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ラグの選び方はここが重要!基本的な種類やデザイン、サイズを詳しくガイド!


この人に聞きましたcaramel

インテリアコーディネーター インテリア商社勤務中にインテリアコーディネーター、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター2級を取得し、ショールームでの接客やセミナー講師などを経験。主婦の立場から、簡単に取り入れやすいインテリアのコツをご提案していきます。

お部屋を作るうえで、ラグは何を重視して選べば良いか迷いませんか?面積やデザイン、サイズ、機能性などさまざまな種類があり、何を優先して購入したら良いかわからない方も多いでしょう。そこでこの記事では、ラグの種類やデザイン、サイズなどに着目した選び方をご紹介します!

ラグの選び方

ラグとは3畳未満のサイズのものを指し、3畳以上のものであればカーペットと呼び方が変わります。リビングはもちろん、ダイニングテーブルの下やデスクの下、ベッドルーム、子ども部屋などさまざまなスペースで活用できるアイテムです。

お店やインターネットでもデザイン・サイズ・機能・種類が豊富に販売されているため、何を基準にするべきか選び方に迷う方は多いのではないでしょうか。

特にリビングで使用するラグはサイズやデザインだけでなく、素材、座り心地、手入れの手軽さなど、多くのポイントがあります。ラグの選び方はさまざまな基準がありますが、まずはどのような機能性があるかをご紹介していきます。


ラグの機能性

ラグの機能性①防音

投稿者:aya_chi_ki

ラグの機能の中でも、大きな役割の一つとして防音効果の役割があります。小さな子どもがいる家庭や、マンションなど階下への音を気にする必要があるお部屋には、とても大切な役割です。

ラグを敷くことで防音効果の役割だけでなく、ファブリック(布を使ったもの全般)を用いることでお部屋全体の音を吸収する役割も果たせます。

特に、子どもが飛び跳ねたりおもちゃを使って遊んだりする子ども部屋は、床が傷ついてしまうことも多いのでラグを敷くと良いでしょう。

ラグの機能性②座り心地、肌触り

投稿者:yuuko_ouchi

最近ではリビングにソファを置かず、ラグとクッションだけで広々とした空間にを作る方も増えてきています。そのような場合は、座り心地や横になったときの肌触りなど素材の選び方も大切です。

ラグをフローリングの上に敷く場合は、底付き感がないように少し厚みのあるラグを購入すると長時間座っても疲れにくいですよ。また、冬場でも冷気を感じることなくゆったりと過ごせます。

ラグの機能性③冬の防寒機能、夏の清涼感対策として

投稿者:shinkok

フローリングは冬に底冷えすることもあるため、直接座る場合やソファの足元などにラグがあると快適に過ごせます。冬は床からの冷気をやわらげ、光熱費の節約の役割も果たしてくれます。

季節によってラグを交換できる場合、冬はウールやマイクロファイバーなど肌触りが良くて暖かい種類のラグがおすすめです。反対に、夏は綿で作られているさらっとした種類のラグを使用すると、素足で気持ちよく快適に過ごせます。

こたつとセットで使う場合は、こたつよりも大きめなサイズのラグを購入し、ゆったりと座れる工夫をすると良いでしょう。

ラグの機能性④家具などの傷防止として

投稿者:emiyuto

ラグの機能の一つとして、傷防止効果の役割があります。椅子を何度も出したり引いたりするような勉強机や、ダイニングテーブルの下に敷くことで、家具によるフローリングへの傷を防止できます。

机の下にピッタリのサイズを敷くのではなく、椅子を引いたときに椅子全体がラグの上に乗るサイズをあらかじめ採寸して購入しましょう。頻繁に負荷がかかる場合は、耐久性など素材にも注意した選び方が大切です。

床がビニル系素材(アパートなどでよく使われるクッションフロアなど)の場合、キャスター付きのデスクチェアを用いると、キャスター部分のゴム汚染(ゴムの色移り)の心配もあります。そのような場合、床を保護する役割としてラグを敷くことをおすすめします。


ラグのデザイン

デザインは、ラグの選び方の中でも最も大切な項目です。リビングなどに大きめのラグを敷く場合は、お部屋のメインカラーになります。そのため、お部屋全体のバランスも考えて色の選び方は慎重に行いましょう。

デザインは、シンプルな無地から織り目などでデザインを表現したもの、ストライプ・ドットなどの少しデザイン性のあるもの、形状が特殊なものなどさまざまな種類が販売されています。

ラグのデザイン①無地

投稿者:mari.s.home

シンプルでどのような部屋にも邪魔をせず、落ち着いた印象を与えてくれる無地のラグは人気です。色の豊富さだけでなく、防寒や防音、座り心地など条件を満たしてくれるものが各メーカーから発売されています。

無地のタイプであれば、色の展開やサイズ展開の種類も豊富で、家族構成や部屋の大きさによって多くの種類から選択できる点も魅力的です。

ラグのデザイン②柄

投稿者:ki_mi.555

柄ものの選び方は、部屋全体の色や他のインテリアとのバランスなどを考える必要があります。ストライプやドット、チェックなどはデザイン性の強くない種類であれば合わせやすいですが、柄ものが一部屋の中でいくつもあるとまとまりのない部屋になってしまいます。

最初に部屋のインテリアテイストを決めて、インテリアテイストに合ったラグの中から決めるとデザイン性のあるラグでも失敗なく選べるでしょう。また、柄を優先する場合には、機能性や風合い、手入れ方法などを確認せずに選んでしまうケースがあるので注意が必要です。


ラグのサイズ

ラグのサイズは、ポイント使いで敷くような小さなサイズから3畳の大きなサイズまで、サイズの種類も幅広く展開されています。ここからは、リビングで一般的によく使用されている約1畳タイプ、約1.5畳タイプ、約2畳タイプ、円形タイプについてご紹介します。

リビングにラグを敷く場合はお部屋全体の面積を考えるのではなく、ソファとテレビボードの間に敷くことを想定してみましょう。LDKのうち、リビング空間はどれくらいの畳数であるかを考えて、最適なサイズを割り出しましょう。

また、家具の下に敷く場合は家具のサイズをしっかりと測り、家具全体がきちんと載るサイズを購入しましょう。

約1畳タイプ(約90cm×150cm)

投稿者:moca______03

LDKのうちリビングスペースが4.5畳前後の場合には、約1畳タイプの大きさがおすすめです。リビングがあまり大きくない場合、個性的なものを敷いてしまうと狭く感じてしまいます。色はフローリングの色に馴染むような無地や、ベージュ系がおすすめですよ。

また、ダイニングとリビングなどスペースによって違う目的を行う場合には、ラグを敷くことでゾーニング(生活空間を分ける)できます。リビングの一角に子どものプレイスペースを設けたい場合にも有効な方法です。

実例のようにワンルームの場合は、ベッドスペースとリビングスペースのゾーニングにラグを敷くことで、ゆるく空間を仕切る役割を果たしてくれます。

約1.5畳タイプ(約140cm×200cm)

投稿者:r_jem_k

LDKのうちリビングスペースに6~8畳のスペースが確保できる場合には、約1.5畳タイプのラグがおすすめです。

リビングにソファを置く場合には、ソファの横幅よりも少し大きめのラグを敷くことで、リビング空間がゆったりとした空間に仕上がります。リビングテーブルを置く場合には、ソファよりも更に小さめのものを選び、ラグが見える面積が大きいとより広がりを演出できます。

実例では、デザイン性のあるラグを使用していますが、ラグの色はホワイトとブラックの無彩色、ソファカバーとカーテンを同系色のグレー系、家具をブラウンの3色でまとめられているため、お部屋全体がすっきりとして見えますね。

約2畳タイプ(約200cm×200cm)

投稿者:doraco0331

LDKのうちリビング空間が10畳以上の場合、2畳タイプ以上のラグの大きさがおすすすめです。広い空間であれば小さなラグを敷くよりも、少し大きめのラグを敷くことで贅沢な空間に仕上がります。

一辺が200cm以上ある場合、リビングテーブルを囲んで床に座るスタイルも可能です。小さな子どもがいる家庭では、お友達を数人呼ぶ場合を仮定して大きめで厚みのある種類のラグもおすすめですよ。

円形タイプ

投稿者:mimimie46

ラグの形は、正方形や長方形のラグの他に円形ラグも人気です。子どもがいる家庭ではラグがいつも斜めになったり、ずれたりするとストレスになりますよね。しかし、円形ラグを使用すれば直線的なラグより向きが気になりにくく、そのストレスから解放されますよね。

円形ラグは、長方形や正方形のラグと比べると優しくてかわいらしい印象になるので、キッズスペースをゾーニングする場合は円形ラグがおすすめです。

無地の円形ラグは色の展開も豊富なので、子ども部屋のメインカラーとしてカーテンやベッドカバーなどの色と揃えると、簡単におしゃれな雰囲気に仕上げられます。


ラグの素材

ラグは素材によって、吸湿性・耐久性・保温性などさまざまな機能や役割があります。そこでここからは、ラグに使われる主な素材の種類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

綿・麻・リネン

夏の暑い日にぴったりな素材は、綿や麻などの天然素材です。吸湿性や吸放出性に優れているため、いつでもさらりとした肌触りが特徴ですよ。比較的薄いタイプのラグが多いので、自宅で洗濯できる種類を購入すると気軽に洗濯機で洗えます。

床に座るスタイルで底付き感が気になる場合は、ボリュームマットの上にラグを使用してゆったりとくつろげる工夫をすることもおすすめです。

ウール

ウールは吸湿性のある天然素材のため、夏は涼しくて冬は暖かい素材です。そのため、冬だけでなく一年中使える素材にもなっています。しかし、手軽に洗濯できるような素材ではないので、汚れやすい部分に敷く場合は素材を変更すると良いでしょう。

ナイロン

ナイロンは石油をもとに作られた合成繊維です。水に濡れても強度がほとんど変わらず、カビや虫害の影響を受けないことが特徴です。また、素材の中でも耐久性に優れているため、ホテルや商業施設などでもよく使われる素材です。

ナイロン製のラグの役割として、重たい家具の下に敷きたい場合や頻繁に椅子を出し入れする場合など、耐久性が求められる場所に使用することがおすすめです。

い草

夏であれば、い草を使ったラグもおすすめです。畳の原材料で吸放湿性の機能に優れており、素足で歩くにはとても気持ちが良い素材ですよ。畳の上でお昼寝するようなひんやりとした心地よさがあり、夏場のラグとしては最適です。

最近ではグリーンのい草ラグだけでなく、色の展開やデザイン性のある種類も増えてきています。部屋のインテリアに合わせて和モダンなリビングに模様替えするのも素敵ですね。


ラグを使った実例集

ラグを使った実例①

投稿者:aika__home

こちらは、赤ちゃんと過ごすリビングに、洗いやすくて乾きやすいラグをマットの上に敷いています。色もリビングのモダンな雰囲気を壊さず、さらに洗濯しやすくて衛生的に使える点は、子どもがいる家庭にはとてもありがたい機能ですね。

小さな赤ちゃんのいるご家庭では、ものの選び方で最も重視されるのが安全性と衛生面でしょう。気軽に洗える種類であれば、万が一汚してしまった場合にも安心です。

ラグを使った実例②

投稿者:mis826shu2

こちらの実例では、ソファやテーブルなどをシンプルなものにして、ラグをカラフルなデザインのものにすることで、フォーカルポイント(注視点)の役割を果たしています。、ラグが際立っておしゃれに仕上がっていますね。

リビングテーブルのデザイン性のある形状やテレビボード後ろのタイルなど、主張は強くありませんがディテールにこだわった上級者の選び方をしている部屋で、素敵なインテリア空間に仕上がっていますね。

ラグを使った実例③

投稿者:simple0120____

こちらの実例は、子ども部屋に使われている円形のラグです。グレーをベースカラーに選ぶことで、大人っぽい雰囲気の子ども部屋に仕上がっています。小さな子どもであれば床に座って遊ぶことも多いので、一枚ラグがあるだけでくつろげる空間になります。

子ども部屋の色の選び方は難しく、一般的に子どもの好きなピンクやブルー、派手な柄などが選ばれる傾向があります。ベースカラーとメインカラーを大人っぽいグレーやベージュにすることで、大きくなっても違和感なく使い続けられますよ。

ラグを使った実例④

投稿者:jy_favorite_days

こちらは、ダイニングテーブルの下に敷かれたラグの実例です。子どもが小さいうちはダイニングテーブルの周りが汚れることも多いので、フローリング保護の役割も兼ねてラグを敷くと良いでしょう。

ヴィンテージ感のあるラグが、ダイニングテーブルのテイストや照明器具のテイストにぴったり合い、落ち着いたイメージのカフェのようなスタイルになりますよ。

ラグを使った実例⑤

投稿者:ya_ma3638

シャギータイプで毛足の長いラグスタイルも、依然人気の種類です。毛足の長い種類のラグはホテルなどで使用されることも多く、高級感があってお部屋全体にボリュームを持たせてくれる役割もあります。

シャギータイプのラグは、掃除の大変さや毛足がへたってきてしまったり耐久性なども気になりますよね。そこでおすすめなのがナイロン素材のシャギータイプです。ナイロン製は耐久性機能があり、へたりや擦り切れに対して他の繊維と比較しても格段に優れていますよ。

選び方のポイントを守って、素敵なラグを選ぼう!

いかがでしたか。ラグの選び方は、生活スタイルや家族構成、インテリアテイスト、機能性、役割など、さまざまな面で注意するポイントがあります。全ての条件が揃ったラグを購入することは難しいですが、優先順位を決めてラグのある素敵な生活を楽しんでくださいね。 


※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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