海外の雑貨や絵画を中心としたインテリアが大好きな、ライフスタイル系Webライター。定期的に模様替えするのが趣味で、落ち着きを求めるリビングや寝室、使いやすさを重視するキッチンや洗面台など、用途に合わせてインテリアを変えることを意識しています。主婦の立場から、快適な空間を演出できるインテリアを紹介します。
ベッドには睡眠の質を高め、1日の疲れを取るという役割があります。そこで大切なのが、ベッドのサイズです。部屋の広さやバランスだけで夫婦用ベッドのサイズを決めてしまうと「狭くて寝返りができない」「夜中に肩が当たって起きてしまう」など、安眠できずストレスが溜まってしまうことも。
夫婦2人で一緒に寝る場合、1台のベッドを共有して使うのか、2台のベッドを並べて使用するのか悩む人は多いでしょう。今回は、夫婦で使うベッドサイズの選び方や各ベッドサイズのメリット・デメリットを紹介します。これからベッドを買い替えようとしている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
夫婦はいつまで一緒に寝る?サイズを変えるタイミングは?
「ホームセンターや家具屋まで足を運ぶのが大変」「ベッドは高い買い物だから」といった理由で、何年も同じベッドを夫婦で共有している人は多いでしょう。しかし人は誰でも歳を重ねると、これまで使っていたベッドのサイズが生活スタイルに合わなくなっていくことがあります。
どのようなタイミングで、ベッドサイズを変える夫婦が多いのでしょうか。ベッドのサイズを変える時期や理由について紹介します。
- 子供が生まれる前は夫婦一緒にダブルベッドを使用する人が多い
- 子供ができたらベッドサイズを大きくする夫婦が多い
それぞれみていきましょう。
子供が生まれる前は夫婦一緒にダブルベッドを使用する人が多い
子供が生まれたらベッドのサイズをアップし、それまでは夫婦でダブルベッドを一緒に使用する人が多いようです。
子どもが生まれるまでに使用するベッドにダブルベッドを選ぶ理由としては、
- 2人で使うには十分な大きさであること
- 大きすぎないので、ベッドの他にも家具を置くならベストな大きさであること
などが一般的です。
子供ができたらベッドサイズを大きくする夫婦が多い
夫婦がベッドサイズを変える理由として最も多いのは、子供の誕生です。
大きめのベッドであれば、添い寝できたり夜中の授乳がラクになったりする利点があり、そういった理由で夫婦と赤ちゃんの3人で寝られるサイズのベッドに買い替える人が多いようです。
夫婦一緒に寝る派!まずはベッドのサイズを要チェック
ベッドを買い替える前にチェックしておきたいのが、ベッドのサイズです。一般的にダブルベッドを一緒に使用する夫婦が多いですが、大きさはブランドによって多少前後します。
まずは、2人でも快適に寝られるベッドの幅を把握しておきましょう。
- ベッドのサイズ一覧表
- 2人で並んで快適に寝られるベッドの幅は?
この記事を参考に、各ベッドのサイズの目安を確認してくださいね。
ベッドのサイズ一覧表
6種類のベッドのサイズを紹介します。セミシングルからセミダブルまでは、主に1人用のサイズといわれています。夫婦一緒に寝るならダブル以上がおすすめです。
ベッドの幅(長さは195~200cmが一般的)
- セミシングル:約80cm
- シングル:約100cm
- セミダブル:約120cm
- ダブル:約140cm
- クイーン:約160cm
- キングサイズ:約180cm
2人で並んで快適に寝られるベッドの幅は?
快適な睡眠の指標となるのが、寝返りが打てるかどうかということです。快適な睡眠をとるためには、自分の肩幅+片方20cm以上のスペースを確保できるベッドを選びましょう。
日本人成人男性の肩幅をおよそ45cm、成人女性をおよそ40cmとすると、夫婦が快適に寝るためのベッドの幅は145cm以上あるのが理想です。
両端(20cm×2)+約45cm(男性の肩幅)+約40cm(女性の肩幅)+2人の間に20cm=145cm
幅約140cmのダブルベッドは寝返りが打てるものの、夫婦2人で使う場合「快適な睡眠を得られるベッド」とまではいえないことが分かります。
夫婦で使うなら!各ベッドサイズのメリット・デメリットを紹介
ベッドは快適に寝るための寝具ですから、広いに越したことはありません。しかし、部屋の大きさによっては選べるサイズが限られることもあるでしょう。
ベッドのサイズによって、それぞれメリット・デメリットがあります。ライフスタイルや家族人数などを考慮してサイズを決めてくださいね。
- シングルのメリット・デメリット
- セミダブルのメリット・デメリットは
- ダブルサイズのメリット・デメリット
- クイーンサイズのメリット・デメリット
- キングサイズのメリット・デメリット
順に紹介します。
シングルのメリット・デメリット
シングルベッドは2人で寝るには狭いですが、2台並べればダブルベッドよりも1人で使えるスペースが増え、ゆったりと寝ることができます。
メリット(2台並べる場合)
- 十分な幅があるので、それぞれがゆったり寝られる
- 揺れが相手のベッドまで伝わりにくく、相手の睡眠を邪魔しにくい
- ベッドを自由にくっつけたり離したりできる
デメリット
- 1台の場合、2人一緒に寝るには狭すぎる
- 2台並べた場合、ベッドの間にゴミが溜まりやすい
- 2台並べた場合、幅が約200cmになり、キングサイズよりも広いスペースが必要
セミダブルのメリット・デメリット
セミダブルはシングルのおよそ1.2倍のサイズで、1人でゆったりと寝たい人用のベッドサイズです。寝返りが打ちにくく睡眠ストレスを感じてしまいやすいため、夫婦で使うベッドとしてはおすすめしません。
メリット
- 狭い部屋に設置できる
- 寝心地を気にしないのであれば夫婦で使用することも可能
デメリット
- 2人一緒で使うと窮屈に感じる
ダブルのメリット・デメリット
ダブルベッドは、比較的多く流通しているベッドサイズです。クイーンやキングサイズと比較して、ベッドシーツやカバーなどの寝具アイテムの種類が豊富にあります。
ダブルベッドは夫婦2人で使うことができます。しかし、幅約140cmで、2人並ぶと左右それぞれのスペースに余裕がないため、寝返りが打ちにくかったり肩がぶつかったりすることもあるでしょう。
メリット
- 夫婦2人で使えるサイズ
- あまり広くない寝室にも置ける
- ベッドシーツやカバーなどの寝具アイテムの種類が豊富
デメリット
- ゆったり寝るには少々狭い
クイーンサイズのメリット・デメリット
クイーンサイズには寝返りを打てるスペースが十分にあり、夫婦2人で寝るのに適しています。
メリット
- 寝返りを打てるスペースが十分にある
- 少々狭くなるが、夫婦2人に加え、子供やペットと一緒に寝られる広さがある
デメリット
- 6畳以下の部屋に置くと、ベッド以外の家具を置くスペースがかなり限定される
- マットレスが重くて大きいため、動かすのが大変
- シーツやカバーなど寝具アイテムの種類が少ない
キングサイズのメリット・デメリット
ゆったりと寝られる広さが十分にあるキングサイズ。寝心地の良さを追求する人にはおすすめです。
メリット
- 寝返りを打てるスペースが十分にある
- 夫婦2人に加え、子供やペットと一緒に寝られる十分な広さがある
デメリット
- 6畳以下の部屋に置くとベッド以外の家具を置けるスペースがほとんど無くなる
- マットレスが重くて大きいため、動かすのが大変
- シーツやカバーなど寝具アイテムの種類が少ない
- 狭い部屋に置くと圧迫感を感じやすい
サイズの選び方!おすすめの夫婦用ベッド4選!
様々なベッドサイズのメリット・デメリットを見て分かるとおり、夫婦用のベッドとして選ぶなら、シングル2台・ダブルサイズ・クイーンサイズ・キングサイズのいずれかがおすすめです。
ライフスタイルや目的に応じて、以下のポイントも考慮して決めましょう。
- 夜中によく起きるならシングル2台がおすすめ
- 部屋のスペースが限られているならダブルがおすすめ
- 広々と使いたいならクイーンがおすすめ
- 子供と一緒に寝るならキングサイズがおすすめ
順に解説していきます。
夜中によく起きるならシングル2台がおすすめ
生活リズムの異なる夫婦は、シングルベッドを2台用意し、それぞれ別々のベッドに寝るのがおすすめです。
仕事で帰宅が遅い、または夜中にトイレにいく頻度が多いなど、相手が寝ているときに布団を出入りすると、マットが揺れて相手を起こしてしまう場合があります。2台のベッドを並べれば、振動による隣のベッドへの影響はほとんどなく、相手の睡眠を妨げる心配もありません。
神経質で少しの揺れや音で起きてしまう人にも、シングルを2台並べる方法はおすすめです。
ただ、シングルベッドを2台並べて置くには、幅約200cmのスペースを要します。6畳以下の部屋であれば小さな棚しか置けず、机と椅子を置くのは難しいでしょう。ベッド以外の家具も置きたい場合は、サイズをアップして1台のベッドを夫婦で一緒に使うか、寝室を別々にするなどの工夫が必要です。
部屋のスペースが限られているならダブルがおすすめ
部屋がそれほど広くない場合は、幅約140cmのダブルベッドがおすすめです。部屋の形にもよりますが、4畳の部屋にも置くことができます。
6畳の部屋であれば、ダブルベッドの他に机や椅子、棚などを置けるスペースも確保できます。家具が多い場合や、書斎を兼ねた寝室にしたい場合にもおすすめです。
ただ、ダブルベッドは夫婦2人で寝られる広さであるものの、寝返りを打ったときに肩が当たってしまいやすいのが難点です。良い睡眠のための環境作りにこだわりたい人は、クイーンサイズやキングサイズを選ぶと良いでしょう。
広々と使いたいならクイーンがおすすめ
睡眠のストレスを感じずにゆったり寝たい人は、クイーンサイズを選びましょう。寝返りを打っても肩が当たりにくく、体の大きな人でも快適に寝られるでしょう。
クイーンサイズのベッドは赤ちゃんがいる家庭にもおすすめのサイズです。赤ちゃんと一緒に3人で寝るとやや狭く感じますが、最低限のスペースは確保できます。キングサイズのベッドを置けるほど広くはない部屋におすすめですよ。
子供と一緒に寝るならキングサイズがおすすめ
キングサイズには、赤ちゃんと一緒に寝るための十分なスペースがあります。添い寝しやすく、夜泣きにすぐ対応できるため、夫婦にとってもメリットを感じやすいでしょう。
ただ、6畳サイズの部屋に置いたときに圧迫感を感じやすいデメリットがあります。さらに、家具を置くスペースが限られてしまい、部屋のつくりによっては小さな棚さえ置けない場合もあります。
収納したいものが多い場合は、跳ね上げ式のキングサイズベッドを選ぶと良いですよ。ベッドの下に物を収納できるので、棚などを置かずに済みます。4〜6畳の狭い部屋でも、キングサイズのベッドで子供と一緒に寝ることができますよ。
ベッドにはさまざまなタイプがある!ライフスタイルに合ったものを選ぼう
ベッドの広さや快適さはもちろんのこと、使いやすさも重要ですよね。そこでチェックしておきたいのが、ベッドの種類です。
- 収納付きベッド
- 脚付きマットレス
- ローベッド
- 跳ね上げ式ベッド
- 折りたたみベッド
- 電動ベッド
サイズだけでなく、ベッドの種類による機能の違いにも注意して選びましょう。
収納付きベッド
収納付きベッドとは、その名の通りベッドサイドに引き出しなどの収納スペースがあるベッドのことです。収納用の家具を減らせるのはもちろんのこと、脚付きマットレスの下に収納ケースを置く方法と比べて、収納スペース内にほこりが溜まりにくいのも大きな利点です。
収納付きベッドを置く際に注意しておきたいのが、収納部分を引き出すためのスペースの確保です。「収納付きベッドを購入したのに引き出しが使えない」なんてことにならないよう、あらかじめ引き出すのに必要な幅があるかどうか確認しておきましょう。
ベッドを設置する際は、引き出しの向きも確認してくださいね。
脚付きマットレス
脚付きマットレスとは、マットレスに脚が付いた簡易的なベッドのことを指します。マットレスとフレームが一体化したシンプルなデザインで、どのようなインテリアにも馴染みやすいのが特徴です。
脚付きマットレスは、軽量で組み立てやすいメリットもあります。部屋の模様替えをしたいとき、女性でもラクに移動できますよ。
ただ、脚付きマットレスの構造上、サイズが大きくなると脚だけでマットレスを支えるのが難しく、ダブル以上のサイズはあまり販売されていません。夫婦で使うのであれば、シングルベッドを2台並べて使うのが良いでしょう。価格がリーズナブルなので「予算にあまり余裕がないけれど、それぞれ別々のベッドで寝たい」という夫婦におすすめです。
ローベッド
ローベッドとは、床からの高さが低いタイプのベッドのことです。
ベッドが床に近い分ベッドの上の空間が広くなり、高さのあるベッドを置いたときより部屋全体が広く見える利点があります。万が一ベッドから落ちても怪我のリスクが低いので、赤ちゃんと一緒に安心して寝られるベッドを探している人におすすめです。
一方で、床に近いがゆえに床から舞い上がるほこりの影響を受けやすいというデメリットもあります。こまめに部屋を換気したり、空気清浄機を使用したりするなど、ほこりを減らす対策が必要です。
ローベッドは、ダブル以上のサイズ展開が豊富です。サイズの大きなベッドを置くと生まれやすい圧迫感がローベッドにはないので、部屋の空間作りにこだわりたい夫婦にもぴったりですよ。
跳ね上げ式ベッド
床板をフタのように跳ね上げ、中のスペースに物を収納できる跳ね上げ式ベッド。引き出しタイプの収納付きベッドよりも収納スペースが広く、スーツケースなどの大きな荷物も入れられます。多くの跳ね上げ式ベッドには「ガス圧ダンパー仕様」と呼ばれる、力をかけずに持ち上がる仕組みが採用されています。女性だけでもラクに開閉できますよ。
また、引き出しタイプの収納付きベッドとは異なり、収納部分を引き出すスペースを必要としません。部屋の大きさや形に左右されずに置けるのは、うれしいポイントです。
ただ、跳ね上げ式ベッドは構造上、高価になる傾向があります。使い方や収納の容量にこだわりがないのであれば、価格をグンと抑えられる引き出しタイプの収納付きベッドを選んでも良いでしょう。
折りたたみベッド
限られたスペースを有効活用したい人に人気なのが、折りたたんで収納できるタイプのベッドです。寝るとき以外は、コンパクトにまとめて部屋の隅に片付けておくことができます。
キャスター付きタイプを選べば、掃除の際ラクに動かせるので、ベッド下を常に清潔に保ちたい人にも最適です。
ただ、コンパクトさを重視してつくられているため、寝心地が劣る傾向があります。サイズ展開も少ないので、折りたたんだり動かしたりする必要がなければ、他のベッドタイプを選んだ方がよいでしょう。
電動ベッド
医療施設や介護の現場でも活躍する電動ベッド。背上げや膝上げ、高さ調節機能などを備えており、起き上がりや立ち上がりの際にかかる体の負担を軽減します。
電動ベッドは、一般的なベッドに比べて高額ですが、将来は介護用として使用するなど、ライフスタイルの変化に伴って使い方を変えられる利点があります。ダブルやクイーンサイズの電動ベッドも販売されていますが、将来別々に使うことも想定して、シングルサイズを2台買うことをおすすめします。
電動ベッドは脚の角度や背もたれを調節してソファのように利用することもでき、寝る前の時間を夫婦でゆっくり楽しみたい人にぴったりですよ。
快適さを求めるならマットレスの質にも注目しよう!
快適な睡眠を求める際に忘れてはいけないのが、マットレスの質です。体に合わないマットレスを選んでしまうと、特定の箇所に負担がかかって腰痛や肩こりが起こりやすくなります。
体に負荷をかけないためにも、マットレスの種類を把握して質の良いものを選びましょう。マットレスは、大きく分けてコイルタイプとノンコイルタイプがあり、そこからさらに細かく分けられます。
タイプ | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
コイルタイプ | ポケットコイル | コイルが一つずつ独立 |
ボンネルコイル | コイルが一つずつ独立 | |
ボンネルコイル | コイルどうしが連結 | |
ノンコイルタイプ | 低反発ウレタン | 跳ね返す力が弱い |
高反発ウレタン | 跳ね返す力が強い | |
高反発ファイバー | 通気性が良い | |
ラテックス | 柔らかさと弾力性を兼ね合わせている |
耐久性の高いコイルタイプを選ぶなら、ポケットコイルがおすすめです。複数の独立したコイルが体を支え、寝姿勢が変わっても体に沿ってフィットします。
ノンコイルタイプとはコイルが使用されていないマットレスで、さまざまな素材があります。反発力や弾力性は人によって好みが分かれるので、実際に店舗で寝てみて寝心地を確認してみましょう。
合成ラテックスは、天然ラテックスに比べて低価格で手に入るメリットがありますが、耐久性が劣る傾向にあります。予算に余裕がある場合は100%天然のものを選ぶのがおすすめです。
ベッドの配置に失敗しない方法!6畳部屋にクイーンサイズを置くのは難しい?
6畳部屋にクイーンサイズやキングサイズを置くと圧迫感があり、部屋の形によっては小さな家具さえ設置できない場合があります。しかし、ほんの少しの工夫で生活しやすい部屋にすることができます。
- ベッドの配置に失敗しないための3つの注意点
- 6畳・8畳部屋でベッドをきれいに収めるポイント
夫婦の寝室を快適にする空間の作り方を紹介します。
ベッドの配置に失敗しないための3つの注意点
ベッドの置き場所によっては、購入後に「ドアが開かない」「掃除しにくい」などの失敗が発生する場合があります。ベッドは重くて一度設置すると移動させるのが難しいので、できるだけ設置前にレイアウトを考えておきましょう。
ベッドの配置に失敗しないための3つの注意点を紹介します。
- 移動や掃除ができる通路を確保しよう
- 扉が開閉できるスペースを確保しよう
- 左右のスペースを空けて設置しよう
快適な睡眠環境をつくるためにも設置場所にはこだわってくださいね。
移動や掃除ができる通路を確保しよう
ベッド周りにスペースを確保しましょう。人が1人が通れる、または普段使用している掃除道具が入る幅を最低限空けておくのが理想です。
ベッド周りに通路を作っておくことで、掃除はもちろんのこと、ベッドメイキングもしやすくなりますよ。
扉が開閉できるスペースを確保しよう
入口やクローゼットの近くにベッドを寄せてレイアウトするのは避けましょう。扉が開閉しにくくなり、生活しづらい部屋になってしまいます。
ベッドを購入する前にドアやクローゼットの扉の開け閉めに必要なスペースを測っておくと「ベッドが大きすぎて扉を開けにくくなった」といった失敗を防げますよ。
左右のスペースを空けて設置しよう
左右どちらかを壁につけてしまうと、掛け布団が壁とは反対のほうに落ちやすくなったり、マットレスに湿気が溜まりやすくなったりします。ベッドは、頭側だけを壁につけ、左右のスペースは空けて設置しましょう。
また、窓側に寄せてしまうと、就寝時に外気の影響を受けやすくなります。冬場は窓からの冷気で体が冷えやすくなるので、ベッドは窓から少し離して設置するとよいでしょう。
6畳・8畳部屋でベッドをきれいに収めるポイント
一般的な寝室の広さである6畳と8畳に合わせて、ベッドを置くためのポイントを紹介します。
ベッドサイズを大きくすれば、その分家具を設置するスペースの確保が難しくなります。ベッド・家具・生活動線などのバランスを考えながら、以下のポイントを参考にしてレイアウトを決めてくださいね。
6畳の場合のレイアウト
- 1台ならダブルかクイーンがおすすめ
- 圧迫感を出したくないのであれば机や椅子は置かない
- シングルを2台置くならベッド以外の家具はできるだけ置かない
8畳の場合のレイアウト
- 大きめの家具を置きたい場合はベッドサイズをダブルにする
- ゆとりのある空間にしたいならベッド以外の家具は小さめにする
まとめ|ベッドはサイズを店頭で確認してから購入するのがおすすめ
夫婦2人でベッドを使うなら、シングル2台・ダブル・クイーン・キングサイズがおすすめです。寝返りが打てるスペースを十分に確保したい場合は、クイーンサイズ以上を選びましょう。
ベッドのサイズはブランドによって多少異なり、夫婦の体格によっても寝心地が良いと感じる広さは変わります。ベッドは高価な買い物ですし、毎日使うとても大事な家具です。
ベッドを購入する際は、今回解説したポイントを参考に、実際に店頭で寝てみて広さや寝心地を確かめてから購入してくださいね。
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