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無垢材の見分け方は?突板や合板との違いや、無垢フローリングの特徴について解説

この人に聞きました朝岡このは

ていねいでスマートな暮らしを目指す、ライフスタイル系Webライター。異国風のモチーフに憧れがあり、リビングや寝室のデザインにも日頃から積極的に取り入れるようにしています。使いやすさを重視つつも遊び心を忘れない、インテリアの選び方や空間作りのコツをお届けします。

心地よい肌触りと高級感のある見た目で人気のある無垢材。家具やフローリングの説明で目にする機会も増えました。しかし実のところ、他の木材とどのような違いがあるかよく分からない面も。

そこで今回は、無垢材の特徴や、他の木材との見分け方について徹底解説します。この機会に家に無垢材を取り入れようとしている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

無垢材ってどんな素材?特徴とメリットについて

昔から根強い人気のある無垢材ですが、最近では家具などに取り入れられることがさらに増え、愛用者が増加しています。家の中を居心地の良い空間にするためにも、まずは無垢材の特徴やメリットについて知っておきましょう。

無垢材とは、一本の丸太から切り出したリッチな木材

無垢材とはその名の通り、天然無垢の木材をそのまま使った材質のことです。普段私たちが使っている木材は、実は木をそのまま切り出したものばかりではありません。複数の木材を組み合わせていたり、見た目を木材に寄せたまったく違う材質のものだったりします。

その点無垢材は、一本の丸太から削り出した木材を、他の材質とは混ぜずにそのまま使用します。他の木材質やまったく別の材質の商品と比べると、無垢材使用のものはおのずと価格が高くなります。

しかしながら、無垢材にはリッチな価格に見合った十分なメリットがあります。そのため、昔から今までファンが絶えません。現在では小さな家具に使用されることも増えてきたので、気になっている人はぜひ生活に取り入れてみてください。

木そのものの手触りやぬくもりが感じられる

無垢材の最大の強みは、木の存在感や温かみを肌で感じられることです。触り心地ひとつをとっても、他の素材には出せないぬくもりを味わうことができます。家中に無垢材を使えば、気分はまるで森林浴のような心地でしょう。

ワンポイントで無垢材を使うなら、よく触れる場所やくつろぐ空間に取り入れると良いと言われています。ダイニングの机やリビングのフローリングなどは特に人気です。よりスポット的に取り入れる場合は、玄関の靴箱や寝室のタンスに使う人が多いです。中にはスマホのカバーにしている人も。

特に意識せずとも、自然とリラックス効果を得られるのが無垢材の良いところ。仕事モードや家族モードなど、ONになっていることの多い現代人の体をゆっくりとOFFモードにしてくれます。

1点もののオリジナルデザイン、かつ経年変化も楽しめる

無垢材の人気のひとつとして、シンプルながらも味わい深いデザイン性が挙げられます。指紋や手相が人によって違うことと同じように、それぞれの木にも違った形の年輪が刻まれています。無垢材は天然樹木をそのまま切り出して使用するので、魅惑的な年輪の形を本来のまま楽しめる面白さがあります。

テーブルひとつをとっても、木によって年輪の模様はさまざまです。自分好みの模様をじっくり選ぶことができる点は、無垢材ならではの楽しみと言えるでしょう。

さらにコレクター心を揺さぶるのは、無垢材の経年変化です。無垢材と長年過ごしていると、表面の色味や年輪の濃さに変化が現れます。数十年かけて、自分たちだけの無垢材を育てているような楽しさを感じられるでしょう。

断熱性&調湿効果で一年中快適なお部屋に

無垢材の良さは、手触りや見た目などの表面的なものだけにとどまりません。見えないところで、家の中を整えてくれる効果もあります。代表的な機能は、断熱性調湿効果です。

無垢材の断熱性は、夏は家の中を涼しく、冬は家の中を暖かく保つ効果があります。フローリング材や壁材として使用すれば快適さを実感できるでしょう。外の空気が入り込みやすい、窓のブラインドや玄関扉などに取り入れるのもおすすめです。

無垢材の調湿効果とは、室内の湿度を60%前後に自動で保つはたらきのことです。部屋がじめじめしているときは、空気中の水分を自らの中に取り込んで部屋の湿度を下げます。逆に部屋が乾燥してきたときは、蓄えた水分を放出して部屋の湿度を上げます。1年の中で湿度が急激に変化する日本の環境にぴったりですね。

無垢材か確認する方法は?

無垢材はその人気さゆえに、表面にだけ無垢材を使った材質や、無垢材風にデザインされた材質など、無垢材を真似た素材がいくつか存在します。表面にだけ使った場合、手触りや年輪の形は楽しむことができるかもしれません。しかし、温かみや断熱・調湿効果は無垢材をそのまま使ったものからしか得られません。

無垢材とその他の木材との見分け方は、木目の形、肌触り、香りなど比べる材質によってポイントが変わってきます。材質ごとの見分け方は記事の後半でご紹介します。無垢材以外の材質についての解説も交えていきますので、「無垢材?突板?」など専門用語が分からなくても大丈夫です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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無垢材を使った一枚板と突板の見分け方

見分けが難しい木材のひとつは、無垢材を表面に使用した突板です。表面には無垢材が使用されているので、ぱっと見では突板と気付けないケースも多いです。

ここからは、無垢材をそのまま使った一枚板と、無垢材を表面だけに使った突板の見分け方について解説します。

一枚板は1本の木から切り取った木材をそのまま使ったもの

一枚板とは、1本の木から切り取った木材のことを指します。家の材質や家具で無垢材がうたわれているものは、基本的に一枚板からできていると言えるでしょう。

木の迫力がありのままに感じられる点を活かして、机や椅子などに加工されることが多いです。ダイナミックな一枚板家具は、機能も見栄えも抜群です。旅館や自然施設で目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

フローリングなどに張りやすいように、何枚かの板に均一に削り出して加工されることもあります。しかしこの場合も、1本の同じ木から切り出されているというのは共通です。

突板は無垢材の表面だけを他の素材に貼り付けたもの

突板とは、実際の強度を支える部分の木材と、表面に使う材質が分かれている材質のことです。突き板とも呼ばれます。支えとなる部分には安価で強度の高い合板(複数の木材や素材が重なったり混ざったりしたもの)を使い、表面には触り心地やデザイン性の良い無垢材が使われることが一般的です。

無垢材は木そのものの良さを活かす反面、個体によって強度がまちまちだったり、コストが高くなったりというデメリットがあります。無垢材の強みをできるだけ活かしつつ、より使いやすく合理的に加工されたものが突板です。

とはいえ、無垢材の温かみや断熱・調湿効果を突板で再現することは難しいです。用途や好みによって無垢材をリッチに使う箇所と突板を活用する箇所を選ぶことが重要です。

一枚板と突板は家具の側面を見ると見分けやすい

突板は表面に無垢材を使用しているため、無垢材との違いを真正面から見分けることは難しいでしょう。そこでポイントになるのが、木材の角になっている部分の側面です。

無垢材の家具は1本の木を切り出して作られているため、表面と角になっている側面の木目に連続性があります。木目が繋がっていれば、無垢材が使われています。

突板は、別の木材の表面に無垢材を貼り付けているので、本来側面の部分には別の木材の重なりや模様が現れます。それらを隠すために側面にも無垢材を貼り付けています。突板の場合は、表面の木目の流れと側面の木目の流れが合っていないケースがほとんどです。

フローリングや壁材などは、業者に直接聞くのが一番です。新築やリフォームのときに無垢材にこだわりたい場合は、自身の意向をしっかりと伝えておきましょう。

一枚板と突板を使い分けるコツ

一枚板にさまざまなメリットがあることは、前章の無垢材のメリットでご紹介した通りです。しかし、突板が一枚板に劣っているとは一概には言えません。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、生活スタイルや好みに合わせて使い分けることが大切です。

一枚板と突板のメリット・デメリット

木材の種類 メリット デメリット
一枚板
  • 木の肌触りやぬくもりを感じられる
  • 1点ものの特別感がある
  • 経年変化を楽しめる
  • 断熱・調湿効果がある
  • 強度などの品質に個体差がある
  • 反りによる割れやねじれが起きやすい
  • 価格が高い
突板
  • 頑丈で扱いやすい
  • 張り替えや補修ができる
  • 安価で手に入りやすい
  • 木の重厚さに欠ける
  • 断熱・保湿効果は期待できない

一枚板の無垢材は、木が本来もつ力を発揮して生活を豊かにしてくれるメリットがあります。しかし、価格の高さ、木の個体差、メンテのしにくさが難点です。

その点、突板は耐久性があり価格もお手頃な、コスパ良しの材質といえます。表面の傷や軽度の劣化であれば修復も可能です。

頻繁に作業をするデスクや、子どもがよく触れる場所は、傷つきやすく消耗が早い傾向にあります。そういった場所に無垢材を使ってしまうと「せっかく高い買い物をしたのに、すぐダメになってしまった!」といったお悩みの原因になることも。

しかしながら、無垢材の唯一無二感やデザイン性は、やはり魅力的でかけがえのないものでしょう。ここぞという場所には無垢材を、使い勝手の良さを重視するなら突板を、自分の生活に照らし合わせながらうまく使い分けましょう。日常がより楽しく快適になりますよ。

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無垢材と合板の見分け方

次に、無垢材と合板の見分け方について解説します。最近の合板は見た目のデザインに凝ったものも多く、無垢材と混同してしまっている人もいるかもしれません。それぞれの違いをおさえたうえで、見分け方をマスターしておきましょう。

合板とは複数枚の薄い単板を組み合わせたもの

合板とは、何枚かの薄い単板(木の板)を重ね合わせて作る材質のことです。木のさまざまな部分を組み合わせることで、強度や重さなどを自在に調節できます。安価な木材だけを使えば、完成した加工品の価格も安価に収まります。

見た目の高級感を出したいときは、合板の表面にだけ無垢材を貼り付けて突板に加工します。無垢材のデザイン性はそのままに、強度や耐久性の高い家具や設備に仕上がります。

合板には、単に木材を重ねるだけでなく、木片をミックスしてコルクボードのような加工を施す種類もあります。家具のデザインに不規則性が生まれ、おしゃれ好きな人からも人気があります。特別な機能はありませんが、無垢材とはまた違ったデザイン性を楽しめます。

合板の表面には木目をプリントした用紙を貼るケースも

合板の表面に貼るものは必ずしも無垢材である必要はありません。コストをより重視して、木材ではなく木目をデザインしたプリント用紙を貼るケースもあります。価格がお手頃になるのはもちろんのこと、軽量化や強度アップなどのメリットを得られます。

最近では、100均グッズとして木目のテープが売られています。元々がシールであれば、傷ついたときでも似たようなものを上から貼るだけで補修ができます。小さい子どもの食事台や、たまに使うミニテーブルにおすすめです。

メリットは多々ありますが、表面が木材ではないことは覚えておきましょう。触り心地を重視するなら、無垢材が使われている突板や無垢材をまるっと使った家具がおすすめです。

合板の種類と特徴

合板には、単板を積み重ねたものや木片をつなぎ合わせたものなど、さまざまな種類があります。代表的な合板の種類とそれぞれの特徴について解説します。

ラワン合板

「ラワン」という広葉樹を貼り合わせた合板です。細かい木目の形がありますが、木目の濃さはほとんどありません。

加工しやすく強度が高いので、建築材や生活材など幅広い分野で使われています。ただし、表面のざらつきやトゲがあるため、目につく場所や手で触れる箇所に使われることは稀です。家具の裏板や家の下地など、縁の下の力持ちといった存在です。

シナ合板

「シナノキ」という広葉樹を貼り合わせた合板です。ラワンに比べると色白で、手触りの良い滑らかな表面が特徴です。

重量が軽く柔らかいので、家庭用DIY素材として人気の高い種類です。ホームセンターなどで目にする加工用木材はシナ合板のものが多いです。

ポプラ合板

ポプラ属の広葉樹を貼り合わせた合板です。「イエローポプラ」という品種が使われていることが多いです。

強度の高さと乾燥性の良さが強みで、ペンキやエナメルなどで着色しやすい種類です。一般的な家具や内装材として用いられる他に、彫刻材として活用されることも多いです。

OSB合板(Oriented Strand Bord)

針葉樹を中心として、破片状にした木材を貼り合わせた合板です。ランダム性の強いデザインが特徴であり最大の魅力のひとつです。

シナ合板と同様、ホームセンターなどで手に入る種類です。おしゃれな小物置きやラックをDIYしたいときに重宝するでしょう。

無垢材と合板は表面の見た目や雰囲気で見分けることができる

合板の表面が剥き出しのものであれば、無垢材と合板を見分けることはさして難しくありません。特に、OSB合板であれば見た目で一目瞭然でしょう。木目風のシールが貼られた合板は、見た目だけでなく手触りでも見分けることができます。

そのほかの合板の場合、木目が揃っている、均等になっている、似たような木目が連続しているものは合板の可能性が高いです。逆に、木目が不均等で独特の味があるものは無垢材と考えられます。

突板の見分け方と同じように、側面を見る方法も有効です。木目の方向に矛盾があるものや、そもそも木目が見つからないものは合板と考えて良いでしょう。

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無垢材と集成材の見分け方

最後に、集成材と無垢材の見分け方についてご紹介します。集成材は大型家具に使われることも多く、無垢材と活用シーンが似ている木材です。それぞれの違いと見分け方を確認しておきましょう。

集成材とは引き板や小角材を組み合わせたもの

集成材は、引板や小さな角材を接着剤で組み合わせた木材です。さまざまな種類の木材を組み合わせて作るので、小型なものから大きなものまで、形を自由にデザインできる点が強みです。キッチン台、リビングテーブル、木製のソファなど、大きな家具を凝った形で作りたいときに適しています。

集成材を構成する木材は一枚板と比べると小型なので、反りや狂いが出にくいのが特徴です。1本の木を使った無垢材と比べると、加工のリスクが少なく扱いやすい材質と言えるでしょう。

突板と同じく、集成材にも表面に無垢材を貼り付けたタイプのものがあります。見た目が単調になりがちな集成材を、無垢材のデザイン性の強さで彩ります。化粧ばり造作用集成材/化粧ばり構造用集成柱と呼ばれます。

合板と集成材の違い

合板と集成材は、どちらも複数の木材を重ね合わせて作られる木材です。この2つの違いは、使用する木材の薄さ重ね合わせ方にあります。

合板に使用される単板は、厚さ約3mm程度です。それらを1枚ごと90度ずつ回転させながら重ねます。仕上がった合板の見た目は、単板よりは厚いものの、薄い板というイメージを持つ人が多いはずです。

集成材に使用される引板や角材は、丸太から2〜4cm程度で切り出されたものです。積み木を使って1本の大きな柱を作るようなイメージで、使いやすい形になるよう接着していきます。重ね方は、合板のように90度ずつ積んでいく場合もあれば、同じ方向に重ねる場合もあります。

仕上がった合板と集成材を比べると、合板は「平面」の木材、集成材は「立体」の木材と感じることでしょう。この2種類の使い分けが、木材を幅広く活用するポイントになっています。

集成材の種類と特徴

集成材は、使い道に応じて種類分けされています。集成材の種類とそれぞれの用途をみていきましょう。

造作用集成材

元々の引板や角材といった素材をそのまま重ね合わせたシンプルな種類です。集成材の基本といっても良いでしょう。家具や道具に使用されています。素のままでは味気ないので、着色したり、クッションやカバー類で元の木の部分を隠したりして使われることも多いです。

化粧ばり造作用集成材

造作用集成材に化粧貼りと呼ばれる加工を施した種類です。化粧貼りとは、集成材の表面にだけ無垢材を使ったもののことを言います。突板の立体版と考えると分かりやすいです。

造作用集成材にデザイン性を足した雰囲気になるので、凝った形を作りやすい集成材と相性が良いです。見た目も形もおしゃれな家具によく使用されます。

構造用集成材

家の柱や梁などに使われる種類です。造作用と比べて、大きく太い引き材や角材が使用されています。重ね方にも用途に応じたバリエーションがあり、より頑丈で安全なもの造りを実現できます。

化粧ばり構造用集成材

構造用集成材に化粧貼りを施した種類です。和室の柱などは、柱そのものが部屋のデザインの一部になるため、ある程度の洗練度が求められます。普段は目に見えない場所で活躍している構造用集成材も、ときには化粧貼りが必要になります。

無垢材と集成材は肌触りと香りで見分けよう

無垢材と集成材は大型家具などに使用されることが多く、活用シーンが似ています。見分けるときには、肌触り香りが大きなヒントになるでしょう。

無垢材と集成材における肌触りの違い

無垢材は木のぬくもりを感じられるやさしい肌触りをしています。調湿機能があることから、柔らかく吸い付くような感覚も得られやすいです。森の中で木に触れたときのような心地よさがあります。

集成材には、ツルッとしていて硬く丈夫そうな印象を受けるでしょう。使いやすく加工されている素材なので、無垢材のような自然の独自性や温かみはほとんどありません。

無垢材と集成材における香りの違い

無垢材からは爽やかで落ち着く木の香りを感じることができます。テーブルなどの大型家具や、フローリングなど面積の広い設備を取り入れれば、部屋で森林浴をしているような心地になります。集成材からも木らしい香りはしますが、大量に使われている場所でも「なんとなく香るかも?」程度でしょう。

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フローリングには無垢材を使うべき?フローリングの種類と特徴を解説

最後に、フローリングに無垢材を使った場合と、突板・シートを使った場合の特徴と違いについて解説します。フローリングの張り替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

無垢フローリングは、木そのもののデザインとぬくもりが特徴

フローリングは、人が毎日触れることや、家の広範囲で長く使用することから、無垢材のメリットを限りなく活かせる活用シーンです。

無垢材のメリット

  • 木の肌触りやぬくもりを感じられる
  • 1点ものの特別感がある
  • 経年変化を楽しめる
  • 断熱・調湿効果がある

肌触りがよく、デザイン性に長けた無垢材のフローリングは、家族だけでなく来客者にも喜ばれるでしょう。10年、20年と使っていけば経年変化が起き、まるで自分の人生に寄り添ってくれているような感動もあります。断熱・調湿効果があれば、暑くてじめっとした夏や底冷えや乾燥しやすい冬も快適に過ごすことができます。

決して安くはないところが難点ですが、家のどこにお金をかけるか迷っているのであれば、無垢材フローリングを候補に入れてみてください。毎日触れるものにこだわっておくと、日常生活が驚くほど快適になりますよ。

突き板フローリングは、デザインは無垢に見えつつコストダウンできる

「見た目にはこだわりたいけど、無垢フローリングにするには予算が足りないかも…」といった場合は、突板フローリングがおすすめです。頑丈で保ちの良い床用木材の表面だけに無垢材を貼り付けるので、見た目やちょっとした肌触りは無垢材と変わりません。もちろん、無垢材に比べるとぐっとコストが下がる点も魅力です。

傷がついたときや汚れが目立ってきたときに、下の木材はそのまま表面だけを張り替えることができるのも突板フローリングのメリットです。業者に頼る手間はあるものの、総取り替えの無垢フローリングに比べればコストも納期もかかりません。

ただし、木のぬくもりを感じたり、断熱・調湿効果を活用したりすることはできないので注意しましょう。肌触りやデザイン性が無垢フローリングに似るだけで、それ以外の効果は得られません。

シートフローリングは、お手入れや補修が簡単

シートフローリングとは、基板となる床用木材の表面に加工用シートを貼ったものです。表面が木材ではないことが、無垢フローリングや突板フローリングとの大きな違いです。

シートフローリングなら、表面のデザインを自分好みにアレンジすることができます。無垢フローリングに似せた木目調のシートもあれば、単調カラーになっているもの、模様デザインがあるものなど種類が豊富です。

シートフローリングの強みは、なんといってもその手軽さにあります。木材と比べると傷つきにくく、何かをこぼしたときもすぐ拭き取れば問題ありません。傷や劣化が目立ってきたと感じたときも、ちょっとした範囲ならDIYキットを使って自分で補修することができます。柄が気に入らなくなってきたときは、新しいものに張り替える選択肢も出てきます。

反面、本物の木材と比べるとチープさが出てしまうのも事実です。無垢フローリングや突板フローリングを取り入れつつ、ポイントごとにシートフローリングを織り交ぜていくのがおすすめです。

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まとめ

無垢材には、木のぬくもり/デザイン性の面白さ/経年変化の楽しみ/断熱・調湿効果という4つのメリットがあります。無垢材の良さをより手軽に感じられるように、下地には合板や集成材を利用して表面だけに無垢材を使用する素材もあるほどです。しかしそれでも、無垢材の良さすべてをカバーすることはできません。

無垢材と突板・合板は側面の模様から、無垢材と集成材は肌触りと香りから見分けることができます。無垢材を使った家具にこだわりたい場合は、木の様子をじっくりと観察してみてください。

フローリングは、無垢材のメリットを最大限活かすことのできる設備です。予算と相談しながら、無垢フローリングや突板フローリングを検討してみてください。毎日触れるものにこだわると、生活の質がグンとアップします。メンテのしやすいシートフローリングとうまく組み合わせて取り入れてみてくださいね。

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