サンルームのデメリット7選!後悔しないための対策を詳しく解説

この人に聞きました吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。ストレス解消法は家中の整理整頓と掃除をすること。おうち時間を快適に楽しく過ごすためのコンテンツをお届けします。

サンルームの設置を検討するなかで、実際に設置した方の「後悔した」「失敗した」などの声を聞いて不安な方も多いのではないでしょうか。サンルームは便利かつおしゃれな空間ですが、気をつけるべきデメリットもあります。

この記事では、サンルームの7つのデメリットを詳しく解説します。設置してから後悔しないための対策も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

サンルームとは

サンルームとは

サンルームのデメリットを知るためにも、まずはサンルームとはどんなものかを確認しておきましょう。サンルームとは、壁と天井がガラスでおおわれた空間を指します。自然光が全面から差し込み、明るく開放的で屋外と屋内の中間の雰囲気を感じられる点が特徴です。

サンルームの主な用途

サンルームは、主に以下の用途で使われます。

  • 洗濯物を干す
  • 植物を育てる
  • 子どもの遊び場所やペット専用のスペースにする
  • 景色を眺めながらリラックスして過ごす
  • ガーデニング用品やアウトドア用品を保管する

このように、日当たりが良い点やある程度動き回れるスペースがある点を活かした使い方をする場合が多いです。

サンルームには大きく分けて3タイプある

サンルームには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

  • バルコニータイプのサンルーム
  • テラス囲いタイプのサンルーム
  • ガーデンルームタイプのサンルーム

それぞれの特徴を見ていきましょう。

バルコニータイプのサンルーム

バルコニータイプのサンルーム
バルコニー部分にガラス張りの囲いを取り付けて作るサンルームです。バルコニーは日当たりが良い場所に作られることが多く、サンルームの設置場所として最適です。2階以上のバルコニーに設置すれば、外からの視線も気になりません。

リフォームで後付けする場合は、一般的に既存のバルコニーの手すりを取り外し、サンルームの枠組みユニットを取り付けて設置します。

テラス囲いタイプのサンルーム

テラス囲いタイプのサンルーム
住宅の1階部分から床を延長してテラスを設け、ガラスの屋根と囲いを組み合わせて作るサンルームです。部屋を増築した感覚で利用でき、庭とのつながりも感じられる点が魅力です。洗濯物を干すだけではなく、バーベキューなどアウトドアレジャーの場面で活用したり、雨風に弱い植物を育てる場所としても活用できます。

サンルームの柱や屋根は比較的簡易な構造になっており、壁にビスで固定することで安定させます。

ガーデンルームタイプのサンルーム

ガーデンルームタイプのサンルーム
庭または1階の部屋に近い位置の地盤面に設置するタイプのサンルームです。

庭とのつながりを重視し、庭に出入りしやすくするために広い出入口を設けるのが特徴です。基礎をコンクリートで固めて固定するため、安定性が高く重厚感を感じられます。庭づくりやガーデニングを楽しみたい方や、天候に左右されず屋外で食事などを楽しみたい方に好まれています。

サンルームとランドリールームの違い

サンルームと似たものとして、ランドリールームが挙げられます。ランドリールームとは、洗濯に関する一連の作業をまとめて行うための部屋です。

ランドリールームは洗面所と兼用で作られる場合が多く、洗濯物を干すために少し広めの空間を確保します。洗濯物をベランダまで運ぶ必要がなく、効率よく家事をこなせる点がメリットです。

どちらも洗濯物を干す際に利用する空間という点は共通していますが、サンルームは外部の自然光を取り入れることに重点を置く点がランドリールームと異なります。ランドリールームは窓が小さかったり無かったりするケースが多く、主に換気システムや除湿乾燥機を使って洗濯物を乾かします。

サンルームのデメリット7選

サンルームのデメリット7選

サンルームのデメリットは、以下の7つです。

  1. 洗濯物が乾かない場合がある
  2. 断熱性が低く夏場が暑い
  3. 雨音や雨漏りに悩まされる場合がある
  4. 掃除などのメンテナンスが大変
  5. 外から見えるため防犯やプライバシーが心配
  6. 後付けすると外壁の保証切れのリスクがある
  7. 固定資産税の負担が増える場合がある

順番に詳しく解説します。

【デメリット1】洗濯物が乾かない場合がある

サンルームは洗濯物を干す場所としてよく使われますが、乾きにくい点がデメリットです。洗濯物は、洗濯物に含まれた水分が空気中に蒸発することで乾きます。蒸発をうながすためには、周辺の湿度を低くしたり通気性を良くしたりする必要があります。

サンルームは湿気を通しにくいガラスで密閉されており、通気性が悪くなりやすい空間です。そのため、洗濯物の水分が蒸発せず、乾かない場合があります。日当たりが良いため洗濯物が気持ち良く乾くとイメージしていた方は、物足りなく感じるでしょう。

【デメリット2】断熱性が低く夏場が暑い

サンルームは、断熱性が低い点がデメリットです。サンルームの囲いに使われるガラスが、外部の熱を通しやすいためです。夏場は熱中症の危険を感じるほど温度が上昇することもあり、長時間過ごすのはおすすめできません。

また、収納場所として利用する場合は、高温で保存できないものは撤去した方が良いでしょう。リビングなどの室内とつながっているタイプのサンルームでは、エアコンに負荷がかかり電気代が高くなるデメリットもあります。遮光カーテンを後付けしたり、DIYで断熱処理をしたりするには手間や費用がかかり、後悔する方が少なくありません。

なお、冬場は太陽光を多く取り入れられるため、日中は比較的暖かく過ごせます。ただし、断熱性が低く熱が逃げやすいため、夜間は厳しい冷え込みに悩まされるでしょう。

【デメリット3】雨音や雨漏りに悩まされる場合がある

サンルームのデメリットのひとつに、雨音が大きい点が挙げられます。サンルームの屋根によく使われるポリカーボネートが、雨が当たった際に音が響きやすいためです。夜間に雨音がうるさくて眠れないと悩む方も少なくありません。

また、サンルームは雨漏りしやすい点もデメリットです。天井面や壁面が複数のガラスを組み合わせて作られており、つなぎ目が多い構造をしているためです。つなぎ目にはコーキングという隙間を埋める材料が注入されますが、コーキングは施工不良や経年劣化でひび割れが生じやすい特徴があります。

サンルームのなかだけではなく、外壁とサンルームを接続する場所にもコーキングが使われており、ひび割れ部分から雨水が侵入する恐れがあります。雨水が侵入すれば外壁の大きな不具合に発展する可能性があるため、注意が必要です。

【デメリット4】掃除などのメンテナンスが大変

サンルームは、掃除などのメンテナンスに手間がかかる点がデメリットです。ガラスで囲われたサンルームは雨やほこりで汚れやすく、頻繁に掃除する必要があります。屋根部分の掃除には脚立などを使うため、2階以上のバルコニーに設置した場合は危険が伴います。

高圧洗浄機で掃除する方法も考えられますが、サンルームに使われるガラスやポリカーボネートを傷つける恐れがあるため、おすすめできません。基本的には手作業で水拭きや乾拭きすることになるでしょう。

また、サンルームの耐用年数は10年〜20年ですが、つなぎ目のコーキング部分は5年ほどが寿命です。定期的に補修する必要があり、維持費と手間がかかります。

【デメリット5】外から見えるため防犯やプライバシーが心配

サンルームはガラス張りで開放感がありますが、外から見られやすい点がデメリットです。特に、1階に設置する場合は、プライバシーを守るために目隠しフェンスやカーテンをつける必要があります。

2階に設置する場合は外から直接見られる心配は少ないですが、夜間に室内の光が漏れやすく、不在かどうかがわかりやすいため防犯面が心配です。日当たりや開放感を求めて設置したはずが、常にカーテンを閉めた状態になり後悔する方も多いです。

【デメリット6】後付けすると外壁の保証切れのリスクがある

サンルームを後付けすると、外壁の保証が切れるリスクがある点がデメリットです。サンルームを設置する際に外壁に穴を開ける作業があるためです。一般的に、住宅の外壁には引き渡し後一定の期間は保証が付いており、不具合が発生した際に無償修理を受けられます。

ところが、外壁に穴を開けるなどの気密性や断熱性に影響する改修を行うと、保証が無効になる場合が多いです。特に、住宅を建てた会社以外が手を加えた場合は責任問題が難しくなるため、保証から外れてしまうでしょう。

保証が切れると、雨漏れなどの不具合が発生した際に高額な補修費用がかかります。また、補助金を受けて住宅を建てた場合も注意が必要です。許可なく外壁に変更を加えたことで補助の要件を満たせなくなると、補助金の返還を求められたり、不正受給とみなされて罰則を受けたりする可能性があるためです。

【デメリット7】固定資産税の負担が増える場合がある

サンルームを設置すると、固定資産税の金額が増える場合があります。固定資産税は継続して支払う必要があるため、家計への負担が大きい点がデメリットです。

サンルームに固定資産税が課されるのは、家屋(建物)の一部と判断された場合です。具体的には、以下の3つの要件をすべて満たすかどうかで判断します。

定着性 土地に固定されており、簡単に移動できない
用途性 屋根と三方向以上の壁で囲まれ、外気や風を遮断している
外気遮風性 居住、保管などの目的の用途を満たす機能がある

例えば、テラス囲いタイプのサンルームは、外気遮風性能の面で物置などと同じ扱いになり、固定資産税がかからない場合もあります。自治体により判断がわかれるため、問い合わせてみないとわかりません。もし固定資産税の対象と判断されれば、登記手続きも必要になるため注意しましょう。

デメリットだけではない!サンルームの3つのメリット

デメリットだけではない!サンルームの3つのメリット

ここまでサンルームのデメリットを解説してきましたが、サンルームには以下のメリットもあります。

  1. 天候に左右されず洗濯物を干せる
  2. 2階ベランダスペースを有効活用できる
  3. おしゃれで魅力的な空間を楽しめる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【メリット1】天候に左右されず洗濯物を干せる

サンルームの大きなメリットは、雨風を防げる点です。四方が囲われているため、急に雨が降ってきたり強風が吹いたりしても洗濯物を取り込む必要がありません

また、梅雨の時期などは室内干しをする場合が多いですが、一般的な部屋のなかに洗濯物を干すと圧迫感を感じます。急な来客時には片付ける必要があり、面倒に感じる方も多いです。サンルームならカーテンをすれば視界に入らず、生活を邪魔しません。

また、花粉やPM2.5、黄砂などで洗濯物が汚れる心配がない点もメリットです。一年を通して自由に洗濯物を干せます。

【メリット2】2階ベランダスペースを有効活用できる

サンルームを2階のベランダに設置すると、スペースを有効活用できるメリットがあります。屋根や軒がないベランダは、洗濯物を干すことを避ける方が多くデッドスペースになりやすいです。

また、雨風がかかったり虫が飛んできたりするため、十分な広さがあっても長時間ベランダで過ごす方は少ないでしょう。サンルームで半屋内環境を作れば、ベランダのスペースでできることが大きく広がります

家を増築したように感じられ、テーブルセットを置いて食事を楽しむなど新しい楽しみ方ができるようになったとよろこぶ方が多いです。

【メリット3】おしゃれで魅力的な空間を楽しめる

サンルームは、おしゃれで魅力的な空間を楽しめる点がメリットです。サンルームからは外の景色が見渡せるため、屋外にいるような開放感を味わえます。太陽光で照らされる明るさには、人工照明には出せない魅力を感じるでしょう。

晴れた日だけではなく、雨が降る日もガラスを打つ水滴を眺めると自然を感じられます。夜空を見上げたり、場所によっては花火を鑑賞して楽しんだりする方もいます。

また、サンルームは外観デザインをおしゃれに見せるのに効果的です。大きなガラス張りがある家は、高級でスタイリッシュな印象を与えます。

サンルームのデメリットへの対策

サンルームのデメリットへの対策

サンルームを設置する場合は、デメリットを理解して対策しておくことが大切です。

  • 使い方を明確に決めておく
  • 法律の制限や保証内容を確認しておく
  • 換気性能を確保する
  • 屋根の素材にこだわる
  • 施工事例を見てからデザインを決める

設置してから後悔しないためのポイントを詳しく解説します。

使い方を明確に決めておく

サンルームの設置工事を進める前に、どのように使いたいかを明確に決めておきましょう。サンルームはさまざまな使い方ができますが、用途に合わせて事前に必要な設備やオプションを設置しておかないと、イメージどおりに利用できない可能性が高いです。

例えば、洗濯物を干す場所として使いたい場合は、物干し竿を設置したり、乾燥設備を充実させたりする必要があります。家族やペットとくつろぐ時間を優先したい場合は、目隠しカーテンや遮光カーテン、断熱対策に力を入れておいた方が良いでしょう。

サンルームが完成してからDIYで対応しようとすると、手間や時間がかかります。理想の暮らしを具体的にイメージし、施工会社のアドバイスを受けながら細部まで確認しておくことをおすすめします。

法律の制限や保証内容を確認しておく

サンルームを後付けで設置する場合は、法律の制限を確認しておきましょう。サンルームを設置すると、建ぺい率や容積率などが変わる可能性があるためです。建ぺい率と容積率とは、建物の規模をあらわす指標です。

建ぺい率 建築面積(建物を真上から見た場合の投影面積)の敷地面積に対する割合。「建築面積 ÷ 敷地面積 ×100(%)」で求められる。
容積率 延べ床面積(建物の各階の面積を合計したもの)の敷地面積に対する割合。「延べ床面積 ÷ 敷地面積 ×100(%)」で求められる。

敷地に対して極端に大きな建物を建てることを防ぐため、建ぺい率や容積率には上限が定められています。

サンルームを設置すると家の面積が増えたとみなされることがあり、建ぺい率や容積率を計算し直して上限を超えないか確認する必要があります。詳しい計算方法は建築の専門家でないと難しいため、施工会社に依頼しましょう。

また、新築時の保証内容が書かれた契約書などを、施工会社と共有することをおすすめします。サンルームの設置工事で保証に影響が出るかどうかをプロの目線で確認できるためです。

換気性能を確保する

サンルームを設計する際は、換気性能を確保することを意識しましょう。サンルームは通気性が悪い点がデメリットのため、換気設備を追加したり開口デザインを工夫したりして補う必要があります。

例えば、サンルームのメーカーには、以下のオプションが用意されている場合が多いです。

  • 換気扇
  • 床下換気口
  • 調湿性能のある床材

また、サンルームのガラス部分を開閉可能な窓や出入り口に変更することも可能です。換気機能のついた採風ドアなら、ドアを閉めたままでも換気できます。

なお、オプションにあまり費用をかけずに対策するなら、窓や出入り口を開けて扇風機を回す方法もあります。この場合は、虫対策として網戸を設置するのがおすすめです。

換気対策をしないと、洗濯物が乾きにくいだけではなく、カビが発生する要因にもなります。あとからDIYなどで換気設備を取り付けるのは困難なため、設計段階から検討しておきましょう。

屋根の素材にこだわる

快適に使い続けるためにも、サンルームの屋根の素材にこだわりましょう。サンルームは夏場に高温になりやすい点がデメリットのため、屋根には熱を通しにくい素材を使うことをおすすめします。一般的には、熱線吸収ポリカーボネートが採用される場合が多いです。

熱線吸収ポリカーボネートとは
ポリカーボネート(プラスチック材)に熱を吸収する性能を加えたもの。太陽からの熱を吸収して透過しないため、屋根に用いると屋根下の空間の温度が上がるのをやわらげる効果が期待できる

ポリカーボネートは同じ厚みのガラスの約200倍の強度があり、飛行機の窓にも使われるような割れにくい素材です。見た目はガラスに似た透明さがあるため、サンルームによく用いられます。

また、熱線吸収ポリカーボネートをさらに改良し、汚れをつきにくくした商品もあります。サンルームは屋根部分の掃除が大変なため、ぜひ取り入れてみてください。

施工事例を見てからデザインを決める

サンルームを設置すると決めたら、実際の施工事例を確認してからデザインを固めていきましょう。カタログを見るだけでは大きさや使い心地のイメージがつかめず、設置してから違和感を感じる場合が多いです。ご自身の家に近い施工事例を見れば、サンルームを設置した様子をより鮮明に想像できるでしょう。

また、実際に使っている方が感じるデメリットを知ることで、事前に対策して失敗を防げます。サンルームの施工実績が豊富な施工会社なら、いろいろな事例に基づいたアドバイスがもらえます

施工事例の探し方や工事をどこに依頼すれば良いかわからない方は、ショールームに行くのがおすすめです。家づくりやリフォームの専門アドバイザーが、ピッタリの施工会社を紹介してくれるでしょう。

サンルームの費用の相場

サンルームの費用の相場

最後に、サンルームを設置する場合の費用の相場を紹介します。

  • バルコニータイプのサンルームの費用相場
  • テラス囲いタイプのサンルームの費用相場
  • ガーデンルームタイプのサンルームの費用相場

予算計画を立てるためにも、ぜひ参考にしてください。

バルコニータイプのサンルームの費用相場

バルコニータイプのサンルームを設置する費用の相場は、約45万円〜70万円です。費用の内訳は以下のとおりです。

工事費用の内訳 費用の相場
本体価格 約25万円〜40万円
施工費用 約15万円〜25万円
ガラスの費用 約5万円〜
合計 約45万円〜70万円

2階以上にあるバルコニーにサンルームを設置する場合は、資材を運ぶ手間がかかったり作業スペースがせまくて施工しにくかったりするため、施工費用が高くなる傾向があります。なお、バルコニーの大きさはある程度規格が決まっているため、サイズの違いによる費用の変動は比較的少ないです。

テラス囲いタイプのサンルームの費用相場

テラス囲いタイプのサンルームを設置する費用の相場は、約50万円〜110万円です。

工事費用の内訳 費用の相場
本体価格 約30万円〜80万円
施工費用 約15万円〜
ガラスの費用 約5万円〜
合計 約50万円〜110万円

テラス囲いタイプの場合、サンルームのサイズや設置場所の状態によって費用が大きく変動します。設置する地盤面が不安定だったり、樹木や石を撤去する必要がある場合は別途工事費用がかかるため、施工会社に必ず現場を確認してもらいましょう。

ガーデンルームタイプのサンルームの費用相場

ガーデンルームタイプのサンルームの費用は、100万円以上かかる場合が多いです。

開閉できる扉や窓が多くついたガーデンルームタイプのサンルームは、ガラス面が多い他のタイプよりもコストがかかり、本体価格が高いためです。デザイン性が高い高級な商品では、200万円を超えるものもあります。

工事費用の内訳 費用の相場
本体価格 約100万円〜
施工費用 約20万円〜
ガラスの費用 約5万円〜
合計 約125万円〜

また、ガーデンルームタイプのサンルームは、設置場所に基礎(コンクリートで作る土台)を作ってサンルームを固定するため、バルコニータイプやテラス囲いタイプよりも施工費用が高くなる傾向があります。ただし、費用がかかる分、構造や気密性などの機能面が優れており、快適に過ごせます。

デメリットを理解して後悔しないサンルームを作ろう

デメリットを理解して後悔しないサンルームを作ろう

サンルームは、屋外と屋内の両方のメリットを感じられる魅力的な空間です。ただし、以下のデメリットがあるため、設置の際は注意が必要です。

  • 通気性が悪い
  • 断熱性が低い
  • 雨音や雨漏りに悩まされる
  • メンテナンスに手間がかかる
  • プライバシーや防犯面が心配
  • 住宅の保証が切れる可能性がある
  • 固定資産税の負担が増える可能性がある

快適に利用するためには、サンルームの使い方を具体的にイメージし、デメリットを補う設備や素材を選ぶ必要があります。法律の制限を受ける場合もあるため、設置を検討している方は施工実績が豊富なプロにアドバイスを受けることをおすすめします。

本記事を参考にして、後悔しないサンルーム作りをしてくださいね。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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