床暖房は後付けできる!設置費用や注意点を紹介【後悔しないために確認しよう】

この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

「床暖房を後付けしたいけれど、実際にできるのか不安」「設置費用や注意点を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

床暖房は、足元から部屋全体を暖めてくれる快適な暖房方法で、新築だけでなくリフォームでも導入することが可能です。

この記事では、床暖房の後付けに必要な工法の種類や費用の目安、設置の際に確認しておくべき注意点をわかりやすくご紹介します。後悔しない床暖房選びのために、ぜひ参考にしてください。

床暖房は後付けできる!床暖房の工法

床暖房は冷えやすい足元から部屋全体を暖める暖房システムで、特に冬場に快適な生活を提供してくれます。床暖房は新築の家に設置する場合が多いですが、実はリフォームの際に後から追加も可能です。

床暖房には「温水式」と「電気式」の2種類の工法があり、設置場所やランニングコスト、工事内容などに応じて選べます。

それぞれの工法には特徴があるため、どちらが自分の家に合っているかを確認し、予算や工事内容を考慮しながら選ぶと良いでしょう。

温水式床暖房

温水式床暖房は、床下に設置した専用のパイプに温水を通して床全体を温める仕組みです。広いスペースを快適にしたい方や長時間使用する方に特におすすめします。

この方式の最大の特徴は、温かさが床全体に均一に広がることで、リビングやダイニングのような広い部屋でも快適な暖かさを得られる点です。

また、一度温まった床が熱を蓄えるため、電源を切ってもしばらくの間は室内の暖かさが持続します。長時間の使用や広い部屋での設置に向いており、ランニングコストも比較的安く済むため、長く使い続けることを考えると経済的です。

ただし、温水式床暖房を後付けする場合には、床下に配管を通すための工事が必要です。そのため、施工にはある程度の時間と費用がかかります。

また、床の高さが変わる可能性があるため、段差の有無や部屋全体の高さについても考慮が必要です。マンションの場合は管理規約により工事が制限される場合もありますので、事前に確認が必要です。

電気式床暖房

電気式床暖房は、薄型の電熱パネルを床下に敷き、そのパネルを電気で加熱することで床を温める方式です。工事が簡単で即暖性があるため、施工費用や手間を抑えたい方にはぴったりの工法です。

電気式床暖房は短時間で温かさを感じられるため、朝や夜など寒いときにすぐ床を温めたい場合に向いています。

ただし、電気代がやや高くなる傾向があるため、広い部屋全体の床を長時間温めるには費用がかさむこともあります。狭いスペースや部分的な暖房には向いていますが、広い部屋全体に設置する際は、使用時間に注意が必要です。

このタイプは工事が比較的簡単で、床の高さをあまり変えずに設置できるため、マンションや部屋の高さが限られている場所にも適しています。また、パネルが薄いため、既存の床材の上に直接設置できるケースもあり、床を剥がさずに施工ができる場合も多いです。

床暖房のメリット

床暖房には、エアコンやストーブといった一般的な暖房器具と比べて多くのメリットがあります。足元からじんわり暖めてくれる床暖房は、快適性だけでなく、家族の健康面にも良い影響を与えるため、人気が高まっています。

床暖房の特徴を理解することで、家族みんなが快適で過ごしやすい住環境を作ることができるでしょう。

以下では、床暖房が持つさまざまなメリットについて詳しくご紹介します。

足元が暖かい

床暖房の大きな魅力は、足元から暖かさが伝わることです。

通常のエアコンやストーブは部屋の空気を暖めて循環させる仕組みで、暖かい空気は上に集まりやすく、足元が冷えやすくなってしまいます。

しかし、床暖房は床そのものが温かくなるため、直接足に熱が伝わり、床に座ったり横になったりしても快適に過ごせます。足元が暖かいことで体全体がぽかぽかし、冷え性の人や寒がりの方にとっては非常にありがたいシステムです。

特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、床暖房があると安心して床で過ごせます。床暖房は部屋全体を均等に暖めるので、部屋のどこにいても同じように暖かさを感じられるのもポイントです。

エアコンの風が苦手な方や、部屋に段差が少なく、フラットな空間で家族全員がくつろげる環境を作りたい方には、床暖房が非常に向いています。

電源を切ってからも部屋が暖かい

床暖房には、電源を切った後もしばらく部屋の暖かさが持続するという特徴があります。

通常のエアコンやストーブは、電源を切るとすぐに冷たくなってしまうため、部屋も冷えやすいです。

しかし、床暖房は一度床が温まると、床材が熱を蓄えるため、電源を切った後もその熱がじんわりと部屋に放出されます。特に温水式の床暖房はこの効果が高く、夜寝る前に暖房を切っても、朝まで暖かさが残る場合が多いです。

この「蓄熱効果」によって、エネルギーの消費を抑えながらも快適な室温を維持できるのが床暖房の魅力です。

例えば、寒い冬の朝に冷え込んでいる部屋で起きるのは大変ですが、床暖房があれば寝ている間もじんわりと暖かさが続くため、寒さで目覚めるケースが少なくなります。

また、エアコンのように温度を一定に保とうと頻繁にスイッチのオン・オフを繰り返さなくても、快適な暖かさが長時間保たれるため、ランニングコストを節約できる点も大きなメリットです。

空気が乾燥しにくい

床暖房は、エアコンやストーブとは異なり、空気を直接暖めるのではなく、床からじんわりと熱を放出して部屋全体を暖めます。この仕組みによって、空気が乾燥しにくくなるというメリットがあります。

通常、エアコンやストーブなどの暖房器具を使うと、どうしても空気中の水分が失われ、部屋の湿度が下がり、乾燥を感じやすくなります。そのため、肌がかさついたり、喉が乾燥して痛くなったりすることがあります。

しかし、床暖房では湿度を保ったまま暖かさを得られます。特に冬場は乾燥による風邪やインフルエンザのリスクも高まりますが、床暖房は空気が乾燥しにくいため、健康面でも安心です。

また、空気が乾燥しにくいため、観葉植物やペットにとっても良い環境になります。湿度が安定することにより、室内の空気が新鮮に保たれるため、家族全員が快適に過ごせる空間を作ることができます。

メンテナンスが簡単

床暖房は、エアコンやストーブと比べてメンテナンスが少なく、長く使えるという点でも優れています。

一般的な暖房器具では、定期的なフィルター掃除や内部のクリーニングが必要ですが、床暖房は床下に設置されているため、ほこりがたまりにくく、掃除の手間も少なく済みます

電気式床暖房は、電熱パネルが床に埋め込まれているため、故障が少なく、耐久性が高いのが特徴です。

また、温水式床暖房の場合も、温水を循環させるパイプが床下に設置されており、年に一度程度の点検だけで十分に維持できるため、日常的なメンテナンスの手間がかかりません。

床暖房を取り付けた後は、ほとんど手を加える必要がないため、日々の家事負担も減らすことができます。

さらに、万が一トラブルが発生した場合でも、定期的な点検を行っておけば早めに不具合に気づき、修理対応がスムーズに行えるため安心です。長く快適に使える床暖房は、日々の生活を支えてくれる頼もしい設備です。

JR神戸駅前のHDC神戸には床暖房のメンテナンスも含めて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。床暖房の後付け工事をお考えの方は施工事例などの話を聞くと、完成後が想像できるのでおすすめです。

後悔しない床暖房の設置方法

床暖房を後付けする際には、設置方法を慎重に選ぶことが大切です。

リフォームにはさまざまな工法があり、床の状況や使用する素材によって快適さや見た目、工事の費用が変わってきます。どの設置方法を選ぶかによって、床暖房の効率や使用感も異なるため、自分の住まいに合った最適な工法を見つけることが重要です。

また、床暖房は一度設置すると長期間使用する設備なので、取り付け後の見た目や部屋全体のバランスも考慮しながら選ぶようにしましょう。

ここでは、代表的な設置方法について詳しくご紹介します。

すぐに使える直貼り

直貼り工法は、既存の床の上にそのまま床暖房のパネルや温水パイプを敷いていく方法です。

床材を剥がさずに、そのまま上から施工するため、工事が比較的早く完了し、設置後すぐに床暖房を使い始めることができます。リフォーム後すぐに暖かさを感じたい方や、できるだけ工事を簡単に済ませたい方にはおすすめの工法です。

リフォームが制限されているマンションでも採用されやすい工法で、直貼り工法を選ぶことで、床材の状態をそのままにして新たに暖房機能の追加が可能です。

施工が簡単なため、直貼り工法は工事費用も比較的抑えられる傾向にあり、リフォーム予算を気にする方には選びやすい方法と言えるでしょう。

ただし、既存の床の上に重ねるようにして施工するため、工事後には床の厚みが少し増してしまう場合があります。そのため、部屋全体の高さがわずかに変わり、場合によってはドアの開閉に影響が出る可能性もあるので、事前に確認しておくことが大切です。

また、直貼り工法の場合、床の高さが変わることで部屋の見た目に影響が出る可能性もあるため、特に室内デザインを重視する方は気をつけましょう。

段差ができない張替え

張替え工法は、既存の床を一度剥がして、床暖房設備を設置してから新しい床材を張り直す方法です。リビングやキッチンなどの大きなスペースでの施工に向いており、特に広い部屋全体を床暖房にしたい場合に適しています。

この方法は、床の高さを変えずに施工できるため、工事後に部屋に段差ができず、すっきりとした見た目が保たれます。段差がないことで部屋の中での移動がスムーズになり、家具の配置も自由に行えます。

ただし、張替え工法では既存の床材を剥がす工程が必要なため、工事の期間が長くなり、直貼り工法と比べて費用も高くなる傾向があります。また、床材の選び方によってはさらに費用がかさむこともあるため、リフォームの予算を十分に考慮して計画することが大切です。

長期的に見て段差のない美しい仕上がりを重視したい場合や、部屋全体のデザインを意識する方には、張替え工法が適しているでしょう。見た目も美しく、部屋全体に統一感を持たせることができるため、こだわりを持って床暖房を取り入れたい方にはおすすめです。

DIYは現実的ではない

床暖房の設置を自分で行うDIYも一部では可能ですが、実際には専門的な技術と知識が必要なため、一般の方が自力で設置するのは難しいのが現実です。

床暖房は、電気や水の配線・配管を扱うため、安全面でも注意が必要です。もし設置にミスがあると、暖房の効果が不十分になるだけでなく、家全体の安全に影響を与えるリスクもあるため、プロの手に委ねるのが安心です。

特に電気式床暖房は、電気工事の資格が必要な作業が多く、法律上でも無資格の方では作業できません

また、温水式床暖房の場合、配管の取り扱いが必要で、漏水などのトラブルが発生すると修理が大変です。仮にDIYでの設置ができたとしても、設置ミスによる不具合やトラブルが後から発生すると、逆に修理費用がかかってしまうリスクも考えられます。

さらに、床暖房は床下に設置されるため、万が一修理が必要になった場合には床を一度剥がす必要があるなど、工事が大がかりになる可能性があることも理解しておきましょう。

もし費用を抑えるためにDIYを検討している場合でも、まずは専門業者に相談し、アドバイスをもらった上で判断することが大切です。専門業者による設置は費用がかかるものの、プロの技術により効率的で安全な施工が行われるため、後々のメンテナンスも含めて安心です。

JR神戸駅前のHDC神戸には床暖房の後付け設置も含めて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。戸建てでもマンションでも床暖房の後付けをお考えの方は、施工事例などの話を聞くと完成状況が想像できるのでおすすめです。

床暖房の後付け費用

床暖房を後付けする際の費用は、どの工法を選ぶかや設置場所の条件によって大きく異なります。

床暖房には温水式と電気式の2つの工法があり、それぞれ初期費用やランニングコスト、工事の規模などが異なります。そのため、自分の住まいや予算に合ったものを選ぶことが大切です。

後付け工事では、床材の状態や部屋の広さによっても費用が変わるため、複数の業者に見積もりを依頼し、詳細な費用の確認をすることも重要です。また、床暖房本体の設置費用だけでなく、事前準備や後処理にかかる費用についても考慮しておきましょう。

温水式床暖房

温水式床暖房は初期費用がやや高めになる傾向があります。

設置には配管を床下に埋め込む必要があり、床を剥がして工事を行う場合が多いため、施工の手間がかかります。

このため、一般的に1平方メートルあたり2~3万円程度の費用がかかるケースが多く、リビングやダイニングのような広い空間に設置する場合には費用が高額になる可能性もあります。

ただし、運転コストは比較的安く、長時間使用する家庭や広いスペースを効率的に暖めたい方に適しています。使い始めてからの電気代が抑えられるため、長期的に見るとコストを抑えることができる場合もあります。

リフォームで温水式床暖房を後付けする際は、配管の施工に加え、部屋全体の高さや段差の調整が必要になる可能性もあるため、その分の追加費用も考慮する必要があります。

電気式床暖房

電気式床暖房は、薄型の電熱パネルを床下に敷き、そのパネルを電気で暖める方式です。温水式と比べて初期費用が低く、床材の上から直接設置できる場合が多いため、施工費用が抑えられるのが特徴です。

一般的には1平方メートルあたり1~2万円程度の費用がかかりますが、床材を剥がさずに施工できるため、工期も比較的短く、設置後すぐに使用を始めることができます。

電気式床暖房は、マンションや床下のスペースが限られている場所にも適しており、配管工事が不要なため、配線の確認程度で済む場合が多いです。

ただし、電気を使うため、温水式に比べてランニングコストが高くなる傾向があり、広い部屋を長時間暖めると電気代がかさむ可能性があります。そのため、部分的な暖房や小さなスペースでの使用には向いていますが、部屋全体を長時間暖めたい場合は設置後の電気代も考慮する必要があります

特に、短時間で温めたい場所や広い部屋以外のスペースに設置したい場合には便利な選択肢です。

工事以外の費用

床暖房の後付けには、設置工事以外にも考慮すべき費用がいくつかあります。

例えば、床材の選定や交換が必要な場合、床材そのものの費用や、それに伴う床材の設置費用も別途発生します。

特に、床材を防熱性の高いものや、耐久性の高いものに変更する場合は、床暖房との相性を考えた選択が求められます。また、既存の床材を剥がす必要がある場合は、その解体費用もかかります

さらに、床暖房設置後の電気代やガス代といったランニングコストも検討しておくことが大切です。電気式の場合は電気代が毎月のランニングコストに反映され、温水式の場合は給湯器などのメンテナンス費用が定期的にかかる可能性もあります。

また、床暖房を設置する際には、予算に余裕があれば、設置後の保守点検を含む長期保証サービスに加入することも安心です。これにより、万が一のトラブルが起きても、すぐに修理対応が可能になりますので、設置前に詳細を確認しておくと良いでしょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には、床暖房の後付けリフォームの費用について相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、床暖房について一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店していますので、最新の住宅設備を見て、キッチンや洗面台といった住宅設備を検討してみるのも、床暖房と同時に行うリフォームが想像できるのでおすすめです。

床暖房を後付けするときの注意点

床暖房を後付けで設置する際には、工事の流れや設置後の使用を快適にするための注意点を把握しておくことが大切です。

床暖房は後付けできるものの、家の構造や設備との相性が重要になるため、事前の確認や計画がスムーズな工事と満足のいく仕上がりにつながります。

以下では、床暖房を取り付ける際に気をつけるべきポイントについて順を追ってご説明します。

床暖房対応の床材か

床暖房を設置する場合、床材が床暖房に対応しているかどうかの確認が重要です。

床暖房は床材を通して熱を伝えるため、熱伝導性が高く、変形やひび割れが起こりにくい素材が適しています。一般的には、フローリング材でも「床暖房対応」と表示されているものが多く、これを選ぶことで熱効率を保ちながら、安全に使えるようになります。

畳やカーペットなどは熱に弱く、変形や焦げが生じるリスクがあるため、床暖房に適した素材に変更する必要があるかもしれません。

また、床暖房対応の床材は熱を均一に伝えやすいため、部屋全体をムラなく暖めることができ、快適に使用できます。選ぶ床材によっては、後から床材の張り替えが必要になり、追加費用がかかる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

電気容量が足りるか

床暖房を後付けする際には、家庭の電気容量が十分かどうかも確認が必要です。特に電気式床暖房の場合、消費電力が比較的高いため、家の電気容量が足りないとブレーカーが落ちる原因になる危険性があります。

床暖房を使用しながら、他の家電も同時に使うことを考えると、電気容量が不足してしまう可能性があるので、設置前に電気工事の専門業者に相談し、容量を確認してもらうと良いでしょう。

また、マンションや集合住宅では、各家庭に設定されている電気容量の上限が決まっている場合があるため、場合によっては契約容量を増やす必要が出てくるかもしれません。電気容量が不足すると、床暖房の効果が十分に発揮されないリスクもあるため、しっかりとした確認が重要です。

家具のレイアウトが適切か

床暖房を快適に使うためには、部屋の家具配置も大切です。

床暖房は床面全体を暖めるシステムですが、大きな家具を上に置くとその部分に熱がこもりやすくなり、部屋全体に暖かさが均等に広がりにくくなります。特に、ソファやベッドのような大型の家具を多く置くと、空気が滞り、床暖房の効率が落ちる可能性があります。

また、家具の脚が熱に弱い素材でできている場合、長時間の加熱で変色や変形が生じる可能性もあるため、注意が必要です。快適な暖かさを得るためには、床暖房が当たる場所と家具の配置を工夫し、なるべく床暖房が遮られないようにすることがポイントです。

マンションの管理規約違反にならないか

マンションで床暖房を後付けする場合、事前に管理規約を確認することがとても重要です。

マンションによっては、床暖房の設置に制限がある場合があり、特に温水式の場合は、床下の配管工事が必要となるため、構造に影響を及ぼす可能性があることから、設置が認められないケースもあります。

そのため、管理組合への事前確認や工事の申請が必要な場合は、許可が下りてから工事を進めるようにしましょう。管理規約をしっかりと把握することで、後々のトラブルを防ぎ、安心して床暖房を設置できます。

工事期間を適切に見積もっているか

床暖房の後付け工事には、床材の交換や配線・配管の設置など、さまざまな工程が含まれるため、想像以上に時間がかかる場合があります。

特にリビングなど広いスペースに床暖房を導入する場合は、工事期間が長引くことが多く、その間は部屋が使えなくなる可能性もあります。

そのため、工事がどのくらいの日数を要するのかを事前に確認し、生活への影響を最小限に抑える計画を立てることが大切です。

また、季節によって工事のスケジュールが混み合う時期もあるため、工事会社との相談を早めに行うと良いでしょう。例えば、冬に向けて床暖房を設置したい場合は、秋口には工事を計画し、スケジュールに余裕を持たせておくと安心です。

まとめ

床暖房は、後付けで快適な暖房環境を作り出す素晴らしい設備です。後から設置する場合、温水式と電気式の工法や、それにかかる費用、注意点をよく理解しておくことで、設置後に後悔せずに済みます。

床材が床暖房に対応しているか、家庭の電気容量が十分か、家具配置による熱の分散ができるかといった点は、快適性を左右するため特に重要です。

さらに、マンションの場合は管理規約を確認し、許可を得る必要があります。また、工事期間の見積もりをしっかり立て、日常生活に支障が出ないよう計画しておくと良いでしょう。

床暖房を後付けする際には、このような要点を把握し、専門業者と相談しながら計画を進めることで、足元からぽかぽかと暖かい、快適な暮らしを実現できます。

JR神戸駅前のHDC神戸には、床暖房の後付けについて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店していますので、最新の住宅設備を見て、床暖房の後付けと同時に住宅設備のリフォームを検討してみるのも、リフォーム後が想像できるのでおすすめです。

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