炊きたてのごはんをおいしく保温できるおひつ。
おひつのごはんは、冷めてもおいしい上に、再加熱したときに炊きたてのようなクオリティのごはんが食べられるのが魅力です。
最近では、昔ながらの木製以外にも、陶器やセラミックなどさまざまな素材のおひつが出てきています。おひつは素材によって特性やお手入れ方法などが異なるため、購入する際に確認しておきましょう。
この記事では、素材別のおすすめや、おしゃれなおひつなどを紹介します。また、これからおひつを購入する方に向けて、おひつはどこで買えるのかについても解説しますので、参考にしてみてくださいね。
目次
【素材別】おすすめのおひつ
おひつを選ぶ際に、どの素材にするかで迷う方も多いでしょう。
おひつは素材の特性によって、機能性が異なります。ここでは、素材や特性別におすすめのおひつを紹介します。素材選びで迷っている方は、チェックしてみてくださいね。
- 木製
- セラミック
- 陶器
- 電子レンジ対応
- 冷蔵庫で保存可能
木製
昔ながらの味わいがある、木製のおひつ。木製のおひつに使われている木の種類は、おもにスギ・ヒノキ・さわらの3種類が一般的です。
木製のおひつは、ごはんと一緒に自然な木の香りを楽しむことができます。ごはんが冷めてもほのかに木の香りが続くので、食欲をそそりごはんがいっそうおいしく感じられるでしょう。
木の種類によって香りも異なります。3種類の中では、さわらが最も香りが控えめです。強い香りが苦手な方は、さわらを使ったおひつが良いでしょう。
スギやヒノキは、爽やかでしっかりとした木の香りが特徴です。木の香りが好きな方には、スギやヒノキを使ったおひつがおすすめです。
木製の良さは、香りだけでなく木が持つ調湿効果で、炊きたてごはんのようなふっくら感が冷めても続くことです。炊きたての際に出る蒸気で、べちゃっとしてしまったり、時間がたってパサついたりすることもありません。
木製おひつでおすすめなのが、シンプルなデザインの木曽さわらの江戸びつです。厳選した木曽さわらを使用し、職人がひとつひとつ手作業で仕上げています。さわらの上品でほのかな香りと、シンプルで飽きのこないデザインが、長くおひつを使用したい方におすすめですよ。
木曽さわら 江戸びつ
セラミック・陶器
セラミックと陶器の違いについて、疑問に思っている方も多いでしょう。そもそも、セラミックは陶器を含む焼き物全体を指しているため、同じものといえます。
セラミック素材は、熱に強いのが特徴です。電子レンジなどで再加熱が可能なものや、冷蔵庫で保存できるものが多く、使い勝手がよいのがポイントです。
お手入れ方法も、通常の食器類と同じように洗剤を使用したり、食洗機や乾燥機を使用できるタイプが多いです。忙しい方でも気軽にサッと使用できる点がおすすめです。
おひつの保湿力は、使用している材質によって異なります。多孔質な素材を使用していれば、木製とほぼ変わらない保湿力があるでしょう。しかし、一般的なセラミックの保湿力は、木製より少し劣ることがあります。ごはんの保湿力を重視する方は、使われている材質をチェックしてから購入してくださいね。
日本製の陶器で作られた、IWANOのおひつがおすすめです。
IWANOのおひつは、シンプルでスタイリッシュなデザインでおしゃれです。その上、水分バランスや空気のコントロール力に優れた材質を使用しているため、翌日でもおいしいごはんが食べられるのが特徴です。
さらに、便利な機能である、電子レンジ・直火・オーブンの使用も可能です。おひつのままレンジで温め直しができるので、忙しい方でも手軽に使えます。直火やオーブンでの使用も可能なので、ごはんの保温だけでなく、おひつを使ってリゾットや簡単な煮込み料理を作ることもできます。幅広い用途があるので、お料理好きな方にもおすすめ。食べたあとは、食洗機で洗うこともできるので、お手入れが簡単なのも嬉しいですね。
日本製おひつ
電子レンジ対応
再加熱のときに容器を移し替えるのが面倒に感じる方や、洗い物を少なく済ませたい方には、電子レンジ対応のおひつがおすすめです。
電子レンジ対応のおひつであれば、食べる直前におひつのまま電子レンジでチンするだけで、ふっくらごはんが食べられます。忙しい朝や、残業で遅くなったときなどに手軽にごはんの準備ができるのは、魅力的ですよね。
信楽焼の1.5合用のおひつは、1人暮らしや2人暮らしにちょうどいいコンパクトサイズ。食べたい時にさっと温められる上、冷蔵庫に入れていてもかさばらないサイズ感なのがポイントです。
信楽焼おひつ
冷蔵庫で保存可能
冷蔵庫で保存可能なおひつが便利です。冷蔵庫で保存できるタイプなら、温度や湿度を気にすることなく、ごはんを保存しておけます。特に、部屋が高温になりやすい夏場や、湿度が高い梅雨時期などは安心ですよね。
おひつは、冷蔵保存機能が付いていても、長期間の保存ができるわけではありません。しかし、ごはんが少しだけ余ってしまったときや、次の食事で食べきれそうなときなどは、冷蔵保存できた方が断然便利です。
moriiのおひつは、冷蔵保存可能な上、電子レンジや食洗機も使用できるタイプ。竹炭入りの厚手の樹脂素材でできているのが特徴です。竹炭が入っていることで、冷蔵庫内でのにおい移りの心配などがありません。
また、竹炭は遠赤外線を放射しやすい特性があるため、ふっくらおいしいごはんに仕上がります。
morii おひつ2合
おしゃれなおひつ3選
ごはんのおいしさを引き出してくれるおひつ。機能性も大切ですが、毎日使うならデザイン性のあるおしゃれな見た目のものだと、気分も上がりますよね。
ここでは、機能性がありながらも、デザインや素材感がおしゃれなおひつを紹介します。デザイン性の高いおひつを使って、いつもの食卓をおしゃれな雰囲気にアップデートしてみてはいかがでしょうか。
「千陶千賀陶器 伊賀焼おひつ 黒柿釉」
四日市萬古焼の千陶千賀陶器のおひつは、一見おひつに見えないおしゃれなデザインが特徴です。そのまま食卓に出せば、見栄えのするテーブルコーデの一部にも。
千陶千賀陶器の伊賀焼おひつは、保湿性に優れているため、炊きたてのごはんを長く楽しむことができます。陶器の材質が多孔質なことで、おひつ内の水分バランスが常に保たれています。そのため、再加熱しても、ハリのあるふっくらごはんが味わえるのも、魅力のひとつといえます。
千陶千賀陶器|伊賀焼おひつ 黒柿釉
「KURASHImeister OHITSU L」
KURASHImeisterのOHITSU Lは、スクエアタイプの可愛らしいおひつです。スクエア型なので、冷蔵庫にもすっきり収納できる点も魅力的です。外側はスクエア型ですが、内側は丸底の形状になっているため、最後までしっかりごはんがすくえます。
耐熱性の陶器になっているため、電子レンジでの再加熱ももちろん可能。さらに、日本製の高品質な多孔質素材を使用しているため、吸湿性や放湿性にも優れているのも特徴です。そのため、ベタつきのないふっくらおいしいごはんが食べられますよ。
オーブンの使用もできるので、ごはん以外の食材を調理するときの耐熱皿やココットの代わりにも使えますよ。
OHITSU Lサイズ
「枡のおひつ」
おしゃれな枡のデザインが特徴の木製おひつ。木製ですが、電子レンジの使用も可能で使い勝手のよさもおすすめ。忙しい時も電子レンジでチンするだけで、再加熱ができる上、そのままお茶碗代わりに使えるので手軽に使えるのもポイントです。
おひつの内側はコーディングされているため、ごはんがこびりつきにくくなっています。使用後にごはんがさっと洗い流せるので、お手入れが楽なのも嬉しいですよね。枡のおひつは、ひのきで出来ているため、ほんのり漂うひのきの香りも、ほっと癒される食事タイムを演出してくれますよ。
デザイン性がありながらも、気軽に使える便利な機能がついたおひつは、毎日使いたい方におすすめです。
冷凍ご飯を“炊きたて”のようにおいしく食べられる「枡のおひつ」
おひつはどこで買えばいいの?無印やニトリにはあるの?
おうちにいながら、旅館の朝食のようなおいしいごはんが食べられるおひつ。近年、需要の高まりを見せるおひつですが、「実際おひつってどこで買えばいいの?」と疑問に感じている方も多いでしょう。
ここでは、おひつの購入場所がわからない方に向けて、おひつの購入が可能な場所を紹介します。購入場所によるメリットやデメリットもありますので、いろいろな種類を比較して、長く愛用できるおひつを見つけてくださいね。
通販
最近は、ネットショップでもおひつを扱ってる店舗が多くなりました。多くの商品がそろう通販は、口コミチェックや価格比較なども一度にできる点が最大のメリットです。
機能性やデザイン性だけでなく、こだわりの一品を見つけたい方は、おしゃれなアイテムをセレクトしているネットショップで探してみるのがおすすめです。
購入したいおひつのサイズにもよりますが、おひつの容量が大きくなるほど重くなります。通販で購入する場合は、自宅に配送してもらうことがほとんどです。重たいおひつを抱えて帰宅しなくてもいい点も、通販で購入する魅力でしょう。
ただし、購入する商品は、実際に触れて見てみたいという方もいるでしょう。その場合は、事前にネットショップなどで欲しい商品をいくつかピックアップしてから、店頭へ足を運んでみても良いでしょう。
ホームセンター
おひつは、ホームセンターのキッチン用品売り場で販売されていることが多いです。ホームセンターの場合は、規模にもよりますが、お手頃な価格帯のおひつを多く扱っているところが多いでしょう。近所にホームセンターがある方は、お買い物のついでなどに、一度チェックしてみるのもおすすめですよ。
無印良品
現在無印良品では、「萬古焼のおひつ」などをはじめ、「おひつにもなる土釜」など数種類のおひつが販売されています。特に、萬古焼のおひつは、食洗機や電子レンジの使用も可能です。シンプルで飽きのこないデザインが、「長く愛用できそうだ」と話題を呼んでいます。
萬古焼のおひつとあわせて、「おひつにもなる土釜」も人気です。土釜とおひつが一体になった1台2役なので、ごはんが炊きあがった際の移し替えが必要ありません。土釜は通常、炊飯する際の微妙な火加減調節が難しいですが、こちらのアイテムは、火加減調節が必要ないのも人気の秘密です。といだお米をそのまま火にかけて待つだけなので、はじめて土釜を使う方でも失敗が少なく安心です。
ネットショップや店頭によっては、すでに完売しているところも多いようですので、気になる方は早めにチェックしてみてくださいね。
土釜おこげ
ニトリ
機能性のある便利な製品が、お手頃な価格で販売されているニトリ。
2022年以前は、ニトリでもおひつの販売があったようですが、現在ニトリでおひつの取り扱いはないようです。
昨年以前にニトリのおひつを買いそびれてしまった方は残念ですが、最近では便利な機能がたくさんついたお手頃価格のおひつも多数販売されていますので、ネットショップなどで探してみてはいかがでしょうか。
【感動】ニトリで買った「魔法のおひつ」でご飯食べたら、旅館みたいに美味しくなった…!https://t.co/A9vVxmp0iM
ニトリの「セラミックおひつ」がめっちゃ良かった!残ったご飯を、炊きたてみたいに美味しく温められるんです。冷凍庫に保存するのよりもラクかも…。 pic.twitter.com/e1xIP1z3mK
— BuzzFeed Japan (@BuzzFeedJapan) April 12, 2022
おひつのメリットデメリット
ここでは、これからおひつを購入する方に向けて、おひつのメリットとデメリットを紹介します。メリットだけでなく、デメリットも確認して、用途やライフスタイルにあったおひつを選んでみてくださいね。
メリット
おひつを使う一番のメリットは、時間がたっても炊きたてのようなふっくらとしたツヤのあるごはんが食べられることです。
最近では、優れた機能性のあるものが多く販売されています。素材によっては、電子レンジが使えるものや、直火やオーブンの使用が可能なものもあります。
さらに、セラミックなどの陶器類は、冷蔵保存可能なものが多くなっています。冷蔵庫で保存しているおひつを、そのまま電子レンジで再加熱するだけで食べられるので、忙しい方でも手軽に使用できるものも増えています。
デメリット
おひつは、長期的にごはんを保存する容器ではありません。おひつに移し替えてから保存可能な期間は1日程度です。そのため、長期保存がしたい方にとっては、保存期間が短いことはデメリットに感じるかもしれません。
また、素材によってはお手入れに注意が必要です。昔ながらの素朴なデザインが魅力の木製おひつは、洗剤の使用ができないこともあるため、購入前によく確認しておくようにしましょう。
まとめ|毎日使うなら電子レンジ使用可能なものや、冷蔵保存できるおひつがおすすめ
最近では、色々な素材を使った機能性のあるおひつや、おしゃれなデザインのおひつなど、数多くのおひつが販売されています。
毎日使用するなら、見た目だけでなく機能性にもこだわって選びましょう。特に、冷蔵保存ができるタイプは、忙しい朝にサッと冷蔵庫から取り出して食べられて便利です。
さらに、電子レンジでの再加熱が可能なものを選ぶと、冷蔵保存から再加熱までがひとつのおひつでできます。食洗機対応であれば使用後の片付けもラクになります。使用頻度が高い方は、手軽に使えるタイプを選ぶことも大切です。
たくさんのおひつを比較して、長く愛用できるおひつを選んでみてくださいね。