一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」
洗濯物を素早くふんわり乾かせるガス乾燥機は、共働き家庭や洗濯の頻度が多い家庭にとって非常に便利な家電です。
しかし、設置には本体の購入費用だけでなく、ガス配管や排気ダクトの工事費用も発生するため、トータルコストの把握が大切です。また、マンションに設置する際には管理規約の制約を受ける場合が多く、適切な排気方法を考慮する必要があります。
本記事では、ガス乾燥機の特徴や電気乾燥機との違い、設置費用の相場、コストを抑える方法、そして設置時の注意点について詳しく解説します。
ガス衣類乾燥機の特徴と電気乾燥機との違い
衣類乾燥機を使用した衣類を乾かす方法には、ガス乾燥機と電気乾燥機の二つがあります。それぞれに特徴があり、使い勝手やコストが異なります。どちらを選ぶかは、自宅の環境やランニングコストを考えて決めるとよいでしょう。
ガス乾燥機とは
ガス乾燥機とは、ガスを燃焼させて熱風を発生させ、その熱で衣類を効率的に乾燥させる家電です。家庭用のものは5kg〜8kg程度の容量が主流で、一度に多くの洗濯物を乾燥できるため、家族の多い家庭や洗濯の回数が多い人に特に適しています。
ガス乾燥機のメリットとしては、乾燥時間の短さです。高温の熱風が繊維の奥まで届くため、タオルや衣類が柔らかく仕上がるのもメリットとなります。ランニングコストも比較的安く、電気乾燥機と比べると長期的に見た場合の光熱費が抑えられる場合が多い点も魅力です。
さらに、排気ダクトを通じて湿気を外へ逃がせるため、室内の湿度が上がりにくく、部屋干しによるカビの発生を防ぐことができます。
一方で、デメリットもあります。ガス配管がない場合は新たにガス工事を行う必要があり、設置コストが高くなるかもしれません。また、排気ダクトを外へ出す必要があるため、設置場所の選択肢が限られます。
電気乾燥機とは
電気乾燥機は、電気ヒーターを使って衣類を乾燥させる家電で、電源があれば簡単に使用できます。主に単体の電気乾燥機や、洗濯機と一体化したドラム式洗濯乾燥機の形で販売されています。
仕組みとしては、電気ヒーターで空気を温め、その熱風を衣類に当てることで水分を蒸発させて衣類を乾かします。
乾燥時間は長くかかり、通常1時間から2時間ほどかかることが一般的です。電気を使用するため、使用頻度が多いと電気代が高くなりやすい点がデメリットです。
ガス乾燥機と電気乾燥機の違い
ガス乾燥機と電気乾燥機は、それぞれ異なる仕組みと特徴を持っています。それぞれ個別で説明しましたが、改めて下記の表で違いについて比較してみましょう。
比較項目 | ガス乾燥機 | 電気乾燥機 |
---|---|---|
乾燥方法 | ガスの燃焼によって高温の熱風を発生させて乾燥 | 電気ヒーターで空気を温めて乾燥 |
乾燥時間 | 約30分〜50分 | 約1時間〜2時間 |
ランニングコスト | 光熱費が比較的安い | 電気代が高くなりやすい |
設置のしやすさ | ガス配管工事が必要な場合がある | コンセントがあれば設置可能で手軽 |
設置条件 | ガス管・排気ダクトの設置場所が必要 | 設置の自由度が高く、スペースが限られていても対応しやすい |
家庭の状況やコスト、使用頻度を考慮し、それぞれの利点を活かした選択をすることが重要です。
ガス乾燥機の設置費用はいくら?
ガス乾燥機を導入する際には、本体価格だけでなく、設置にかかる工事費用も考慮する必要があります。設置環境によって費用は大きく変わるため、事前に必要な工事内容を把握し、適正な予算を見積もることが重要です。
ここでは、ガス乾燥機の設置にかかる費用の相場や、具体的な節約ポイントについて詳しく解説します。
工事費込みの設置費用の相場
ガス乾燥機を設置する際には、本体価格と工事費を合わせた総額を考慮する必要があります。一般的な相場として、本体価格が5万円から15万円、工事費が2万円から10万円程度となり、合計で10万円から20万円ほどが目安になります。ただし、この費用は設置環境によって変動します。
ガスの配管がすでに整っている場合は工事費が抑えられますが、新たにガス配管を引く場合は追加費用が発生し、工事費が10万円以上になる可能性もあります。設置場所が屋外の場合、雨よけカバーや専用の換気設備を取り付ける必要があるため、その分コストがかかるかもしれません。
事前に見積もりを取ることで正確な費用を把握し、予算を立てることが大切です。
本体価格の相場
ガス乾燥機の本体価格は、メーカーやモデル、搭載されている機能によって異なります。一般的な価格帯は5万円から15万円程度ですが、容量が大きいものや高性能なモデルは20万円以上する場合もあります。
家庭用の標準的な5kg~6kgクラスのモデルは8万円前後が多く、大容量の8kg~9kgクラスのモデルは15万円程度になることが一般的です。乾燥スピードを向上させる独自の技術や、省エネ機能、静音設計などが搭載されている機種は、価格がさらに高くなる傾向があります。
一般的に有名メーカーの製品は品質が高く、比較的高価な場合が多いですが、耐久性や仕上がりの良さを考慮すると、長期的に見てコストパフォーマンスの良い選択となるでしょう。
工事費用の相場
戸建住宅で既にガス配管が通っている場合は、本体の取り付けと排気ダクトの設置だけで済み、工事費用はおおよそ2万円から5万円程度で抑えられます。一方で、ガス配管が引かれていないケースでは新たにガス栓を設ける必要があり、このガス工事だけで5万円から10万円以上の追加費用が発生するかもしれません。
他にも設置場所が屋外になる場合、風雨の影響を避けるためのガス乾燥機への防水カバーや、長さやルートを調整した排気ダクトの延長工事が必要となり、1万円から3万円程度のコストが上乗せされる可能性もあります。
さまざまなケースが考えられますが、戸建てにおける主な追加工事費用の目安は以下の表の通りです。
工事項目 | 内容 | 工事追加費用の目安 |
---|---|---|
ガス配管新設工事 | 室内・室外にガス栓がない場合に新たにガス管を引く工事 | 5万円〜10万円以上 |
排気ダクト延長・加工 | 排気口まで距離がある、または経路に障害がある場合に必要 | 1万円〜3万円 |
屋外設置用カバー設置 | 雨風を防ぐための防水カバーや屋根の設置 | 5千円〜2万円 |
電源工事(100V/200V) | 近くにコンセントがない、または容量が足りない場合の電気工事 | 1万円〜3万円 |
壁面補強・設置台の施工 | 設置場所が不安定な場合に必要な補強作業や架台設置 | 5千円〜1万5千円 |
室内排気対応ユニット | 外部排気ができない場合に必要な室内排気用フィルター設置 | 1万円〜2万円 |
ガス工事や設置を行うには、法的に認められた資格を持つ専門の会社に依頼が必要です。そのため、事前に複数の会社から見積もりを取り、工事内容や費用の内訳を確認したうえで最適な会社を選ぶことが、コスト面でも安全面でも重要です。
マンションの場合
マンションでガス乾燥機を設置する際の費用は、設置環境や工事内容によって異なりますが、一般的には10万円〜20万円程度が相場です。
マンションでガス乾燥機を設置する場合、いくつかの重要なポイントを確認する必要があります。まず、管理規約でガス乾燥機の設置が許可されているかの確認をしましょう。許可されていない場合は電気乾燥機の設置を検討してください。
許可されている場合は、工事を担当する会社に依頼して、ガスの配管が部屋内まで通っているか、外壁に排気口があるか、近くにコンセントがあるかどうかなどを確認します。
下表にマンションの場合のガス乾燥機の設置確認項目と追加費用相場を記載しました。
確認項目 | 内容 | 工事追加費用の目安 |
---|---|---|
管理規約 | 設置不可の場合は電気乾燥機を検討 | ー |
ガス配管有無 | 無い場合は配管新設工事が必要 | 5万円~10万円 |
外壁に換気口有無 | 無い場合は室内排気フィルター設置が必要 | 1万円~2万円 |
十分な設置スペース | 狭い、または屋外の場合は設置台、防水対策、壁補強工事などが必要 | 5千円~2万円 |
設置場所付近にコンセント | 無い、または容量不足の場合は電気工事が必要 | 1万円~3万円 |
設置条件ごとの合計費用の相場は以下の表の通りです。
設置条件 | 合計費用相場 |
---|---|
上記確認項目がすべて問題ない | 10万円~15万円 |
配管や排気、電気工事が必要 | 15万円~25万円 |
室内排気や屋外対応、防水対策が必要など特殊な設置方法になる | 20万円~30万円 |
ガス乾燥機の設置には、排気のための換気口の確保が欠かせませんが、特にマンションでは、構造上の制限により外壁に穴を開ける工事が禁止されていることが多いため、既存の換気口を流用するか、室内排気タイプを選ぶ必要があります。このような場合は、専用のフィルター付きモデルを導入することになり、本体価格や設置費用も高くなる傾向があります。
自分で設置は可能?
法律上、ガス機器の設置には「液化石油ガス設備士」や「ガス可とう管接続工事監督者」などの資格を持つ専門会社による工事が義務付けられています。ガス乾燥機の設置を自分で行うのは非常に危険であり、無資格の人がDIYで工事することは違法なため絶対に避けてください。
設置工事にはガス配管の接続や排気ダクトの設置が必要で、誤った施工をするとガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクが高まります。適切な排気が行われないと乾燥効率が低下し、結露やカビの原因にもなるため、無資格でのDIYはやめましょう。ガス乾燥機の設置は、必ず専門会社に依頼してください。
JR神戸駅前のHDC神戸にはガス乾燥機を設置したい場合に相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。ガス衣類乾燥機を設置したいとお考えの方は、施工事例などの話を聞くとどんな調査や工事が必要か想像できるのでおすすめです。
ガス乾燥機の設置費用を抑えるポイント
ガス乾燥機を導入する際、できるだけコストを抑えたいと考える人は多いでしょう。設置にかかる費用は、本体価格だけでなく、工事費や追加設備の有無によって大きく変動します。
ここでは、ガス乾燥機の設置費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。
工事の少ない設置方法を選ぶ
ガスの配管がすでに整備されている場所に設置すれば、新たにガス配管を引く必要がなく、工事費を大幅に削減可能です。排気ダクトの出口として利用できる既存の換気口や壁穴がある場合は、新たに開口工事を行う必要がなく、費用が抑えられます。
設置場所の近くにコンセントが備えられているか、十分なスペースが確保されているかも確認しておくと、追加の電気工事や設置用の補助台の購入を避けられるかもしれません。
事前に設置環境をしっかり確認し、不要な工事を省くことで、トータルコストを抑えましょう。
キャンペーンを利用する
メーカーやガス会社が実施するキャンペーンを活用すると、ガス乾燥機を通常より安く購入できる可能性があります。
新生活シーズンの3月から4月、または家電セールが多い9月から12月にかけては、特価セールやキャッシュバックキャンペーンが実施される場合がよくあります。ガス会社によっては、契約プランの変更や新規契約と併せてガス機器の割引サービスを提供するケースもあります。
家電量販店では特定のクレジットカードを利用するとポイント還元率が高くなる場合もあるため、支払い方法にも注意を払うとさらにお得になります。購入前に、メーカーや販売店、ガス会社の公式サイトをこまめにチェックし、最適なタイミングで購入するのが賢い方法です。
ガス乾燥機の購入と設置工事を一括で依頼する
商品の購入と工事を一括で依頼すると、全体の費用が安くなるケースもあります。
販売店やガス会社が提供するセットプランを利用すると、工事費込みで割引が適用されることが多く、トータルコストを抑えやすくなります。また、セットプランではアフターサポートが充実していることも多く、設置後のトラブル対応もスムーズに行えます。
一方、本体の購入と工事を別々に手配すると、それぞれの会社との調整が必要になり、設置までの時間が長くなるだけでなく、結果的に費用が高くつく可能性があります。
購入前に、セットプランの価格やサービス内容を比較し、最もコストパフォーマンスの良い方法を選ぶのがおすすめです。
補助金・助成金を利用できないか検討する
ガス乾燥機の設置には本体費用だけでなく工事費もかかるため、補助金や助成金の活用を検討するのも一つの方法です。自治体によっては、省エネルギー機器の導入を支援するための補助金制度があり、高効率なガス機器に対して助成が受けられることがあります。
一部の地域では「省エネ家電購入補助」や「住宅設備助成金」といった名目などで制度が設けられており、一定額の補助を受けられる場合があります。ガス会社やメーカーが独自に実施している補助制度もあるため、購入前に確認するとよいでしょう。
助成金を活用すれば設置費用の負担を軽減できる可能性があるため、お住まいの自治体の公式サイトやガス会社の情報をチェックし、条件に合うか確認することが重要です。
相見積もりをする
ガス乾燥機の設置費用を抑えるためには、複数の会社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。同じ条件でも会社によって工事費やサービス内容が異なるため、適正な価格で設置するために相見積もりを行うことが推奨されます。
家電量販店やガス会社が提供するセットプランのほか、地元のガス工事会社やリフォーム会社にも見積もりを依頼すると、より安価で適切なプランを見つけやすくなります。
見積もりを比較する際には、工事内容の詳細も確認が必要です。配管工事の有無や排気ダクトの設置費用が含まれているかどうかをチェックし、追加費用が発生しないか確認しておくと安心です。また、アフターサービスの有無や保証期間なども考慮すると、長期的なコスト削減につながる可能性があります。
相見積もりを取ると、最適なプランを見つけやすくなり、不要な費用を削減できます。見積もりの際には、設置条件を正確に伝え、複数の会社からの提案を慎重に比較することが重要です。
ガス乾燥機を設置する際の注意点
ガス乾燥機を安全かつ効率的に使用するためには、設置場所や方法に注意を払う必要があります。ここでは、ガス乾燥機を設置する際に特に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
雨水がかからない場所に設置
ガス乾燥機は屋外への設置も可能ですが、雨水が直接かかると故障の原因になります。
特に電子部品や燃焼部分が濡れると、動作不良やショートのリスクが高まります。屋根のある場所に設置するのが理想的です。もし屋根がない場合は、防水カバーや専用の屋外設置ボックスを使用すると、雨や風による影響を軽減できます。
屋外の設置ボックス内にガス衣類乾燥機を設置しても、湿気がこもると錆びやカビの発生を引き起こす可能性があるため、排気の通り道を確保し、適切な換気ができるようにすることも重要です。
スペースに余裕がある場所に設置
ガス乾燥機は排気ダクトを通して熱気や湿気を外に逃がすため、設置場所には十分なスペースが必要です。
壁際や狭い空間に無理に設置すると、排気がうまく流れず、熱がこもって乾燥時間が長くなったり、機器の故障につながったりする可能性があります。
周囲に障害物があると排気が滞り、結露やカビの原因にもなるため、設置する際は背面や側面に適切な空間を確保しましょう。ダクトの長さが長すぎると排気がうまく排出されないため、ダクトの長さや角度にも注意し、できるだけダクトが短く直線的に配置できることが望ましいです。
資格保有者に設置してもらう
ガス機器の設置には、専門の資格を持った職人や監督者がいる会社が行う必要があります。具体的には、「液化石油ガス設備士」や「ガス可とう管接続工事監督者」などの資格を持つ技術者が対応します。
これらの資格が必要な理由は、ガス配管の接続ミスや排気ダクトの設置不良があると、ガス漏れや一酸化炭素中毒のリスクが高まるためです。適切なガス圧の調整や安全装置の設置も重要であり、素人が施工を行うと、最悪の場合、爆発事故につながる危険もあります。
安全性を確保するためにも必ず資格を保有している職人や監督者がいる会社に依頼し、施工後には動作確認やガス漏れチェックを徹底してもらいましょう。
マンションの場合は壁に穴が開けられないケースが多い
マンションでは、建物の構造上の問題で外壁に穴を開ける工事が禁止されているケースが多いため、ガス乾燥機の排気方法を事前に検討する必要があります。
すでに浴室乾燥機や換気扇用の排気口がある場合、それを活用できるか管理会社に相談するとよいでしょう。ベランダに排気口を設置する方法もありますが、排気が周囲の住戸に影響を与えないよう、風向きや排気の拡散を考慮する必要があります。
マンションごとに規定が異なるため、設置前に管理規約を確認し、許可を得た上で適切な施工を行うことが大切です。
JR神戸駅前のHDC神戸には、ガス衣類乾燥機の設置について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。
また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新の住宅設備を見て、ガス乾燥機の設置工事と同時にキッチンや洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。
ガス乾燥機の設置事例
ここではガス乾燥機の設置事例についてご紹介します。
ガス乾燥機を設置したランドリールームを新設した事例
アフター
施工会社 | アートリフォーム |
費用 | 1365万円(フルリフォーム) |
築年数 | 26年 |
お子様が元気いっぱいに走り回れる空間や緑の多い周辺環境を気に入り、中古住宅を購入してリフォームした事例です。
お子様が外で走り回れば洋服はどうしても汚れるため、何度も洗濯が必要です。そのため、もともとは窓辺の一室だった部屋を、電気水道ガスを整備してランドリールームに変更しました。
ガス乾燥機や洗濯機がゆったりと置ける広いランドリールームは、洗面スペースや収納スペースとの家事動線も考慮されています。
リビングにガス乾燥機を設置した事例
アフター
施工会社 | 安江工務店 |
費用 | 1200万円(フルリフォーム) |
築年数 | 35年 |
水回りを一新したいと思った施主ですが、脱衣室の広さを十分に確保したいという気持ちもありました。そこで白羽の矢が立ったのが、リビングです。ガス乾燥機をリビングに設置することで、脱衣室の広さを確保できました。
普段は洗濯物を屋外で干していても、雨の日や梅雨時に簡単にガス乾燥機を使えるのは非常に便利です。洗濯から服を乾かす動線が短いのも良い事例です。
クローゼット近くにガス乾燥機を設置した事例
アフター
施工会社 | アートリフォーム |
費用 | 3500万円(フルリフォーム) |
築年数 | 33年 |
一人暮らしをしている祖母宅への同居がきっかけで全面リノベーションを決意した施主。築30年以上の家屋であったため全体的にきれいにし、二世帯住宅へとリノベーションしました。
家事動線を考慮し、洗濯機とベランダ、ガス乾燥機、クローゼットを近くに配置。家事の効率が格段に向上しました。
まとめ
ガス乾燥機は乾燥時間が短く仕上がりが良いというメリットがありますが、設置にはガス配管や排気ダクトの設置工事が必要になり、費用が発生します。
特にマンションでは、管理規約による制約があるため、設置可能かどうかを事前に確認することが重要です。
一般的な設置費用の相場は、工事費込みで10万円〜20万円程度となりますが、配管の新設が必要な場合や、特殊な排気システムを導入する場合は、さらに高額になる可能性があります。
費用を抑えるためには、工事の少ない設置方法を選んだり、キャンペーンや助成金を活用することが効果的です。
安全に使用するためにも、必ず資格を持つ専門会社に依頼し、適切な工事を行うことが大切です。事前に見積もりを取得し、設置条件やコストをしっかりと把握したうえで導入を検討しましょう。
JR神戸駅前のHDC神戸には、ガス乾燥機の設置について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。
また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。最新のユニットバスの他にシステムキッチンなどを見て、ガス乾燥機の設置に伴う配管工事やダクト工事と同時にキッチンや洗面所といった設備を含めたリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。
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