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レンジフードを交換したい!種類や上手な選び方、交換費用を抑えるコツを紹介


この人に聞きました河野由美子

nook interiors代表。二級建築士。住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計企画会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じられる空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗などの設計およびインテリアコーディネートに携わっています。建築インテリア関連記事の企画執筆や監修業務、研修講師、インテリアコーディーネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。

レンジフードは、キッチンで調理作業をする際には欠かせない設備のため、調子が悪くなってきたら早めの交換がおすすめです。しかし、「レンジフードだけの交換ってどう進めるの?」「交換費用はどれくらいかかるの?」といった点が気になりますよね。

この記事では、レンジフードの種類や交換費用の相場、費用を安く抑えるコツなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

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レンジフードを交換するタイミング

特に問題なくレンジフードを使い続けていても、いつもとは違う症状が出てきたり、徐々に使いづらさを感じるようになったりすることがあります。レンジフードを交換するタイミングかどうか、判断するための症状について紹介します。

スイッチを入れると異音がする

レンジフードが劣化してきたり、何らかの故障が起きていたりすると、いつもとは違う音が発生します。「キーン」という高い金属音は、内部の部品が劣化して、動きが悪くなっているために発生することが多いです。「ジー」「ズズズ」など一定の大きさで続く低い音は、内部の部品に錆がつき、ファンに負荷がかかっている可能性があります。錆が少ない場合は除去作業で改善しますが、長期間の使用で部品全体に錆が発生しているなら、除去作業だけではほとんど改善されません。これらの音がほぼ毎回出るようになったら、早めの交換を検討しましょう。

とはいえ、レンジフードから音が発生するからといって、必ずしも交換が必要になるとは限りません。たとえば、「パタパタ」という音は、排気口のシャッターが風にあおられているのが原因で、レンジフードではなくシャッターの点検が必要なサインです。「ゴー」「ボー」といった重低音は、故障ではなく、ファンに汚れが蓄積して回転しにくくなっているのが原因であることが多いです。ファンを取り外して洗い、汚れを取ることで改善されますが、放置するとファンに負荷がかかって故障し、交換になる可能性があります。ファンの掃除はこまめに行うよう注意しましょう。

使うたびに振動する

スイッチを入れるとレンジフードがガタガタ振動する場合は、いくつかの原因が考えられます。ファンが経年劣化によって変形し、内部に軽くぶつかって振動が起きている場合は、ファンの交換で症状がおさまることがあります。レンジフード本体の取り付けネジがゆるんで、ファンの回転によってレンジフードが揺れている場合は、取り付けネジを締めれば改善されます。

ファンの変形がなく、ネジを締めなおしても振動が改善されない場合は、レンジフード全体の劣化が進んでいる可能性があります。その場合は、レンジフード本体の交換を検討しましょう。

吸引力が低下した

「調理中にレンジフードを作動しても匂いが取れない」「調理中の油煙がうまく吸い込めていない」といったトラブルが続くなら、まずフィルターが目詰まりしていないか確認しましょう。付属の金属製フィルターや、金属製フィルターに重ねた不織布タイプのフィルターが汚れて目詰まりしていると、モーターに負荷がかかって本来の駆動力が発揮できなくなり、吸引力が低下します。

フィルターが目詰まりしている場合は、洗剤を入れたぬるま湯につけて汚れを浮かせてから洗浄しましょう。フィルターが目詰まりしていないにもかかわらず吸引しにくい状態なら、モーターやファンが劣化している可能性が高いので、交換を検討しましょう。

錆や汚れが目立つ

レンジフードの見える部分に錆が出てきたら、経年劣化のサインです。レンジフードには多くの金属が使われていますが、基本的に防錆加工されているため、設置してしばらくは錆の発生が抑えられています。しかし、調理中に発生する油煙によって、油汚れが長期間蓄積していくと、防錆加工の劣化が進んで錆が発生しやすくなるのです。油汚れは、錆の原因になるだけでなくファンやモーターに負荷をかけ、早く劣化する原因にもつながります。レンジフードまわりは、加熱作業を行う場所なので、機器類に油汚れがつくのは避けられません。レンジフード内部だけでなく、外部も徐々に錆や汚れが目立つようになってくるので、洗剤を使ってもきれいにならないようであれば、早めの交換を検討しましょう。

目安は新設から10~15年

レンジフードの耐用年数は、一般的に新築時に設置してから10〜15年と言われています。定期的なお手入れをしていても、少しずつ油汚れは蓄積していきますし、部品も経年劣化していくからです。調理の頻度や作動時間の長さによって、劣化の進行スピードは変わりますが、10年経った頃から不具合が出ることが多いです。気になる症状が出てきたら放置せず、修理や交換を検討しましょう。

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レンジフードの種類と本体・交換工事の費用相場

レンジフードの交換を検討する時、次はどんなレンジフードを選んだらいいか迷いますよね。レンジフード本体の種類と、本体・交換工事の費用相場を紹介します。

ブーツ型

ブーツ型は、壁面に設置されたボックス型のカバーがつり下がっているタイプで、かつてはこのタイプが主流でした。内部に金属製フィルターがセットされており、蒸気や匂いを集めやすく、本体も安価なのがメリットです。他方、フィルターの手入れをこまめにしないと目詰まりしやすく、吸引力が落ちやすいというデメリットがあります。

本体価格は、メーカーや搭載機能による差がありますが、横幅が60cmタイプで3〜8万円、90cmタイプで6〜9万円です。本体価格に加え、既存のレンジフードの撤去と新しいレンジフードの取り付け費用が2〜4万円必要になると考えておくといいでしょう。

スリム型(薄型)

本体が薄く、より油煙を吸い込みやすくする整流板が本体下部にセットされているタイプがスリム型です。レンジフード内の継ぎ目が少なく、フィルターがない商品がほとんどのため、掃除がしやすいというポイントがあります。本体がスリムで、圧迫感がなくすっきりとした見映えなのもメリットでしょう。スタンダードな機能のシリーズは比較的安価ですが、汚れにくい素材や静音設計、自動ON/OFFなど機能の搭載数が増えると、ブーツ型よりも高額になる点はデメリットです。

本体価格は、メーカーや搭載機能による差はあるものの、横幅が60cmタイプで8〜23万円、90cmタイプで10〜26万円です。本体価格に加え、既存のレンジフードの撤去と、新しいレンジフードの取り付け費用が3〜5万円必要になるでしょう。

フラット型(浅型)

フラット型は、ブーツ型の特徴であるボックス型のカバーをコンパクトにしたタイプです。平たい形のため圧迫感がなく、低い天井のキッチンでも設置しやすいというメリットがあります。本体価格も比較的安い商品が多いです。一方で、自動お掃除機能や汚れにくい素材といった機能が搭載されていない商品が多く、お手入れの手間がかかる点はデメリットでしょう。

本体価格は、メーカーや搭載機能によって変わりますが、横幅が60cmタイプだと5〜9万円、90cmタイプだと8〜11万円が一般的です。本体価格に加え、既存のレンジフードの撤去と新しいレンジフードの取り付け費用が3〜5万円必要になると考えましょう。

ファンの種類

レンジフードの種類は、ここまで紹介した形状別だけでなく、ファンの種類によっても区別されます。ファンの種類は「プロペラファン」「シロッコファン」「ターボファン」の3つです。

プロペラファンは、扇風機のようなプロペラ型のファンが壁に設置され、回転することで油煙を吸い込んで排気します。3種類のファンの中でもっとも風量が強く、構造がシンプルなのでお手入れは比較的楽ですが、外気の影響を受けやすく、風が強い日は回転しにくくなるのが特徴です。気密性が高い住宅に設置すると、風量が落ちやすく、吸引力が低くなるので避けた方がいいでしょう。

シロッコファンは、筒状の部品の内部に細かい羽根がたくさんついており、ダクトを通して排気します。羽根が小さいので運転音が静かで、ダクトを使うためキッチンが家のどこにあっても設置可能です。ただし、レンジフードから外までのダクトが長いほど排気量が低下しやすくなります。

ターボファンは、シロッコファンと同じく筒状の部品の内部に羽根がついており、ダクトを使って排気しますが、羽根の間隔がシロッコファンより広く、排気効率がいいのが特徴です。羽根のお手入れもしやすいですが、運転音はシロッコファンより大きく、使用する風量モードによっては調理中の会話が聞こえづらくなります。

種類を変える場合は事前確認が必要

レンジフードの交換にあたって、現在のレンジフードとは違う種類を選ぶ場合は、「設置できるかどうか」「吸引力が十分に発揮できるか」といった点をよく確認することが大切です。

たとえば、現在ブーツ型のレンジフードを使っていて、スリム型のレンジフードに交換したい場合、形状の違いに注意しましょう。ブーツ型は奥よりも手前が斜めに切り上がっている形なのに対して、スリム型は奥も手前も水平です。レンジフード本体の下端を同じ高さに設定すると、加熱機器の前に立った時にレンジフードが頭に近くなり、圧迫感を感じる可能性があります。

また、プロペラファンからシロッコファンに変える場合は、外壁の開口部の大きさが違うので、壁面の補修が追加になるでしょう。シロッコファンはダクトに接続しないと排気できないため、必要な部品や材料が増えて費用が高くなりがちな点も要注意です。

レンジフードの種類を変えるなら、あらかじめリフォーム業者に「そもそも交換可能かどうか」「交換できたとして、使いづらくなる可能性がないか」を確認しておきましょう。

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レンジフードの上手な選び方

せっかくレンジフードを交換するなら、使いやすい商品を選びたいものです。レンジフードを上手に選ぶポイントについて紹介します。

掃除の手間がかからないタイプを選ぶ

レンジフードは、加熱調理をする時に毎回使うので、とても汚れやすいですよね。使い終わった後、表面や内部の見える箇所を拭いたり、数ヶ月おきにファンを外して洗浄したりするのには、労力も時間もかかります。特に、家事の時間をなるべく短縮したい子育て世帯や共働き世帯、腕が肩よりも上に上げにくくなる高齢者の世帯は、掃除の手間がかからないタイプを選ぶのがおすすめです。

フィルターの脱着・洗浄の手間が省けるフィルターレスタイプや、凹凸が少なくさっと拭きあげやすいシームレスタイプ油汚れが浮きやすい撥油性加工タイプ、ファンの回転による遠心力で油分を飛ばし内部への侵入を防ぐタイプなど、掃除の手間がかからないレンジフードはたくさんあります。メーカーによってさまざまなタイプがあるので、予算と機能のバランスを考えながら検討してみましょう。

加熱機器連動機能があるタイプを選ぶ

「レンジフードのスイッチを入れるのが遅れて、匂いがキッチン内にこもってしまった」「調理が終わった後レンジフードをしばらく動かしっぱなしにしていた」など、レンジフードのスイッチ操作は忘れてしまいがちです。そんなうっかりを防ぎたいなら、加熱機器連動機能タイプを選ぶと便利でしょう。

加熱機器連動機能とは、加熱機器を使い始めると同時に、レンジフードも自動で運転しはじめて、消火後は一定時間運転した後自動停止する機能です。加熱機器の使用に合わせてしっかり排気できる上に、つけ忘れや消し忘れを防げるため、電気代が節約できます。

注意したいのは、加熱機器連動機能はレンジフード単体では使用できず、加熱機器も連動機能付きタイプにそろえる必要がある点です。レンジフードの交換だけを考えているなら、現在の加熱機器に加熱機器連動機能が搭載されているか確認しましょう。

加熱機器連動機能を動かす赤外線の信号は、ほとんどの加熱機器メーカーで互換性があるので、加熱機器とレンジフードのメーカーが異なっていてもほぼ問題ないと言われています。しかし、加熱機器の火力によってレンジフードの排気モードの強弱を調整する機能などは、異なるメーカー同士だと機能しないこともあります。加熱機器連動機能を効果的に活用したいなら、加熱機器とレンジフードのメーカーは統一した方がいいでしょう。

キッチンの雰囲気に合う色にする

現在発売されているレンジフードのカラーは、ブラックとシルバーの2色展開が主流です。メーカーによっては、ホワイトを加えた3色展開になっています。レンジフードはサイズが大きく、キッチン全体を見た時に視界に入りやすいので、キッチンの雰囲気に合わせて色を選ぶといいでしょう。

一般的に、ブラックは重厚感がある印象を、シルバーはシャープでスタイリッシュな印象を与えます。ホワイトは、ナチュラルな印象のインテリアによく合います。他の設備や家具に合うものを選ぶことで、より一層理想のキッチンに近づきますよ。

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レンジフードの交換工事を依頼できる業者

レンジフードの交換工事を行うことができる業者は、主に4つあります。それぞれメリットと注意しておくべき点があるので、しっかり比較検討して選ぶために、特徴を把握しておきましょう。

住宅設備機器販売会社

レンジフードをはじめとした住宅設備機器販売会社は、複数のメーカーの商品を取り扱っていることが多く、メーカーそれぞれの商品の特徴を把握しています。現在のレンジフードのタイプや接続状況、機能やデザインの要望などを踏まえて、複数の機種から提案してもらえるのがメリットです。一方で、取付作業自体は自社では行わず、下請の施工業者を手配するのが一般的です。最初の打ち合わせ時に対応してくれた担当者が施工するわけではないため、取り付け費用が変更になることもあります。

ガス会社

ガス会社は、ガスに関する専門知識を持っているスタッフが多く、ガスコンロとセットで使用するレンジフードについても知識が豊富です。展示会などのイベントやショールームで実物を展示しているので、実際に見たり操作方法を体験したりした上で商品を選べるのは大きなメリットでしょう。ただし、取り扱いメーカーが限定的な点や、レンジフード単体の交換工事の場合は費用が割高になる可能性があります。

リフォーム会社

住宅リフォーム工事を請け負うリフォーム会社は、水まわりの工事に慣れていることが多いです。レンジフードの交換実績も豊富で、施工をスピーディーに進めてくれる可能性が高く、安心感があります。既存のレンジフードと新しいレンジフードのサイズが異なり、周辺の壁のクロスやタイルの補修が必要なケースでも、スムーズに対応してくれるでしょう。一方で、中規模以上のリフォーム会社だと、レンジフード単体の交換工事は受けない場合があります。問い合わせ時に、「そもそも工事を請けてくれるかどうか」を先に確認することが必要です。

ホームセンターや家電量販店

リフォーム部門を持つホームセンターや家電量販店は、レンジフード本体を販売するだけでなく、交換工事も受けてくれます。店舗へ行って商品を直接選べるだけでなく、メーカーから取り寄せることも可能です。普段からよく利用している店舗なら、ポイントがつくのも大きなメリットですよね。ただし、社内に施工スタッフがおらず、交換工事を協力業者に依頼するのが一般的で、取り付け費用が割高になることがあります。

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レンジフードの交換工事費用を安く抑えるコツ

レンジフードの交換工事の費用も、可能な限り安く抑えられたら嬉しいですよね。

ここからは、工事費用を安く抑えるコツを3つ紹介します。

現在のレンジフードと同じファンの機種を選ぶ

先ほども触れたように、レンジフードのファンには3種類あります。プロペラファンは壁面の開口部から、シロッコファンとターボファンはダクトを使って排気する方式です。シロッコファンからターボファン、ターボファンからシロッコファンへの交換に変える場合は、外壁面のダクト排気口がそのまま使えるので大きな工事は必要ありません。

しかし、プロペラファンからシロッコファンに変える場合は、排気口のサイズが違うため、外壁面の補修が必要となり、費用がそれだけ多くかかることになります。できるだけ費用を抑えたいなら、ダクト排気口がそのまま使えるものを選ぶか、ファンのタイプが同じ機種を選ぶのがおすすめです。

現在のレンジフードと同じ横幅の機種を選ぶ

レンジフード本体の横幅は、60cm・75cm、90cmの3種類です。国内メーカーはこの3種類で規格化されているため、同じ横幅であれば現在のレンジフードと違うメーカーの商品を選んでも問題ありません。

レンジフードを選ぶ際に考慮したいのは、レンジフードに吊戸棚が隣接しているかどうかという点です。以前はレンジフードの横に吊戸棚を設置するのが一般的でしたが、最近のキッチンは、開放感を重視して吊戸棚を設置しないプランが主流です。壁と吊戸棚の間にレンジフードが設置されている場合は、吊戸棚の撤去や処分が発生しないように、現在と同じ横幅の機種を選ぶのが費用を安く抑えるコツです。

吊戸棚がない場合は、加熱機器の横幅を確認しておきましょう。消防法では、加熱機器の天板の幅以上のレンジフードを設置するよう定められています。加熱機器の幅が60cmならレンジフードは60cm以上、75cmなら75cm以上のレンジフードを設置する必要があることを踏まえて、機種と横幅を選定してください。

標準グレードにする

レンジフードの交換費用は、レンジフードの本体価格と取り付け費用、補修費用(必要な場合)の合計です。交換費用全体を抑えるためには、本体価格を抑えるのがもっとも効果的です。レンジフードの価格は、搭載されている機能によって複数のグレードに分かれています。同じ本体サイズなら、機能が多いほど価格は高いので、標準グレード商品を選べば安く抑えられるでしょう。

ただし、機能の充実したハイグレード商品は、「汚れがつきにくい設計でお手入れが楽」「運転音が静かで調理中でも会話しやすい」「コンロの動作に合わせて自動で運転するから消し忘れがない」など、使い勝手が良いのも確かです。

たとえば、標準グレードとハイグレードとで本体価格の差額が10万円あるとして、10年使用すれば年間1万円、15年使用すれば年間約6,700円の差しかありません。購入時の差額としては大きいと感じるかもしれませんが、毎日使う設備の性能が上がることを考えると納得がいくでしょう。

グレードの違いについては、カタログやメーカーのホームページで調べる方法以外に、ショールームでコーディネーターから説明を受ける方法もおすすめです。実物を見学できるだけでなく、デモ運転している機種があれば操作体験ができるので、検討段階で一度足を運んでみてください。

専門業者に工事を依頼する

レンジフードを設置する高さは、法律で決められています。消防法では「加熱機器から本体の下端までの離隔距離を80cm以上確保すること」、建築基準法では、換気不良を防ぐ目的で「離隔距離を100cm以下にすること」が義務付けられています。つまり、加熱機器からレンジフードの下端が80〜100cmの範囲になるように設置しなければいけません。レンジフードのタイプを変更する場合は、こうした法律上の制約をきちんと把握している専門業者に依頼することが安心につながります。

配線やダクトの接続についても、専門の資格や知識、技術が必要です。レンジフードの配線には、直結式と電源コード式があり、直結式の場合は結線作業を行える電気工事士しか工事ができません。ダクトの接続についても、レンジフードから外壁面の排気口までスムーズに排気できるよう、正しく施工する技術が必要です。

きちんと施工しないと、換気機能の低下を招くだけでなく、一酸化炭素中毒や火災といった重大事故の原因になる可能性があります。正しく配管してもらうためにも、知識や技術が豊富な専門業者に交換工事を依頼しましょう。

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サイズや機能をしっかり検討して使いやすいレンジフードに交換しよう

レンジフードの機能はどんどん進化しており、10年前15年前と比べるとかなり使いやすくなっています。予算とのバランスを考えながら、必要な機能が搭載されたタイプを選ぶことで、調理や調理後の家事がストレスなく進められるでしょう。

この記事を参考に、快適に使えるレンジフードに交換して、調理を楽しんでくださいね。

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