多肉植物の栽培におすすめの鉢14選。元気に育つ環境を作ろう

多肉植物を上手に育てるには、植えた多肉植物がのびのびと生育できる環境づくりが大切です。環境を整える上で大切なのが、植物が根を張る植木鉢をしっかり選ぶことです。多肉植物の特性に合った植木鉢を選んで、多肉植物を元気に育てましょう。

多肉植物を育てる鉢の選び方

多肉植物を育てるには、どんな鉢が向いているのでしょうか？多肉植物の栽培に適した鉢とはどんなものか、素材・底穴の有無・大きさの3点に注目して解説します。

素材で選ぶ

多肉植物を育てる鉢を探すとき、まずチェックしたいのが鉢の素材です。素材によって、多肉植物の育てやすさが大きく変わってきます。

多肉植物を育てるに当たって、特におすすめなのが『素焼き鉢』です。通気性・排水性ともに高いので、乾燥を好む多肉植物にぴったりです。

『陶器鉢』は排水性こそ素焼きに劣るものの、水やりにさえ注意しておけば十分に多肉植物を栽培できます。陶器鉢にはデザイン性に富んだ商品が多いのが特徴です。

『プラスチック鉢』は価格が安いため、数をそろえやすいのがメリットです。ただ水はけが悪いので、プラスチック製の鉢なら排水性の低さをカバーできるアイテムを選びましょう。

ほかには『コンクリート鉢』とも呼ばれる『セメント鉢』も、排水性が高く多肉植物の栽培に向いています。

底穴の有無で選ぶ

鉢の底に穴が開いているかも、多肉植物を植える鉢を選ぶ上で重要なポイントです。乾燥を好む多肉植物には、底穴の付いている鉢が向いています。

多肉植物の栽培で注意したいのが、『水のやりすぎ』です。多肉植物は乾いた環境を好むため、水をやりすぎると根が酸素不足になって根腐れを起こし、枯れてしまう可能性が高まります。

底穴が開いていれば水をやりすぎても余分な水分が排出され、新鮮な空気を含んだ水が根まで届くので根腐れが起こりにくくなります。特にプラスチック製の鉢を選ぶときは、穴が開いているアイテムの方が水はけの悪さをカバーできるでしょう。

大きさで選ぶ

鉢の大きさも、多肉植物を育てる鉢を選ぶときのチェックポイントです。植える多肉植物より一回り程度大きな鉢を選びましょう。大きすぎても小さすぎても、多肉植物の生育に影響を与える可能性があります。

大きすぎる鉢を選んでしまうと、本来は下に伸びるはずの根が横へ横へと伸び、生育に悪影響が出ます。大きすぎる鉢に植えて土の量が多くなると、土の乾きが遅くなり、根腐れのリスクも高くなるため注意が必要です。

反対に小さすぎる鉢だと、鉢の中で根が密集してしまい根詰まりを起こす可能性があります。大きすぎず小さすぎない、ちょうどいいサイズの鉢を選びましょう。

素焼き鉢のおすすめ3選

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多肉植物を初めて育てるなら、素焼き鉢がおすすめです。水はけがよいため、水のやりすぎをあまり気にする必要がありません。多肉植物を元気に育てたい人にも、素焼きの鉢は適しています。

DULTON テラコッタ ポット STICKY

1988年創業のインテリア雑貨メーカー『DULTON』の素焼き鉢です。素焼き然とした赤茶色のカラーと鏡餅をひっくり返したようなコロンとした見た目が特徴で、ふっくら丸い多肉植物との相性は抜群です。

DULTONのポットには、うわぐすりを塗った陶器製や円柱型の植木鉢もあります。そろえて並べれば、おしゃれ感がぐんっとアップするでしょう。同ブランドの小物と合わせて、ナチュラルな雰囲気を演出するのもおすすめです。

サイズは直径が13.5cm・高さが10.5cmで、底穴が開いたタイプです。

 

バージ パラディオ アリーナ 5号

「植木鉢ってどんな形？」と聞かれたとき、多くの人がイメージするベーシックな形をしている素焼き鉢です。側面がふっくらしたフォルムは、ぷっくりかわいらしい多肉植物とよく調和するでしょう。

カラーは明るい色のベージュです。部屋に優しい雰囲気を出してくれます。色ムラが少なくシンプルなボディは何個も並べても主張しすぎず、空間にするりとなじむのが魅力です。

サイズは直径が16.1cm・高さが13.5cmで、底穴ありのタイプです。

 

SPANG スタンダードポット 直径3.5cm 10点セット

1912年に創業したドイツのスパンク社が作る、ミニチュアサイズの素焼き鉢です。サイズは直径がわずか3.5cm・高さは3cmしかありません。おもちゃのようなサイズ感でありながら、底穴もしっかり開いた頼れるアイテムです。

ミニサイズの植木鉢は小さいサボテンやカラエンコ・セダムなど、ミニマムな多肉植物を植えるのに向いています。デスクにちょこんと置けば、多肉植物のキュートさが際立ちます。

葉挿しや挿し木で根が出てきた多肉植物を育てるときにも、ミニチュアサイズの鉢が便利です。小さな鉢なら、これから大きくなる多肉植物の赤ちゃんを健やかに育てられるでしょう。

 

陶器鉢のおすすめ3選

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デザイン性にこだわった商品が多いのが、陶器鉢の魅力です。鉢を選ぶ楽しさも味わえるでしょう。アクセントになるような鉢を選べば、部屋の雰囲気をグレードアップさせられます。

T4U 植木鉢 マーブル模様 4点セット

大理石を思わせるマーブル模様が印象的な陶器鉢です。ナチュラルな雰囲気を感じさせるデザインは、多肉植物とも見事にマッチするでしょう。

スタイリッシュな見た目は、モダンテイストの部屋と相性がバッチリです。部屋のシャープな雰囲気を邪魔せず、スタイリッシュに多肉植物が楽しめます。

サイズは直径9cm・高さが7cmとコンパクトです。両手のひらに収まるサイズの植木鉢が4点セットになっているので、小さな多肉植物を統一感のある植木鉢で育てたいときに向いています。

竹製の受け皿に加え鉢の底に設置するネットも付属していて、届いたその日から使えるのもうれしいポイントです。もちろん底穴も付いています。

 

Ocean star 植木鉢 竹製トレイ付き

トルコの寺院にあるカラフルな装飾を思わせる、オリエンタルなデザインの陶器鉢です。模様と色が異なる植木鉢が4点セットになっています。

目を引く印象的な柄は、インテリアのアクセントになること間違いなしです。殺風景なデスクや窓際に置けば、空間が一気に華やぐでしょう。

サイズは直径が6.4cm・高さ7.1cmです。片手で持てるサイズ感なので、小さな多肉植物を育てたい人に向いています。底穴もしっかり付いていて、竹製の受け皿が植木鉢から流れる水を受け止めてくれるのもおすすめポイントです。

 

Ocean star 植木鉢 陶磁器の受け皿付き

バイカラーにゴールドのラインが印象的な、陶器製の植木鉢です。同じデザインでサイズ違いの植木鉢が、2点セットになっています。

北欧を思わせるホワイト・青みがかったグレーの配色は、華美な装飾を避けながらも確かな存在感を放ちます。多肉植物を植えて部屋に飾れば、部屋のアクセントになってくれるでしょう。

サイズは大きい方が直径11cm・高さ11.5cmで、小さい方が直径9cm・高さ9.5cmです。植える多肉植物のサイズや用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。底穴が付いており、水を受け止める受け皿も付属しています。

 

プラスチック鉢のおすすめ3選

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手頃な価格や扱いやすさが魅力のプラスチック鉢は、多くの多肉植物を同時に栽培したいときに便利です。底穴がたくさん開いている鉢を選べば、水はけの悪さもカバーできるでしょう。

T4U 13CM プラスチック製植木鉢 受け皿付き 10点セット

プラスチック鉢でありながら、深い色味となだらかな形が高級感を醸し出す植木鉢です。網目状の大きな底穴が付いているため、プラスチック製でも高い排水性を確保しています。多肉植物を健康的に育てられるでしょう。

サイズが豊富なのも魅力の一つです。S・M・Lと3サイズがそろっているので、サイズの異なる多肉植物を統一感のある植木鉢で育てたいときに重宝します。鉢本体の大きさは、Mで直径12.9cm・高さ9.1cmです。

色は落ち着いたブラウンなので、どんな部屋にもなじみやすいでしょう。

 

所沢植木鉢センター プラ鉢 白

もとは生産者用に作られた、白いプラスチック製の植木鉢です。魅力は、手頃な価格で30個セットの鉢が買えるところにあります。コストパフォーマンスの高さはピカイチでしょう。

底全面に網目状の穴が開いていて、プラスチック鉢の排水性の低さをカバーしています。乾燥を好む多肉植物にもぴったりです。

飾り気のないホワイトの植木鉢は、多肉植物の色を引き立てる効果があります。多肉植物を植えると鉢とコントラストが生まれ、シンプルなインテリアのアクセントになるでしょう。サイズは直径が6.6cm・高さが6.5cmです。

 

KINTO PLANT POT 201

天井からつるすタイプのプラスチック製植木鉢です。多肉植物を栽培したくても、植木鉢を置くスペースがなかったり子どもやペットにいたずらされる可能性があったりする場合、つるせる植木鉢が活躍します。

見た目のかわいさも魅力の一つです。半休型のフォルムがふっくらとした多肉植物とよく合い、空間にモダンな雰囲気をプラスしてくれます。ステンレス製のワイヤーは細く主張しすぎないので、植物の存在感を自然と引き立ててくれるでしょう。

底穴は開いていますが、カバーが付いていて水をあげても周囲がぬれる心配はありません。直径14cm・高さ9.6cmのほか、直径17.4cm・高さ11.8cmのサイズも選べます。

 

セメント鉢のおすすめ2選

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型に流し込むだけで生産できるセメント鉢は、おしゃれでありながら安価に買えるのが魅力です。見た目だけでなく排水性にも優れているので、多肉植物との相性もよいでしょう。

バージ リジュー レト スクエア 4号 受け皿付き

セメントらしくゴツゴツした風合いがおもしろい植木鉢です。セメントでしか味わえない素朴なテクスチャーは、どんな多肉植物とも相性抜群です。

ハードでありながらぬくもりを感じさせる鉢に多肉植物を合わせれば、唯一無二のかわいらしさが演出できます。

二つの異なる質感が同居しているのも、特徴の一つです。縁の凸凹感と本体の滑らかさが織りなすコントラストは、鉢の存在感を引き立てます。サイズは直径13cm・高さ13.5cmです。底穴付きで、同じセメントの受け皿も付属しています。

 

SPICE OF LIFE レリーフ プランター フォレスト S

北欧風のデザインが目を引く、セメント製の植木鉢です。特徴は浮き彫りになった木々のデザインです。ナチュラル感あふれる手書きのイラストをもとに手で彫られたようなデザインは、セメント製でありながら温かい雰囲気を演出します。

少しいびつな形もチャームポイントです。既製品でありながら、手作りのような風合いを醸し出しています。ナチュラルテイストや北欧テイストの部屋とよくマッチするでしょう。

サイズは直径が12.5cm・高さが12cmです。底穴付きで、受け皿も付属しています。同じシリーズで模様のバリエーションが選べるほか、一回り大きなLサイズが用意されているのもうれしいポイントです。

 

ちょっと大ぶりな鉢のおすすめ3選

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大ぶりな鉢は、小さな多肉植物の寄せ植えにぴったりです。お気に入りの多肉植物を寄せ植えして、世界に一つだけの鉢を作ってみましょう。

バージ モスポット アザレア 7号

長い時間を刻んできたような、古びた味わいのある素焼き鉢です。赤土やグレー・ホワイトと3種類のカラーが用意されています。

麻の袋を使って作られており、麻布のテクスチャーを写し取った表面には一つ一つに異なる傷やシワがあります。形や焼き色の付き具合も一定ではありません。鉢ごとに個性豊かな表情が楽しめます。

素朴な雰囲気がにじみ出る鉢は、インテリアに温かな空気感をプラスしたいときに重宝するでしょう。多肉植物と組み合わせれば、空間を和ませてくれるほっこり感を演出できます。

7号のサイズは直径が20cm・高さが18.5cmで、底穴もしっかり付いています。

 

COVENT GARDEN ダイナスティ・レクトポット

透明感あふれる雑貨がウリのCOVENT GARDENが届ける、長方形の陶器鉢です。アンティークっぽい見た目が特徴で、白い塗装が所どころ剥がれたような質感には長い年月を重ねた鉢の風格があります。

アンティーク調の家具や雑貨でまとめられた部屋の雰囲気を、さりげなく底上げしてくれるでしょう。

多肉植物をいくつも育てるなら、同じCOVENT GARDENの植木鉢でそろえるのがおすすめです。部屋に統一感が生まれ、アンティークな雰囲気が盛り上がります。大きさや高さの違う鉢をリズムよく配置すれば、おしゃれなスペースが出来上がります。

サイズは幅17.5cm・奥行き9cm・高さ10cmで、底穴付きです。

 

T4U 17CM 植木鉢 楕円 竹トレイ付き

陶器でできた楕円形の植木鉢です。本体はつるりとしたホワイトの陶器で、受け皿はブラウンの竹でできています。

飾り気のないシンプルなデザインなので、どんなインテリアにも調和するでしょう。カラフルな多肉植物ともけんかをしない見た目が魅力です。

横に広がる楕円の形は、寄せ植えに適しています。横に広がるスペースをフルに活用し、高低差や奥行きを意識しながら多肉植物を配置すれば、上手に寄せ植えができます。自由な発想で自分なりの景色を作ってみましょう。

サイズは横幅16.9cm・奥行き8.5cm・高さ5.5cmで、底穴が付いています。

 

特性に合った鉢で多肉植物を元気に育てよう

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あまり手をかけずに育てられる多肉植物は、植物を枯らしてしまった経験がある人や、ずぼらな性格でちゃんと栽培できるか不安な人におすすめの観葉植物です。

しかし多肉植物でも育て方を誤れば、枯れてしまうこともあります。多肉植物の栽培に挑戦するなら、多肉植物が元気に育つ環境を整えてからが安心です。

環境整備の第一歩が鉢選びです。多肉植物の特性に合った鉢を選べば、枯れてしまうリスクを最小限に抑えて多肉植物を健やかに育てられるでしょう。