長時間の飛行機で、なかなか寝つけないことや、起床時に首や肩が痛くなったことがある人は多いでしょう。そんなときに役立つのが、移動中の眠りをサポートしてくれるネックピロー(首枕)です。
ただ、素材や形状が異なる商品が多く、どれを選べばいいのか悩みますよね。
今回は、ネックピローの選び方と、おすすめ商品を8つ紹介します。ネックピローの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ネックピローにはどんなタイプがある?飛行機で使える枕の選び方!
ネックピローにはさまざまなものがあり、タイプ・形状・素材によって種類分けできます。使い心地が良いものを選ぶのはもちろんのこと、飛行機で使いやすいかどうかも、ネックピロー選びで重要なポイントです。
- 【タイプ】用途に合わせて選ぼう
- 【形状】好みに合わせて選ぼう
- 【カバー素材】使い心地も要チェック
上記内容を詳しく見ていきましょう。
【タイプ】用途に合わせて選ぼう
ネックピローには、大きく分けてクッションタイプとエアータイプがあります。
ネックピローのタイプ
- クッションタイプ:低反発ウレタン・ビーズなどが詰まっているタイプ
- エアータイプ:空気を入れて膨らませるタイプ
クッションタイプは、一般的な枕やクッションと同じように中身が詰まっているタイプのことです。優れたクッション性やフィット感で、首をしっかり支えてくれるのが大きなメリットといえるでしょう。
ひと口にクッションといっても、さまざまな種類があります。首元が沈み過ぎないほどよい硬さが欲しい人は低反発ウレタン、首のラインに沿ってしっかりとフィットしてくれるネックピローが欲しい人はビーズをチョイスしてください。
クッションタイプのネックピローは、使わないときにかさばってしまうのが難点。飛行機で使うなら、空気を入れて膨らませるエアータイプのネックピローがおすすめです。空気を抜けばコンパクトに折りたためるので、持ち運びやすいのが利点です。
クッションタイプと比較して、安定感・寝心地はやや劣りますが、空気の入れ具合によって好みの硬さに調節できます。軽量で、かさばらないタイプが欲しい人にうってつけですよ。
自分で息を吹き込むのが面倒な人は、ポンプが内蔵されているタイプを選びましょう。
【形状】好みに合わせて選ぼう
タイプと一緒にチェックしておきたいのが、形状です。使い勝手はもちろんのこと、形状によってサイズ感も異なるので、自分に合ったものをチョイスする必要があります。
ネックピローの形状
- U字型:優れた安定感で、首や頭が傾くのを防ぐ
- J字型:首や頭、顎を支える
- 変形型:形を好きなようにカスタマイズできる
U字型のネックピローは、首周りを包み込むようにサポートしてくれるので、抜群の安定感があります。ネックピローのなかでもスタンダードな形状で商品の種類が多く、自分好みのサイズやデザインのものを見つけやすいでしょう。
左右どちらか片方に頭を傾けた状態で寝ることが多い人は、J字型のネックピローがおすすめです。首や頭、顎を支えてくれるので、窓や壁にもたれながらゆったりくつろげます。
変形型のネックピローは、ワイヤーを曲げることで形を自由自在に変えられるのが特徴です。家族など複数人で共有したい人や、飛行機以外で使用することがある人におすすめです。
【カバー素材】使い心地も要チェック
直接肌に触れて使うものなので、カバー素材もチェックしておきましょう。体質に合わせてチョイスするのが、選び方のコツですよ。
ネックピローのカバー素材
- コットン:通気性・吸水性が高い
- メッシュ・パイル:汗をかいても乾きが早い
- フリース・ベロア:保温性が高い
- ポリエステル:抗菌・防臭加工など、特殊な加工がされていることが多い
寝汗をかきやすい人は、コットン・メッシュ・パイル素材のネックピローを選びましょう。首周りが蒸れにくく、窮屈な飛行機時間を快適にしてくれるでしょう。オールシーズン使えるのも魅力です。
冷え性の人や、寒い時期に飛行機に乗ることが多い人は、フリース・ベロア素材のネックピローがおすすめです。保温性が高く、あたたかさや肌触りの良さを感じながらゆったりと眠れるでしょう。
ポリエステル素材には濡れやすいという欠点がありますが、抗菌・防臭加工など、特殊な加工がされていることが多い素材です。衛生面を重視する人にぴったりの素材といえるでしょう。
ただ、長期間または就寝中の使用は汗や皮脂、整髪料がネックピローに付着しやすいため、付いた汚れを取れるかどうかもネックピロー選びにおいて重要です。
清潔に使い続けるなら、カバーを外して洗えるタイプや丸洗いできるタイプのほうが、より安心で安全な素材といえますよ。
【クッションタイプ】飛行機で使えるおすすめの枕4選
クッションタイプのネックピローを4つ紹介します。首をしっかり支えてくれるタイプが欲しい人や、空気の出し入れが面倒な人におすすめですよ。
- ミニピロー
- ネックピロー
- 好きな形に曲げられる ネックピロー
- 低反発枕
順にみていきましょう。
ミニピロー
移動を快適にする、キューブ状の低反発クッション「ミニピロー」は、その名の通り、頭にジャストフィットする、コンパクトなキューブ型クッションです。「U字型のネックピローは大きくかさばる」「エアータイプは空気の出し入れが面倒」という人におすすめです。
収納時のサイズは小さめのりんごサイズで、かさばることなく、ラクに持ち運ぶことができます。ストラップを使ってバッグやスーツケースにぶら下げておけば、使用したいときにサッと使えますよ。
窓や壁にもたれながら使ってもズレないので、座ったままでも快適な睡眠が実現するでしょう。
- タイプ:クッション(低反発素材)
- 形状:キューブ型
- カバー素材:ライクラ・エラスティックナイロン
- カバー:取り外し・洗濯可能
移動を快適にする、キューブ状の低反発クッション「ミニピロー」
ネックピロー
顔をすべて覆えるほど大きなフードがついた、RATOMのネックピロー。フードを被れば、飛行機で人目を気にせず眠ることができるでしょう。
首に優しくフィットする高密度低反発素材でできており、体圧分散と優れた耐久性が特徴です。通気性と吸汗性が高いコットン素材のカバーは、取り外して洗濯することができます。
収納袋に入れてリュックやキャリーケースに結び付けておけば、紛失する心配もありませんよ。
- タイプ:クッション(低反発素材)
- 形状:U字型
- カバー素材:コットン
- カバー:取り外し・洗濯可能
【RATOM】ネックピロー
好きな形に曲げられる ネックピロー
GUAPOのネックピローは、自分好みの形に自由に曲げ伸ばしができるタイプです。適度に沈み込む低反発素材を採用しており、頭部と首の周りを360度しっかりと支えてくれます。。
使用しないときはくるっとまるめて専用ケースに入れると、コンパクトにまとまります。ネックピローとしてはもちろん、腰クッションとしても使えますよ。
- タイプ:クッション(低反発素材)
- 形状:変形型
- カバー素材:コットン
- カバー:取り外し・洗濯可能
【GUAPO】好きな形に曲げられる ネックピロー
低反発枕
旅行がもっと楽しくなるようなおしゃれでかわいらしいネックピローが欲しい人には、ハピタスの低反発枕がおすすめです。猫耳と猫の顔がついたデザインで、気分が上がること間違いなし。
低反発素材ならではのモチモチ感が、首や頭をやさしくホールドしてくれます。スナップボタン式のフックが付いており、バッグなどに取り付けて持ち運ぶことができますよ。
- タイプ:クッション(低反発素材)
- 形状:U字型
- カバー素材:ポリエステル
- カバー:取り外し・洗濯不可
【ハピタス】低反発枕
【エアータイプ】飛行機で使えるおすすめの枕4選
エアータイプのネックピローを紹介します。なるべく荷物を減らしたい人におすすめですよ。
- ネックピロー
- ネックピロー mini
- ネックピロー U型まくら
- ネックピロー
順にみていきましょう。
ネックピロー
内蔵のポンプを使って最速30秒で膨らませることができる、Trapilwのネックピロー。排気弁のボタンを押すと、好みの高さに調節できます。
ネックピロー本体に収納袋が備わっているので、収納袋を紛失する心配がありません。バッグやリュックに連結できるフック付きで、持ち運びにも便利なネックピローですよ。
- タイプ:エアー
- 形状:U字型
- カバー素材:コットン
- カバー:取り外し・洗濯可能
【Trapilw】ネックピロー
ネックピロー mini
子供用や女性用のネックピローを探している人には、ヴァンガードのネックピローminiがおすすめです。空気で膨らませるタイプのネックピローで、空気の入れ具合で好みの高さに調節できます。
取り外し可能なカバーはコットン素材でできており、濡れにくく通気性に優れているのがポイントです。
価格も安く、ネックピローを使ったことのない人におすすめですよ。
- タイプ:エアー
- 形状:U字型
- カバー素材:コットン
- カバー:取り外し・洗濯可能
【ヴァンガード】ネックピロー mini
ネックピロー U型まくら
LLAPのU型まくらは、内蔵のポンプで最速30秒で膨らませることができます。人間工学に基づいて作られており、頚椎の曲線を合わせて頭・首・肩を優しく支えます。
カバーには、肌触りの良い牛乳繊維と、弾力性のあるTPU弾性が使われています。肌触りが柔らかいので、快適な飛行機時間を過ごせるでしょう。
- タイプ:エアー
- 形状:U字型
- カバー素材:ポリエステル
- カバー:取り外し・洗濯可能
【LLAP】ネックピロー U型まくら
ネックピロー
JANRIのネックピローは、人間工学に基づいて3D設計された形状とやわらかい素材が特徴です。首や肩をやさしく包み込み、長時間のフライトでの疲れを軽減します。
ネックピローをつけたまま、片手でラクに空気量を調節できるのもポイントです。
- タイプ:エアー
- 形状:U字型
- カバー素材:不明
- カバー:取り外し・洗濯可能
【JANRI】ネックピロー
飛行機で枕は必要?ネックピローのメリットを紹介
座った姿勢で寝ると、体のバランスが崩れて体に負荷がかかります。首や肩が痛くなったり寝付けなかったりするでしょう。
座ったまま使えるネックピローは、首を支えることによって頭の位置を安定させることができます。快適な睡眠環境をつくってくれるネックピローは、長時間のフライトで眠りたいときに重宝するアイテムです。
クッションタイプであれば、そのまま首にはめて使用することができます。エアータイプなら、空気を入れる手間があるものの、使用しないときはコンパクトにまとめられるメリットがあります。
使い勝手や使い心地は異なるものの、どのタイプも比較的使いやすいので、飛行機移動が多い人におすすめですよ。
ネックピローは飛行機以外でも使える!おすすめの使い方とは?
ネックピローは飛行機や車などの移動時以外にも、以下のような使い方ができますよ。
ネックピローが活躍する場面
- 机にうつぶせになって仮眠を取るとき
- デスクワークで腰が痛いとき
- 外出中に子どもが寝たとき
ネックピローは、机にうつぶせになって仮眠を取るときの枕代わりや、デスクワークで腰が痛いときにも便利です。使用場所に合わせて高さを調整できるエアータイプを選ぶと良いでしょう。
また、子供の昼寝用に使うのもおすすめです。背もたれ付きチャイルドシートは首周りのサポートがしっかりしていますが、座布団式はシンプルな構造なので首周りのクッションがありません。ネックピローは、座布団式を使うようになった子供の睡眠環境を整えてくれるでしょう。
飛行機以外で使う可能性がある場合は、使用状況をイメージしながら形状やタイプを選ぶと良いですよ。
飛行機用の枕は100均で購入できる?
ネックピローは、ダイソーやセリアなどの100均で購入できます。口で膨らませるタイプが多い傾向にありますが、内蔵ポンプタイプや低反発素材のネックピローも販売されています。
初めてネックピローを購入する人や、できるだけ安いネックピローが欲しい人は、100均で購入すると良いですよ。
ただ、100均で販売されているネックピローのカバーはポリエステル素材のものが多く、触り心地や吸水性に欠けます。カバーの取り外しができないタイプが多いのも難点です。
清潔さを重視する人は、旅行グッズ専門店などで販売されているネックピローをチェックしてみてくださいね。
まとめ|飛行機用の枕はコンパクトにまとまるタイプがおすすめ
飛行機で便利なネックピローは、タイプ・形状・素材によって種類分けできます。おすすめは、コンパクトにまとめられるエアータイプです。荷物になりにくく、家で保管する際も場所を取らない利点があります。
また、カバーの取り外しができるか、収納袋がついているかなどもチェックしましょう。使い心地はもちろんのこと、使い勝手などもネックピロー選びの参考にすると良いですよ。
飛行機で使えるネックピローを探している人は、今回紹介した選び方やおすすめの商品をぜひ参考にしてくださいね。