お風呂(浴室)の鏡の正しい掃除方法を紹介!ウロコ・水垢を落としてピカピカにしよう

この人に聞きました石丸あや

1年前に自宅のトイレと洗面台をリフォームし、最新設備の便利さに目覚めたライフスタイル系Webライター。シンプルモダンなインテリアが好きで10年育てている観葉植物のペペロミアがリビングのアクセントです。夫と10代の子どもとの3人暮らし。家族のライフステージの変化によって変わっていく収納やインテリアの最適解を主婦の目線で紹介します。

毎日使っているお風呂(浴室)の鏡、いつの間にか汚れて見えづらくなっていませんか?

浴室の鏡が汚れていると、不便なだけでなく清潔感も失われてしまいます。リラックスしたい空間であるお風呂の鏡は、いつでも清潔にしておきたいですよね。

お風呂の鏡の汚れは簡単に落としにくく、普段の掃除では手が回らないという方も多いでしょう。実は頑固な汚れには、原因別に正しい掃除方法があります。正しい方法を知れば、簡単に鏡をピカピカにすることができますよ。

今回は、汚れやすいお風呂の鏡の正しい掃除方法を原因別に紹介します。鏡掃除の注意点や汚れの予防方法、どうしても汚れが落ちない場合の対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

お風呂の鏡の白い水垢汚れの原因は?

まず、お風呂の鏡が汚れる原因を知ることから始めましょう。鏡の汚れは、通常のスポンジでこすっただけでは落としにくく、掃除が後回しになりがちです。原因を正しく知り、汚れに合った落とし方を把握すれば、鏡掃除のハードルが下がります。

鏡の白い汚れの原因は二つある

お風呂の鏡の汚れで最も良くあるのは白い汚れです。鏡全体に白い汚れが飛び散ったように広がり、映りづらくなっていませんか。この白い汚れは一般的に「水垢」と呼ばれています。実は、一口に「水垢」といっても原因は二つあり、汚れの性質が異なるものです。

  • 原因1:水道水…アルカリ性の汚れ
  • 原因2:石けんカス…酸性の汚れ

それぞれ具体的に解説します。

頑固なウロコ汚れは水道水の水垢

鏡が見えづらくなる白いウロコ状の汚れは、水道水が原因です。シャワーを浴びる時などに、飛び散った水道水の水滴が乾いてウロコ汚れになります。

水道水にはマグネシウムやケイ素、カルシウムなどのミネラル成分が含まれています。飛び散った水滴が蒸発したあとに、ミネラル成分だけが残りウロコ汚れになるのです。ミネラル成分が固まった白いウロコ状の汚れは、少しこすったくらいでは落ちません。汚れがなかなか落ちないと、掃除がおっくうになりがちです。放置すると、ますます汚れが蓄積されて頑固な汚れへと変化します。

水道水が原因の白いウロコ状の汚れは、アルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れには、酸性洗剤を使った掃除方法が有効です。

白い粉状の汚れは石けんカス

お風呂の鏡についた白い汚れのうち、粉末状に細かく付着しているものは、石けんカスが原因です。入浴時にシャンプーやボディソープなどの泡が飛び散って鏡に付き、そのまま乾いて白い粉末状の汚れになります。

泡と皮脂が混ざっている石けんカスの白い汚れは、酸性の汚れです。酸性の汚れには、アルカリ性の洗剤を使った掃除が有効です。

汚れの原因別に異なる掃除方法を知ろう

汚れは、それぞれの原因に合った掃除方法で落としましょう。汚れの原因ごとに適切な手順で掃除をすることで、効率的にきれいにすることができます。

酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が有効です。原因を考慮せずにやみくもに掃除をすると、汚れが落ちないばかりか、鏡を傷つけてしまうこともあります。汚れの原因に合った掃除方法を知り、鏡をピカピカにしましょう。

【原因別】お風呂の鏡をピカピカにする掃除方法

ここからは、汚れの原因・程度別にお風呂の鏡の掃除方法を具体的に紹介します。汚れの原因だけでなく、程度によって異なる最適な掃除方法をマスターしましょう。

軽いウロコ汚れにはクエン酸・お酢を使う

水道水が原因の白いウロコ状の汚れは、軽度なものであれば、クエン酸・お酢を使って掃除をしましょう。酸性のクエン酸・お酢は、アルカリ性の汚れを中和してふやかし、落としやすくします。クエン酸・お酢はともに安全性が高く、安心して使えるのが利点です。スーパーやドラッグストアで簡単に手に入るので、気軽に試せます。

具体的な掃除の手順は以下の通りです。

準備するもの
  • クエン酸小さじ一杯 または、お酢100ml
  • スプレーボトル
  • ラップ
  • 浴用ナイロンタオル
  • 乾いた布

手順

  1. 水100mlにクエン酸小さじ一杯 またはお酢100mlを入れよく混ぜる
  2. 1をスプレーボトルに入れ、クエン酸(またはお酢)スプレーを作る
  3. お風呂の鏡全体に、クエン酸(またはお酢)スプレーを吹き付ける
  4. 鏡をパックするようにラップで覆い、10分ほど置く
  5. ラップをはがす
  6. 浮いてきた汚れを削り取るように、ナイロンタオルやキッチンスポンジの硬い面で拭く
  7. 汚れが取れたら、鏡全体をシャワーで洗い流す
  8. 水滴を乾いた布でしっかりと拭き上げる

上記のラップパックは必ず10分程度にとどめましょう。長過ぎると鏡を傷める恐れがあります。また、鏡の金具部分にクエン酸(またはお酢)が付着すると、変色やサビの原因になります。もし付いてしまったら、放置せずにすぐ洗い流してください。

中度のウロコ汚れは専用洗剤で落とす

クエン酸・お酢では落ちない中度のウロコ汚れには、酸性の水垢専用洗剤を使いましょう。水垢専用洗剤は「水垢クリーナー」、「水垢洗浄剤」等の名前で売られており、ホームセンターやネットショップで手に入ります。

一般的な使用方法

  1. 鏡全体に水垢専用洗剤をスポンジで塗布する
  2. 10分程度置く
  3. シャワーでしっかりと洗い流す
  4. 水滴を乾いた布でしっかりと拭き上げる

酸性の水垢専用洗剤は刺激が強いので、使用の際にはゴム手袋、ゴーグル、マスクを身につけ、目や肌を守ってください。商品によって使用方法が異なるので、説明をしっかり読んで掃除を行いましょう。

頑固な水垢はウロコ取りで研磨する

水垢専用洗剤でも落ちない頑固なウロコ汚れは、鏡用ウロコ取りで研磨して落としましょう。酸性洗剤での掃除は、アルカリ性のウロコ汚れを溶かして落とすのに対し、研磨は物理的に汚れを削り取るものです。そのため、鏡が傷つかないよう慎重に行う必要があります

鏡を研磨するのは、どうしても落ちない頑固なウロコ汚れに対する最終手段と心得ましょう。

鏡用ウロコ取りの種類と特長

鏡用ウロコ取りの研磨剤は主に3種類あり、研磨力が異なります。

研磨剤の種類 研磨力 特長
酸化セリウム 弱い 大理石に使用されるほど研磨力が弱く、鏡を傷つけにくい
アルミナ(酸化アルミニウム) 中程度 鏡を傷つけにくく、ある程度の研磨力がある
人工ダイヤモンド 強い 強力な研磨力で汚れを削り取る

ウロコ汚れの程度に合わせて最適な研磨剤を選びましょう。ただし、削りすぎには注意が必要です。研磨力が弱いタイプを使う場合も、鏡の表面には細かい傷がつく可能性があります。日常の掃除で使いすぎないようにしてください。

鏡用ウロコ取りの形状

研磨して汚れを落とす鏡用ウロコ取りは、さまざまな形状のものが販売されています。ホームセンターや量販店で手に入るのは主に以下のタイプです。

  • スポンジタイプ…広範囲の汚れ落としに適している
  • シートタイプ…狭い場所の汚れ落としに適している
  • ゴムタイプ…とくに狭く、汚れがひどい場所の掃除に適している

使いたい場所に合わせて、最適な鏡用ウロコ取りを選びましょう。

鏡の白い汚れ(石けんカス)には歯磨き粉を使う

シャンプーやボディソープの泡と皮脂が混ざっている石けんカスの汚れは酸性です。酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤で落とすことができます。

石けんカスは「弱アルカリ性」と表示されている浴槽用の洗剤で洗ってみましょう。軽度の石けんカスであれば、洗剤を付けて浴槽用のスポンジで軽くこするだけで落とせるはずです。

浴槽用の洗剤で落ちない石けんカスの汚れは、歯磨き粉で掃除できます。歯磨き粉を使う時の手順は以下の通りです。

  1. 歯磨き粉をスポンジに付ける
  2. 水で伸ばしながら、鏡全体を優しく洗う
  3. シャワーの水でよく洗い流す
  4. 水滴を乾いた布でしっかりと拭き上げる

歯磨き粉は、歯をきれいにするための研磨剤が含まれているものが多いです。研磨力は弱いとはいえ、力を入れてこすりすぎると鏡を傷つけることもあるので注意しましょう。

ひどい白い汚れ(石けんカス)は重曹で落とす

歯磨き粉で落ちないひどい石けんカスの汚れには、重曹が有効です。重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れに効果を発揮します。

具体的な掃除の手順は以下の通りです。

準備するもの
  • 重曹小さじ一杯
  • スプレーボトル
  • ラップ
  • 濡れた布
  • 乾いた布

手順

  1. 水100mlに重曹小さじ一杯を入れよく混ぜる
  2. 1をスプレーボトルに入れ、重曹スプレーを作る
  3. お風呂の鏡全体に、重曹スプレーを吹き付ける
  4. 鏡をパックするようにラップで覆い、5分ほど置く
  5. ラップをはがす
  6. 濡れた布で拭く
  7. 汚れが取れたら、鏡全体をシャワーで洗い流す
  8. 水滴を乾いた布でしっかりと拭き上げる

重曹は入れすぎないよう注意しましょう。重曹を入れすぎると、溶けなかった重曹が白い跡になって残り、かえって鏡を汚してしまう可能性があります。

お風呂の鏡に毛染め液(白髪染め)がついた時の落とし方は?

お風呂で市販のヘアカラー剤を使って毛染め(白髪染め)をする方も多いでしょう。うっかりお風呂の鏡にヘアカラー剤を付けてしまった時は、できるだけすぐに洗い流すことがポイントです。

ヘアカラー剤は、髪の毛を染めるのと同じく、時間が経つと鏡にも染み込んでしまいます。染み込んでしまったヘアカラー剤は容易には落とせません。ヘアカラー剤をお風呂で使う時には、鏡に付かないよう細心の注意を払いましょう。それでも付いてしまった場合は、すぐに洗い流してください。

ヘアカラー剤が鏡に付いてから時間が経った場合は、完全に落とすのは難しくなります。このような時に有効なのが、染み込んだヘアカラー剤の汚れを塩素系漂白剤を使って薄くする方法です。

具体的な掃除の手順は以下の通りです。

準備するもの
  • 塩素系漂白剤(スプレータイプ)
  • キッチンペーパー
  • 乾いた布

手順

  1. ヘアカラー剤が付いた部分に塩素系漂白剤をスプレーする
  2. スプレーした部分をキッチンペーパーで覆い、30分程度置く
  3. キッチンペーパーをはがす
  4. シャワーでよく洗い流す
  5. 水滴を乾いた布でしっかりと拭き上げる

塩素系漂白剤と酸性のものを混ぜると有毒ガスが発生する可能性があり非常に危険です。クエン酸やお酢、酸性洗剤などと一緒に使うことは絶対に避けてください。塩素系洗剤の安全な使い方については、次章で詳しく解説しますので、併せて参考にしてください。

お風呂の鏡掃除の注意点!

ここからはお風呂の鏡掃除をする際に、とくに気をつけたいポイントについて解説します。鏡を傷つけず、安全に掃除をするための大切なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

こすりすぎはNG!お風呂の鏡は傷つけないよう慎重に

鏡はガラス製品なので、とてもデリケートで扱いが難しいものです。研磨剤入りのスポンジや洗剤で、ゴシゴシと強くこすりすぎると傷がつく原因になります。

とくにメラミンスポンジの使用は避けたほうがいいでしょう。メラミンスポンジは、一見柔らかそうですが、実は硬い樹脂からできています。そのため、鏡掃除に使用すると、表面に細かい傷をつけてしまいます。表面についた細かい傷には、水垢が溜まりやすくなり、余計に掃除の手間が増える原因になりかねません。

水垢掃除の専用洗剤や鏡用ウロコ取りを使用する場合も、使用方法をよく読み、鏡を傷つけないように慎重に掃除を行ってください

曇り止め加工の鏡に研磨剤・酸性洗剤は使わない

曇り止め加工された鏡には、研磨剤・酸性洗剤は使わないようにしましょう。鏡の曇り止め加工は薄い樹脂膜のコーティングです。研磨剤でこすったり、酸性洗剤を使ったりすると表面の樹脂膜がはがれ、鏡が傷んでしまいます。樹脂膜の傷みがひどくなると、鏡全体が白く濁ったようになり、掃除をしても改善しません。

多くの曇り止め加工の鏡には、「この鏡は曇り止め加工されています」といったステッカーが貼られています。ご自宅の鏡の表示を確認してみましょう。

曇り止め加工された鏡のお手入れ方法は、メーカーの取り扱い説明書に従ってください。

クエン酸と重曹を使う時も手袋を使う

クエン酸と重曹は食品にも使われる比較的人体に優しい素材です。ただし、素手で長時間触れると、肌荒れの原因になることもあります。

他の強力な洗剤を使う時は、手袋の着用が習慣になっている方も多いでしょう。同様に、クエン酸や重曹の使用時も、必ずゴム手袋を着用し肌への刺激を避けてください

酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜない

塩素系洗剤を使う際は、酸性のものと一緒に使わないよう注意してください。塩素系洗剤の容器には「まぜるな危険」と大きく表示があるはずです。塩素系洗剤と酸性タイプの製品を一緒に使うと、有害な塩素ガスが発生して人体に悪影響を及ぼします。

お風呂の鏡を掃除する際、塩素ガスの発生を防ぐために注意したいポイントは以下です。

  • クエン酸、お酢を含む酸性タイプの製品と、塩素系洗剤を一緒に使わない
  • カビ取り剤、塩素系漂白剤など塩素系洗剤をお風呂掃除に使った後は、表面に残らないよう十分に洗い流す(洗い残しがあると、次にクエン酸等を使った時に反応して、塩素ガス発生の原因になる)
  • 換気をして掃除する

塩素系洗剤を使う時は、製品の使用上の注意をよく読み、安全に掃除をするよう心がけましょう。

お風呂の鏡の水垢を予防する方法

ここからは、お風呂の鏡の水垢を予防する方法をご紹介します。お風呂の鏡は、一度水垢がついてしまうと掃除が大変です。なるべく水垢がつかない方法を実践して、掃除のストレスを軽減しましょう。

鏡に水をかけない

入浴中に湯気で鏡が曇るたびにシャワーで水をかけていませんか。水をかけると、それだけ鏡に水滴がつき、水垢の原因になります。鏡に泡が飛び散った場合は、さっと洗い流す程度にし、必要以上に水をかけることは避けましょう

こまめに拭き上げる

水垢の防止には、鏡についた水滴をこまめに拭き上げることが効果的です。入浴するたびに鏡についた水滴を乾いたタオル等できれいに拭き上げれば、水垢にはなりません。一日一回、最後に入浴した時に、拭き上げることを習慣化できると良いでしょう。

タオルで拭くのがおっくうだという方には、水切りワイパーの使用がおすすめです。お風呂に設置しておけるタイプの水切りワイパーで、鏡をさっと拭くだけでも水垢の防止になります。

私は水切りワイパーを利用して、入浴後にお風呂の鏡、浴室の壁、ドアの水滴をさっと拭いています。1年以上継続していますが、それだけでほとんど水垢に悩まされません。

お風呂の鏡にコーティングする

お風呂の鏡にコーティングをして、水を弾かせ汚れを付きにくくすることも有効です。コーティング剤は、さまざまな種類のものが市販されています。ホームセンターやネットショップで手に入るので、気になる方はチェックしてみてください。

ただし、コーティングしたからといって掃除が不要になるわけではありません。コーティング剤はあくまでも、汚れをつきにくくする効果を期待して使用するものです。定期的な掃除や、コーティング剤の塗り直しが必要になることに注意してください。

お風呂の鏡は不要?究極の予防だがデメリットも

近年、ミニマリストやシンプルライフを実践する中で「お風呂の鏡はなくても良い」と考える方もいます。確かに鏡がなければ、水垢が付く心配はなく、掃除も不要です。掃除の手間を考えれば、お風呂の鏡を設置しないのは、合理的な選択肢ともいえるでしょう。

ただし、お風呂の鏡を設置しないことでデメリットもあります。

  • 髭剃りやメイク落とし、肌の手入れの際に不便
  • 体型の確認ができない

お風呂の鏡を設置しない選択は、デメリットがあることを理解した上で慎重に判断しましょう。掃除をする方だけでなく、家族全員が鏡なしでも不便なく過ごせるかも、確認しておきたいポイントです。

もし、一度不要と判断したお風呂の鏡を後から取り付けたくなったら、リフォーム店に相談してみましょう。リフォーム店では、さまざまな形、機能のお風呂の鏡を比較しながら選べます。

JR神戸駅前のHDC神戸には、水回りのリフォームに詳しいプロが在籍する店舗が複数入っています。お風呂の鏡の取り付けやお手入れ方法のアドバイスも受けられるので、お近くの方はぜひ立ち寄ってみてください。

どうしても汚れが落ちない時は鏡の交換がおすすめ

いろいろな掃除方法を試しても、どうしても汚れが落ちない時は、鏡の交換が最善策かもしれません。ここでは、鏡の交換を検討するべき3つのケースと、鏡を交換する時の手順を紹介します。

ケース1:放置した頑固な水垢はなかなか落ちない

水垢のこびりつきがひどくなると、掃除をしてもなかなか落ちません。あらゆる方法を試してみても落ちない水垢は、放置しているとますます頑固な汚れになります。水垢の白い汚れで視界が悪くなった鏡を使い続けるのは、清潔感に欠け、何より不便ですよね。「掃除をしなきゃ」と思いながら、汚れた鏡を使い続けるのもストレスになります。

そのような時は、新しい鏡に交換するのがおすすめです。新調すれば、掃除に悩まされることなく清潔でクリアな視界の鏡を手に入れられます。

ケース2:お風呂の鏡の黒い点(サビ・シケ)は掃除では落ちない

鏡の端のほうや中央部に、黒い斑点のようなものが出ているのが気になっている方もいるでしょう。鏡の黒い点は、内部の銀・銅メッキが腐食して起きるもので「シケ」と呼ばれます。シケが発生する原因は、鏡の内部に水や洗剤が入り込むことによるものです。

シケは、鏡の内部に広がるものなので、掃除で落とすことはできません。放置すると腐食が進んでいくので、シケが発生した鏡は早めに交換を検討しましょう。

ケース3:お風呂の鏡の裏のカビも掃除は困難

湿気の多い浴室は、カビが発生しやすい場所です。表面上はきれいに見えても、鏡の裏にびっしりと黒カビが発生している、というケースもあります。鏡の周辺の壁に黒カビが発生している時は、鏡の裏側で増殖したカビが表に出てきているのかもしれません。

鏡と壁の間にはわずかな隙間しかないので、鏡の裏の黒カビを掃除することは困難です。鏡が外せる場合も、カビがひどいと掃除の負担が大きく、カビ胞子によるアレルギーなど身体への懸念もあります

鏡の裏がカビだらけになってしまったら、無理して掃除をするよりも鏡の交換がおすすめです。新品に交換すれば、カビの心配をせずに清潔感ある鏡で安心して入浴できます。

お風呂の鏡は外し方・取り付け方が難しい

お風呂の鏡交換をDIYで行おうと考える方もいるでしょう。DIYなら、鏡の実費代だけで交換できるのでリーズナブルです。ただし、お風呂の鏡の交換は、慣れていない方には少し難易度が高いかもしれません。というのも、お風呂の鏡は「ミラーマット」という特殊な接着剤と専用金具で壁に取り付けられていて、取り外しや取り付けにコツがいるからです。

一般的に鏡の取り外し、取り付けは以下の手順で行います。

  1. 細い針金やピアノ線、PPバンドなどを使い、ミラーマットをはがしながら壁から鏡を外す
  2. はがした壁に残っているミラーマットを糊はがしクリーナーなどできれいにする
  3. 専用金具に合った厚さ、大きさの鏡を用意してミラーマットで貼り付ける
  4. 取り外した鏡を自治体のルールに従って処分する

慣れていない方が施工すると、ミラーマットがうまく壁からはがれず、取り外しに時間がかかるかもしれません。新しい鏡の厚さ、大きさが専用金具に合わないと、やり直しの手間や費用が余計にかかる可能性もあります。

お風呂の鏡交換は業者に頼もう

お風呂の鏡の交換は業者に頼むのがおすすめです。業者に依頼すれば、全ての作業をプロが行うので、安心して新品の鏡に取り替えられます。業者によっては取り外した鏡の処分も依頼できるので、ごみ処理の手間もかかりません。湿気に強く「シケ」が出にくい耐食鏡や、曇り止め加工の鏡など、ご自宅の浴室の環境とニーズに合った鏡が選べます。

お風呂の鏡交換の費用目安は?

業者に鏡交換を依頼する場合の費用は、鏡本体の大きさ・種類と、依頼する業者の施工費等によって異なります。一般的な目安は以下です。

業者に依頼する場合の鏡交換費用目安
  • 鏡本体の価格:1~3万円くらい
  • 施工費、出張代金、材料費など:1~3万円くらい

上記とは別に、施工業者の車の駐車場代などがかかる場合があります。鏡交換の見積もりを業者から取る場合には、見積もりに含まれている金額の内訳をよく確認しましょう

JR神戸駅前のHDC神戸には、鏡交換だけでなく水回りのリフォーム全般の相談ができる店舗がそろっています。一つの施設で複数の店舗に相談でき、見積もりを一気に取ることが可能です。ショールームで実際の設備を確認しながら、ピカピカの鏡を実現しましょう。

まとめ|頑固な水垢を落としてお風呂の鏡をピカピカにしよう

お風呂の鏡の頑固な水垢を落とすには、汚れの原因を知り、最適な掃除方法を選択することが大切です。水道水を原因とするアルカリ性の汚れには、クエン酸など酸性の性質を生かした掃除方法が適しています。一方、酸性の石けんカスの汚れには、重曹などアルカリ性の性質を生かした掃除方法が有効です。

クエン酸や重曹、洗剤で落ちない頑固な水垢汚れは、専用のウロコ取りで研磨しましょう。鏡は傷つきやすいので、研磨は最終手段と考え、慎重に行ってください。

正しい掃除方法を試しても、どうしても汚れが落ちない場合は、新しい鏡への交換がおすすめです。リフォーム店で相談すれば、ニーズにぴったりの鏡を提案してくれるでしょう。鏡交換の作業もプロにすべてお任せできるので、手間なくピカピカの鏡を手に入れられます。

JR神戸駅前のHDC神戸には、浴室の鏡交換を含むリフォームのプロが在籍するリフォーム会社複数入っています。ご自宅のお風呂にぴったりなリフォーム内容、プロと一緒に見つけてみませんか。住宅設備ショールームでは、水回りの最新設備も体感できるので、理想のお風呂タイムのヒントを見つけられるかもしれません。お近くの方はぜひ足を運んでみて下さいね。

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