無垢材はいいコトだらけ!メリット&取り入れたいおすすめの場所を解説

無垢材を家具や床、住宅設備に取り入れると、人にとっていいことがたくさんあることをご存知ですか?

木目の形をそのまま活かしたデザインは、私たちに自然との調和や深い安らぎを与えてくれますよね。でも、無垢材のメリットはそれだけじゃないんです。

今回は、無垢材のメリットから、選び方のポイント・おすすめの使用場所までご紹介します!

無垢材のメリット

無垢材を使うメリットは多くありますが、その中でも特に私たちの生活に良い影響をもたらすポイントを紹介します。

  • 手に触れる場所に無垢材を使うと、リラックス効果がある
  • 床に使えば夏は涼しく、冬は温かい
  • 無垢材の家具は、美しい色合いで経年変化を楽しめる
  • 湿度を調整してくれる「調湿作用」がある

ひとつずつ解説していきます。

手に触れる場所に無垢材を使うと、リラックス効果がある

無垢材を部屋の中に取り入れると、まるで森の中のコテージに来たような、自然の温もりや安心感を得られます。見るだけでなく、触れることで自然の雄大さを肌で感じ、森林浴をしているようなリラックスした気持ちになれるんです。

無垢材は、パソコンやスマホとにらめっこしている私たちに、自然に包まれたときの安堵感を思い出させてくれる存在です。「最近疲れているかも…」と感じる方は、家の中でよく触れるものに無垢材を取り入れてみてください。最初は、ダイニングやリビングのテーブルや椅子などがおすすめです。日頃から無垢材に触れることで、日々のストレスや小さなイライラを解消してくれるでしょう。

床に使えば夏は涼しく、冬は温かい

無垢材のメリットには、精神的なリラックス効果だけでなく、住宅にとっての具体的な恩恵もあります。それは、断熱性です。

断熱性とは、外の暑さや寒さに家の中が影響を受けにくくなっていることです。床や壁に無垢材が使用されている家は、無垢材の持つ断熱性によって、室温が外の気温の影響を受けにくくなります。気密性の高い住宅に無垢材を取り入れると、エアコンを少し稼働させるだけで効率よく温度調節ができます。

無垢材を家の広範囲に取り入れると、夏は涼しく、冬は温かく過ごすことができます。人が暮らしやすくなるのはもちろん、電気代の節約にもなるのは嬉しいですね。

無垢材の家具は、美しい色合いで経年変化を楽しめる

家具に関するよくあるお悩みの一つに、経年劣化があります。集成材やシート貼りで仕上げられたものは、使えば使うほど角から剥がれてきたり、色褪せたりします。

これに対して、年を経ることすらメリットに変えてしまうのが無垢材の良いところ。良い木から切り出された無垢材は、色味や濃淡が時間の経過とともに美しく変化していきます。

無垢材の変化は一様ではなく、環境によって異なります。同じ家具でも、置かれる場所が違えば違った変化をしていきます。暮らしていくうちに一緒に変化していく無垢材は、もう一人の家族のような存在と言えるでしょう。

湿度を調整してくれる「調湿作用」がある

木をそのまま活かす無垢材には、室温を快適に保つ以外にも、湿度を調節してくれるという強みがあります。「夏場にエアコンのドライをかけると電気代が高い…。」「冬場の加湿器の水補充が面倒…。」といったお悩みは、無垢材で解決できるかもしれません。

無垢材には、水分を蓄えたり放出する機能があります。周囲の湿度が高いときは、周囲の水分を自分の中に取り込み、湿度が低いときは、蓄えた水分を放出します。無垢材の床を使用すると、おおよそ50〜60%程度に湿度を保つことができると言われています。

 

お家におすすめの無垢材4選!種類と特長を紹介

家の中で使用される無垢材のうち、今回はパイン/ウォールナット/メープル/オークの4種類を紹介します。

それぞれの特長に触れながら、選び方のポイントについてご説明します!

パイン材は肌ざわりが良く、美しく経年変化する

“パイン材”は「木のぬくもり」という言葉にふさわしく、空間全体に明るくナチュラルな印象を与えてくれます。

柔らかく肌触りが良いため、テーブル、椅子、ベッドなどの手に触れる機会が多い箇所に取り入れるのがおすすめです。日常的に触れ合うことで、無垢材のメリットであるリラックス効果を最大限に活かすことができます。

無垢材の特長である経年変化が分かりやすい点も魅力です。パイン材は、購入時のフレッシュな明るい色合いから、ツヤのある飴色へ変化していきます。自分たちが歳を取るのに合わせて、パイン材の家具にも大人らしい雰囲気が備わっていきます。

ウォールナットは深い色味が大人の上質空間を演出

「シックで上質な生活」を実現してくれる”ウォールナット材”は、パイン材とは対照的で、最初から暗褐色の落ち着いた色味をしています。

木目も整っているので、床やテーブルに取り入れるだけで、大人らしい落ち着きや深みのある空間を演出することができます。間接照明や、無彩色で統一されたシックな小物類との相性も抜群です。時がゆったりと流れているような安心感を与えてくれます。

適度な硬さで扱いやすく、複雑な加工にも耐えられる点も強みです。大きな家具だけでなく、おしゃれな小物選びにも、ウォールナット材を選択肢に入れてみると良いかもしれません。

メープルは清々しい白色で硬く丈夫

「丈夫で扱いやすい」ものを選びたいなら、”メープル材”がおすすめです。明るく透明感のある色味で、木目が比較的穏やかな点が特長です。パイン材と同様に、空間にナチュラルな印象を与えます。

メープル材の大きなメリットは、丈夫で壊れにくいことです。その頑丈さは、野球のバットやボーリングのピンなどに使用されているほど。「不注意で家具を壊してしまうかも…。」「子供がいるから不安…。」といった悩みも、メープル材を使えばほとんど無縁になります。

コストパフォーマンスにも比較的優れているので、予算があまりなくても導入しやすい無垢材と言えるでしょう。

オークは美しい木目と傷の付きにくさがポイント

「自然な落ち着きと高級感」を演出してくれるものが”オーク材”です。カラーはナチュラルな肌色に近く、くっきりとした重厚感のある木目が特徴です。

木ならではの色合いや模様を楽しみたいのなら、オーク材が最適です。躍動感のある木目、まっすぐで均一な木目、ランダムな木目など、オーク材の中にもさまざまな種類があります。経年変化で色合いや模様の濃淡が変わっていくさまも、オーク材と暮らす楽しみの一つでしょう。

耐久性と耐水性に長けている点もオーク材の強みです。日本のように四季の気候変化が激しい地域でも、劣化しにくい傾向があります。「気候の変化が厳しい地域で長期間愛用したい」「味わい深い経年変化を楽しみたい」という人には、オーク材がおすすめです。

 

無垢材を使うならここ!場所別の無垢材を使用するメリット

「無垢材を取り入れたいけど、どこがいいかな…?」と思ったら、以下がおすすめです。

  • 床や壁
  • 収納
  • テーブルや家具
  • キッチン

それぞれ、取り入れるメリットを解説します。

床や壁に無垢材を使用するメリット

床や壁などの広範囲に無垢材を取り入れると、無垢材のメリットである「夏は涼しく、冬は温かいこと」や「調湿作用」を最大限に活かすことができます。

無垢材の断熱性により、外気の影響を受けにくくなり、家の中の冷気や暖気を保ちやすくなります。気密性の高い住宅の床や壁に取り入れるとエアコンの効きが良くなり、昨今の高騰が気になる電気代の削減につながります。無垢材の調湿効果により適度な湿度を確保しやすくなるので、快適な住環境をつくることができます。

 

床や壁に無垢材を使用するメリットは他にもあります。

無垢材はコンクリート等と比較して衝撃吸収性が高いので、床に使用すれば足腰への負担を和らげてくれたり、転倒時の衝撃を和らげてくれたりする効果も。お年寄りや子どものいる家は、無垢材の床がおすすめです。

また、無垢材は高音・中音・低音をバランスよく吸収し、音の響きをまろやかにしてくれる音響効果もあります。家で音楽鑑賞を楽しみたい方や、会話・テレビの音などを聞きやすく安らげる音にしたい方は、床や壁など広い面積に無垢材を取り入れてみてください。

収納に無垢材を使用するメリット

収納に無垢材を使うと、無垢材のメリットである「調湿作用」の恩恵を受けられます。収納の敵といえば「湿気」。特に夏場は、ジメジメとした空気が収納奥の食材や衣類に悪影響を与えたり、カビが生えやすい環境を作ったりすることもあります。湿気が溜まりやすい家は、収納にカビが生えないようにメンテナンスするのも一苦労です。

無垢材を収納に取り入れると、調湿効果で収納の中の湿度も適度に保つことができます。湿気に影響を受けやすい衣類や食材をしまう収納には、積極的に無垢材を使いたいですね。

また、無垢材は静電気が起こりにくいのも特長です。プラスチック素材の衣装ケースを使っている人は多いと思いますが、静電気が起きやすく困っていませんか?無垢材の収納なら、静電気によるホコリの溜め込みや、衣類のパチパチとした静電気も軽減できますよ。

テーブルや家具に無垢材を使用するメリット

テーブルや寝具などの頻繁に触る家具に無垢材を使うと、無垢材のメリットである「リラックス効果」を体感できます。

  • ホッと落ち着くリビング
  • 家族で会話をしながら楽しく囲むダイニング
  • ゆったりと横になれるベッド

木の温もりをプラスすることで、家の中が森の中のような居心地の良いスペースになります。

仕事や子育てに追われ、気持ちが落ち着かない方は多いはず…。無垢材に触れれば、心と体の状態を無理なくリラックスモードに切り替えることができます。意識してリラックスするのはなかなか難しいからこそ、テーブルやベッドなどの家具に無垢材を取り入れてみましょう。

キッチンに無垢材を使用するメリット

キッチンというと「シンプルで清潔」というイメージが強く、機能性を追求すればするほど、味気ない雰囲気になりがちですよね。でも、キッチンこそ、無垢材を取り入れて欲しい場所なんです。

無垢材は、種類によっては水に耐性が高く、もともとキッチンに適している素材です。破損や傷みが気になる場合は、それに強い木材を選んだり、水や汚れに強い塗装が施されているものを選べば問題ありません。シンク下収納や調味料の引き出しに無垢材を使えば、「調湿作用」で食品などを安心して保存できます。

機能面以外にも、無垢材のキッチン特有の「安らぎ」は、料理をする人の心をポジティブにしてくれます。毎日使うキッチンだからこそ、無垢材を取り入れて快適に過ごしたいですね。

まとめ

無垢材は、人が過ごしやすい環境を自然に作り出してくれる素材です。リラックス効果や断熱性・調湿作用など、生活や人生を楽しむ天然の機能がたくさん詰まっています!

テクノロジーは生活を便利にしてくれますが、人間の身体そのものは昔から変わりません。体に疲れを感じたときは、自然の優しさを体現した無垢材に触れてみてください。日々の生活に安らぎや充足感を与えてくれるはずですよ。

 

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