和式トイレから洋式へのリフォーム方法・費用は?和式トイレにかぶせる便座を使う方法や補助金も紹介

この人に聞きました吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。ストレス解消法は家中の整理整頓と掃除をすること。おうち時間を快適に楽しく過ごすためのコンテンツをお届けします。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームを検討している方は、どのくらい工事期間がかかるのか、予算はいくら必要かなど、気になることが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、和式トイレから洋式トイレへリフォームする方法や費用を詳しく解説します

便座をかぶせるだけの簡単なリフォーム方法や、利用できる補助金制度、具体的な施工事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

和式トイレから洋式へのリフォーム方法は2つ

和式トイレから洋式へのリフォーム方法は2つ

和式トイレから洋式トイレへリフォームする方法は、大きく分けて以下の2つです。

それぞれ詳しく解説します。

和式トイレから洋式トイレに丸ごと取り替える方法

和式便器を丸ごと撤去し、洋式便器を新しく設置する方法です。トイレのリフォームと聞いて、多くの方が思い浮かべる方法ではないでしょうか。

和式便器を撤去する際に床を解体する必要があるため、床材や壁紙などの内装もまとめてリフォームするケースが多いです。

和式トイレのリフォーム工事は、以下のような会社に依頼できます。

  • リフォーム専門会社
  • 工務店
  • 水道修理会社
  • ハウスメーカーのリフォーム部門や系列会社
  • ホームセンターや家電量販店

トイレのリフォーム工事を取り扱う会社は多いため、リフォームを経験した友人や知り合いに紹介してもらったり、ショールームに行ったりして情報収集してみましょう。

リフォームの知識が豊富なスタッフに相談すれば、ピッタリの施工会社を紹介してくれますよ

インターネットなどを使って探す方は、以下の点をチェックしてみてください。

  • 口コミ、評判はいいか
  • 過去の施工事例を公開しているか
  • 料金は明示されているか
  • 便器の取り替えだけでなく、内装工事なども対応可能か
  • アフターサービスは充実しているか

気に入った会社が見つかってもすぐには決めず、複数社から見積もりを取り寄せて比較してから選ぶことをおすすめします。

和式トイレに洋式便座をかぶせる方法

和式トイレに洋式便座をかぶせる方法
和式便器を撤去せずそのまま活用し、洋式便座をかぶせることで洋式トイレとして使う方法です。和式トイレのようにしゃがむ必要がなくなり、トイレを利用する際の足腰への負担を減らせます。

かぶせる洋式便座は簡易洋式便座と呼ばれ、以下のような場所で購入できます。

  • ホームセンターや家電量販店
  • Amazonや楽天市場などの一般的な通販サイト
  • 介護用品専門店や介護用品専門の通販サイト

便座の付属機能や素材により異なりますが、価格は3,000円〜2万円程度です。

なお、簡易洋式便座を使った和式トイレのリフォームには、以下のメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • リフォーム工事が不要
  • 安く手軽に洋式トイレに変えられる
  • 狭いトイレでも洋式トイレに変えられる
  • 便座のデザインや機能が豊富
  • トイレを掃除しにくい
  • 汚れがたまり、臭いが気になりやすくなる
  • 商品によっては不安定でずれやすい
  • 商品によっては体重制限がある

簡易洋式便座は、購入したその日から和式トイレを洋式トイレとして使える点がメリットです。便器を丸ごと取り替える場合に比べて、安く手軽にリフォームできます。

また、トイレのスペースが狭く、サイズの問題で洋式便器を設置できない方には簡易洋式便座がピッタリです。

便座が温かくなるタイプやウォシュレットが設置できるタイプなど、種類も豊富にあります。

一方で、簡易洋式便座を設置すると、トイレを掃除しにくくなる点がデメリットです。かぶせるだけなので座る際にずれることもあり、使い心地は本物の洋式トイレに劣ります。

あくまで簡易的な仮のリフォーム方法として検討してみてください。

和式トイレのリフォーム費用の相場

和式トイレのリフォーム費用の相場

ここからは、和式トイレから洋式トイレへリフォーム工事を行う場合の費用の相場を紹介します。リフォーム工事費用の主な内訳と相場は以下のとおりです。

リフォームにかかる費用 費用の相場
トイレ便器本体の代金 約4万円〜30万円(詳しくはこちら
トイレオプション器具(紙巻器など)の代金 約2,000円〜(詳しくはこちら
古いトイレの解体・撤去作業の費用 約5万円〜6万円
新しいトイレの設置作業の費用 約2万円〜3万円
給排水配管工事の費用 約1万円〜2万円
ウォシュレット用電気コンセントの設置費用 約1万円〜2万円
トイレ内装(床材・壁紙など)工事の費用 約3万円〜4万円

一般的な和式トイレから洋式トイレへのリフォーム費用は、合計すると約20万円〜50万円かかると想定しておくと良いでしょう。

なお、洋式トイレの選び方や解体する和式トイレの状態によって、リフォーム費用は大きく異なります。

個別に詳しく見ていきましょう。

洋式トイレのタイプ別の相場

洋式トイレは大きく分けて4タイプあり、本体価格の相場は以下のとおりです。

和式トイレからリフォームする際によく使われるのは、組み合わせトイレです。組み合わせトイレは価格が手ごろで、システムトイレと比べると20万円以上の差があります。

また、どのタイプの洋式トイレにもメリット・デメリットの両方があります。大切にしたいポイントと予算を整理しながら選んでみてください。

例えば、広くおしゃれなトイレにしたい方は、少し費用をかけてタンクレストイレを選ぶのもおすすめですよ。

組み合わせトイレ

組み合わせトイレ

概要 本体価格の相場
トイレ部品を個別に選んで組み合わせるトイレ 4万円〜6万円

【メリット】

  • 比較的安価
  • 便座やタンクを自由に組み合わせられる
  • 断水してもタンクの水で数回使用できる

【デメリット】

  • 部品の継ぎ目が多く掃除に手間がかかる
  • タンクに水がたまるまで流せない

一体型トイレ

一体型トイレ

概要 本体価格の相場
便器、タンク、便座が一体となったトイレ 9万円〜12万円

【メリット】

  • デザイン性が高い
  • 本体の継ぎ目が少なく掃除しやすい
  • 断水してもタンクの水で数回使用できる

【デメリット】

  • 部分的に故障しても本体ごと取り替えになり、修理費用が高くなりやすい
  • タンクに水がたまるまで流せない

タンクレストイレ

タンクレストイレ

概要 本体価格の相場
タンクがなく水道から直接給水するトイレ 9万円〜20万円

【メリット】

  • デザイン性が高い
  • すっきりしたフォルムで掃除しやすい
  • 狭いトイレでも圧迫感を与えない
  • 連続して水を流せる

【デメリット】

  • トイレ本体に手洗いがなく、独立した手洗い器が必要
  • 水圧の弱い場所に設置できない場合がある
  • 部分的に故障しても本体ごと取り替えになり、修理費用が高くなりやすい
  • 断水すると使えない

システムトイレ

システムトイレ

概要 本体価格の相場
手洗い器など周辺設備とセットで設置するトイレ 17万円〜30万円

【メリット】

  • トイレ空間をまとめてコーディネートできる
  • 配管の目隠しができる
  • 収納を増やせる

【デメリット】

  • 価格が高い
  • トイレの広さによっては設置できない
  • 部分的に故障してもシステムごと取り替えになり、修理費用が高くなりやすい

トイレのオプションの相場

和式トイレから洋式トイレへリフォームする際は、トイレに関連するオプション器具の費用もかかります。

主なオプション器具と費用の相場は、以下のとおりです。

オプション内容 本体価格の相場
トイレットペーパーホルダー(紙巻器) 約2,000円〜1万円
タオル掛け 約2,000円〜1万円
手すり 約7,000円〜1.5万円
手洗い器 約5万円〜25万円

オプションを増やすとまとまった出費になるため、予算と相談しながら必要なものを選んでいきましょう。

なお、和式トイレと洋式トイレでは座る方向が異なるため、トイレットペーパーやタオル掛けが元の位置のままだと使いにくくなります

リフォームする際に使いやすい場所へ付け替える方が多いです。

また、手すりを取り付ける場合はトイレの壁の補強が必要な場合があります。

手すりを設置したい方は、施工会社に早めに伝えて現場を確認してもらうことをおすすめします。

段差ありやくみ取り式和式トイレの場合の相場

和式トイレに段差がある場合やくみ取り式和式トイレの場合は、一般的な和式トイレよりもリフォーム費用の相場が高いです。

段差ありの和式トイレの場合

段差ありの和式トイレは、段差部分を解体して床をフラットにするために、以下の費用がかかります。

  • 段差部分のタイルやコンクリートを解体する作業費用
  • 解体した廃材の処分費用
  • 床の下地を整える材料と作業費用
  • 排水管の移設費用

リフォームの総額費用はフラットな床の和式トイレより高く、30〜50万円程度を想定しておくと良いでしょう。

くみ取り式和式トイレの場合

くみ取り式和式トイレをリフォームする際は、水栓トイレへ変更する必要があります。水栓トイレに変更する方法は3つあり、それぞれの費用の相場は以下のとおりです。

パターン 概要 リフォーム費用の相場(総額)
簡易水洗トイレにする 仕組みはくみ取り式のままで、見た目や水を流す機能だけを水洗トイレに変える方法。 30万円〜60万円
公共下水道に直結して水洗化する 直接公共下水道へ排水する方法。便槽(汚物をためておく場所)の撤去費用や、下水道につなぐための費用で10〜20万円程度かかる。 60万円〜100万円
浄化槽に接続して水洗化する 敷地内に小型の浄化槽を埋め込み、トイレと接続する方法。浄化槽で汚水を浄化してから排水する。便槽(汚物をためておく場所)の撤去費用や、浄化槽の設置費用で50〜80万円程度かかる。 100万円〜180万円

くみ取り式和式トイレから洋式トイレにリフォームする費用は、総額で30万円〜180万円程度を想定しておきましょう。

和式トイレのリフォーム工事の流れ

和式トイレのリフォーム工事の流れ

和式トイレから洋式トイレへのリフォームをスムーズに進めるためにも、工事の流れを確認しておきましょう。

  1. 和式便器の解体と撤去
  2. 給排水工事・電気工事
  3. 床や壁の下地工事
  4. 内装工事
  5. 洋式便器の取り付け

以下、順番に解説します。

1.和式便器の解体と撤去

まず、和式便器を解体して撤去します。トイレにつながった水栓を止めてから、床のコンクリートやタイルをドリルで破壊して便器を取り外します。

内装もリフォームする場合は、床材や壁材の解体も必要です。

解体作業の際は大きな音が発生するため、事前に近隣へあいさつしておきましょう

また、廃材を運び出す際に何度もトイレと玄関の間を往復するため、邪魔になりそうな物や見られたくない物は移動させておいてくださいね。

なお、古い和式トイレを解体すると、床が腐っていたり、シロアリが見つかる場合があります。

問題部分を取り除くために時間やコストがかかる可能性があるため、予算と時間に余裕を持った工事計画を立てておきましょう。

2.給排水工事・電気工事

和式便器と床材などを撤去したあとは、トイレの設置に必要な給排水の配管工事を行います。一時的に断水になることがあるため注意してください。

また、洋式便器にウォシュレットを設置する場合は、この段階でコンセント用の電気工事も行います。

3.床や壁の下地工事

給排水や電気の工事を終えたら、床材や壁材を貼り付けるための下地を整える作業が必要です。

むき出しになった床や壁の表面に木材で枠組みを作り、ベニヤ板を接着して平らな面を作ります。

4.内装工事

下地が整ったら、床材(クッションフロア)や壁紙(クロス)を貼り付けていきます。トイレの内装材は、汚れを拭き取りやすい素材や消臭機能を備えた素材がおすすめですよ。

5.洋式便器の取り付け

最後に、新しい洋式便器を取り付けます。便器本体に配管をつなぎ、ウォシュレット付きの場合はコンセントに接続して完成です。

試運転で問題なく使えることを確認し、ウォシュレットなどトイレの操作方法の説明を受けましょう。

トイレ工事全体の期間は、一般的に1日〜5日程度です。大半は1日で完了しますが、以下の内容が含まれる工事では3日以上かかります。

  • くみ取り式和式トイレから水洗トイレに変更する
  • 床や壁をタイル仕上げにする
  • コンクリートで基礎を固める

トイレが使えない間は、スーパーやコンビニなどの近隣施設を利用したり、介護用ポータブルトイレを準備して対応しましょう。

大がかりなリフォーム工事の場合は、施工会社が仮設トイレを用意してくれることもあります。

工事が始まる前に、工事中の生活をイメージして打ち合わせをしておきましょう。

和式トイレのリフォームに利用できる補助金等制度

和式トイレのリフォームに利用できる補助金等制度

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム工事には、以下の補助金や減税制度を利用できる場合があります。

工事費用の負担を減らすためにも、それぞれの内容を確認しておきましょう。

補助金

和式トイレのリフォームに利用できる補助金には、国の補助金と自治体独自の補助金の2種類があります。

国の補助金|こどもエコ住まい支援事業

こどもエコ住まい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯の省エネ住宅取得を支援する事業です。和式トイレのリフォーム工事に対して、以下の補助を受けられます。

【補助の内容】

補助対象 補助金額
節水型トイレの設置
※「エコ住宅設備の設置」に該当
掃除しやすい機能があるもの:20,000円/台
上記以外:19,000円/台
手すりの設置 5,000円/戸
段差の解消 6,000円/戸
廊下幅などを広げる 28,000円/戸

【補助の条件】

補助対象者 住宅の所有者がリフォーム工事を発注すること
補助上限額 30万円/戸(断熱改修など他のリフォーム工事の補助と合算した金額)
工事時期 2022年11月8日〜2023年12月31日までに工事に着手すること
申請受付期間 2023年3月31日〜2023年11月30日まで ※予算上限に達すれば受付終了

子育て世帯や若者夫婦世帯でない場合でも申請可能ですが、以下のいずれかの条件を満たすと補助上限額が45万円まで引き上げられます。

  • 子育て世帯:2004年4月2日以降生まれの子どもがいる世帯
  • 若者夫婦世帯:夫婦いずれかが1982年4月2日以降生まれの世帯

国の補助金は予算上限に達すると終了してしまうため、リフォームを計画されている方は早めに申請手続きを進めておきましょう。

参考:国土交通省「こどもエコ住まい支援事業」

各自治体の補助金

自治体によっては、独自に補助事業を行っている場合があります。例えば、以下の自治体では和式トイレのリフォームに関連する補助事業を実施しています。

自治体 補助事業の名称 概要
大阪府大阪市 高齢者住宅改修費給付事業 トイレのリフォーム工事のなかで、介護保険の対象外となる内容に対して助成金を給付する。
兵庫県神戸市 住宅改修助成事業 バリアフリー工事費用の一部を補助する。
和歌山県和歌山市 高齢者住宅改造助成事業 トイレなどを高齢者向けに改修する費用の一部を補助する。
東京都荒川区 高齢者住宅改修費給付事業 トイレのリフォーム工事のなかで、介護保険の対象外となる内容に対して助成金を給付する。

和式トイレから洋式トイレへリフォームすると節水やバリアフリー化につながるため、補助金の支給対象にしている自治体が多いです。

ご自身が住む自治体に詳細を確認してみましょう。

介護保険

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム工事は、介護保険における「住宅改修」に該当するため、以下の条件を満たせば工事費用の補助を受けられます。

【補助の内容】

補助対象 補助金額

トイレのリフォーム工事

  • 洋式便器等への便器の取り替え
  • 手すりの取り付け
  • 段差の解消
  • 引き戸等への扉の取り替え
  • 床または通路面の張り替え
工事費用の7〜9割相当の金額
※介護保険の自己負担割合により異なる

【補助の条件】

補助対象者
  • 要介護認定もしくは要支援の認定を受けていること
  • リフォーム工事を行う住宅の住所が介護保険被保険者証と同じ住所、かつ実際に居住している住宅であること
支給上限額 14〜18万円(工事費用上限20万円の7〜9割に相当する金額)

介護保険を利用する場合は、担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)や地域包括センターへ相談しましょう。

介護保険を申請する前に工事を始めてしまうと、補助を受けられなくなるため注意してください。

参考:厚生労働省「福祉用具・住宅改修」

リフォーム減税制度

リフォーム減税制度は、リフォーム工事を実施した場合に所得税と固定資産税の負担が減る制度です。

補助金を受け取った金額を除き、工事の負担費用が50万円を超える場合に利用できます

和式トイレのリフォームだけで利用するのは難しいですが、家全体のバリアフリー化などまとめてリフォームする方はぜひ活用しましょう。

リフォーム減税制度のなかで、和式トイレのリフォームに関連する主な内容は以下のとおりです。

制度の実施期間

所得税の減税 固定資産税の減税
2023年12月31日まで 2024年3月31日まで

減税の内容

所得税の減税 固定資産税の減税
工事費用の10%相当の金額を控除
(実際の費用ではなく標準的工事費用で算出)
固定資産税額の3分の1を軽減

減税の上限

所得税の減税 固定資産税の減税
最大控除額:60万円

対象の期間

所得税の減税 固定資産税の減税
リフォームした年の1年間 リフォームした年の翌年1年間

申請方法と時期

所得税の減税 固定資産税の減税
翌年度の3月15日までに確定申告する 工事完了後3ヶ月以内に市区町村へ申請する

所得税も固定資産税も、確定申告や工事完了後の申請を忘れると減税措置を受けられないため注意してください。

また、リフォーム減税制度は実施期間が限られています。制度を利用する方は計画的にリフォームを進めましょう。

参考:住宅リフォーム推進協議会「リフォームの減税制度」

和式トイレから洋式へリフォームした事例

和式トイレから洋式へリフォームした事例

最後に、和式トイレから洋式トイレへリフォームした事例を紹介します。清潔でおしゃれな洋式トイレに生まれ変わった事例ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

【事例1】段差のある和式トイレのリフォーム

【事例1】段差のある和式トイレのリフォーム

出典:ナサホーム

工事金額 44万円
工事日数 5日
洋式トイレの種類 組み合わせトイレ
施工範囲
  • 便器の取り替え
  • 床材、クロスの張り替え
  • 段差解消

段差のある和式トイレを洋式トイレへリフォームした事例です。段差を解消したことで、トイレ空間が広くすっきりした印象になりました

洋式便器に合わせて手すりや紙巻器の位置を変更しているので、移動やトイレ動作もスムーズにできます。また、タイルの床がシート貼りに変わったため、掃除しやすくなっています。

【事例2】かぶせる便座から洋式トイレへリフォーム

【事例2】かぶせる便座から洋式トイレへリフォーム

出典:ナサホーム

工事金額 38万円
工事日数 3日
洋式トイレの種類 組み合わせトイレ
施工範囲
  • 便器の取り替え
  • 床材、クロスの張り替え
  • 段差解消

和式トイレにかぶせる便座を設置して利用していたものの、臭いや掃除の手間が気になりリフォームに至った事例です。

壁と床をタイル貼りからクッションフロアとクロスに改修すると、掃除しやすいだけではなく、冬場の寒さも改善されます。

アクセントにグリーンのクロスを組み合わせた点もポイントで、内装を見習いたいおしゃれなトイレです。

【事例3】和式から洋式へバリアフリーリフォーム

【事例3】和式から洋式へバリアフリーリフォーム

出典:ナサホーム

工事金額 40万円
工事日数 3日
洋式トイレの種類 組み合わせトイレ
施工範囲
  • 便器の取り替え
  • 床材、クロスの張り替え
  • 段差解消
  • 扉の付け替え

体に負担の少ないバリアフリー仕様を徹底したリフォーム事例です。便器付近の段差や入り口の段差を解消し、トイレの扉も開きやすいように内開きから外開きに変更しています。

また、独立した手洗い器を設置したのもポイントです。トイレのタンク上に手洗いがあると無理な姿勢で手を洗う必要がありますが、専用の手洗い器があると体への負担を減らせます。

バリアフリーリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

和式から洋式にリフォームして快適なトイレを手に入れよう

和式から洋式にリフォームして快適なトイレを手に入れよう

和式トイレから洋式トイレへリフォームすると、快適で掃除しやすく、清潔な空間になります。一般的な和式トイレなら約20〜50万円の費用でリフォームできますよ。

簡単に安く和式から洋式トイレに変えたい方は、かぶせる便座(簡易洋式便座)を使うのもおすすめです。

掃除の手間がかかりますが、購入したその日から和式トイレを洋式トイレとして使えます。

また、和式トイレのリフォーム工事には国や自治体の補助金、介護保険、リフォーム減税制度を使える場合があります。工事費用の負担を減らせるのでぜひ活用してください。

なお、補助金やリフォーム減税制度には申請期限があります。リフォーム工事を検討している方は、早めに申請手続きを進めることをおすすめします。

※本記事で紹介した補助金などの内容は、記事執筆時点での情報です。利用予定の方は必ず公式サイトなどで最新の情報を確認してください。

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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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