「耐震診断・耐震改修」を対象とした補助金を受け取れる場合があるため、事前にリフォーム会社に確認しておきましょう。
「完全同居型二世帯住宅」のリフォーム費用相場
完全同居型の二世帯住宅へのリフォームは、完全分離型など他の間取りタイプと比較するとリフォーム対象となる箇所が少ないため、費用相場を安く抑えられるのがメリットです。ただし、間取りの変更や部屋の増築、家族の人数が増えることでトイレの増設なども必要になるでしょう。
1つの部屋を区切って部屋を増やすリフォームは、間仕切りの設置に10万〜25万円ほどかかります。既存の間仕切りを撤去するリフォームでは追加で5万〜15万円、間取り変更に伴いコンセントや照明器具などを増設すると、その分材料費や施工費用がプラスされます。
また、トイレ増築は50〜100万円、共用のキッチン以外にミニキッチンを増設する場合には60〜100万円、6畳程度の部屋を増築する場合には200〜300万円ほどみておきましょう。
リフォーム内容 |
費用目安 |
---|---|
間仕切りの設置 |
10〜25万円 |
既存の間仕切り撤去 |
5〜15万円 |
トイレの増築 |
50〜100万円 |
ミニキッチンの設置 |
60〜100万円 |
部屋の増築(6畳程度) |
200〜300万円 |
「部分共用型二世帯住宅」のリフォーム費用相場
部分共用型二世帯住宅へリフォームする場合、キッチンや浴室など共有する箇所が多くなると、その分増設費用を抑えられます。
ただし、設備機器は人によって使い方や手入れの仕方などが異なり、トラブルの原因になりやすいです。そのため、どの部分を共有するのかを慎重に検討する必要があるでしょう。
リフォーム費用は、面積や素材、グレード、メーカーなどによって異なります。1階に玄関を増設するリフォームは25〜40万円程度、キッチンやトイレ、洗面、浴室などの増築をする場合はトータルで300〜1,000万円ほどリフォーム費用がかかるでしょう。
リフォーム内容 |
費用目安 |
---|---|
1階に玄関増設 |
25〜40万円 |
システムキッチンの増設 |
70〜300万円 |
ミニキッチンの増設 |
60〜100万円 |
トイレの増設 |
50〜100万円 |
洗面所の増設 |
15〜60万円 |
浴室の増設 |
70〜250万円 |
完全分離型二世帯住宅のリフォーム費用相場
完全分離型の二世帯住宅は、それぞれの世帯の要望に合わせた自由度の高いリフォームができます。
1階に玄関を増設するリフォームは25〜40万円程度ですが、2階に玄関を設ける場合は外階段などが必要になるため、費用相場は100〜300万円と1階に設置するよりも価格が上がります。
また、親世帯の安全性を高めるためにバリアフリーを設置する場合は、設置方法や面積などによって費用相場は異なりますが、階段や廊下への手すり設置で約5〜15万円、段差解消に2〜7万円ほどみておきましょう。
さらに、完全分離型の二世帯住宅は各世帯に水まわり設備を設置する必要があるため、費用総額は1,000〜2,000万円程度みておく必要があります。
リフォーム内容 |
費用目安 |
---|---|
2階に玄関設置 |
100〜300万円 |
手すりの設置 |
5〜15万円 |
段差解消 |
2〜7万円 |
システムキッチンの増設 |
70〜300万円 |
ミニキッチンの増設 |
60〜100万円 |
トイレの増設 |
50〜100万円 |
洗面所の増設 |
15〜60万円 |
浴室の増設 |
70〜250万円 |
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二世帯住宅のリフォーム施工事例
ここでは、二世帯住宅のリフォーム施工事例をご紹介します。二世帯での同居を検討されている方は、各事例の間取りやアイデアなどを参考にしてみてください。
【施工事例1】子世帯のプライベートを重視してリフォーム
Before
After
施工会社:ナサホーム
施工事例URL:https://nasahome.co.jp/works/w_living/20210714secondlt
こちらは、戸建を二世帯で同居するために全面リフォームした施工事例です。1階はLDKや水まわりを設置して共有スペースに、2階には子世帯のプライベートを重視したセカンドリビングを設けています。
親世帯と子世帯では就寝時間や見るテレビなどライフスタイルや好みが違うため、もともと収納用だった部屋に子世帯のためのセカンドリビングを設けてくつろげるように配慮しています。お互いに快適に暮らせる間取りの工夫が素敵ですね。
【施工事例2】玄関を共有した横割り型二世帯住宅へリフォーム、約2550万円
Before
After
施工会社:アートリフォーム
施工事例URL:https://www.artreform.com/example/3392/
こちらは、玄関のみを共有し、上下階にそれぞれの世帯が住むというほぼ完全分離型タイプの二世帯住宅の施工事例です。
もともとは洋室や和室に細かく分かれていた間取りから2階の子世帯はLDKを広めにとり、将来子どもが大きくなって子ども部屋が必要になったときに対応できるよう計画しています。1階の親世帯は2階よりも日当たりが悪いため、光を取り入れるLDKの配置を重視して、快適に過ごせるように工夫されているのもポイントです。
【施工事例3】二世帯でくつろげる西海岸スタイルにリフォームした家
Before
After
施工会社:ナサホーム
施工事例URL:https://nasahome.co.jp/works/w_living/20190516nishikaigani
こちらは、二世帯の家族全員が快適に過ごせるようにとのご希望で、ダイニングとリビングの間の壁を取り払い、広々としたLDKへ間取り変更したリフォーム施工事例です。
キッチンのモザイクタイルやアンティーク塗装を施した壁板など、西海岸テイストにこだわった素材選びでコーディネートされた空間がおしゃれですね。
ダイニングだけではなく、キッチン自体も広くリフォームされており、二世帯での料理にも対応できるだけの空間となりました。
二世帯住宅リフォームで家族が暮らしやすい家に
既存の住宅を二世帯住宅にリフォームする場合や改修する際に重要なのは、どこまでの空間を共有するのか話し合うことです。特に、共用部分が多い場合にはしっかりと決めておくことで、一緒に住み始めたときに家族が快適に暮らせる家になりますよ。
二世帯住宅へリフォームする際は、ぜひ当記事でご紹介した二世帯住宅のタイプや間取りのポイントを参考にしてみてください。
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