和室に眠るスペースを活用した画期的収納術6つ。今ある空間で快適な収納作り – Onnela[オンネラ]|おうちのなかを、もっとしあわせに。  

和室に眠るスペースを活用した画期的収納術6つ。今ある空間で快適な収納作り


この人に聞きましたmashley

インテリア家具コンシェルジュ 最適な家具を提案する家具コンシェルジュでさまざまな媒体にインテリア・ライフスタイル記事を寄稿するライター。ブログ「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」ではデザインの小話や家づくり・暮らしに役立つ情報を発信中。椅子コレクターで、現在26脚の椅子とともに楽しく暮らす。最近空き家付きの山林を購入し、セルフリノベーションやアウトドアも満喫中。

和室の収納はなぜ難しい?

和室の収納方法のコツやポイントについて知る前に、そもそもなぜ和室の収納が難しいのかについて考えてみましょう。理由を探ることは、自分にとって最適な和室収納を見つけるためのヒントになります。

そもそも和室に収納が少ない

和室の収納が難しい理由の1つに、収納が少ないことが挙げられます。西洋には古くからお部屋にチェストやサイドボードを置く文化がありますが、江戸時代以前の日本人はモノをあまり所有せず、生活空間としての和室に家具をほとんど置かない究極のミニマリストでした。

収納家具が和室に増えてきたのは近代になってから

そもそも日本人の間で収納家具が一般的になったのは、近代になってからです。江戸時代は木造住宅が密集しており、火事が起きてもすぐに逃げられるように持ち物はわずかでした。明治時代に西洋文化が導入され、大正時代に家具の流通手段が増えてから収納家具が普及していきました。

収納が少ない和室とモノが増える現代のギャップ

和室を生活のベースとして暮らしてきた人々は、モノが少ない暮らしが当たり前でした。しかし、現代の私たちは多くのモノに囲まれて暮らしています。収納は少ないのにモノが増えるというギャップは、和室の整理や片付けを難しくします。

押入れの本来の使い方と現代の暮らしにギャップがある

和室の備え付けの収納として押入れが挙げられますが、本来は布団をしまっておくための収納です。収納力はありますが、仕切りがないため細々とした収納には向いていません。現代ではベッドで生活する人も増えており、押入れの用途と現代の暮らしにギャップがあります。

現代では和室の設置目的が多様化している

昔は和室が生活のベースで、リビングと寝室の役割を兼ねていました。しかし、フローリングが一般的になった今、和室は客間など特定の目的のお部屋となる傾向があります。用途が多様化し、人によって最適な収納方法が異なることが和室収納を難しくしています。

収納に使える和室のスペースと使い方のポイント

和室のどんな場所が収納スペースとして使えるのでしょうか。収納のコツや具体的な収納術を見る前に、和室にある収納スペースを知っておきましょう。備え付けの収納がある場合と備え付けの収納がない場合に分けて解説します。

和室に備え付けの収納

まず、和室に備え付けになっている押入れなどの収納スペースについて紹介します。各収納スペースの特徴やポイントについて触れるので、参考にしてくださいね。

現代の和室でも一般的な押入れ

多くの和室に備え付けとなっているのが押入れです。先述したように本来は布団収納を目的としたスペースですが、和室を子ども部屋や書斎などの目的で使うなら布団が不要な場合があります。したがって、部屋の使用用途に合う収納方法の工夫が必要です。

押入れ収納を上手に使うポイント

押入れは奥行きがあるため、奥と手前の空間を上手に使い分けるのがポイントです。よく使うグッズは手前に、あまり使わないグッズは奥に収納しましょう。

和室の天井付近に設置される天袋

天袋とは、和室の天井付近に取り付けられた収納スペースのことです。元々は高さ約20~30cmの小さな戸棚のことを指していましたが、現代では画像のような押入れに近い大きさもあります。高い場所にあるため、押入れよりモノを取り出しづらい欠点がありますが、頻繁に出し入れしないからこそ使用頻度の低いモノの収納には便利です。

天袋収納を上手に使うポイント

天袋収納に合うのは、普段使わないグッズの収納です。お正月の飾り付けや思い出のアイテムなど、普段使いしないグッズの収納スペースとして活用しましょう。

重いモノの収納に便利な地袋

地袋とは、床に接する位置に設けられる小さな戸棚のことです。飾り棚や仏壇の下の空間に設置されます。モノを出し入れしやすい場所にあるので、頻繁に使うグッズや家電などの重いグッズの収納に合うでしょう。

地袋収納を上手に使うポイント

地袋ならではの大きさと位置を活かして収納に活用しましょう。押入れと比べると小さい空間なので、家電などの重いモノだけでなく細々とした小物の収納スペースにもなります。さらに子どもでも手が届きやすい位置にあることから、おもちゃや絵本の収納にも合うスペースです。子どもが自ら片付けやすい収納になります。

現代の住宅で人気の小上がりの下の空間

小上がりとは、部屋の一角に設置される一段高くなった空間のことです。フローリングが施工される場合もありますが、畳のある小上がり和室も人気です。隣接する部屋と小上がりの間には段差があるため、小上がりの畳の下の空間が引き出し収納などに活用されます。

小上がりの下の空間を上手に使うポイント

小上がりはリビング空間の一角に施工されるパターンが多いため、リビングで使うアイテムの収納に最適です。子どもがリビングで遊ぶ場合はおもちゃの収納に、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をしながらキッチンで家事をこなすならガーゼやタオルなどを収納しておくと便利です。

備え付けの収納がないor少ない場合

和室に備え付けの収納がない場合や、あっても少ない場合、置き型の収納家具を配置する方法があります。和室で着替えるなら洋服を入れるタンス、くつろぐためのお部屋として使うなら本棚や小物を入れるラックを設置できます。和室の用途に合う収納家具を選びましょう。

和室を子ども部屋として使うなら子どもに合う収納家具を選ぶ

 

 

和室を子どもが遊んだり勉強したりするお部屋にする場合、子どもに合うサイズの家具を選びましょう。コンパクトで背の低い家具なら、子どもが自分で片付けやすくなります。和室のスペースが限られている場合、画像のようにデスクと収納が一体になった家具もおすすめです。

和室の収納を活用するコツ

和室を過ごしやすい空間にするためには、どんなことを実践するとよいのでしょうか。ここでは、和室の収納を活用するための5つのコツについて紹介します。

コツ①和室に収納するモノを限定する

冒頭で紹介したように和室は収納の少ないお部屋であり、昔ながらの和室の使い方とモノをたくさん持つ現代の暮らしはあまり相性がよくありません。すっきりとしてインテリアとしてもおしゃれな和室にするためには、和室に収納するグッズを絞る必要があります。

和室の用途を考えて収納するモノを選ぶ

和室に収納するモノは、和室の用途によって異なります。例えば、賃貸のワンルームが畳なら和室が生活のベースになるため、押入れは洋服を収納するクローゼットとして使えます。一方、和室を子ども部屋にするなら押入れに子どものおもちゃなどを収納できます。

コツ②押入れには必要に応じて便利アイテムを使う

押入れに洋服やおもちゃなど細々としたモノを収納する場合、必要に応じて便利アイテムを取り入れましょう。例えば、画像のように引き出しタイプの衣装ケースを使う方法が人気です。収納するグッズと押入れの大きさを考えてアイテムを選びましょう。

押入れの下段スペースにはキャスター付きもおすすめ

キャスター付き収納ケースは、押入れの下段スペースに合うアイテムです。出し入れしやすくなるので、押入れの掃除が楽になります。また、裁縫道具やおもちゃなどを収納しておくと、収納ケースごと使う場所に移動できて便利です。

コツ③天井付近のスペースを工夫して活用する

備え付けの収納がない場合は、天井付近を収納スペースとして活用しましょう。例えば、画像のように天井に長いフックを取り付けて棒を設置すれば、子どもの洋服などを収納できるスペースが生まれます。

和室の柱は壁掛けスペースになる

例えば、和室のエアコンのリモコンを壁掛け収納にすると、すぐに使えて便利ですよ。天井や柱を収納スペースにする方法は、家具をほとんど持たない昔の日本人も実践してきたやり方です。

コツ④家具を置く場合は背の低いタイプを選ぶ

和室に合うのは背の低い家具です。和室では畳に座って過ごすため、背の高い収納家具を置くとお部屋に圧迫感が出ます。タンスなどの収納家具を置く場合は、できるだけ背の低いタイプを選びましょう。

収納家具を置きたくないならかごやボックスがおすすめ

収納家具を置くスペースがない場合やスペースがあっても置きたくない場合、かごやボックスに小物を収納する方法もあります。お部屋を圧迫せず、掃除の際にも動かしやすくて便利ですよ。大きな物は入りませんが、細々とした小物の収納には合う方法です。

コツ⑤和室の雰囲気を壊さない収納家具を選ぶ

現代の和室は、和モダンインテリアや北欧インテリア、レトロインテリアなどさまざまテイストでコーディネート可能です。インテリアによって相性のいい家具は異なりますが、和室の温かみのある雰囲気を壊さないような木製家具やシンプルなデザインの家具を選びましょう。

木の色や畳の色に合う収納アイテムを選ぶ

お部屋に収納アイテムを設置する場合は、天井や柱に使われる木の色、畳の色に合うデザインを選びましょう。例えば木の色や畳の色が薄い場合、メープル材など優しい色の木製家具を設置すると統一感があっておしゃれなナチュラルインテリアになります。

和室の空間を上手に活用した収納術【実例編】

収納スペースの種類や収納のコツを踏まえた上で、和室の上手な収納術を6つの実例で見ていきましょう。どの方法も空間を上手に使い、それぞれの用途に合う収納ばかりです。ぜひお手本にしてくださいね。

ミニマルに現状の和室を活用する方法

ラックとソフトケースを組み合わせる方法

こちらのお部屋では、モダンな空間に合うナチュラルなラックにソフトケースを組み合わせて子どものおもちゃの収納にしています。ラックに直接おもちゃを入れる収納だと雑然として見える場合がありますが、ソフトケースを使うことですっきりと見せています。

壁面を活用して収納を増やす方法

和室の畳の上にあまりモノを置きたくない場合は、壁面を活用しましょう。壁面空間を活用すると収納スペースを簡単に増やせます。ちょうどいいサイズの壁面収納アイテムがないならDIYも可能です。廃材などを使うと、ほぼ無料で収納を増やせる場合もあります。

長押に吊るせるラックを設置して小物を飾る方法

長押(なげし)とは、壁面に設置する化粧部材のことです。フックなどを取り付けると簡単に収納スペースを増やせます。このお部屋では、吊るせるラックを設置して小物を飾る収納にしています。寝室も兼ねた和室とのことで布団の妨げにならない工夫が見られますね。

壁面にDIYでおもちゃ収納を設置する方法

最近の和室には長押がないこともあります。そのような場合は収納をDIYしてみましょう。このお部屋では、板を組み合わせておもちゃをディスプレイできるラックにしています。下は大きなおもちゃの収納になっており、一箇所におもちゃが片付くようになっています。

押入れをクローゼット化して使う方法

和室の押入れの使い方として、クローゼット化する方法が人気です。工夫するとシャツをハンガーに掛ける収納や、ベルトなどの小物が綺麗に片付く収納が生まれます。洋服を着ることが一般的になった現代の生活に合っているところが人気の秘訣です。

突っ張り棒を活用してクローゼット化する方法

このお部屋では、下段の衣装ケースの横に突っ張り棒をつけて、子どもの上着の収納にしています。押入れの奥から手前に向かって洋服が掛けられるようになっており、空間を無駄なく活用しています。右の黒いボックスには、マフラーなどの季節物や日用品が入っているそうです。

カラーボックス×100均で仕分け収納する方法

細々としたモノを仕分けできるクローゼットにしたいなら、ボックスを使いましょう。このお部屋では、押入れの上段にカラーボックスや100均のボックスを設置しています。子どものグッズは小さなモノが多いですが、アイテムを組み合わせることで仕分け収納できます。

収納の工夫で和室を過ごしやすい空間にしよう

和室は収納が少ないお部屋ですが、壁や天井、押入れなどを上手に活用すればすっきりと片付きます。お部屋が綺麗になると落ち着いた雰囲気になり、快適な空間が生まれます。紹介したコツや実践方法を取り入れて、過ごしやすい和室にしましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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