二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。ストレス解消法は家中の整理整頓と掃除をすること。おうち時間を快適に楽しく過ごすためのコンテンツをお届けします。
中古の一軒家を購入したり持ち家の老朽化で悩んだりしている方のなかには、リフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。せっかくリフォームするならおしゃれな家にしたいですよね。
そこで、本記事では一軒家のおしゃれなリフォーム事例を厳選してご紹介します。具体的なリフォームの進め方や費用の相場も詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
アイデアが光る!おしゃれな一軒家のリフォーム事例5選
早速、一軒家をおしゃれにリフォームした事例5選を紹介します。築年数が古かったり予算が限られていたりと制約が多くても、アイデアにより劇的に生まれ変わった事例ばかりです。ぜひ参考にしてください。
【事例1】中古一軒家をおしゃれにフルリフォーム
出典:住友不動産のリフォーム
築44年、面積37坪の中古の一軒家をフルリフォームした事例です。キッチンを移動したことで水まわり設備が一箇所にまとまり、家事動線が大幅に改善しました。また、2室をつなげて広々としたLDKを作り、木目の天井やフローリングでカフェ風の内装に仕上げています。
間取り変更と内装デザインのセンスが光り、築年数の古い中古住宅とは思えないおしゃれな家に生まれ変わっています。
- 築年数:築44年
- 面積:37坪
- 費用:2000万円以上
【事例2】一軒家の内装をおしゃれにリフォーム
出典:ナサホーム
一軒家の内装をおしゃれにリフォームした事例です。間取りはほぼ変わっていませんが、畳や壁紙、照明を変えたことで高級感のある和室へ生まれ変わりました。
リフォームで使用している琉球畳(半畳畳)は縁がない点が特徴で、モダンでスタイリッシュに見えるためおしゃれな和室を作りたい方に人気です。壁は和紙を連想させるデザインのクロスに貼り替えており、明るく上品な和の空間にまとまっています。
- 築年数:築18年
【事例3】一軒家のリビングをおしゃれにリフォーム
出典:ナサホーム
おしゃれさを追及した一軒家のリビングのリフォーム事例です。リラックスタイムの中心になるテレビ周りに間接照明を設置し、壁には外壁用のタイルを使用しています。キッチンは壁付け型から対面型へ変更しており、天板が広いためカウンターテーブルとしてそのまま食事をとることも可能です。
間取り変更は最小限に抑え、内装材や水まわり設備などのこだわりたいポイントに集中してお金をかけたことで、850万円ほどの予算で満足度の高い家になっています。
- 築年数:築22年
- 費用:853万円
【事例4】一軒家を300万円以内でおしゃれにプチリフォーム
出典:アートリフォーム
300万円以内で一軒家をおしゃれにリフォームした事例です。カフェをコンセプトに内装や家具をコーディネートしているため、統一感がありスタイリッシュに仕上がっています。この家のようにコンセプトを明確に決めておくと、あとから家具を買い替える際にも部屋の雰囲気に似合うものを選びやすいためおすすめです。
キッチンやユニットバスなど水まわり設備を一新していますが、ショールームの展示品を特価で購入したり、一部の建具や家具をDIYすることで費用を大幅に抑えています。
- 築年数:築16年
- 面積:95.5㎡
- 費用:約280万円
【事例5】一軒家をおしゃれな二世帯住宅へリフォーム
出典:住友不動産のリフォーム
同居をきっかけに一軒家を二世帯住宅へフルリフォームした事例です。お互いのプライバシーを守って暮らせるように、動線を配慮して間取りを大きく変更しています。玄関ドアを2ヵ所に分けた完全分離型の二世帯住宅になっており、内装のテイストや色にも変化をつけてそれぞれ独立した魅力的な空間に仕上げています。
一方、LDKは広めの空間を確保し、畳コーナーを設けて二世帯で交流できる場所も残している点がポイントです。心地良い距離感で同居でき、二世帯住宅の見本のような家になっています。
- 築年数:築26年
- 面積:47坪
おしゃれな一軒家にリフォームしたい!何から始める?
一軒家をおしゃれにリフォームしたいと考えていても何から始めたら良いかわからない方は、以下の5つのステップで進めていきましょう。
- リフォーム費用の上限を決める
- 今の家の改善したい点と理想の暮らしを明確にする
- おしゃれな一軒家のリフォーム事例を集めて分析する
- リフォームのデザインコンセプトを決める
- リフォーム会社を選ぶ
順番に詳しく解説します。
【ステップ1】リフォーム費用の上限を決める
まず、リフォームにどこまで費用をかけられるのかを考え、予算の上限を決めておきましょう。リフォームの計画を進めていくと、要望が増えたりグレードの高い設備を選びたくなったりして費用が増える傾向があります。冷静に判断できる最初の時点で明確に上限を決めておくと、費用をコントロールしやすくなります。
一軒家のリフォームにかかる費用の相場がつかめない方は、のちほど詳しく解説するので参考にしてみてください。
【ステップ2】今の家の改善したい点と理想の暮らしを明確にする
予算を決めたら、一軒家のリフォームで叶えたい要望を明確にしておきましょう。今の家で不便に感じていることや改善したいことをリストアップし、どのように変われば理想の暮らしを送れるのかを一つひとつ考えていくのがおすすめです。例えば、以下の点をチェックしてみてください。
- 雨漏りなどの不具合が生じている場所はないか
- 家のなかの動線で不便に感じている点はないか
- 部屋の広さや数は十分か
- 水まわり設備でほしい機能はないか(食洗機など)
- 暑さや寒さをひどく感じる場所はないか
また、理想の暮らしをイメージする際は以下のような内容を考えてみましょう。
- おしゃれな家になったら朝と夜の時間をどのように過ごしたいか
- リラックスタイムをどんな部屋で過ごしたいか
- 家で楽しみたい趣味などはないか
施工会社に相談する際の手元資料にするつもりで、できるだけ細かく書き出してみてください。
【ステップ3】おしゃれな一軒家のリフォーム事例を集めて分析する
理想の暮らしを考える際は、見本となる事例を見ながら考えるのが効果的です。SNSや雑誌などからおしゃれな一軒家のリフォーム事例を集め、何が魅力的だと感じたのか共通点を探してみましょう。
例えば、集めた事例のなかに吹き抜けがある家が多ければ、開放的な空間にすれば理想に近づくことがわかります。カラーコーディネートなどの好みの傾向にも気づけるでしょう。
おすすめは、ショールームに行っておしゃれな家の空間に身を置いてみることです。実際に暮らす様子をイメージしやすく、画像だけではわからない部屋の広さの感覚などもつかめます。
【ステップ4】リフォームのデザインコンセプトを決める
一軒家のリフォームをおしゃれにバランス良くまとめるには、デザインコンセプトを決めるのがおすすめです。デザインコンセプトとは、家の外観やインテリアの雰囲気やスタイルのことです。例えば、一軒家のリフォームで人気のコンセプトには以下のようなものがあります。
北欧
- デンマークなどの北欧住宅の特徴を取り入れたスタイル
- モノトーンもしくはアースカラーと丸みのある木製家具を使うのが特徴
モダン
- 現代的な要素を感じさせるスタイル
- 直線的でシンプルなラインやモノトーンカラーでまとめるのが特徴
和モダン
- 和風とモダンを組み合わせたスタイル
- 直線やモノトーンカラーをベースにして、ポイントに木や畳などの和風の素材を取り入れるのが特徴
ナチュラル
- 自然を感じさせる雰囲気のスタイル
- 木目やレンガなどの素材を用い、ベージュやブラウンなどのやわらかい色で仕上げるのが特徴
ホテルライク
- ホテルのような高級感と非日常感を取り入れたスタイル
- 使う色を最小限にし、光沢感や重厚感のある素材を積極的に用いるのが特徴
コンセプトを決めておくと、壁紙や床材、水まわり設備の色などを選びやすくなります。ぜひ見本にしたい事例や理想の暮らしに近いコンセプトを見つけてみてください。
【ステップ5】リフォーム会社を選ぶ
最後に、工事を依頼するリフォーム会社を選びましょう。リフォームを取り扱う会社には、以下の選択肢があります。
リフォーム専門会社 |
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ハウスメーカー |
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工務店 |
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設計事務所 |
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リフォーム会社によってメリット・デメリットがあるため、予算やリフォームの規模などに合わせて選んでみてください。また、会社によって得意なデザインなども異なるため、過去の施工事例を見て好みのコンセプトに近い家を建てている会社を選ぶのがおすすめです。
なお、良いと感じた会社が見つかっても、すぐに発注するのはやめましょう。複数社へ提案や見積もりを依頼し、比較することが大切です。
おしゃれな一軒家のリフォーム費用の相場
おしゃれな一軒家にリフォームするには、費用の相場を把握しておくことも大切です。ここでは、以下の2パターンに分けて費用の相場を紹介します。
- フルリフォームする場合の費用の相場
- 部分リフォームする場合の費用の相場
予算を計画する際の参考にしてみてください。
一軒家をフルリフォームする場合の費用の相場
一軒家をフルリフォームする場合、費用の相場は約350万円〜3,000万円と幅があります。家の劣化状況などにより工事の方法や必要な作業が異なるためです。
例えば、構造に問題がなく水まわり設備の交換と床材の張り替えだけで済む場合は、工事費用が1,000万円以内におさまることが多いです。一方、屋根や外壁が傷んでいる場合や床下にシロアリ被害が見つかった場合は、200万円〜300万円単位で工事費用が高くなります。
工事が始まってから問題に気づき補修費用が必要になる可能性もあるため、施工会社の見積もり金額に加えて300万円〜600万円程度を予備の予算として準備しておくと安心です。また、仮住まいが必要な場合は家賃代や引越し代も忘れずに用意しておきましょう。
一軒家を部分リフォームする場合の費用の相場
フルリフォームではなく一軒家の部分的にリフォームする場合は、以下の費用を目安にしてください。
リフォームする範囲 | 工事費用の相場 |
キッチン | 50万円〜100万円 |
トイレ | 20万円〜50万円 ※くみ取り式和式トイレから洋式トイレへ変更する場合は30万円〜100万円 |
洗面所 | 20万円〜50万円 |
浴室 | 50万円〜150万円 |
居室(リビングや個室など) | 50万円〜300万円 |
玄関 | 30万円〜100万円 |
外壁 | 60万円〜260万円 |
屋根 | 60万円〜260万円 |
床の張り替え | 1万円〜3万円/畳 |
壁紙の貼り替え | 750円〜1,500円/㎡ |
部分的にリフォームする場合は、複数の場所をまとめて工事を依頼した方がコストを抑えられるためおすすめです。
例えば、外壁と屋根をまとめてリフォームすると、個別に工事する場合に比べて作業用の足場の設置費用を節約できます。また、床の張り替えなどはある程度の部屋をまとめて仕上げた方が作業効率が良く、工事期間も短くなるでしょう。
ただし、工事範囲が広がりすぎると仮住まいが必要になったり工事費の負担が大きくなりすぎたりする場合もあります。施工会社と打ち合わせをしながら、無理のない工事計画を立てましょう。
おしゃれな一軒家リフォームができる施工会社の見分け方
おしゃれな一軒家へリフォームするには、施工会社の選び方が重要です。信頼できる施工会社を見分けるには、以下のポイントに注目してみてください。
- リフォームの施工実績が豊富
- デザインコンペの受賞実績が豊富
- インテリアコーディネーターが在籍している
- 口コミ・評判の満足度が高い
- 過去のリフォームの実例がおしゃれ
順番に詳しく解説します。
リフォームの施工実績が豊富
おしゃれな一軒家へリフォームするには、施工実績が豊富な施工会社を選びましょう。ポイントは、新築工事ではなくリフォーム工事を多く手がけているかを確認することです。
一般的に、新築工事よりもリフォーム工事の方が難易度が高く、高度な技術や知識が求められます。リフォーム工事が難しい理由は、主に以下の3点です。
- 古い家では詳細な図面が残っていない場合がある
- 既存の建物を活かしつつ工事を進める必要がある
- 工事中に想定外の問題が見つかる可能性が高い
新築で家を建てる場合は、間取りや寸法、必要な部材などを細かく記載した図面をもとに工事を進めていきます。施工会社が大きなミスをしたり悪天候が続いたりしなければ、予定どおりスムーズに工事を進められる場合が多いでしょう。
一方、築年数の古い家では詳細な図面が残っていなかったり、図面があってもそのとおりに施工されていなかったりするケースが少なくありません。その場合、施工会社は家の状態や構造などを直接目で見て確認し、大切な柱などを傷つけないように作業を進める必要があります。
壁のなかや床下などは解体してみないと様子がわからないため、想定外の柱が見つかって希望の間取りにできなかったり、腐朽が進んでいて補修が必要になったりすることも多いです。
想定外の事態に対応するには、家の構造に対する深い理解と長年の経験が必要になります。リフォームの施工実績が豊富な会社であれば実績の数だけ過去のノウハウを蓄積していると推測できるため、柔軟な対応や魅力的な提案が期待できるでしょう。
デザインコンペの受賞実績が豊富
施工会社のデザイン力を知るには、デザインコンペ(デザインを競う大会のこと)などの受賞実績に注目してみましょう。おしゃれなリフォームができる会社はデザインに力を入れており、積極的にコンテストやコンクールに参加しています。受賞した会社の作品は建築雑誌やテレビなどで取り上げられることも多いため、気になる受賞作品の施工会社を調べてみるのもおすすめです。
また、リフォーム会社や工務店などが一軒家のリフォーム作品を競うコンテストなどでは、実際の間取り図や家のビフォーアフターの写真が公開されています。好みの作品を見つけ、施工した会社にコンテストの作品を見たと伝えれば、希望のイメージをくみ取って魅力的な提案をしてもらえる可能性が高いですよ。
インテリアコーディネーターが在籍している
施工会社を選ぶ際は、インテリアコーディネーターが在籍しているかどうかを調べてみましょう。一軒家のリフォームでは間取りの決め方も重要ですが、おしゃれな部屋にするにはインテリア選びにも力を入れる必要があります。例えば、壁や床の色と大型家具の色のバランスや、照明をつける位置などによって部屋の印象は大きく変わります。
インテリアに関する知識が豊富なインテリアコーディネーターがいれば、希望のイメージを伝えるだけで具体的な商品やレイアウトを提案してもらえるでしょう。また、専属のインテリアコーディネーターがいる会社は、おしゃれな家づくりに力を入れていることがうかがえるため、魅力的な提案を期待できます。
口コミ・評判の満足度が高い
施工会社の口コミ・評判は必ずチェックしておきましょう。口コミ・評判の満足度が高い会社は、顧客の要望をくみ取り細やかな配慮ができるコミュニケーション力の高い会社だと推測できます。希望のイメージにそったおしゃれな一軒家へリフォームできる可能性が高いでしょう。
ただし、口コミなどはあくまで個人の意見のため、口コミだけで施工会社を決めるのはおすすめできません。リフォーム工事を進めるには担当者との相性も影響するので、ショールームでの対応や見積もりを依頼したときのやり取りなどを見ながら総合的に判断してみてください。
過去のリフォームの実例がおしゃれ
施工会社を選ぶ際は、過去のリフォームの実例を確認することも大切です。施工会社によってデザインの特徴が異なり、好みに合う会社と合わない会社があるでしょう。実際の施工事例を比較し、ぜひ好みが合う相性の良い施工会社を見つけてみてください。
また、おしゃれに見える施工事例が多くても、同じようなデザインばかりの会社は注意が必要です。機械的に仕事をこなしていたり、制約が多く希望の間取りやデザインを選べない会社の可能性があります。
一軒家のリフォームでは、ライフスタイルに合わせて柔軟にプランを計画する必要があるため、多様な提案ができる施工会社を選びましょう。
失敗しないために!一軒家のリフォーム工事の流れを知っておこう
一軒家のリフォームに失敗しないためにも、工事の流れを知っておきましょう。リフォーム工事は、主に以下の順番に進めていきます。
- 現地調査と見積もりを依頼
- リフォームの施工会社と契約
- リフォーム工事を開始
- リフォーム工事の完了・引き渡し
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.現地調査と見積もりを依頼
まずは、リフォームを依頼したい会社に現地調査と見積もりを依頼しましょう。現場調査では、主に以下のような点を確認します。
- 外壁や屋根の劣化状況
- キッチンのサイズ
- 浴室のサイズ
- トイレの品番
- 電気の容量やコンセントの位置・数
- ガスの契約状況
- 給排水管の位置
- 給湯設備の容量
- 床下の状況
- そのほか雨漏りなどの不具合がないか
また、一軒家の場合、大きな壁パネルやユニットバスなどを運び込むときのために、玄関の幅や周辺の道路の幅、駐車スペースなども確認することが多いです。
現場調査の当日は、家のなかを無理に片づける必要はありません。生活の様子や悩みごとなどがわかりやすいため、自然のままにしておいた方がリフォームプランを立てやすくなります。
なお、複数社に見積もりを依頼する場合、手間はかかりますが現場調査は別々の日時になるよう調整しましょう。各社で独自のチェックリストを用意している場合が多く、要望のヒアリングなども個別に向き合った方が質の高い提案が期待できるためです。
2.リフォームの施工会社と契約
各社の提案と見積もりが出そろったら、内容を比較してリフォームを依頼する会社を決めましょう。施工会社に工事を依頼する意思を伝え、工事の契約書を交わします。小規模な工事では契約書ではなく注文書に記名・捺印することで発注するケースも多いです。
なお、口頭による約束のみで工事を進めるのはやめましょう。あとから施工不良が見つかったり認識のずれがあったりした場合に不利になるためです。契約の際に必要な書類は、以下の5つです。
契約書類の名称 | 概要 |
---|---|
工事請負契約書 (または注文書) | 工事の請負金額や工事期間、支払い方法などの契約内容を記載した書類 |
工事請負契約約款 | 工事請負契約書の補足として詳しい契約条件などを記載した書類 |
見積書 | 工事費用について、単価や数量などの詳細な内訳を記載した書類 |
設計図面 | 間取りや部材の寸法、設備の位置などを記載した図面 |
仕上表 | 部屋別に壁や床に使う材料などを表形式で記載した書類 |
必ずすべての書類に目を通し、不明点などがあれば確認しておきましょう。契約書類は2部用意され、問題なければ発注者と受注者(施工会社)の双方が記名・捺印して一部ずつ保管します。仕上表には壁紙の型番なども記載されているため、将来補修が必要になった場合に役立ちます。工事が終わってからもなくさないように保管しておきましょう。
3.リフォーム工事を開始
リフォーム工事の契約手続きを終えたら、工事が始まります。一軒家を丸ごとリフォームする場合は、事前に仮住まいを手配しておきましょう。
また、工事の際は騒音やほこりが出たり、工事車両の通行で道を塞いだりする可能性があるため、近隣トラブルになりやすいです。工事を始める前に近隣にあいさつをして、工事の作業時間帯や工事期間などを伝えておきましょう。工事車両の通行は、通勤・通学時間帯を避けることをおすすめします。
もしも工事中に近隣から苦情があれば、施工会社に伝えて随時対応してもらいましょう。
4.リフォーム工事の完了・引き渡し
リフォーム工事が完了したら、リフォームした場所の仕上がりを確認してから引き渡しを受けます。確認する際は、打ち合わせどおりの内容になっているかどうかや、傷や不具合がないかを細かく確認しておきましょう。引き渡しを受けてから不具合を報告しても、無償で対応してもらえないケースがあります。
問題なければ工事完了確認書に記名・捺印し、工事代金を支払うことですべての工程が終了になります。
一軒家をおしゃれにリフォームしよう
一軒家をおしゃれにリフォームするには、理想の家を明確にイメージすることが大切です。本記事でご紹介したようなおしゃれな事例を参考にして、取り入れたいポイントを具体的にリストアップしてみましょう。計画する際にデザインコンセプトを決めておくと、プランやインテリアを考えやすくなりバランス良くまとめられます。
また、リフォームを成功させるには施工会社選びが重要です。過去の実績やインテリアコーディネーターが在籍しているかなどをチェックし、複数社に提案と見積もりを依頼して比較してから選びましょう。
ぜひ本記事を参考にして、リフォームでおしゃれな家を手に入れてくださいね。
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