食洗機の掃除に重曹は使える?故障する?重曹を入れてしまったときの対処法も解説!

この人に聞きました続木円可

3年前に一戸建てを購入し、理想のインテリアの実現に励むライフスタイル系Webライター。おしゃれなインテリア系のYouTubeチャンネルを見るのが趣味です。暮らしに役立つ機能的なアイテムやライフステージの変化に対応できるインテリアが好き。2児の母という目線から、家族で豊かに暮らせるヒントになるような情報をお届けします。

毎日の食器洗いの負担を軽減してくれる食洗機は年々取り付ける方が増えています。大変便利な食洗機ですが、快適に使い続けるにはこまめに掃除をするなど定期的にお手入れをする必要があります。

その際に、あらゆる掃除で大活躍する「重曹」を使えないかと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、食洗機の掃除に重曹を勧めている情報や、反対に使ってはいけないという情報で二極化しています。

そこで今回は、食洗機の掃除に重曹は使っていいのかどうかの判断方法を解説します。実際にメーカーに問い合わせて確認したので、ぜひ参考にしてくださいね。

食洗機の掃除ってしなくちゃダメ?

そもそも、食洗機の掃除はなぜ必要なのでしょうか。高温のお湯で毎回食器を洗っているため、一緒に庫内もきれいに洗浄されているような気がしませんか?

しかし、以下のような理由から、食洗機の掃除は必須です。

  • 水垢が残っている
  • 洗剤カスが残っている
  • 油汚れが残っている
  • 残った汚れをエサにしてカビが発生する恐れがある

一見、きれいに洗浄されているように見える食洗機は、水のミネラル分などにより庫内に水垢がついています。

また、食器に付着していた油分が水と一緒に庫内全体に回るため、油汚れが強い場合は、高温のお湯や洗浄力の強い洗剤であっても落としきれないことがあります。食器をたくさん入れて稼働させた場合は、庫内全体に水が行き渡らず、洗剤が流しきれないこともあるでしょう。

さらに、残菜などが庫内に残っていると、それを栄養としてカビや雑菌が発生する可能性があります。発生したカビは食器を介して口に運ばれる恐れがあるため、衛生の面からも、こまめに掃除をして清潔さをキープする必要があるのです。

食洗機は、水と電気を利用して食器を洗浄する家電です。正常に排水がされなかったり、詰まったりしてしまえば、最悪の場合、水漏れや漏電を引き起こす可能性があることも理解しておきましょう。

食洗機の掃除に重曹を使うと故障する?重曹コースがあるってホント?メーカー別に解説!

こまめなお手入れが必要な食洗機ですが、実際に、食洗機の掃除に重曹を使うと故障してしまうのでしょうか。ここからは、以下のメーカー別に解説します。

  • パナソニックの食洗機の場合
  • リンナイの食洗機の場合
  • 三菱の食洗機の場合
  • 海外メーカーの食洗機の場合

メーカーによって設計や仕様が異なるため、以下で詳しく解説します。

パナソニックの食洗機の場合

パナソニックの食洗機には、重曹を使うことができません。

「重曹が固まって動作不良の原因になるため、専用の洗剤以外は使わないように」と公式サイトでも注意喚起されています。パナソニック製の食洗機に重曹を入れた場合、水と重曹の成分が結合し、白い粉が付着してガラス製の食器が曇るなどの洗浄不良を起こします。

また、酵素を含まない重曹は、米粒などのでんぷんやタンパクを分解できないとされています。さらには、溶け残ってヒーターに付着し、異臭の原因となるそうです。専用の洗剤以外を使って故障した場合は、保証の対象外となる可能性もあるので注意しましょう。

参照:パナソニック株式会社|こんにちは食洗機
参照:パナソニック株式会社|お願い:食洗機の洗浄に重曹を使わないで下さい

リンナイの食洗機の場合

リンナイには、部で重曹を使える機種があります。2011年より「重曹洗浄モード」を搭載した機種を販売しており、重曹の特徴に合わせて洗浄温度や洗浄時間、すすぎ回数などを最適化させています。ランニングコストが低く、重曹が汚れを中和して分解できるので環境にも優しいと人気です。

ただし、重曹が使用できるのは重曹洗浄モードがある食洗機のみで、通常の食洗機には使えません。重曹を使用すると成分が白く庫内に残るほか、汚れ落ちが悪くなる可能性があると公式サイトに記載されています。

参照:リンナイ株式会社|食器洗い乾燥機|重曹コースのない機器で重曹を使ってもいいですか?

三菱の食洗機の場合

三菱電機の食洗機の場合も、重曹を使うことはできません。重曹が溶け残って固まり、動作不良の原因となります。取り扱い説明書にも「専用の洗剤以外は少量であっても使わないこと」と記載があります。重曹の使用はメーカーで推奨していないため、故障しても保証を受けられない可能性があります。

参照:三菱電機株式会社|食洗機専用洗剤以外は使わない

海外メーカーの食洗機の場合

海外製品の中でも人気の高いMiele(ミーレ)・BOSCH(ボッシュ)・GAGGENAU(ガゲナウ)・AGE(アーエーゲー/エーイージー)においても、専用洗剤以外の使用は故障の原因になるとして推奨していません。特にミーレは、洗剤メーカーと共同で専用洗剤の研究・開発をしており、理想の仕上がりにするために専用洗剤の使用をすすめています。

参照:Miele|ミーレの純正洗剤以外も使用できますか?
参照:BOSCH|粉石けん、台所石けん、重曹、漂白剤は食器洗い機用洗剤として使えますか。
参照:GAGENAU|取扱説明書
参照:AGE|重曹は使用できますか?

知っておきたい!食洗機の掃除に重曹を使うと起こること

「魔法の粉」とも言われる重曹にも、実は得意・不得意があります。ここからは、重曹の特徴をおさらいし、食洗機に入れて稼働させるとどのようなことが起こるのかを解説します。

重曹の特徴

  • 研磨作用、中和作用を持つ
  • 弱アルカリ性で酸性の汚れが得意
  • 油・タンパク質の分解はできない
  • 水垢は落とせない
  • 水に溶けにくい
  • 加熱すると炭酸ガスを発生する

重曹はごく弱いアルカリ性であり、酸性の汚れを落とすのに向いています。水に溶けにくい性質で、油の乳化やタンパク質の分解は不得意固まった水垢も苦手です。そのため、決して「万能クリーナー」というわけではありません。

食洗機の掃除に重曹を使うと起こること

  • 重曹が溶けずに残る
  • 汚れが再度付着する
  • 庫内が汚れる
  • 詰まって故障するおそれがある

重曹を庫内に入れて稼働させると、以上のようなことが起こります。それぞれ詳しく確認していきましょう。

重曹が溶けずに残る

水に溶けにくい性質を持つ重曹は、溶けきらずに食洗機の庫内に残ります。溶けなかった重曹は、水のミネラル分と反応して白い粉となり、洗浄不良を起こすのです。ガラスのコップなどが白く曇ってしまい、洗い上がりの見た目も良くありません。

重曹が完全に排水されるまで、稼働のたびに食器に付着します。乾燥まで行った場合はさらに落ちにくくなるでしょう。再度手洗いしなくてはならないなど、手間が増えることにつながります。

重曹コースがある食洗機は、重曹がしっかり溶けるように開発・設計されています。通常の食洗機とは仕様が全く異なると覚えておきましょう。

汚れが再度付着する

重曹を使用すると、落とした汚れが再び食器や庫内についてしまいます。食洗機専用洗剤と異なり、重曹には汚れの付着を防止する成分が含まれていないためです。

また、食洗機は常に新しい水を使って洗浄するのではなく、1度使った水を再利用しながら洗浄します。そのため、水の循環とともに汚れが再度付着してしまうのです。すすぎを繰り返すたびに汚れが重なってしまうでしょう。

庫内が汚れる

油が分解されずに水と一緒に庫内に行き渡ることで、庫内全体が汚れることにつながります。重曹は油を乳化させる働きがないため、油汚れが不得意です。油が残り庫内が汚れることで、臭いの発生や不衛生な環境を引き起こします。

詰まって故障するおそれがある

重曹が溶けずに庫内に残っていると排水されずに詰まり、故障の原因につながります。特に、ビルトイン食洗機の排水管はキャビネットの内部に配置されています。自分で様子を確認するのが難しいため、気づかぬうちに詰まりがひどくなる恐れがあるでしょう。

食洗機に重曹を入れてしまったときはどうする?適切に対処して故障を防ごう

誤って重曹を食洗機の庫内に入れてしまった時は、故障を防ぐためにできる限りの対処をしたいところですよね。今回は、パナソニック株式会社に、重曹を入れてしまった際の処置について教えてもらったので、以下の方法を参考にしてみてください。

食洗機の庫内に重曹を入れてしまったときの対処法(パナソニック製)

  1. 運転前であれば、重曹を取り除く。
  2. すでに運転させた後であり、庫内に重曹が残っている場合は、乾燥コースで運転させる。その後1分程度待ってから扉を開け、排水できていることを確認する。
  3. 排水ができていれば電源を切る。
  4. カゴ、ノズル、残菜フィルターを外して水洗いする。
  5. 庫内に泡などがある場合はふき取り、外したカゴ、ノズル、残菜フィルターを元の位置に戻す。
  6. 「スピーディ」コース、「少量」コースなど、運転時間の短いコースで2~3回程度、空運転をする。

上記はパナソニック製の食洗機の場合の対処法ですが、他の国内メーカーの食洗機でも対応は大きく変わらないでしょう。

また、海外メーカーのMiele(ミーレ)、GAGGENAU(ガゲナウ)にも対処法を問い合わせたところ、「庫内に何も入れず、高温で空運転させてください」と回答がありました。海外製のメーカーの食洗機を使っている場合は、こちらを参考にしてください。

ただし、上記の方法を行ってもエラーが出たり、最悪の場合は故障したりする可能性があります。動作不良となった場合は、早めにメーカーのサポートセンターなどに連絡し、修理を依頼したほうがいいでしょう。修理が完了するまでは食器は手洗いし、むやみに稼働させないようにしましょう。

食洗機の掃除にクエン酸やオキシクリーンは使える?セスキは大丈夫?

食洗機の掃除に、「クエン酸やオキシクリーンを使うときれいになる」という情報を見たことがある方もいるのではないでしょうか。重曹が良くないのなら、他の洗剤の使用は問題ないのか気になるところですよね。ここからは、クエン酸・オキシクリーン・セスキ炭酸ソーダの食洗機への使用について解説します。

クエン酸も基本的には使えない

クエン酸も、基本的には食洗機を稼働させて掃除する場合は使えません。メーカーは原則として専用洗剤以外の使用を推奨しておらず、特にパナソニックでは、公式サイト上でも「庫内の洗浄にクエン酸は使用しないでください」「庫内が水垢で汚れているときは、別売の庫内クリーナーをご利用ください。」と記載しています。

クエン酸は、「酸」がつく名前の通り酸性であり、以下のような特徴があります。

  • 酸性でアルカリ性の汚れを中和する
  • 水垢は落とせるが油の分解はできない
  • 塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスを発生する
  • 重曹と混ぜると泡立つ

クエン酸はアルカリ性を中和する作用があるため水垢落としには最適ですが、油の分解はできません。

また、クエン酸は塩素系の洗剤と混ざると、有害なガスを発生します。さらに、重曹と混ぜると勢いよく発泡するため、同時に食洗機内に入れるとエラーや動作不良が起こる可能性が高いでしょう。酸性が強いため、金属を多く使ったパーツは傷んでしまうこともあります。

食洗機の掃除に使いたい場合は、庫内に入れて稼働させるのではなく、クエン酸水やクエン酸スプレーなどを作り、庫内や扉を拭き取る程度に留めましょう。有毒ガスの発生は非常に危険ですので、クエン酸には何も混ぜずに使ってくださいね。

オキシクリーンのアメリカ版はとくにNG

オキシクリーンの中でも、特にアメリカ版のものは使用しない方がいいでしょう。「オキシ漬け」で人気のオキシクリーンには、以下のような特徴があります。

  • 弱アルカリ性の酸素系漂白剤
  • 酸性の汚れに強い
  • アルカリ性の水垢汚れは苦手
  • 界面活性剤が含まれ、油を乳化する(アメリカ版の場合)
  • お湯と反応して泡立つ
  • つけ置きで漂白剤の効果を発揮する

オキシクリーンは弱アルカリ性の性質をもつ酸素系の漂白剤で、お湯につけると酸性の泡が発泡します。食洗機で使用する高温のお湯と反応して泡立ち、エラーや故障の原因になるため、使用しない方がいいでしょう。

特に、アメリカ版のオキシクリーンには、日本版には入っていない界面活性剤が配合されています。界面活性剤には水と油を混じりやすくする乳化作用があり、油汚れには効果的ですが、日本版よりもさらにモコモコと勢いよく泡立ちます。この泡立ちが食洗機には大敵です。

また、食器の着色汚れやキッチンの油汚れなどの酸性の汚れに強い一方、アルカリ性の水垢汚れは得意ではありません。

食洗機にオキシクリーンを使いたい場合は、オキシクリーンを水に溶かした溶液で庫内を拭き取る程度にしておくのがおすすめです。漂白剤に分類されるため、拭き取り後そのまま放置すると、パーツの傷みや劣化につながる可能性があります。最後に水拭きするなどして、オキシクリーンの成分が残らないようにするといいでしょう。

セスキ炭酸ソーダも庫内に入れない方が無難

「セスキ」として呼ばれることの多いセスキ炭酸ソーダは、泡立つこともなく水に溶けやすいという特徴を持つため、食洗機庫内に入れて稼働させても、故障することは少ないと考えられます。実際に、セスキ炭酸ソーダのメーカーも、食洗機の洗浄に使用できるとしています。

セスキ炭酸ソーダは以下のような特徴を持ちます。

  • 重曹よりもアルカリ性が強い
  • 水に溶けやすい
  • 泡立たない
  • 油の分解が得意

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成された「アルカリ剤」で、重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れに効果のある洗剤として人気があります。

ただし、食洗機メーカーが専用洗剤以外を推奨していない事実は変わりません。「食洗機の洗浄に使用できる」としている、以下のメーカーのセスキ炭酸ソーダを使用するか、少しでも故障を避けたい方は、セスキ炭酸ソーダと水を混ぜたセスキ水などを作り、拭き取り掃除で使用しましょう。

参照:東工薬株式会社|セスキ炭酸ソーダ
参照:トーヤク株式会社|食器洗い機の洗浄
参照:オーサワジャパン|クリーン 食器洗い乾燥機専用洗浄剤

正しい食洗機の掃除の仕方は?故障を防いで長持ちさせよう

食洗機は、正しく掃除をしないと故障につながり、修理費用などが発生することになりかねません。ここからは、正しい食洗機の掃除の仕方について「日常的なお手入れの方法」と「定期的なお手入れの方法」に分けて解説します。前提として、ご使用の食洗機の取扱説明書を確認した上で行ってください

日常的なお手入れ方法

毎日のお手入れは面倒に感じるかもしれませんが、行うかどうかで食洗機の寿命は大きく変わります。日常的なお手入れでは、以下の2点を意識するといいでしょう。

  • 残菜フィルターのゴミを取り除く
  • 使用後はしっかり乾燥させる

残菜フィルターにゴミが残ったままだと、乾燥をくり返しているうちにフィルターにこびりついて落としにくくなります。歯ブラシなどで細かい汚れも落としましょう。また、使用後に水分が残ったままだと、高温多湿を好むカビや雑菌が繁殖する可能性があります。水分が残っている場合はしっかり拭き取るか、食器を取り出した後に追加で乾燥を行ってもいいでしょう。

定期的なお手入れ方法

日常のお手入れにプラスして週に1回、少なくとも月に1回程度は庫内全体をお手入れしましょう。お手入れ前には必ず電源を切り、運転終了後30分以上経って庫内が冷めていることを確認してから、以下の方法で行ってください。

  • 食器を入れずに専用洗剤で空運転をする
  • ノズルの洗浄をする
  • 庫内や扉を拭く

汚れや匂いが気になった際には、食器を入れずに専用洗剤だけを入れて運転すると、清潔さを保てます。「庫内洗浄コース」といったお手入れ機能が搭載されている機種もあります。庫内洗浄コースがない場合は、標準コースで問題ありません。

重曹などに対し、食洗機専用洗剤は酵素を含んだ洗剤です。酵素の力でアルカリ性の汚れやタンパク質を分解し、綺麗に洗い上げるように開発されています。

また、洗浄力の低下を防ぐために、回転ノズルの汚れを落とします。一般的には、以下のような手順で行います。

  1. 回転ノズルを真上に持ち上げて取り外す
  2. ブラシなどを使い、洗浄水が出る部分を中心にノズルを水洗いする
  3. 汚れが落ちにくい場合は、水をはった容器などにノズルをしばらく浸し、ブラシでこすり洗いをする
  4. ノズルを取り付け、手で軽く動かして回転することを確認して完了

ほとんどの食洗機の回転ノズルは簡単に取り外せることが多いですが、メーカーや商品によって仕様が異なります。取扱説明書を確認しながら行いましょう。洗浄後、正しく取り付けられていないと、食洗機が動かないことがあるので注意してください。

予洗いである程度汚れを落とすことも重要

食器を庫内に入れる前に予洗いし、強い汚れやソースなどの油分をある程度落としておきましょう。汚れを予め落としておくことで、庫内全体に油が回るのを軽減できます。油分は水で流す前に、キッチンペーパーなどで拭き取っておくとシンク内が汚れるのも防げます

また、残菜や固形物などを庫内に入れないことも重要です。残菜が多すぎると排水の邪魔をして詰まりやすくなるほか、魚の骨や爪楊枝などはヒーターの故障につながる場合もあります。

食洗機の汚れが目立ってきたら買い換えるのもアリ

もし、食洗機の汚れが目立つ、洗浄能力が落ちてきたと感じたら、食洗機を買い換えるのも1つの方法です。食洗機を1日に複数回使っていると汚れが蓄積したり、経年劣化が進むのは当然のことでしょう。

また、これまで置き型タイプを使っていた方は、置き場所をとらないビルトインタイプへの変更もおすすめです。ビルトインタイプを後付けするためには工事が必要になることから、これを機にキッチン全体のリフォームも一緒に済ませてしまう方もいます。別々に工事するよりも、工事費用を抑えられるメリットがあります。

置き型からビルトインタイプへの変更で見た目すっきり

食洗機の買い替えをきっかけに、置き型タイプからビルトインタイプへ変更する方も多くいます。置き型タイプはキッチンカウンターや調理台の上にスペースが必要でしたが、ビルトインタイプに変更することで、作業スペースを広く使うことが可能です。

また、ビルトインタイプの方が洗浄力が強い傾向にあり、寿命も長いという特徴があります。1度の稼働で洗浄できる食器の量も多く、鍋やフライパンなど調理器具も入れて洗浄できるため、手洗いの手間をほぼカット可能です。そのため、国内メーカー、海外メーカー問わず、容量の多い食洗機が人気を集めています。

工事が必要とされるビルトインタイプの食洗機は、基本的に賃貸物件では設置できません。そのため、ビルトインタイプの導入は、戸建て住宅の特権であるとも言えるのです。

キッチン全体をリフォームすれば使い勝手がグンと上がる

ビルトインタイプの食洗機を導入する場合、キッチンを丸ごとリフォームしてしまうのもおすすめです。ライフスタイルは変化するため、だんだんと使いづらいと感じてくることもあるでしょう。食洗機だけでなく、動線を考えた配置などを1から作れるため、より使い勝手の良いキッチンが完成します。

また、ビルトインタイプの食洗機を設置するには、キッチンのキャビネット部やシンク下部分に、食洗機本体が入るだけのスペースが必要です。そのため、既存のキッチンのままでは条件が合わず、食洗機が取り付けられないこともあります。その場合は、キャビネット部の工事が必須になるでしょう。

リフォームして作業効率の上がったキッチンに、性能のいい食洗機を設置することで家事の負担が軽減し、より暮らしが豊かになりますよ。キッチンが使いづらいとお悩みだった方は、キッチン全体のリフォームを検討してみてください。

まとめ|食洗機への重曹の使用は基本的にNGだと心得よう

重曹コースが用意されている食洗機を除き、基本的に食洗機に重曹を使うことはNGです。各メーカーも推奨しておらず、故障しても保証が受けられないケースもあります。その他の洗剤類の使用も、なるべく拭き取り掃除にとどめましょう。日々のお手入れもできるだけ欠かさないことが、食洗機を長く使う上で重要です。

それでも毎日使っていると汚れが蓄積し、洗浄力が落ちてしまうことがあるでしょう。その場合は、食洗機の買い替えや、キッチン全体のリフォームも検討してみてください。HDCのようなリフォームの相談までできる施設では、さまざまなメーカーを実際に目で見て比較したり、最新の性能を試せます。より快適な暮らしのために、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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