毎日コーヒーを買うと出費がかさむため、マイボトルとして使える水筒を探している人もいるのではないでしょうか。コーヒー用の水筒を選ぶときは、チェックすべきポイントがあります。水筒を上手に選んで、外出先でもおいしいコーヒーを味わいましょう。
目次
おいしくコーヒーを持ち運ぶには
「外出先でもおいしいコーヒーを飲みたい」というコーヒー好きの人も多いでしょう。コーヒーのおいしさを保ったまま持ち運ぶには、コーヒーの入れ方、持ち運ぶ水筒選びがポイントになります。
水出しで入れる
アイスコーヒーを持ち運びたい場合は、水出しで入れて持ち運ぶのがおすすめです。コーヒーの温度が上昇しないため、ホットで作るよりも風味が損なわれにくく、酸化もしにくいためです。
水出しコーヒーは、コーヒー50gに対して、600ccの水を入れ作ります。水出し用のポットを使うか、パック入りのコーヒーを使えば簡単です。8~10時間ほど、冷蔵庫に入れておけば、おいしいアイスコーヒーができているでしょう。
保温性に優れた水筒を使う
ホットコーヒーを持ち歩くなら、水筒は保温性の高さにこだわって選ぶとよいでしょう。
コーヒーは、冷めると風味が損なわれ、味も劣化してしまいます。コーヒーのおいしさを保つためには、できるだけ温度を一定に保つことが重要です。
保温性の高い水筒は、二重構造にすることで、温度を保つ仕組みになっているものがほとんどです。保温性と同時に保冷性にも優れるので、ホットでもアイスでも中の温度を保てます。
魔法瓶やタンブラーとの使い分け
魔法瓶は保温性や保冷性に優れる点が特徴です。ステンレス又はガラスで作られた内側の瓶と、外側の瓶との間に真空の空間を設けることで、断熱性を高めた構造になっています。中身の温度を長時間一定に保つことができるので、コーヒーを持ち歩くのに便利です。
一方、タンブラーは魔法瓶に比べると密閉性に劣ります。フタが付いているものもありますが、魔法瓶ほどしっかり閉められないため、中身がこぼれてしまう可能性があります。長時間持ち運ぶには不向きなので、自宅やオフィス・車内などの使用に限った方がよいでしょう。
コーヒーに適した水筒の選び方
(出典) photo-ac.com
外出先でも水筒でおいしいコーヒーを味わうには、飲み口や容量、保温性をチェックして選ぶことが大切です。また、においや汚れが付きにくいタイプを選んでおくと、衛生的に長く使えるでしょう。
飲みやすく取り替え可能な飲み口
コーヒーの温度や香りを楽しみながら飲みたいなら、そのまま水筒に口をつけて飲む直飲みタイプの水筒がよいでしょう。
直飲みタイプの飲み口には、フタを回して開けるスクリュー式と、片手で開けられるワンタッチ式があります。
また、飲み口を取り外せるものだとお手入れが楽です。パッキンが使われていないものや交換可能なものを選んでおけば、長く清潔に使えます。
コーヒーを入れる水筒は、お手入れのしやすさも考慮しながら選びましょう。
テフロン加工されているか
水筒ににおいや汚れが付くと、コーヒーのおいしさは低下してしまいます。テフロン加工が施された水筒を選んでおけば、においや汚れが付きにくくなり、お手入れも簡単です。
また、耐久性に優れた素材のものを選べば、傷も付きにくいので、雑菌の繁殖も抑えられます。いつでも清潔な状態で、おいしいコーヒーを楽しむことができるでしょう。
持ち運びたい量が入るか
水筒を選ぶ際は、容量もチェックしておきましょう。コーヒー用に水筒を選ぶなら、あまり大きな容量のものはおすすめできません。長時間持ち歩くことで、酸化してしまい、風味が落ちてしまうためです。
何よりおいしさにこだわるなら、200mlのものがおすすめです。この容量なら味や香りが落ちる前に飲み切ることができますし、軽量でコンパクトなので持ち運びにも便利です。
1杯分では足りないという人は、350mlサイズがよいでしょう。コーヒーカップ1杯あたりの量が180~200mlなので、約2杯分のコーヒーを入れられます。
また、500mlのものは、外出先で2~3人でコーヒーを楽しみたい場合におすすめです。1人分だと少々多めですが、複数人いれば、飲み切るのにちょうどよい容量でしょう。
十分な保温性があるか
コーヒーのおいしさを保つには、何より保温性が重要です。ホットでもアイスでも、魔法瓶タイプを選んでおくのがよいでしょう。外瓶と内瓶の二重構造になった魔法瓶なら、保温性・保冷性ともに優れます。
また、魔法瓶タイプは結露が付きにくいため、バッグの中に入れて持ち運んでも安心です。重要な書類や大切な小物類をぬらすことがありません。
コーヒーを持ち運ぶときの注意点
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コーヒーを外出先でも楽しむためには、いくつかの押さえておくべきポイントがあります。避けるべきことは避け、安全においしいコーヒーを楽しみましょう。
ミルクを入れるのは危険
水筒に入れて持ち運ぶ際は、コーヒーにミルクを入れてはいけません。牛乳は劣化するのが非常に早く、お腹を壊してしまう危険性があるからです。
水筒のパッキンに付着すれば、カビが発生することもあります。ミルクコーヒーやカフェオレ、バターコーヒーなどは水筒に入れて持ち歩かないようにしましょう。
どうしてもミルクを入れたい場合は、別の容器に入れて持ち運んで後から加えるか、個包装になったクリーミングパウダーを一緒に持ち運ぶのがおすすめです。
なるべく早く飲み切ろう
コーヒーは時間が経つにつれて酸化します。そのため、できるだけ早く飲み切るのがおすすめです。
また、飲み口は口を付ければ付けるほど雑菌が増える可能性が高まるため、できればコーヒーを入れてから4~5時間以内には飲み切りたいところです。
特に砂糖を加えた甘いコーヒーの場合、糖分を栄養として雑菌がより繁殖しやすくなるので注意しましょう。抗菌作用のあるAg素材を使った水筒を選ぶのもおすすめです。
温かさが長持ちする水筒
(出典) photo-ac.com
コーヒーのおいしさにこだわるなら、保温性をまずはチェックしたいところです。ここでは、保温性に定評のあるものを集めました。
タイガー魔法瓶 マグボトル MMP-J021WL
ステンレス真空二重構造の設計で保温力に優れ、約6時間は温度をキープできる魔法瓶です。0.2Lサイズで重さはわずか110gと軽量になっており、持ち運びに便利です。
サイズは、幅5.8×奥行5.8×高さ12.9cmと非常にコンパクトなので、小さなバッグでもすっぽり収まります。
まるでマグカップで飲んでいるかのような感覚でコーヒーを味わえます。パッキンを外して洗えるので、お手入れもしやすいでしょう。
タイガー魔法瓶 マグボトル MMP-J021WL
サーモス 真空断熱ケータイマグ JNS-451 ESP
魔法瓶構造になっているため、高い保温力を持つケータイマグです。結露が起こる心配もないので、バッグの中が水滴でぬれてしまう心配もないでしょう。
サイズは6cm×6.5cm×23cm、重さは190gと軽量でスリムなので、バッグにすっきり収めて、楽に持ち運べます。
ワンアクションで飲み口の開け閉めができ、閉めると自動的にボタンにロックがかかります。飲み口は外して洗うことが可能です。
カラーバリエーションは、エスプレッソ・パールピンク・パールブルーの3種類あります。
サーモス 真空断熱ケータイマグ JNS-451 ESP
おしゃれでかわいいデザインの水筒
(出典) photo-ac.com
おしゃれなデザインの水筒ならバッグから取り出すのも楽しく、ますますすてきなコーヒータイムを過ごせそうです。機能性はもちろん、デザイン性にも優れたものを集めてみました。
東亜金属 マグボトル ポケミニ naminami
カレンダーや手帳で人気の『naminamiシリーズ』の水筒です。華やかな色味とかわいらしいデザインが、コーヒータイムをより楽しいものにしてくれそうです。
サイズは、直径4.5cm×高さ14.3cmとスマホとあまり変わらないポケットサイズなので、小さなバッグでも余裕で収まるでしょう。
ステンレス製なので、保温性にも優れます。デザインは、4種類のnaminamiシリーズの他に、無地シリーズや北欧シリーズなど全部で16種類あります。
東亜金属 マグボトル ポケミニ naminami
DOSHISHA mosh!ボトル DMMB350WD
まるで牛乳瓶のような、レトロな見た目がかわいい水筒です。真空断熱二層構造で保温性も高くなっており、54℃以上の保温機能と13℃以下の保冷機能が12時間も持続します。
サイズは、350mlのもので6.8cm×6.8cm×17.1cmとペットボトルとほぼ同じ直径なので、バッグにも収まりやすいでしょう。
フタのネジ山が外側になく、他の荷物に引っ掛かることがありません。カラーバリエーションも豊富で、350mlのシリーズは14種類あります。
DOSHISHA mosh!ボトル DMMB350WD
SPICE OF LIFE ステンレスボトル 2016GT
『グッバイ プラスチックボトル』をコンセプトにしたステンレスボトルです。洗練されたデザインが目を引くだけでなく、3層構造により高い保温力・保冷力もあります。
側面はフラットなので持ちやすく、外出先でも手軽に飲むことができます。底面にはシリコンの滑り止めが付いているので、デスクの上に置いても倒れる心配がありません。2016年には、優れたプロダクトデザインに贈られる『レッド・ドット・デザイン賞』も受賞しています。
SPICE OF LIFE ステンレスボトル 2016GT
コーヒーにぴったりの水筒
(出典) photo-ac.com
コーヒー用に開発された水筒なら、痒いところに手が届くような工夫がされているものが多くあります。いつでもどこでも快適に、おいしいコーヒーを楽しめるでしょう。
シービージャパン カフア コーヒーボトル QAHWA
世界で初めてボトル内部へテフロン加工を施し、においや汚れの問題を解決したコーヒー専用の水筒です。直径約53mmと大きな飲み口により、コーヒー本来の香りを楽しめます。氷も入れやすいので、アイスコーヒーを持ち運ぶのにも便利でしょう。
真空二層構造により、保温性・保冷性ともに優れ、出先でも入れたてのようなコーヒーを味わえます。色味やデザインも豊富にそろい、コーヒー好きな人にプレゼントするのもよいでしょう。
シービージャパン カフア コーヒーボトル QAHWA
KINTO トラベルタンブラー 20932
ネジ山などの突起をなくすことで、まるでマグで飲むような口当たりのよさを実現した水筒です。
直径は7.36cmと比較的大きいながらも、中身が勢いよく出ないように設計されています。そのため、熱いコーヒーで口をやけどしたり、アイスコーヒーの氷が出たりする心配がありません。
ボトル本体は、ステンレスの二重構造になっているので、保温・保冷効果にも優れます。カラーは全部で8種類から選べます。
KINTO トラベルタンブラー 20932
パール金属 カフェマグ バリスタ HB-2610
飲み口が樹脂素材でできており、口を付けたときにやけどをする心配がありません。また、氷ストッパーが付いているので、アイスの場合は、氷が飛び出すのを防ぎながら飲めます。
飲み口の直径は4cmと大きめなので、市販のドリッパーで直接ドリップすることもできます。キャンプなどのアウトドアレジャーの際に、入れたてを楽しむのもよいでしょう。カラーは、ミラー・ブラック・コーヒーチェリーの3種類あります。
パール金属 カフェマグ バリスタ HB-2610
持ち運びに便利なミニサイズ
(出典) pexels.com
ミニサイズなら、小さめのバッグやポケットにも入って、持ち運びに便利です。見た目もおしゃれなものが多いので、バッグから取り出すのが楽しみになるかもしれません。
パール金属 プレミアムマイカフェスリム ダイレクト H-6924
200mlタイプのサイズは外形60×高さ145mm、重さは180gと非常にスリムでコンパクトな水筒です。小さめのバッグでも余裕で持ち歩けるでしょう。車のドリンクホルダーにも収納可能なので、ドライブ中にコーヒーを飲むにも便利です。
飲み口はステンレス製なので、清潔で口当たりもよいでしょう。フタに付いたパッキンは簡単に取り外せるので、お手入れもしやすく便利です。カラーバリエーションは6種類あります。
パール金属 プレミアムマイカフェスリム ダイレクト H-6924
Cockcicle CANTEEN 2009BC
サイズは、直径7.5cm×高さ19cm、口径は4.2cmとバッグにすっきり収まるミニサイズです。ドリンクホルダーにも入るので、ドライブのお供に持っていくのもよいでしょう。
人体に悪影響を及ぼす可能性があるといわれるBPA(ビスフェノールA)と鉛を含む素材は使用しておらず、安全な素材のみを使って作られています。
本体はステンレス製なので、保温性・保冷性に優れ、結露の心配もありません。持ち歩きやすく、自然や人に優しい水筒です。
Cockcicle CANTEEN 2009BC
STANLEY ゴーシリーズ 真空ボトル
アメリカの老舗魔法瓶メーカー、スタンレー社の真空ボトルです。容量は280ml、サイズは幅7×高さ15.2×本体径6.5cmと持ち歩きのしやすいサイズです。フタにはフィンガーループが付いているので、指に引っ掛けて持ち歩いてもよいでしょう。
飲み口の素材にはさびに強い316ステンレスが使われていて、保温力・保冷力ともに高くなっています。食洗器に対応しているのも、うれしいポイントです。
STANLEY ゴーシリーズ 真空ボトル
お気に入りの水筒でおいしいコーヒーを持ち歩こう
(出典) pexels.com
コーヒー好きの人にとって、仕事の合間や自宅でのリラックスタイムに味わうコーヒーは特別なものです。外出先でも入れたてのおいしさを味わえたら、さらなる癒やしを得られるはずです。
おいしいコーヒーを外でも味わうには、コーヒーを入れて持ち歩く水筒選びが肝心です。この記事で紹介したポイントを参考に、お気に入りの水筒を見つけ、至福の一時を堪能しましょう。