ホッと落ち着く和モダンを叶えるリフォーム実例集。建築のプロがポイントを解説 – Onnela[オンネラ]|おうちのなかを、もっとしあわせに。  

ホッと落ち着く和モダンを叶えるリフォーム実例集。建築のプロがポイントを解説


この人に聞きましたHarmony Life

英国認定(ARB)建築士 インテリア、建築、都市デザインを学びながら現地企業で10年修行し、培った主婦目線のきめ細やかな提案を心がけています。自身のYouTubeチャンネル 「London Harmony Life」では、古い佇まいのある建物やアンティークマーケット、英国のガーデンショー、手作りで楽しむ暮らしといったワクワクする情報を配信中。

今人気の和モダンリフォーム。和と洋の良い所を活かした、使いやすく落ち着いた空間ができるのをご存じですか?この記事では、新しさと高い利便性を持つ和モダンの実例を交えながら、リフォームのポイントを解説します。あなた好みの和モダンをぜひ見つけてみてくださいね。

目次

和モダンとは?

和モダンとは、伝統的な和のスタイルと現代的な洋のスタイルが融合した新しいデザインです。和の空間を現代的にアレンジしたり、洋の空間に和の素材を取り入れることで、おしゃれな和モダンの空間が仕上がります。

和モダンの魅力

和モダンの一番の魅力は、現代の暮らしに合うように、和と洋の良い部分を融合させたところです。「使いやすく機能的なお家を作りたいけど、ホッと落ち着ける素朴な雰囲気も欲しい」このようなイメージをお持ちの方にとって、和モダンは最適なスタイルといえます。

また、和の印象を強くし過ぎたくない人にも向いています。洗練されたおしゃれな空間に仕上がるのも和モダンの魅力で、北欧スタイルとも相性が良く、古民家を和モダン風にリフォームすることも可能ですよ。

和モダンリフォームをする上での5つのポイント

近年、核家族化で部屋数がいらなくなったり、手入れの面倒さから和室の採用率が減少しています。しかし、お家に少しでも和の要素が入ることで、ホッと落ち着く空間が手に入りますよ。そこで、ここからは和モダンの雰囲気あふれるお家リフォーム例をご紹介していきます。

1.自然素材をふんだんに使う和モダンリフォーム

ホッと落ち着く和モダンのインテリアに自然素材は欠かせません。天然木をふんだんに使った内装、柔らかな光が差し込む障子や和紙スクリーン、そして気軽に横になれる畳には縁のないものがおすすめです。

壁には調湿作用のある漆喰や珪藻土を使用すると、夏は吸湿、冬は乾燥しすぎず適度な潤いを室内に与えてくれます。自然素材のお手入れは大変ですが、経年変化を楽しむことができて、自然素材から得られる癒しはストレス軽減にも役立ちそうですね。

自然素材を使った和モダンインテリアへリフォームする費用相場

 

ここでは、和モダンな部屋にリフォームする際に選びたい、自然素材や珪藻土・漆喰の塗り替え、畳のリフォームに関する費用相場をまとめました。

和室の仕上げ材

自然素材

施工費用

備考

珪藻土、漆喰の塗り替え

約12~19万円

6畳での費用

壁クロス張替え

約10~15万円

織物や紙、珪藻土クロスなど

障子の張替え

普通紙:約2,500円/枚~ 強力紙:約4,500円/枚~

施工費用は障子紙の価格や作業の手間により変動

襖の張替え

襖1面約3,500~5,000円

施工費用は襖紙の価格や作業の手間により変動

畳の裏返し

畳1枚約3,000~4,000円

設置から3~4年

従来の長方形の畳を想定

畳表を交換

畳1枚約5,000~3万円

畳の裏返しから3~4年

従来の長方形の畳を想定

窓の障子を外して、プリーツスクリーンやすだれ調ロールスクリーン、バンブーブラインドなどに交換すると、お部屋の雰囲気をモダン調に変えることが出来ます。素材や厚み、光の入り方にもこだわって選びましょう。

窓装飾

窓装飾

商品費用

備考

プリーツスクリーン

約4万円~(施工費用別途)

幅1.8mの掃き出し窓

すだれ調ロールスクリーン

約7万円~(施工費用別途)

幅1.8mの掃き出し窓

バンブーブラインド

約6万円~(施工費用別途)

幅1.8mの掃き出し窓

2.解放感をプラスする和モダンリフォーム

昔の伝統的な和風住宅には2間続きの和室があり、襖を外して冠婚葬祭に使うなど柔軟性が魅力でした。しかし、現代の暮らしでは冠婚葬祭は式場で行われることがほとんどで、伝統的な2間続きの和室はなくなりつつあります。

和室の堅苦しさをなくして解放感だけを取り入れるためには、現代的な洋間の一角に畳を敷いたり、小上がりの部分だけ畳を取り入れたりすることもおすすめです。こういったアイデア次第で和モダンの空間を作ることは可能です。

また、古民家など縦方向に解放感を出すために、吹き抜けにして梁を見せるタイプのリフォームも人気があります。その際は、大空間を暖めるストーブや暖炉などの暖房機器の容量やデザインにも気を遣いましょう。

3.北欧スタイルと融合させる和モダンリフォーム

和モダンは、そのシンプルさゆえに北欧スタイルとも相性抜群です。例えば、イメージ写真の様な自然素材を使ったキッチンに、北欧のダイニング家具や照明を取り入れるだけでもおしゃれな雰囲気になります。

お庭の眺望や引き戸がある和の空間に、過度の装飾がないシンプルなデザインの北欧家具や照明は、流行に左右されず長年愛用されるでしょう。控えめながらも存在感があり、実用性もある和モダン+北欧テイストならではの魅力です。

4.遊び心のある色を取り入れる和モダンリフォーム

伝統的な和室には、畳や漆喰、木、石や紙など、和の要素を構成する自然色やアースカラーが多く使われています。和モダンスタイルのベースカラーにもアースカラーがおすすめで、アクセントカラーとして日本の伝統色を使うと引き立ちます。赤系なら「弁柄色」、青系なら「藍色」など、彩度が低めで遊び心のある色を使うのがコツです。渋い黒や金、銀もアクセントに使えば、面白味のあるおしゃれなインテリアとなるでしょう。

5.お庭の眺望も考慮する和モダンリフォーム

庭園や坪庭を和室や広縁から眺める。伝統的な日本の住宅では、自然の景観を室内に取り込むアイデアが多く見られます。自然の風景を住宅内から感じることができる空間は、光と風がより室内に取り込める空間にもなります。お家から自然を眺望したり、四季を感じられることも大きな魅力です。

それでは次に、和モダンリフォームの5つのポイントに該当する実例を見ていきましょう。

1.自然素材を愉しむ和モダンリフォーム

【実例1】築49年、無垢の木材が香る和モダンな住まい

【Before】

【After】

施工会社:住友不動産株式会社

実例URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/1135/

築49年、もともとは和風住宅の細かく仕切られた空間を、ゆったり暮らせるよう自然素材をふんだんに使った和モダンリフォームによって再生されました。

ダイニングキッチンでは、腰壁や天井にも木材をふんだんに使い、天井梁も見せることによってあたたかな和モダン空間を実現しています。

玄関ホールには無垢材や天然石、じゅらく壁、自然素材が贅沢に使われ、黒いアイアンの階段は空間のアクセントになっています。使用されたヒノキは、和風建築の中でも人気のある高級材です。懐かしさのある優しい香りが、殺菌効果やリラックス効果、免疫力の向上など、心身共に落ち着き元気になれる和モダンリフォームとなっています。

【実例2】築150年、和モダンリフォームで古民家再生、2,000万円以上

【Before】

【After】

施工会社:住友不動産株式会社

実例URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/489/

スケルトンリフォームにより、耐震補強と屋根の葺き替えをした築150年の古民家。こちらは、内装に自然素材をふんだんに取り入れ、個性的な和モダンを実現させています。リビングの中心に縁の無い畳と掘りごたつを入れ、心地の良いリビングをつくっています。

天井板を取り除き、構造材を見せて開放感を出しながらも、暖炉を取り入れた和洋折衷空間は個性的な美しさがあります。暖炉の後ろにあるレンガや、床タイルの内装もインテリアの見せ場となっており、和モダンデザインで古民家リフォームの成功事例と言えます。

2.古民家に解放感をプラスした和モダンリフォーム

どちらも古民家を和モダンスタイルでリフォームし、開放感を出している成功実例です。前者は、2階部分までを吹き抜けにして解放感を手に入れたリフォーム実例で、後者は、多目的な畳スペースが変化するライフスタイルにも対応できるリフォーム実例となっています。

【実例1】築年数不明、「リフォームコンクール優秀賞」~大きな吹き抜けと薪ストーブのある家~、2,000万円以上

【Before】

【After】

施工会社:住友不動産株式会社

実例URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/533/

ビフォーアフターの違いが劇的なこのお宅は、使われていないお部屋を吹き抜けにしたことで、開放感とともに光や風の取り込みにも成功しています。全体の木部分をダークブラウンにすると空間が引き締まり、どこか懐かしさのある和モダンになっているのが特徴です。

大空間を温める薪ストーブの煙突が天井まで伸び、梁とともに味わいのある魅せ場となりました。

【実例2】築70年、開放感あふれる吹き抜けと梁、可変するライフスタイルにマッチした和モダンリフォーム

【Before】

【After】

施工会社:住友不動産株式会社

実例URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/1090/

築70年のご実家をリフォームされたこのお宅は、2間続きの和室を爽やかな和モダン空間に変身させました。天井板を外し、梁見せ天井とすることで開放感を出すとともに、空間のアクセントにしています。壁が白いので爽やかさもあり、空間を広く見せる効果もありそうですね。

リビング全体が畳だと、子どもが遊ぶ際にもクッション性があり優しいことやフローリングに比べて音が響きにくいというメリットがあります。

来客時に座布団を敷いておもてなしをしたり、自分磨きのためのお花やヨガをしたりと多目的な使い方ができます。解放感を愉しみながら、可変するライフスタイルにも対応できる和モダンリフォームの成功実例です。

3.北欧を感じる和モダンリフォーム

【実例】築47年戸建て、スタイリッシュなリビングに溶け込む和モダン空間

施工会社:株式会社ナサホーム

実例URL:https://nasahome.co.jp/works/w_japanese/20210528daikentatamim

和モダンと北欧スタイルが融合したこちらのお宅は、築47年のご実家を2世帯住宅へ全面リフォームされました。もともと、水周りで段差があった部分を利用して小あがりの和室とし、畳を採用しています。小さなお子さまのいるご家族でも安心して採用できますね。

床の間のアーチの垂れ壁や間接照明、格子など細かいディテールにもこだわられており、個性のある和モダンを実現させています。内装に明るい木目やウッドブラインド、北欧の家具で見事な和モダン+北欧スタイルを成功させている実例です。

4.遊び心のある色を使った和モダンリフォーム

【実例】築2年マンション、塗り壁の床の間を眺めるリビング、500万円

施工会社:株式会社アートリフォーム

実例URL:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=151&c3=19

マンションでは内装のみ自由にリフォームができます。遊び心のある弁柄色の塗り壁を使った床の間は、個性のある粋な和モダン空間となっています。

モノトーンの和紙畳、職人さんが仕上げた味わいのある塗り壁を、額縁をイメージした黒の四方枠で引き締めています。とても遊び心があり、色をおしゃれに使用した和モダンリフォームの成功実例です。

5.庭の眺望を楽しむ和モダンリフォーム

【実例】築80年戸建て、シニアの二人暮らしを快適にした和モダンリフォーム、2,000万円以上

施工会社:住友不動産株式会社

実例URL:https://www.sokkuri3.com/kodate2/case_detail/562/

まるで建て替えをしたかの様な変貌を遂げているこのお宅は、もともと築80年の古民家です。既存の柱などをうまく使い、減築してバリアフリーの使いやすい空間にリフォームされました。家の中心にダイニングキッチンを配置し、ホールやウッドデッキのスペースを広く取った空間にリフォームされています。

特筆すべきはウッドデッキ越しに見える和風庭園で、離れたご家族が遊びに来られた際には遊び場にもなり、眺望も楽しむことができます。素敵にお庭の眺望を取り入れた和モダンリフォームの成功実例と言えます。

和モダンリフォームをお考えのあなたへ

今回は、おしゃれで高い利便性を持つ和モダンリフォームのポイントを実例を交えながらご紹介しました。お伝えしたポイントや実例を参考にして、ぜひおしゃれな和モダンリフォームを叶えてくださいね。

また悩んだ際は、リフォームの専門家が揃っているショールームに訪れると、経験豊富なプロがリフォームプランをサポートしてくれます。お近くのショールームでリフォームのプロに相談してみましょう。 

 

 

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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