【女性向け】万が一に備えよう!防災グッズで本当に必要なものランキング

突然の地震や水害。昨今では予期せぬ大規模災害が国内外問わず不規則に発生していて、防災に対する意識が強まってきています。

そこで今回は、突発的な災害や事故に備えるための、防災グッズで本当に必要なものランキング<女性編>をお届けします。女性でも無理なく備えられる&活用できるグッズを16点集めました。これから防災に取り組もうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

“持ち歩き”がカギ?防災グッズ集めで女性が気をつけるポイント

防災グッズは、基本的には量が多ければ多いほど良いと言えます。生死を分けるとされている最初の3日間(=他者からの支援が期待できない期間)はもちろん、避難所などに移動した後も、個人的な備えがあれば何かと役立つからです。

しかし、女性は身体の構造上、男性に比べて体力や腕力に不安があります。「持ち歩き」できるかを考えると、なんでもかんでも荷物として詰めれば良いというわけではありません。女性ならではの課題をふまえつつ、防災グッズ集めのときに気を付けるポイントについて解説します。

女性の防災リュックの中身には何を入れるべき?

まずは、男女問わず防災時に持ち出しが必要なものと、女性ならではの必需品について説明します。

男女問わず必要なもの

  • 食料、水
  • 身分証
  • 現金
  • 懐中電灯、ライト
  • タオル、トイレットペーパー
  • 下着類
  • 携帯トイレ(またはビニール袋)
  • 雨ガッパ
  • 防災用ホイッスル
  • 常備薬、お薬手帳 *普段から服用している、既往歴がある人

これらのアイテムは男女問わず必要です。しかし、女性は男性と比べると持ち出せる量が少なく、荷物を背負ったまま移動できる距離が短い傾向があります。「持ち歩き」ができるかどうかをよく吟味し、なるべく軽量なものを選びましょう。

女性ならではの必需品

  • 生理用品
  • 生理用ショーツ
  • ホッカイロ、防寒具(冬)/冷えピタ、うちわ(夏)
  • 汗拭きシート、髪拭きシート
  • 防犯ブザー

女性に必要なもののポイントとして、「持ち歩き」ができるかとは別に「身体を清潔で健康な状態に保つ」という課題があります。生理が来る予定がなくとも、生理用品は必ず携帯しましょう。避難時のストレスで急に月経が始まったり、不正出血が起こったりすることもあります。

携帯式の汗拭きシートも積極的に活用しましょう。数日お風呂に入らなくても生死に関わることはありませんが、自分の身が不潔であることにストレスを感じて、体調を崩してしまう人もいます。最近では、シャンプーをしなくても髪を洗える、髪拭きシートも販売されています。荷物に余裕があれば、汗拭きシートと一緒に持っていきましょう。

避難時や避難先で寒さや暑さに悩まされるケースも多いです。冬はしっかり防寒し、夏は身体を冷やせるような小物を持っていきましょう。

残念なことですが、災害時には女性を狙った盗難被害や性的被害も発生しています。自衛のためにも、防犯ブザーなどを避難用のリュックに引っ掛けておくと良いでしょう。

一人暮らしの女性に必要な防災グッズとは?

一人暮らしの女性の場合、同居の家族に頼ることができないため、初めの数日はなんとかひとりで乗り切る必要があります。先ほど紹介したグッズに加えて、以下のようなものを用意しておきましょう。

  • 近隣のハザードマップ、避難場所地図
  • 別居家族や親しい人の緊急連絡先
  • お菓子などの嗜好品
  • 好きな書籍や推しグッズなど *軽量なもので

同居家族がいる場合と、一人暮らしの場合で偏りが出るのは、情報量コミュニケーション量です。情報量は、危険な場所や避難場所の共有など、身体的な安全に関わるポイントです。コミュニケーション量は、誰かと会話することで安心感を得たりストレスを減らしたりという精神的な安全につながります。

情報量は、事前の準備である程度補うことができます。A4〜B5サイズほどの自宅および学校・勤務先などの周辺地図を用意しておき、近寄らないほうが良い土地や、避難場所についてマーキングしておきましょう。

また、公衆電話などから遠方の家族に連絡できるタイミングがあるかもしれません。家族や親しい人の連絡先は、スマホの中だけでなく、紙におこして避難リュックの中に入れておきましょう。

コミュニケーション量は、実際に本当にひとりになってしまうとどうしようもありません。コミュニケーションを取らなくても、自分がリラックスして落ち着くことのできる嗜好品やアイテムを用意しておくと良いでしょう。持ち運びを考えて、なるべく軽量なものを選んでくださいね。

子どもと一緒に避難するとき本当に必要な防災グッズは何?

緊急性を正しく理解して理性的なアクションを起こせる大人とは違い、子どもは緊急事態を前にパニックになってしまったり、いつもより感情的になってしまったりする子が多いです。子どもと避難する可能性があるときは、子どもに必要な防災グッズについても検討しておきましょう。

  • 水とジュース
  • 高カロリーなお菓子
  • おむつ
  • おもちゃ、お気に入りのアイテム
  • トランプなど複数人で遊べるカードゲーム

最近の防災食は味の良いものが増えてきていますが、とは言っても普段の食事と比べると”ひもじい”感じは否めません。子どもの気分によっては、食べることを拒否されてしまうケースもあるでしょう。大人でも子どもでも食べられる非常食とは別に、子どもが進んで食べるお菓子や、甘いジュースなども用意しておくのがポイントです。

まだ小さいこどもの場合、災害時のショックでお漏らしをしてしまうことがあります。おむつが取れている子でも、念のため携帯おむつを持って行くと良いでしょう。トイレがないときの携帯トイレ代わりにもなります。

子どもの精神的な安定を保つためにも、ひとりで遊べるおもちゃや、他の子どもたちと遊べるおもちゃがあると便利です。荷物の負担にならない程度のものを持ち出しましょう。

防災グッズでいらなかったもの、役に立たなかったものは?

防災グッズの中には、「持ち出したけどあまり役に立たなかった」「荷物になってしまっただけだった」という口コミがついているものもあります。本当に必要なものだけを持ち出すために、いらなかった・役に立たなかったものについてもチェックしておきましょう。

  • ティッシュペーパー:トイレットペーパーで事足りる
  • 毛布:かさばりすぎて持ち運びにくい
  • ロープ:無理して活用しようとすると怪我の元になる
  • ろうそく、マッチ:火事になる危険がある

災害時、ティッシュペーパーはトイレットペーパーで代用ができます。トイレットペーパーのほうが水に流しやすい利点もあるので、ティッシュペーパーではなくトイレットペーパーのロールを持ち運びましょう。

防寒やクッションとしての役割を期待できる毛布ですが、大きくて重いのが難点。災害時は毛布よりアウトドア用の丸められるアルミシートなどがおすすめです。

ロープは、2F以上の建物から脱出するときや、瓦礫をどかすときに役立つと言われてきました。しかし、ロープの誤った使い方が原因となって怪我をして避難できなくなる事例が発生しています。避難の際は建物の避難経路を利用し、瓦礫類は無理して撤去せずに避けて通りましょう。

ろうそくやマッチは電気を使わずに灯りを点けることのできるアイテムですが、火を使う灯りは「倒れてしまったときに火事になるのが怖い」といった声も。最近では、電池を使わなくても灯る防災用ライトがあるので、積極的に活用していきましょう。

普段から持ち運べる!話題の「防災ボトル」を活用しよう

SNSなどで話題沸騰中の「防災ボトル」。水筒くらいの大きさで、普段から通学・通勤用のバッグに入れておけるコンパクトさが人々の注目を惹いています。

自分でアレンジしやすいのも人気の理由です。これを機に、自分だけのオリジナル防災ボトル作りにチャレンジしてみましょう。

第4位:懐中電灯・ランタン〜100均からキャンプ用品までさまざま

ここからは、防災グッズで本当に必要なものについて、カテゴリランキングをご紹介します。第4位は、手元で使えるライト類です。

懐中電灯やランタンなど、電池を使わず持ち運びにも便利な防災グッズがたくさんあります。夜中も活動ができるよう、普段から家の中に置いておき、避難のときも必ず持ち運びましょう。

【オススメ!】停電の備え「いつでもランプ」

普段は部屋の照明として使用でき、ふと停電したのときに役立つ「いつでもランプ」。照明用の電力を消費しつつ、自身のバッテリにも蓄電をします。停電時には蓄電していたバッテリが自動で作動し、部屋の中を明るく保ちます。

停電開始から最大6時間ほどバッテリ駆動するので、ちょっとした停電事故であれば復旧まで明るい部屋の中で過ごせるでしょう。大規模震災などで数日以上停電が続く場合も、避難用の準備をする時間を稼ぐことができます。

停電の備え「いつでもランプ」

【オススメ!】灯りに癒される「LEDキャンドルランタン」

日中はソーラーシステムで充電し、あたりが暗くなると自動的にライトが点く「LEDキャンドルランタン」。普段は玄関やベランダなどに設置して、おしゃれなインテリアとして活用できます。

災害時には持ち運びもできるコンパクトランタンとして活躍。日中に8時間充電すると、5〜6時間ほど夜中に点灯します。持ち出した後もソーラーシステムで自動充電が可能なので、電池やバッテリの残量を気にせずに使えます。

灯りに癒される「LEDキャンドルランタン」

防災士監修 多機能防災ラジオ

懐中電灯(LEDライト)としての役割はもちろん、ラジオやモバイルバッテリとしての機能など、全部で17の機能を備えた多機能防災ラジオです。ソーラーシステムを使った自動充電と、緊急用の手回し充電に対応しています。単4電池やUSB充電でも駆動します。

重さは500mlのペットボトル程度。女性でも無理なく持ち運ぶことができます。多少の雨の中なら濡れても問題のない防滴機能を備えており、強度や耐久性もバッチリです。

災害備蓄用ライト

防災ボトルの中身としても人気な、使い捨て型のペンライトです。DAISOの「災害備蓄用ライト」は、パキッと折り曲げるだけで24時間ほど十分な光量が持続します。

手に持っているだけだと少し心許ない光に思えますが、ペットボトルやビニール袋の中に入れることで、電球に負けないほどの明るさに。防災用ライトに比べてコンパクトなので、普段使いのバッグに常備したり、学校や職場で保管したりするのもおすすめです。

第3位:簡易トイレ・携帯トイレ〜普段は別の使い方ができるグッズも

ランキング第3位は、断水したときや近くにトイレがないときに便利な防災トイレグッズです。衛生面はもちろん、落ち着いた精神を保つためにも、なるべく普段と同じようにトイレを済ませることのできる工夫が必要です。断水してしまった家のトイレに使える簡易トイレや、外出中に使える携帯トイレをチェックしておきましょう。

【オススメ!】簡易トイレにもなる「折りたたみ椅子」

普段はおしゃれな椅子やゴミ箱として活用できる「折りたたみ椅子」。非常時は、別売りの非常用トイレ袋を被せるだけで、簡易トイレに変身します。

平らに折りたためば、防災リュックの中にも入れることのできるぺったんこサイズに。トイレがない場所でも、ゆっくり座りながら用を足すことができます。

簡易トイレにもなる「折りたたみ椅子」

非常用・災害用 ほっ! トイレ

野外でも用を足すことのできる携帯型のトイレです。箱の上にビニール袋とタブレットを入れるだけで簡易トイレになり、軽量でコンパクトなので避難時の持ち運びにも最適。

目隠し用のポンチョが付いているのが地味に嬉しいポイントです。他の人の目には触れないよう、プライバシーを保ったままトイレを済ませることができます。

防災士監修 簡易トイレ ポイレ

家のトイレに取り付けて使用できる簡易トイレです。1人がトイレに行くのは1日あたり8回程度とされています。80個入りなら、2人家族で5日、3人家族で4日程度使える計算になります。

以下で紹介している80個入り以外にも、50個入りや120個入りのパッケージもあります。家族の人数などに応じて検討してみてくださいね。

携帯トイレ どこでもミニトイレ

非常用の簡易的な携帯トイレです。袋に排泄した後に凝固剤で固めて処理します。トイレとしての役割以外にも、吐瀉物の処理にも使えるので、車酔いが激しい人や酔っ払ったときの安全策がほしい人にもおすすめ。

「ほっ!トイレ」などと比べるとプライバシーは低めですが、無駄なものがなく携帯しやすいのがポイントです。防災リュックには本格的な簡易トイレ、普段のバッグの中や車内には「どこでもミニトイレ」といったように使い分けると良いでしょう。

携帯トイレ どこでもミニトイレ

第2位:防災リュック、非常持ち出し袋〜女性用のおすすめを紹介

ランキングの第2位は、実際の避難のときに持ち運ぶことのできる防災リュックや持ち出し袋です。中には、すでに防災グッズとセットになっているものも。既製品に任せるか、自分用にカスタマイズするか、よく検討してみてくださいね。

地震対策30点 避難セット

食料や水をはじめとした、防災に必要なグッズを30点詰め合わせたパッキングセットです。総重量5kgなので、女性でも苦なく持ち運ぶことができます。

「とりあえず何か防災を始めたい!」という人におすすめの初心者パックです。購入して家のどこかに置いておくだけで、最低限の防災レベルを確保できますよ。

大容量 アウトドアバックパック

女性の小柄な体にピッタリフィット。大容量なのに荷物の重さをそこまで感じることのない、機能性の高いバックパックです。デザイン性が高く、避難所などで他の人の荷物と混同しにくい点もポイント。

必要な防災グッズの持ち出しはもちろんのこと、避難後も役立つのがこのバッグの強みです。女性の背負える水の量は40LほどがMAXと言われており、ちょうどこのバッグの容量と同じです。避難所での給水用の容器として、活躍が期待できます。

大容量 アウトドアバックパック

2WAYキャリー&リュック

「重い荷物を背負えるかどうか不安…」といった女性におすすめなのが、キャリーバッグとリュックが合体した2WAYバッグです。避難経路が確保できているときはキャリーを転がして、ほとんど負荷なく荷物を運ぶことができます。悪路や緊急避難が必要なときはリュックとして背負うことも可能。

災害時以外にも、旅行や出張などで普段使いもできる点がポイントです。非常時以外は無駄になりがちな防災リュックを、日常生活でも活かすことができますよ。

防災ボトル7点セット

あらかじめボトルと防災グッズがセットになった防災ボトルセットです。「防災ボトルを作ってみたいけど、何を入れれば良いかわからない」といった人は、まずはセットになっているものから試してみましょう。

このセットはボトル内に余白が残っているので、自分にとって必要なものをどんどん追加できる点がおすすめです。SNSの投稿などを参考にして、オリジナル防災ボトル作りにチャレンジしてみてくださいね。

第1位:食料品〜進化し続ける美味しい非常食

ランキングの第1位は、人の生命力に直結する非常食です。以前は乾パンや氷砂糖などが主流でしたが、最近の非常食は普段の食事にかなり近いものが多く販売されています。また、食事だけでなく、お菓子などの嗜好品も要チェック。美味しい非常食を食べながら、避難生活を乗り切りましょう。

温めずにおいしいカレー まろやか野菜カレー

非常食に不足しがちなスパイスやスタミナ感を補ってくれる、カレーのパウチです。製造後賞味期限は3年。もちろん温めることもできるので、賞味期限が近づいてきたら普通のレトルトカレーとして楽しむことができます。

ハウス食品が手掛けていることもあり、口コミにも「美味しい!」とのコメントが多数寄せられています。子どもでも食べやすい甘口カレーなので、家族でぜひ一度試食してみてください。

温めずにおいしいカレー まろやか野菜カレー

缶deボローニャ

高級そうなパッケージが印象的な、デニッシュパンの缶詰です。製造後賞味期限は3年。普段の朝食やおやつとしても十分楽しめる味なので、ローリングストックとしてもおすすめです。

しっかりとしたカロリーがあり、災害時にもバテにくいのがポイント。甘い味付けで、子どもが無理せず食べられる点も嬉しいですね。

野菜たっぷり かぼちゃのスープ

非常食には、主食系のものだけでなく汁物系も揃えておきましょう。ちょっとしたことですが、ちょうどいい気分転換になります。非常事態には、ほっこり幸せに感じる瞬間が意外と重要です。

製造後賞味期限は5.5年。もちろん常温でも美味しくいただけます。味気ないパンやご飯が喉を通りにくいときの副菜としても活躍しますよ。

野菜たっぷり かぼちゃのスープ

ポテトチップス 6缶セット

最近では、長期保存できるお菓子の非常食も増えています。代表的なのが、人気スナック菓子の「ポテトチップス」です。缶詰になっていて、製造後賞味期限は5年。

しっかりとしたカロリーと塩分を吸収でき、食べ応えもあるポテトチップス。食欲が湧かないときでもサクッと頬張れるのがポイントです。荷物に余裕があれば、お菓子などの嗜好品も入れておきましょう。

ポテトチップス 6缶セット

まとめ|備えあれば憂いなし!日頃から準備をしておこう

予期ができず、突然やってくるのが災害の恐ろしいところです。特に女性の場合は、身体的に不安な面が多く、男性より避難生活がハードになることが予想されます。一般的な防災グッズはもちろん、女性ならではのアイテムも揃えておきましょう。

ハードルが高いと思われがちな防災対策ですが、防災ボトルセットであれば1,000円程度から作ることもできます。普段からちょっとずつ防災グッズを増やして、いざというときに備えましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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