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リビングに置く観葉植物の選び方は?特徴別におすすめを紹介

観葉植物には、大きさ・形・色などさまざまな種類があり、インテリアとしても人気があります。部屋のイメージに合わせて選んだり、逆に個性的な種類を選んで部屋の印象を変えることも可能です。置くスペースも念頭に置きながら検討してみましょう。

リビング用観葉植物の選び方

せっかく気に入った観葉植物があったとしても、スペースが不足していたり、日照条件が合わなかったりしてしまうと、十分に楽しむことができません。

こちらでは、失敗なく、リビング用の観葉植物を選ぶ方法を紹介していきます。

部屋の日当たりのタイプで選ぶ

観葉植物が育つには、基本的に『光』が必要です。しかし、中には『耐陰性』と呼ばれる性質を持ち、日陰でも丈夫に育つ種類のものもあります。

リビング用に観葉植物を選ぶ際には、部屋の日照条件を確認してから選びましょう。

例えば、一人暮らしでワンルームタイプのマンションなどに住んでいる場合、窓の数も限られてしまいます。そのため、日当たりのよい場所を定期的に確保するのは、難しいことも多いでしょう。

そのような場合には、『耐陰性』の強い観葉植物を選ぶことをおすすめします。

また、『どうしてもこれを育てたい』という観葉植物が決まってはいるが、部屋の中の日当たりがやや不十分で、かつその植物に耐陰性がないというような場合もあるでしょう。

そのような場合は、定期的にベランダに出し、一定量の日光を浴びることができる時間を確保するとよいでしょう。

部屋の広さや天井の高さで選ぶ

観葉植物は、大きさもさまざまです。そのため、リビングの広さや、天井の高さを基準に、希望のバランスに当てはまる観葉植物を置くという選び方も可能です。

例えば、広さを十分に確保できるリビングの場合には、背が高く大きいサイズの観葉植物を置くと映えます。部屋を大きくかつ天井をより高く見せてくれる効果があり、開放感が増すため、実際よりも部屋を広く感じられるようにしてくれます。

逆に、狭めのワンルームなどの場合には、観葉植物をアクセントして用いるイメージで、小型サイズのものにしましょう。小ぶりなものでも、置くだけでがらりと雰囲気が変わるものです。

また、棚の上に置けるサイズ感のものもあれば、吊るすことができる軽量タイプのものもあるので、部屋が狭いからといって観葉植物を置くことを諦める必要はありません。

部屋のイメージに合わせて選ぶ

観葉植物は、置くだけで部屋をおしゃれな雰囲気にしてくれます。葉の形や色、柄が種類によって異なっているので、植物の種類によっても印象が変わるものです。

また、観葉植物は鉢に入れて飾るため、鉢の形・色・デザインなどで、またそれぞれ異なる印象を持たせてくれます。

例えば、素焼きの鉢は和風、ラタンの鉢は南国風など、リビングのイメージによってコーディネートすることができます。

他にも、北欧風やアジアンテイスト、カフェ風など、自宅のリビングの雰囲気に合った観葉植物を選んでみましょう。逆に、お気に入りの観葉植物の雰囲気をヒントに、リビングの雰囲気を合わせていくのもおすすめです。

リビングで観葉植物を育てるコツ

観葉植物をリビングで育てる前に、コツをいくつか押さえておくと初心者でも安心です。基本的なポイントさえしっかり押さえておけば、大きな失敗を避けることができます。

枯らさず上手に育てて、インテリアとして活用しましょう。

植物に合わせて水やりをする

観葉植物と一口に言っても、品種や季節によって必要とする水分量が異なります。そのため、育てている植物に合わせて水やりをするのが正解です。リビングに置く観葉植物が決まったら、水のやり方を必ず確認しましょう。

とはいえ、ある程度共通の部分もあります。それは、水やりは『土が乾いたタイミングでたっぷりと行う』のが原則ということです。

土が乾いたタイミングとは、土の表面だけではなく、内側の部分も含みます。しかし、手で土を触っただけでは、表面のことしか把握できません。そのため、割り箸などを土に挿して、抜いたときの湿り具合から乾燥の度合いを探ってみましょう。

抜いた割り箸に何も湿り気が残らなかった場合は、土の中も乾燥している状態なので、水やりが必要なタイミングです。水やりをする際には、原則として『鉢底から水が滴り落ちるほどたっぷり』の量を与えましょう。

できるだけ日に当てる

耐陰性の観葉植物もありますが、基本的にはどの観葉植物も、日当たりのよい場所を好みます。そのため、南向きのリビングなどに観葉植物を置いておくと、ほぼ問題なく育つケースが多いです。

とはいえ、夏の直射日光に当たり続けると今度は枯れてしまうので気をつけましょう。いわゆる『明るい日陰』と呼ばれる、レースのカーテン越しに日当たりを確保できる部屋であれば、観葉植物を順調に育てることができます。

中には『日陰』と呼ばれる、蛍光灯の光だけというような環境でも丈夫に育つ観葉植物もありますが、いくら耐陰性が高い観葉植物でも、白熱球の明るさだけで育つのは困難です。

風通しも重要

植物全般にも当てはまることですが、観葉植物も風通しのよい環境を好みます。

水やりの頻度や方法、日光の当たり方など、いずれも問題が見当たらないにもかかわらず枯れかけてしまうという場合には、風通しができているかどうかを確認してみましょう。

また、風通しをすることによって、病害虫やカビの対策にもなっています。生育条件の中で、つい忘れがちになる点なので、しっかりと覚えておきましょう。日々できることとしては、観葉植物を置いている部屋の窓を定期的に開けておくことです。

育てるのが簡単な初心者向け観葉植物

初心者向けの観葉植物を紹介します。可愛らしいものから、個性的なものまで、見た目のバリエーションも豊富なので、ぜひお気に入りを見つけてみましょう。

サンスベリア・ハニー

サンスベリア・ハニーは、放射線状に葉をつける小型の植物です。インテリアに取り入れやすいサイズ感であるため、人気があります。

また、邪気を寄せ付けない植物ともいわれているので、玄関先に置く観葉植物を探している場合にはぴったりです。

サンスベリア・ハニーはアフリカを原産とするため、乾燥にとても強く、逆に湿気に弱いという特徴があります。水を与えすぎるよりは、放置気味にしておく方が順調に育つでしょう。

さらに、耐陰性もあるので、室内でも育てることができます。ただし、日陰のみで育つほど耐陰性が高いわけではないため、適度な日当たりは必要です。

フィカス・ベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシスとは、いわゆる『ゴムの木』の一種で、別名『ベンガルボダイジュ』とも呼ばれています。

樹の形が個性的かつ、葉の色に適度な光沢があるので、インテリアグリーンとしても人気が高い植物です。

また、フィカス・ベンガレンシスは置くだけでも存在感があり、部屋の印象を変えてくれるでしょう。耐陰性があるので、室内でも育てられますが、適度な光が当たる場所に置くのをおすすめします。

この植物の注意点は、寒さに弱いことです。そのため、冬場は水やりの回数を減らしましょう。土が乾燥してからすぐに水やりをするのではなく、目安として2〜3日ほど空けるくらいでも大丈夫です。

ただし、水やりの頻度を落としたことで弱ってきてしまったら、再び水やりの回数を戻していきましょう。

このように、様子を見ながら調整することが大切です。

オーガスタ

オーガスタは、バナナのような大きな葉が特徴的な植物です。白い花を咲かせるため『天国の白い鳥』とも呼ばれており、南国的な雰囲気を演出してくれるので、ホテルのロビーでもよく飾られています。丈夫で枯れにくいため、育てやすさの点でも人気です。

また、葉が大きいため蒸散作用もあり、天然の加湿器のような役割も果たしてくれます。

オーガスタは、耐陰性があり室内でも育てられるのですが、葉のボリュームがかなりあるため、置き場所を選ぶかもしれません。例えば、ある程度日が当たるのであれば、玄関や廊下などスペースに少し余裕がある場所に置くのがおすすめです。

また、乾燥には強いのですが、湿度に弱いため水の与えすぎには注意しましょう。寒い時期には成長が緩やかになるので、ベンガレンシス同様に水やりの頻度を減らします。

さらに、オーガスタは根の成長がとても早いです。年に1回を目安に植え替えをしながら育てましょう。放置しておくと、鉢を割ってしまうこともあるので要注意です。

机に置ける小さめの観葉植物

観葉植物というと、背の高い木を想像するかもしれませんが、実は、机や棚の上などの限られたスペースにも置ける小ぶりの品種も多いです。

スペースが限られているからといって諦めずに探してみましょう。小さくても存在感のあるものを選ぶと、置くだけで部屋がおしゃれになります。

シュガーバイン

シュガーバインは、小ぶりでとても可愛らしい形の植物です。小さな5枚の葉を花びらのような形で付けており、ツルを長く伸ばしながら生長します。

やや高さのある鉢に植えておくと、上から下へと垂れながら伸びていく『ツルの流れ』を楽しむことができます。

どのような雰囲気の部屋にもなじみやすいので、インテリアとして人気です。寒さに強く、耐陰性もある程度あるため、日の当たる室内で育てることができます。

湿気には弱いので、風通しのよい場所に置きましょう。窓際の、レースのカーテン越しなどの場所がおすすめです。

モンステラ

モンテスラは、葉の形に特徴があります。葉は、生長するにつれてスリットが入ったり穴が空いたりするので、独特のフォルムが魅力的です。その魅力ゆえに、洋服やインテリアのデザインにも好んで取り入れられています。

原産地の熱帯アメリカでは8m近くにも生長しますが、日本ではミニサイズの『ヒメモンテスラ』などの種類もあり、机や棚の上にも置けるものもあります。小さくてもとてもインパクトのある植物ですので、置くだけで部屋の雰囲気をがらりと変えてくれるでしょう。

また、スペースをあまり確保できない場合にもおすすめです。耐陰性があるので室内で育てられますが、日の当たる場所に置きましょう。

高温多湿に強いですが、寒さにはとても弱いので、冬は水やりのペースを落とします。やや乾燥気味にしておくことで、耐寒性を高めることができるのです。

サンスベリア

サンスベリアは、その葉の形から『トラノオ(虎の尾)』とも呼ばれています。縦に向かって真っ直ぐに伸びる葉が、虎の尻尾のように見えるためです。

耐陰性が高く、日が当たりにくい室内でも育つため、洗面所や玄関のインテリアにも使えます。もしも、少し弱っている様子が見受けられたら、数時間ほど日光浴をさせましょう。乾燥に強く、湿気と寒さに弱いので、室内でも暖かい場所に置くのをおすすめします。

また、サンスベリアは生育が早く、すぐに鉢がいっぱいになってしまいます。放置しておくと蒸れて弱ってしまうので、定期的に植え替えをしましょう。

存在感のある大きめ観葉植物

大きめの観葉植物は、やはりそのサイズ感で圧倒的な存在感を出すことができます。葉の色の美しさや、葉の模様の個性も面積が大きいからこそ引き立つでしょう。

逆に、大きめの植物を置きたい一方で、そこまで存在感を出したくない場合には、幹が細めの品種を選ぶとよいかもしれません。

パキラ

パキラは、原産地のブラジルでは20mにも生長するような大木です。先端が尖った楕円形のような形の大きな葉をつけます。

幹に特徴があり、真ん中あたりがやや横に肥大して棍棒のような形をしたものもあれば、細く長く伸びていくものもあります。

幹が細く伸びるタイプのパキラは、一つの鉢の中に2〜3本植えて、互いに絡ませたり、三つ編みのように編み込んだりと、アレンジを楽しみながらインテリアにするのもおすすめです。

また、葉の表面積が大きいため、家の中で育てる場合、ホコリがたまりやすくなります。そのため、定期的にティッシュなどで拭き取りましょう。

パキラは寒さに弱いため、暖かい季節になるべく日当たりのよい場所で育てると元気に育ちます。

ゴムの木

ゴムの木は、葉の模様のバリエーションが豊富で、大型の観葉植物の中でも人気が高いです。特に斑点模様のあるものは、大きく育つと存在感がグッと増します。

耐陰性は弱いので、原則として日当たりのよい場所に置きましょう。また、寒さにも暑さにも強く、水やりを好む植物なので、定期的に水やりを行うとよいです。

ただし、『ラテックスアレルギー』のある人は、樹液が肌に触れるとアレルギー反応が起きてしまう場合がありますので注意が必要です。

ドラセナ

ドラセナの中でも、『マッサンゲアナ』という品種は『幸福の木』としてよく知られています。

また、『幸福』『幸せな恋』などの縁起のよい花言葉を持っているだけではなく、風水的にも金運や開運を招いてくれるとされているので、ギフトにもおすすめです。

ドラセナは、葉の色やバリエーションも豊富で、葉に模様が入っていたり、幹の色が白かったりと、個性豊かな見た目を楽しむことができます。部屋のイメージに合わせて、さまざまな種類からぴったりのものを選んでみましょう。

さらに、ドラセナは耐陰性が強いので、室内で育てやすいことも、インテリア用の植物として嬉しいポイントです。暑さに強く、寒さに弱いので、窓際の温度が下がる冬場などは、暖かい場所に移動させましょう。乾燥気味の環境を好むため、水のやりすぎには要注意です。

花も楽しめる観葉植物

観葉植物というと、葉や幹の形状を楽しむ『グリーンインテリア』のイメージが強いですが、花も楽しめるタイプの種類もあります。限られたスペースの中で、花も育てたいという場合には一石二鳥でしょう。

かなり個性的な形の品種もあるので、花に特に関心がない場合も、一度検討してみると発見があるかもしれません。

オリヅルラン

オリヅルランは、白と緑のコントラストが美しい細い葉をつける植物です。葉の間から『ランナー』と呼ばれる茎が伸び、その先端に白い可愛らしい花を咲かせます。

花が終わると、ランナーの先に新しい株ができるのですが、その生え方がまるで『折り鶴』のようであることから、『オリヅルラン』という名前がつけられているそうです。

また、暑さにも寒さにも比較的強く、耐陰性もあります。育てやすい植物なので、初心者にもおすすめできます。

シルクジャスミン

シルクジャスミンは、一年中光沢のある濃い緑色の葉をつけ、夏にはジャスミンのような白い花を咲かせます。花に甘い香りがあるのも特徴の一つですが、実は香料やお茶などで有名なジャスミンとは別の科に属しています。

また、寒さにも暑さにも強く、育てやすい植物です。乾燥には弱いので、定期的にしっかりと水やりをしましょう。

もちろん室内でも育てられますが、花を楽しみたい場合には、室外もしくは日当たりのよい窓辺などに置くとよいです。

サボテン

サボテンは種類も多く、形も花の雰囲気もさまざまです。長く茎が伸びて大きな花を咲かせるものや、コロッと丸い茎に小さな花が咲くものもあり、印象は種類によってかなり異なります。

そのため、花を楽しみたくてサボテンを育てる場合には、あらかじめ花の咲き方も確認してからスタートすることをおすすめします。

また、日当たりがよく乾燥した環境を好むので、室内で育てる際には風通しがよい窓辺などで育てるとよいです。

寒さにも極端に弱いわけではないですが、氷点下になるような環境には置かないようにしましょう。

吊るすタイプのおすすめ観葉植物

吊るしたり、高めの棚の上などに置いたりすると、とても映える形状の観葉植物を紹介します。大きいサイズの観葉植物などと組み合わせて取り入れるのもおすすめです。

ポトス

ポトスは、ツル性の植物なので生長するにつれ、上から下へとツルが伸びながら垂れ下がります。そのため、この特徴を活かし、吊るすタイプの鉢に植えられていることが多いです。吊るす場所がない場合には、棚の上に置いても楽しむことができます。

ポトスは明るめの緑色一色であったり、白っぽい班が大きく入っていたりと葉の模様や色にバリエーションがあるので、部屋のイメージに合わせて選ぶとよいです。

また、暑さに強いので、直射日光さえ当たらなければ夏は問題ないです。しかし、寒さに弱いので冬はできる限り暖かい場所に置きましょう。

グリーンネックレス

グリーンネックレスは、『緑の鈴』とも呼ばれており、名前そのままの見た目の植物です。グリンピースのような葉が、玉のように丸くびっしりとツルに生えている姿が可愛らしくて人気があります。

ハンギングで吊るしたり高めの位置に鉢を置くと、ツルの部分に丸い葉が文字通り『鈴なり』になった状態で流れるように垂れ下がり、風に揺れている様子を楽しむことができます。

また、暑さよりも寒さに強いので、夏の成長はゆっくりめになります。カーテン越しなどの明るめの日陰に置くのがおすすめです。

リビングに観葉植物を飾ろう

観葉植物には、大きさ・葉の形・色・幹の形など、見た目だけでも非常に多様な魅力があります。

バリエーションがあまりにも豊富なので選ぶのが難しいという場合には、置くスペースや部屋の日照条件などの観点から絞り込んでいくのがよいでしょう。

部屋に置きたい観葉植物が決まったら、その植物の育て方や特徴をしっかりと押さえることが大切です。上手に選んで、上手に育てて、観葉植物がある毎日を楽しんでみましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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