インテリア家具コンシェルジュ 最適な家具を提案する家具コンシェルジュでさまざまな媒体にインテリア・ライフスタイル記事を寄稿するライター。ブログ「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」ではデザインの小話や家づくり・暮らしに役立つ情報を発信中。椅子コレクターで、現在26脚の椅子とともに楽しく暮らす。最近空き家付きの山林を購入し、セルフリノベーションやアウトドアも満喫中。
「カトラリーを使いたい時にすぐ取り出せない」「カトラリーが増えて上手に整理できない」といった悩みをお持ちなら、カトラリー収納を見直しませんか。すぐ実践できるポイントや真似したくなる実例をたっぷりと紹介しますので、参考にしておしゃれで便利な収納にしましょう!
目次
キッチンのカトラリー収納でよくある悩み
実例やおすすめのアイデアを見ていく前に、カトラリー収納でよくある悩みを紹介します。収納の悩みや問題点を洗い出すことは、使い勝手のよいカトラリー収納を実現するヒントになります。
悩み①サイズや形がバラバラで分類しにくい
セットで購入したカトラリーはデザインが統一されています。しかし、買い足しや頂き物で異なるデザインのカトラリーが増えると、サイズや形がバラバラになることもあります。その結果、何を基準に分類していいのかわからなくなるときもありますよね。
悩み②いつの間にかカトラリーの本数が増えている
さまざまなデザインがあるカトラリーは、集めるのが楽しくなるアイテムです。少しずつ買い足していくと、いつの間にか必要以上に本数が多くなっていることもあります。数が多いと引き出しやカトラリースタンドに綺麗に収納できず、収納場所が散らかって見えることがあります。
悩み③使いたい時にすぐ取り出せない
カトラリーの本数が増えると管理しにくくなり、使いたい時にすぐ取り出せなくなることがあります。特に、家族人数が多いほどカトラリーの数が増えるため、収納の工夫が必要です。
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カトラリー収納には2つの収納タイプがある
カトラリー収納には引き出し収納と見せる収納があります。ここでは、各収納タイプのメリット・デメリットとよく使われるアイテムについて詳しく紹介します。
カトラリー収納のタイプ①引き出し収納
引き出しを使ったカトラリー収納は一般的な方法です。カトラリーをほこりや汚れから守り、見える位置に収納するよりもキッチンが視覚的にすっきりするメリットがあります。デメリットは、本数を一見して把握しにくいことや、引き出し内部が散らからない工夫が必要なことです。
このカトラリー収納で使うアイテム例①セパレートのボックス・ケース
投稿者:ki_mi.555
セパレートのボックス・ケースは、このタイプのカトラリー収納でよく使われるアイテムです。引き出しのサイズやカトラリーの本数に合わせて設置できることや、自由に収納のレイアウトを変えられることがメリットです。
このカトラリー収納で使うアイテム例②仕切り付きのトレー
引き出し収納でよく使われるもう1つのアイテムが、仕切り付きトレーです。セパレートタイプのボックス・ケースは複数揃える必要がありますが、仕切り付きトレーなら1つのアイテムで済みます。しかし、キッチンの引き出しとぴったりのサイズを見つける必要があります。
棚にボックスを置いて引き出し風にするのもおすすめ
一般的なシステムキッチンには引き出しがありますが、引き出しがないオープンラックのキッチンもあります。その場合、棚にボックスを置くと、引き出しのように使えるカトラリー収納が実現可能です。また、ボックスの中に小型ケースをセットすることでカトラリーを整理できます。
カトラリー収納のタイプ②見せる収納
投稿者:asasa0509
カトラリー収納のもう1つの方法は、棚の上などに設置する見せる収納です。キッチンの飾りとなり、カフェのようにおしゃれなキッチンを実現できます。デメリットとしては、ほこり対策が必要なことや、カトラリーの本数が多いとキッチンスペースを圧迫する場合があることです。
このカトラリー収納で使うアイテム例①ガラスの瓶
投稿者:ma.yuy___am
見せるタイプのカトラリー収納では、ガラス瓶がよく使われます。透明のガラス瓶は見た目が綺麗で、中が汚れてもすぐにわかることがメリットです。実例画像にあるカトラリー収納のように、瓶を複数使うことでカトラリーを種類で分けて整理できます。
このカトラリー収納で使うアイテム例②カトラリースタンド
投稿者:mika.re12
見せるカトラリー収納では、実例画像にあるようなカトラリースタンドも使われます。こちらは陶器ですが、他にもステンレス製や木製のスタンドもあります。素材やデザインの種類が多く、キッチンインテリアに合わせて選べるところがメリットです。
2WAYで使えるカフェ風のかご収納もおすすめ
カフェ風のおしゃれなカトラリー収納にしたい場合、ケースタイプのかごがおすすめです。使わないときはキッチンの見せる収納になり、食事の際はそのまま食卓に出せる2WAYのカトラリー収納になります。かごごと食卓に出せるので家事が楽になり、見た目もおしゃれです。
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おしゃれで便利なカトラリー収納のポイント
投稿者:okudaira.m
ここからは、カトラリー収納のポイントを紹介します。これから紹介する4つのポイントを押さえて、便利で見た目もおしゃれな収納を実現しましょう。
ポイント①持っているカトラリーの数を把握する
整理や収納に着手する前に、現在所有しているカトラリーの本数を把握しましょう。数によって最適な収納方法が変わります。例えば、一人暮らしでカトラリーが少ない場合、ケースやボックスは少量で済みますが、家族人数が多い場合は容量の多いケースやボックスが必要です。
ライフスタイルに合った適正量を決める
必要なカトラリーの数はライフスタイルで変わります。例えば、和食中心の食事の場合は箸をメインで使うため、フォークやスプーンはあまり必要ないときもありますよね。暮らしに合う適正量を決めることで必要な数を意識し、余分なカトラリーを買い足すことを防げます。
使用頻度で分類し必要に応じて処分も検討
現在所有するカトラリーの数と自分に合ったカトラリーの適正量がわかると、不要なカトラリーが生じる場合があります。何年も使っていないカトラリーを所有し続けると、数だけが増えて整理や収納がしにくくなります。そのため、使用頻度が低いものは処分も検討しましょう。
ポイント②引き出し収納or見せる収納を決める
現在所有するカトラリーの数と自分に合ったカトラリーの適正量がわかると、不要なカトラリーが生じる場合があります。何年も使っていないカトラリーを所有し続けると、数だけが増えて整理や収納がしにくくなります。そのため、使用頻度が低いものは処分も検討しましょう。
ポイント②引き出し収納or見せる収納を決める
カトラリーの数が決まったら、収納タイプを決めましょう。先述した引き出し収納と見せる収納のメリットやデメリットを踏まえて、自分に合ったカトラリー収納を決定します。
キッチンをすっきり見せたい場合は引き出し収納を選び、おしゃれに飾りたい場合は見せる収納を選ぶことがおすすめです。
動線を考えてカトラリー収納の場所を決めよう
カトラリー収納の場所決めでは、動線も考慮しましょう。引き出し収納にする場合は、ワークトップに近い引き出しをカトラリー収納すると、食事の準備がしやすくて便利です。普段の家事の動作を思い出して場所を決めるようにしましょう。
全てのカトラリーをまとめて収納しなくてもいい
投稿者:ai.happyplace
カトラリー収納は全てを同じ場所にする必要はありません。多くのカトラリーを所有している場合、無理にまとめようとすると使いにくくなることがあります。実例画像のように、よく使うティースプーンだけを見せる収納にする方法もおすすめですよ。
ポイント③ボックスやケースを買う前に仮置きする
カトラリー収納の方法や場所が決まったら、ボックスやケースなどの収納アイテムを買う前に仮置きしてみましょう。買ってからサイズや使い勝手が合わないことがわかると、お金の無駄になります。仮置きすることで、使い勝手もイメージしやすくなりますよ。
カトラリーの分類方法を決めて収納をイメージする
カトラリー収納には、サイズ別・種類別・デザイン別などさまざまな分類方法があり、分類の仕方で必要なボックスやケースのサイズ、容量が変わります。仮置きの際にカトラリーの分類方法を決めて収納をイメージしておくと、最適な収納アイテムを購入しやすくなります。
ボックスやケースを設置する引き出し・棚の寸法を測っておく
カトラリー収納の見直しで仮置きする際は、ボックスやケースを設置する場所の寸法を測り、購入ミスを防ぎましょう。引き出し収納は注意が必要で、引き出し内部の高さや奥行きを把握しないと、収納アイテムを購入したのに入らないこともあります。
お手入れのことも考えてボックスやケースを選ぶ
投稿者:ki_mi.555
カトラリー収納に使うボックスやケースは、使用するうちにほこりやゴミが溜まっていきます。そのため、定期的なお手入れが必要です。自然素材のかごは洗えないデメリットもあるため、清潔感を重視する場合は丸洗いできるプラスチックケースがおすすめです。
ポイント④使用頻度に合わせてカトラリーを配置する
カトラリー収納に使うアイテムが決まったら、カトラリーを配置してみましょう。その際、使用頻度に合わせて収納することがポイントです。よく使うカトラリーは手前、使用頻度が低いカトラリーは奥に収納すると、出し入れが簡単になり使い勝手がよくなります。
使いにくさを感じたら積極的に収納見直しを
理想のカトラリー収納が完成しても、それで終わりではありません。ライフスタイルの変化によって、最初は便利だったカトラリー収納が不便になることもあります。放置すると出し入れが乱雑になって散らかるので、不便に感じたら積極的に収納を見直しましょう。
他のキッチン道具と一緒に収納を見直すのもおすすめ
投稿者:rinko5511
キッチンにはトングや菜箸など細々とした道具が多くあり、カトラリーの近くに収納することがあります。キッチン道具の収納とカトラリー収納を一緒に見直すことで、引き出しの中や棚の上が一気に整理できます。
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実例で見るカトラリー収納のおすすめアイデア
ここからは、カトラリー収納のおすすめアイデアを実例で紹介します。引き出し収納と見せる収納に分けて、それぞれ4つの実例をピックアップしました。どれも工夫が施された素敵な実例なので、収納方法やアイテム選びの参考にしてくださいね。
引き出し収納の実例4選
動線を意識した引き出し収納のアイデア
投稿者:letoile__life
実例のキッチンでは、ダイニングから一番近い引き出しをカトラリー収納にしています。動線を意識して、少しでも家事の負担が軽くなるようにしたようです。カトラリーはスプーンや箸など種類ごとに分けており、見た目もすっきりしていますね。
カトラリーとボックスを白で統一するアイデア
投稿者:luv.white___
引き出しの中の見た目をすっきりさせたい場合、色を意識したアイテム選びがおすすめです。こちらの実例では、カトラリーとケースの色を白で統一しています。清潔感があって美しいカトラリー収納ですね。ケースのサイズが引き出しにぴったりで、フィット感もばっちりです。
カトラリーを色で分類する引き出し収納アイデア
投稿者:___yoko.rty
子どものカトラリーはカラフルなものが多く、単色で統一することが難しい場合もあります。そのようなときにおすすめしたいのが、色で分けるカトラリー収納のアイデアです。どこに何があるかがひと目でわかり、見た目もすっきりします。
また、収納のためにカトラリーを買い換える必要もありません。
積み重ねられるケースを使った引き出し収納アイデア
投稿者:emiyuto
高さのある引き出しには、積み重ねできるケースを使ったカトラリー収納がおすすめです。カトラリーがすっきりと収まり、スペースを有効活用できます。こちらの実例では、上段に毎日使うカトラリー、下段に使用頻度の低いカトラリーを収納しており、使い勝手も考えられています。
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見せる収納の実例4選
空き瓶×バスケットを活用した見せる収納アイデア
こちらの実例は、私のキッチンのカトラリー収納です。コーヒーの空き瓶にカトラリーを収納し、取り出しやすいようにバスケットに入れています。動線を意識してワークトップ下の棚に設置にしたことで、家事がスムーズになりました。普段はほこり防止のために布巾を掛けています。
おしぼりかごを活用した見せる収納アイデア
投稿者:slow.life.works
こちらの実例は、おしぼりかごをカトラリー収納にしたアイデアです。木製カトラリーに合う温かみのあるカトラリー収納と転倒防止対策として、木のトレー・プラスチック板・ビスを使って固定しているそうです。見た目と使い勝手の両方を考えた素敵なアイデアです。
ブラウンで統一したカフェ風の見せる収納アイデア
投稿者:ko_yumi26
こちらのキッチンでは、瓶とかごを使ってカトラリー収納にしています。全体をブラウンで統一して穏やかな雰囲気になっています。見せるカトラリー収納になるだけでなく、かごごと食卓に出せる便利さも魅力で、まるでカフェのカウンターのようなおしゃれカトラリー収納です。
カトラリーの素材を統一してかごに収納するアイデア
投稿者:___45kitchen
こちらの実例は、木製かごに木製カトラリーを収納したアイデアです。素材を統一しているため、まとめて収納しているのに雑然としていません。立てるカトラリー収納と異なりカトラリーが程よく隠れるので、かごは見せたいけどカトラリーはある程度隠したいという方におすすめです。
カトラリー収納を見直して便利で綺麗なキッチンにしよう
カトラリー収納を見直すと、使いたいときにすぐに取り出せない悩みや、キッチンが散らかって見える悩みが解消されます。今回紹介したおすすめアイデアを参考に、カトラリーを整理・収納し、使い勝手がよく家事が楽しくなるおしゃれキッチンを実現しましょう。
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