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カーテンの天井付けは後悔する?デメリットや注意点を詳しく解説

この人に聞きました吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。ストレス解消法は家中の整理整頓と掃除をすること。おうち時間を快適に楽しく過ごすためのコンテンツをお届けします。

カーテンの取り付け方法を検討している方のなかには、天井付けにするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。部屋をおしゃれにすっきり見せられる天井付けは人気の取り付け方法ですが、取り付けてから後悔することもあるため注意が必要です。

この記事では、カーテンの天井付けで後悔しやすいこと5選を詳しく解説します。天井付けのデメリットや計画する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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カーテンの取り付け方法は天井付けと正面付けの2種類

カーテンの取り付け方法は天井付けと正面付けの2種類

天井付けのデメリットを知るためにも、まずはカーテンの取り付け方法をおさらいしておきましょう。カーテンの取り付け方法には、「天井付け」と「正面付け」の2種類があります。以下、違いを詳しく解説します。

カーテンの天井付けとは

カーテンの天井付けとは

カーテンの天井付けとは、床と平行な面にカーテンレールを設置してカーテンを取り付ける方法です。天井に限らず、出窓や窓枠の上面に付ける場合も天井付けと呼ぶことが多いです。カーテンを天井付けするには、カーテンレールを取り付ける場所にビス(小さなねじ)を打ち込むための下地が必要になります。

下地とは、天井面や壁面の奥にある木材や鉄骨で作られた骨組みです。部屋の構造や間取りに合わせて、30cm〜40cmの間隔で配置されます。下地がない部分には断熱材(発泡スチロールなど)が詰め込まれているだけでビスが効かないため、カーテンレールはカーテンの重みで落下してしまいます。

そのため、カーテンを天井付けしたい場合は事前に施工会社と打ち合わせを行い、取り付けたい場所に下地材を入れるよう設計することが必要です。

カーテンの正面付けとは

カーテンの正面付けとは

カーテンの正面付けとは、ブラケット(接続するための金具)を使ってカーテンレールを壁に垂直に設置し、カーテンを取り付ける方法です。よく選ばれる一般的なカーテンの取り付け方法で、賃貸物件などでは正面付け用のカーテンレールが設置されている場合が大半です。

基本的に、窓の周辺の壁には窓を支えるための補強材が入っています。また、カーテンを正面付けすることを想定し、あらかじめ下地を設置している場合が大半でしょう。そのため、正面付けをする場合は特別に下地材の位置を指定する必要はありません。

また、天井付けとは異なり、正面付けにする場合はカーテンレールを「機能性カーテンレール」と「装飾性カーテンレール」の2種類から選べます

【機能性カーテンレール】
ステンレスやアルミで作られたシンプルなレール

機能性カーテンレール

【装飾性カーテンレール】
レールの端に飾りなどがついたデザイン性の高いレール

装飾性カーテンレール

なお、天井付けでは装飾があると天井面と干渉するため、装飾性カーテンレールは取り付けられません。また、正面付けでは、カーテンレールの種類に合わせてカーテンを吊るすフックも使い分ける場合が多いです。

カーテンフックには、AフックとBフックと呼ばれる2種類があります。

【Aフック】
カーテンの上端がカーテンレールの下に来るように吊るすタイプのフック

Aフック

【Bフック】
カーテンの上端がカーテンレールの上に来るように吊るすタイプのフック

Bフック

機能性カーテンレールにはレールが隠れるBフックを使い、デザインを見せたい装飾性カーテンレールにはレールが露出するAフックを使うのが一般的です。

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カーテンの天井付けのデメリットは?後悔しやすいこと5選

カーテンの天井付けのデメリットは?後悔しやすいこと5選

カーテンの天井付けにはデメリットがあり、取り付けてから後悔することがあります。特に後悔しやすいのは以下の5つです。

  1. カーテンレールが目立つ
  2. カーテンの上下に隙間ができる
  3. カーテンと窓の距離が近く開閉しにくい
  4. カーテンの洗濯や取り替えが大変
  5. 既製品のカーテンのサイズが合わない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【後悔1】カーテンレールが目立つ

カーテンを天井付けにすると、あとからカーテンレールが目立つことに気付き後悔する方が多いです。本来、壁からカーテンレールが突き出た形になる正面付けよりも、天井付けの方がカーテンレールが目立ちにくく、おしゃれに仕上がります。

ところが、天井面にそのままカーテンレールを取り付けると、カーテンレールがちょうど視界に入ってしまう場合があります。壁や天井に濃い色のクロスを使っている場合は、ステンレスやアルミの銀色のレールが浮いてしまい、違和感を覚えるでしょう。

天井面にカーテンレールを付ける際は、カーテンレールを埋め込むための段差を作るか、カーテンボックス(カーテンレールをおおう箱型のカバー)を取り付けて見えないように工夫する必要があります。

カーテンレールを目立たせない工夫

図面上やカタログを見ながら打ち合わせするだけでは、カーテンレールを取り付けた完成形をイメージするのは難しいでしょう。天井に段差を作ったりカーテンボックスを作ったりするには費用がかかるため、施工会社から提案されても断る方が多いです。

インテリアを美しく仕上げたいという思いが強い方ほど、完成してから費用をかけておけば良かったと後悔しやすいポイントです。

【後悔2】カーテンの上下に隙間ができる

天井付けのなかでも窓枠内に天井付けでカーテンを取り付ける場合は、カーテンの上下に隙間が生じます。カーテンをスムーズに開閉したり窓枠の内側にカーテンをおさめたりするためには、どうしても余白部分が必要になるためです。

カーテンの上下に隙間ができると、外からの光が漏れやすくなります。寝室で遮光カーテンを取り付けていても、朝日が差し込み安眠できないと後悔する方が多いです。また、室内の光が外側に漏れてしまう点もデメリットです。在宅時間や就寝時間が分かりやすくなるため、空き巣などに狙われるリスクが高まります。

カーテンの上下に隙間があると、断熱性の面でもデメリットがあります。窓ガラスは断熱性が低く、冬場は隙間から冷気が流れ込み、また室内の暖かい空気が逃げてしまうためです。エアコンの効率が悪くなり、光熱費の負担が増えてしまいます。

【後悔3】カーテンと窓の距離が近く開閉しにくい

カーテンを天井付けにすると、カーテンと窓の間の距離が近くなる点がデメリットです。窓を開閉しにくく、不便に感じるためです。換気をする際やベランダに出入りする際にカーテンがはさまりやすく、毎日のことになるとストレスがたまります。

さらに、カーテンがはさまったことに気付かず引っ張って破れてしまい、後悔する方が多いです。

また、冬場は外気と室内の温度の差で窓ガラスに結露が発生しやすいです。窓枠内にカーテンを天井付けした場合は結露したガラスにカーテンが触れ、濡れてしまいます。カーテンを濡れたまま放置すると、カビが発生する原因になります。色落ちやシミもできやすく、カーテンが傷んでしまうでしょう。

【後悔4】カーテンの洗濯や取り替えが大変

天井付けにしたカーテンは、取り外すのに手間がかかる点がデメリットです。高い場所に取り付ける場合が多く、取り外す際に脚立が必要になるためです。天井にカーテンレールを埋め込んでいたりカーテンボックスを取り付けている場合は、せまい隙間に手を入れてフックを取り外すため、さらに時間がかかるでしょう。また、高い位置から吊るす分、カーテンが長く重いため、小柄な方にとっては取り外したり付け直したりするだけでも重労働です。

一般的に、レースカーテン(薄い生地のカーテン)は半年に1回、ドレープカーテン(厚手の生地で作られたカーテン)は年1回程度洗濯する必要があります。

天井付けにすると、窓の結露で濡れたり窓にはさまって汚れることが多く、よりこまめなお手入れが必要です。家事の負担が増えるうえに気軽に模様替えもしにくく、後悔しやすいポイントです。

【後悔5】既製品のカーテンのサイズが合わない

カーテンを天井付けすると、既製品のカーテンのサイズが合わない点がデメリットです。同じ大きさの窓に付ける場合でも、天井付けと正面付けではカーテンレールの位置が異なるため、カーテンのサイズが変わります。

カーテンは正面付けするのが一般的なため、既製品のカーテンは正面付け用のサイズになっているケースが多いです。間違えて購入してサイズが合わなかったり、正面付けで使用していたカーテンをそのまま使うつもりが新調することになったりして、想定外の費用がかかり後悔する方がいます。カーテンを天井付けする場合は、正確なサイズを測ってから注文しましょう。

カーテンのサイズの測り方
丈(高さ・長さ)
  • カーテンランナー(カーテンレールにはめ込まれたカーテンフックをかけるための部品)の穴の下〜窓の下までを測る
  • 掃き出し窓(窓の下端が床まで達した出入りできる窓)に付けるレースカーテンの場合は「床-1cm」の長さが望ましい
  • カーテンレール両端の固定ランナーの穴〜穴までを測る
  • 測った長さから5〜7%ほどゆとりのあるサイズが望ましい

なお、メーカーによってサイズの測り方が異なる場合があるため、購入する際は注文方法などをよく確認しておきましょう。

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カーテンを天井付けにするメリット

カーテンを天井付けにするメリット

ここまで天井付けで後悔しやすいことを紹介してきましたが、カーテンを天井付けにするメリットもあります。

  1. 部屋をすっきり広く見せられる
  2. エアコンや収納の扉と干渉しにくい
  3. カーテンレールにほこりがたまりにくい

順番に解説します。

【メリット1】部屋をすっきり広く見せられる

インテリアを美しく見せるコツは、できる限り内装や家具のラインをそろえることです。カーテンを天井付けにすると天井面から床面まで途切れることなくカーテンでおおえるため、すっきりした印象になります。

また、天井にカーテンレールを付ける場合、縦に長いラインができるため、部屋の天井が高く見えます。カーテンを閉めた状態にすることで、実際の窓が小さい場合でも大きな窓があるように見せられる点もメリットです。

ホテルなどの高級な建物ではカーテンを天井付けにするケースが多く、自宅に取り入れることで非日常の雰囲気を感じられます。ホテルライクなインテリアを作りたい方は、ぜひカーテンの天井付けを検討してみてください。

【メリット2】エアコンや収納の扉と干渉しにくい

カーテンを天井付けにすると、カーテンレールがエアコンや収納の扉と干渉しにくい点がメリットです。正面付けではカーテンレールが壁から突き出た状態になるため、壁に取り付ける物や周辺に配置する物との位置関係に注意が必要です。

例えば、エアコンを取り付ける際は、エアコンの本体の周辺に以下のスペースを取らなければいけません。

  • エアコンの上:30mm以上
  • エアコンの下:15mm以上
  • エアコンの横:20mm以上

エアコンの羽が動く範囲を邪魔しないためや、エアコンの本体から熱を放出できるようにするためです。エアコンは窓の近くに設置する場合が多く、カーテンレールとmm単位で位置を調整しなければなりません。限界まで近くに寄せて設置したところ、エアコンを更新する際にサイズが変わって取り付けられず、後悔する方もいます。

また、クローゼットなどの収納の扉を開けた際に、カーテンレールの装飾にぶつかって最後まで開けられなかったり、扉を傷つけたりするケースも考えられます。カーテンを天井付けにする場合は、このような配置を気にせず計画できます。

また、窓枠内に天井付けすれば、窓に近い位置に棚やソファを置いてもカーテンが引っかからないため、家具の配置を自由にデザインできます

【メリット3】カーテンレールにほこりがたまりにくい

カーテンを天井付けにすると、カーテンレールにほこりがたまりにくい点がメリットです。正面付けの場合は壁からカーテンレールが突き出るため、物理的にほこりや汚れがたまります。

ほこりは軽いため、舞い上げられてカーテンレールのような高いところに積もりやすい性質があります。カーテンレールの上は目が届きにくいため放置されやすいですが、大掃除の際に大量のほこりを見つけた経験のある方も多いでしょう。

ほこりを放置すると、カビや雑菌が繁殖して健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。カーテンレールは窓に近いため、ほこりや汚れのなかに花粉やPM2.5などが含まれている可能性も高いです。

キッチンなどの油分が飛び散りやすい場所の近くでは、カーテンレールにこびり付いた汚れが落とせなくなり、後悔する方もいます。天井付けにすれば、このようなカーテンレールを掃除する手間から解放されるでしょう。

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カーテンを天井付けして後悔しないための注意点

カーテンを天井付けして後悔しないための注意点

後悔しないためにも、カーテンを天井付けにする場合は以下の注意点をおさえておきましょう。

  • カーテンの天井付けの実例を確認しておく
  • カーテン周りの遮光・断熱・換気対策をしておく
  • カーテンの素材にこだわる

それぞれ詳しく解説します。

カーテンの天井付けの実例を確認しておく

カーテンの色や柄などを決める前に、まず天井付けのカーテンを設置した部屋の実例を確認しておきましょう。後悔しないためには、天井付けのカーテンのある暮らしを具体的にイメージすることが大切です。

身の回りには正面付けのカーテンが多いため、意識的に天井付けのカーテンの実例をたくさん集める必要があります。具体的には、SNSやインターネットでおしゃれな事例を検索したり、見本カタログを取り寄せたり、モデルルームに行くと良いでしょう。

できれば、ショールームで実際に天井付けしたカーテンを触ってみるのがおすすめです。ショールームでは、カーテンの生地だけではなく、カーテンレールやカーテンフック、カーテンボックスなどの実物に触れられます。

  • 天井付けした場合のカーテンレールの見え方
  • カーテンと天井、壁紙、窓、カーテンボックスなどのカラーコーディネートの仕方
  • 天井付けのカーテンの取り外し方
  • カーテンの長さのイメージ
  • カーテンを閉じたときと開いたときの見え方の違い

こうした内容は、カタログや写真を見るだけでは確認できません。ショールームでは、プロのインテリアコーディネーターからの説明も受けられます。ぜひ一度足を運んでみてください。

カーテン周りの遮光・断熱・換気対策をしておく

カーテンを天井付けにする場合は、遮光・断熱・換気対策に力を入れておきましょう。具体的には、以下の方法があります。

遮光・断熱対策
  • カーテンボックスを設置する
  • カーテンのサイズを大きめにしておく
  • 断熱性の高い窓ガラスを選ぶ
  • 窓に断熱シートを貼る
換気対策
  • 24時間換気システムのスイッチを切らない
  • 1日数回窓を開けて換気する

カーテンボックスやカーテンそのもので隙間を防ぐと、天井付けで後悔しやすい光漏れや冷気の流入を防げます。特に、カーテンボックスはレール部分の目隠しになり、色やデザインも豊富なため部屋をおしゃれに見せたい方におすすめです。

また、窓の断熱性を高めると、結露が生じにくくなります。さらに、換気扇を回したり窓を開けて室内の湿気を逃せば、カーテンのカビに悩まされにくくなるでしょう。

カーテンの素材にこだわる

天井付けのカーテンは取り外しや洗濯に手間がかかるため、汚れのつきにくい素材にこだわりましょう。カーテンの素材には、主に以下の種類があります。

綿(コットン) やわらかな手触りが特徴。丈夫だが日光で変色しやすい。
麻(リネン) 丈夫で耐水性や通気性が良い。しわが付きやすい。
毛(ウール) 厚みがあり、しわや汚れがつきにくい。虫が付きやすい。
絹(シルク) 高級感のある光沢が特徴。傷付きやすい。
化学繊維
(ポリエステルなど)
耐久性があり、しわになりにくい。静電気が起きやすい。

天井付けのカーテンには、リネン素材のカーテンがおすすめです。丈夫で化学繊維より静電気に強く、ほこりが付きにくいためです。日頃のお手入れとしては、はたきで軽くほこりを払う程度で済みます。使用環境によりますが、洗濯の頻度は1〜2年に1回程度で十分です。

リネン素材のカーテンの洗い方
中性洗剤を使ってやさしく手洗いする。洗濯後は乾燥機にかけず、そのまま元の場所に吊るして自然乾燥させるのが望ましい。しわが付きやすいため、気になる場合はアイロンをかける。

なお、製品によっては洗濯機の手洗いコースで洗濯できる場合もあります。洗濯する際は、カーテンの取り扱い表示(洗濯マーク)に従ってください。

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カーテンの天井付けに関するよくある質問

カーテンの天井付けに関するよくある質問

最後に、カーテンの天井付けに関するよくある質問を紹介します。

  • 下地なしの場合はカーテンの天井付けができない?
  • 天井付けのカーテンで間仕切りを作りたいが、DIYできる?
  • カーテンは天井付けか正面付けどちらかに統一した方がいい?

カーテンを付けてから後悔しないように、気になる疑問や不安は事前に解消しておきましょう。

下地なしの場合はカーテンの天井付けができない?

下地がない場所へカーテンを天井付けしたい場合は、「石膏(せっこう)ボード用アンカーボルト」という部品を利用して取り付ける方法があります。石膏ボード用アンカーボルトとは、石膏ボード(天井の仕上げ材)に差し込んでから開く羽根のような部品が付いたボルトのことです。しっかりと石膏ボードに引っ掛かるため、下地がなくてもカーテンレールとカーテンの重さを支えられるようになります。

ただし、カーテンの種類や天井の状態によっては石膏ボード用アンカーボルトを使っても取り付けられない場合があります。無理に取り付けると周辺の石膏ボードごと崩れ落ち、事故につながる恐れもあるため注意が必要です。後悔しないためにも、必ず施工会社に現場を確認してもらってから取り付け方法を決めましょう。

天井付けのカーテンで間仕切りを作りたいが、DIYできる?

間仕切り用のカーテンをDIYで天井付けすることは可能ですが、おすすめできません。安全に取り付けるにはプロの技術と知識が必要で、取り付け作業そのものにも危険が伴うためです。カーテンを天井に取り付ける主な手順は、以下のとおりです。

  • カーテンを取り付けたい場所に下地があるか確認する
  • カーテンレールの幅を測る
  • カーテンレールにブラケットを取り付ける
  • カーテンレールを天井にビスで固定する
  • カーテンを吊り下げ、安定して使えるかを確認する

下地の位置を確認するにはコツが必要で、うまく見つかったとしてもカーテンレールを取り付ける際に天井面を傷つける恐れがあります。脚立などを使用した取り付け作業は、慣れていない方には危険です。さらに、カーテンレールの固定が甘く落下し、誰かにぶつかる事故などが起これば後悔するでしょう。

DIYで間仕切りを設置したい場合は、突っ張り棒で固定するタイプのカーテンがおすすめです。どうしてもカーテンレールのある本格的な天井付けカーテンを取り付けたい場合は、プロへ依頼しましょう。

カーテンは天井付けか正面付けどちらかに統一した方がいい?

同じ部屋に複数の窓がある場合は、天井付けと正面付けが混在していると違和感があるため、どちらかに統一した方がきれいに見えます。部屋ごとに天井付けと正面付けを使い分ける分には違和感はないでしょう。実際に、一部の部屋だけを天井付けにする方が多いです。

例えば、おしゃれに見せたい部屋や広々と見せたいリビングなどはカーテンを天井付けにし、光漏れを防ぎたい寝室は正面付けにするなどの使い分けがおすすめです。

なお、部屋ごとに複雑に使い分けると、発注ミスや施工ミスが生じやすくなります。天井付けにする場合は天井下地を入れる必要があるため、あとから取り付けられないことが分かり後悔する例も少なくありません。打ち合わせの際は念入りに最終確認をするようにしましょう。

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カーテンの天井付けで後悔しないようポイントをおさえてデザインしよう

カーテンの天井付けは後悔する?デメリットや注意点を詳しく解説

カーテンを天井付けにすると、おしゃれで魅力的なインテリアが作れます。ただし、以下のデメリットがあるため注意が必要です。

  • カーテンレールが目立ちやすい
  • カーテンの上下に隙間ができる
  • 窓が開閉しにくくなる
  • カーテンの取り外しに手間がかかる
  • カーテンのサイズが特殊

後悔しないためには、デメリットを補うための遮光、断熱、換気対策をしておくことが大切です。また、カーテンの素材にもこだわりましょう。カタログだけでカーテンを選ぶと失敗しやすいため、ショールームで実物を見てから選ぶことをおすすめします。

ぜひ、本記事を参考にピッタリのカーテンでコーディネートしてみてくださいね。

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