小学生の夏休みといえば、自由研究や工作。せっかく作るなら、他の子たちに負けないくらいおしゃれな工作を作りたいですよね。
ただ、自由研究や工作などの夏休みの宿題はテーマが決められていないため、どんなものを作ればいいのか分からない親御さんやお子さんは多いでしょう。特に低学年の子供であれば、自分でテーマを絞るのは難しいため、親のサポートが欠かせません。
今回は、低学年の女の子向けの工作を紹介します。手順が簡単なおしゃれな工作に絞って紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
低学年の子供が工作する際の注意点やポイント
夏休みの工作は、各家庭で自由に作れるのがメリットです。しかし、テーマ決めから材料の準備まで各家庭で準備しなければなりません。工作に慣れていない子供には難しく、作業に時間がかかることもあるでしょう。
低学年(1年・2年・3年)の子供が工作する際の注意点やポイントを2点紹介するので、ぜひ作業に取り掛かる前に目を通してくださいね。
- 材料の安全性をチェックする
- なるべく家にある身近なもので作る
後ほど、低学年の女の子におすすめの工作を紹介します。
材料の安全性をチェックする
低学年の子供が工作をする場合、まずは作品に使用する材料の安全性を確かめましょう。爪楊枝や針金などの先が尖ったものや、カットした後に切り口が鋭くなる素材を扱うときには特に気を配りましょう。ペットボトルなどをカットして使う場合は、切り口を養生できるようなテープも合わせて用意しておくのがポイントです。
また、カッターやホッチキス、テープカッターなどの道具も、扱い方を間違えると怪我をするリスクがあります。切ったり貼ったりする作業のときは、子供を見守りつつ、必要なときはサポートしてあげてくださいね。
なるべく家にある身近なもので作る
夏休みの工作は、ペットボトルや牛乳パックなどの家にある身近なものを再利用して完成させてみましょう。工作にかける費用の節約にもなりますし、なにより誰にも真似できないオリジナル作品を作れるメリットがあります。
ただ、作品で使う全ての材料を身近なもので作るのは難しいでしょう。家にあるもので代用できない場合は、材料を買い足すことも視野に入れましょう。
おしゃれでかわいい工作3選!低学年の女の子でも作れるアクセサリーを紹介
子供の工作は、作って終わりになりがち。せっかく子供が時間をかけて丁寧に作ったのなら、学校に提出した後も家や外出先で使えるものを作りましょう。
低学年の女の子でも作れるおしゃれでかわいいアクセサリーを3つ紹介します。
- シュシュ
- バレッタ
- ブレスレット
上記の内容を順に紹介します。
シュシュ
髪の毛を束ねるのに便利なシュシュは、手軽におしゃれを楽しめるアクセサリーの一つです。一般的な髪ゴムよりもボリューミーなデザインなので、シュシュで髪の毛をまとめるだけで一気におしゃれ感がアップします。
今回紹介するシュシュは、毛糸とヘアゴムとストローの3つの材料があれば簡単に作れます。1時間あれば完成するため、夏休み終盤ギリギリなってしまっても、すぐに取り掛かれば提出日に間に合いますよ。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 針と糸を使わずに作れる
- 身近なものを使って作れる
- 親の手を借りずに作れる
- 材料選びから子供が参加できる
材料
- 毛糸:約2m
- 髪ゴム:約20cm
- ストロー:1本
使用する道具
- ハサミ
作り方
作り方は以下の動画を参考にしてくださいね。
選ぶ毛糸によって見た目が大きく変わるため、お子さんの好みに合わせて作ってみてください。
バレッタ
髪の毛に固定して、おしゃれを楽しんだり髪の毛をまとめたりできるバレッタ。バレッタ金具の表側を装飾するだけの簡単な作業なので、低学年の女の子向けの工作です。
大人は作品のクオリティが気になってしまいがちですが、子供が作っているデザインへの口出しは控えましょう。子供がサポートを必要としたときだけ、手を貸してあげると良いですよ。
バレッタの装飾に迷ったら、夏の思い出をイメージできる貝殻やビーズなどを使って飾るのがおすすめです。使って楽しいだけでなく、使うたびに大切な思い出を振り返ることができます。
ぜひ、自分だけのオリジナルバレッタを作ってみてください。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 親の手を借りずに作れる
- 夏の思い出を作品という形で残せる
- 配色を考えながら工作を作れる
- 材料選びから子供が参加できる
材料
- 飾り(貝殻・リボン・ビーズ・木の実・ドライフラワー)
- バレッタ金具:1つ
使用する道具
- 接着剤(金属に使えるもの)
- トップコートまたはレジン(無くても可)
作り方
- 二枚貝を使用する場合は、貝殻の中を全てボンドで埋める
- 飾りの配置を考える
- バレッタの飾りをつける面に接着剤を薄く塗る
- 接着剤が乾く前にバレッタに貝殻を接着していく
- トップコートやレジンを塗って、艶出しと補強をする
- 乾かす
- 装飾が固まれば完成
ブレスレット
おしゃれが大好きなお子さんであれば、100均の材料で作れるかわいいブレスレットがおすすめです。小学校1年生の女の子でも簡単に作れる工作なので、工作が苦手な子や作業に時間がかかってしまう子に向いています。
今回紹介するブレスレットはスウェード調のひもを使ったものなので、紐を通せるサイズの穴が空いているパーツを揃えましょう。形の異なるビーズや色違いのパーツを選び、作った本人が毎日付けたくなるようなブレスレットに仕上げてくださいね。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 親の手を借りずに作れる
- 材料選びから子供が参加できる
- 配色を考えながら工作を作れる
材料
- スウェード調のひも:50cm×2本
- シルバーデコ ミニバックル:1つ
- パーツ(ビーズなど)
使用する道具
- ハサミ
作り方
作り方は以下の動画を参考にしてくださいね。
身近なもので作れる工作3選!使い終わったものを再利用して作ろう
ペットボトルや牛乳パックなど、身近なものを使った工作を3つ紹介します。出来上がった工作は、日常生活で使えるものばかりなので、再利用することの大切さを一緒に学ぶきっかけにもなるでしょう。
- ペットボトルを使った風鈴
- 牛乳パックを使った貯金箱
- 牛乳パックを使ったカレンダー
間違えて切ったり曲げたりしてしまった場合に備え、使い終わったペットボトルや牛乳パックはなるべく多めに取っておきましょう。
ペットボトルを使った風鈴
ガラスや鉄、銅などで作られることが多い風鈴ですが、ペットボトルを使って手作りすることができます。シールやマーカーペンなどを使って一からデザインすれば、完全オリジナル風鈴の出来上がりです。
ペットボトルをカットする作業は怪我をしてしまうおそれがあるため、親がサポートしてあげてくださいね。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 身近なものを使って作れる
- 再利用の大切さを学べる
- 日常生活で使える
- 季節的なものなので夏休みの工作にふさわしい
材料
- 350mlのペットボトル:1つ
- 光沢折り紙:1枚(15×15cm)
- たこ糸:1本(50~60cm)
- マスキングテープ:2~3種類
- 鈴:1つ(直径約1cm)
- 段ボール:1×3cm
- マーカーペン:2~3色
- シール:数種類
使用する道具
- ハサミ
- 穴あけパンチ
- カッター
- キリ
- ペン
作り方
作り方は以下の動画を参考にしてくださいね。
牛乳パックを使った貯金箱
牛乳を飲む機会の多いご家庭におすすめなのが、使い終わった牛乳パックを使った貯金箱です。コイン投入口を作る作業以外でハサミやカッターを使用することはないため、低学年の女の子でも簡単に作ることができます。
コインを入れる穴を人間や動物の口に見立てるなど、デザイン案を親子で出し合い、世界に一つだけの貯金箱を作ってみてくださいね。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 身近なものを使って作れる
- 再利用の大切さを学べる
- 日常生活で使える
材料
- 牛乳パック:1本
- 折り紙:5~8枚(15×15cm)
- マスキングテープ:2~3種類
- マーカーペン:2~3色
- シール:数種類
使用する道具
- ハサミ
- カッター
- セロハンテープ
作り方
- 牛乳パックをしっかり洗って乾かす
- 乾いた牛乳パックの上部にコイン投入口を作る
- 開いている箇所があればセロハンテープで留める
- 折り紙やマスキングテープを使って牛乳パックを覆う
- シールやマーカーペンなどを使って好きなように装飾して完成
牛乳パックを使ったカレンダー
牛乳パックを使って、毎年使える万年カレンダーを作ってみましょう。曜日や日付を毎日変えていくキューブ型なので、カレンダーの読み方を学び始めた小学校1年生の夏休みの工作にぴったりです。
日付や曜日を書いたら、あとはシールやマスキングテープを使って自由に装飾しましょう。1~12月を書いたキューブには、季節を表す絵を書いたりシールを貼ったりするのも良いですね。
万年カレンダーは毎日キューブの向きを変えて日付を合わせるものなので、色鮮やかなデザインにすれば目に入るたびに気分が上がりますよ。
夏休みの工作にふさわしいポイント
- 身近なものを使って作れる
- 再利用の大切さを学べる
- 日常生活で使える
材料
- 牛乳パック:4本
- 折り紙:24枚(5×5cm)
- マスキングテープ:2~3種類
- マーカーペン:2~3色
使用する道具
- ハサミ
- 両面テープ
- 定規
作り方
作り方は以下の動画を参考にしてくださいね。
工作キット2選!本格的な作品を作りたい人におすすめ
低学年の女の子が一からモノづくりをしようとすると、どうしても簡単に作れる工作に絞られてしまいます。本格的な作品を作りたいなら、工作キットを使ってみてはいかがでしょうか。
- スノードーム
- レジンを使用したアクセサリー
順に紹介します。
スノードーム
スノードームとは、ドーム型の透明な容器に水や白い粒が入っている置物です。動かすと雪のように粒が舞い上がる仕組みで、中に入っているフィギュアや雪に見立てた白い粒の形やデザインを変えれば、夏の思い出を表現することができます。
また、その年の思い出の写真をスノードームに入れて飾るのもおすすめです。写真をそのまま入れてしまうと濡れてしまうため、ラミネート加工してくださいね。
作業工程自体は少ないものの、水を扱ったりフィギュアや写真を固定したりするなど、細かい作業が必要になります。子供だけだとどうしても失敗してしまうようであれば、手を貸してあげましょう。
材料次第でオリジナリティ溢れる作品を作ることができるため、「他の友達の作品と差別化したい」という場合におすすめの工作です。
付属品
- ドーム型の透明な容器
- 雪の結晶型のスノーパウダー
各自用意するもの
- ボンド
- ミニチュアフィギュア
作り方は、付属の説明書をご確認ください。
パウダー付 スノー ドーム
レジンを使用したアクセサリー
ハンドメイドアクセサリーが流行する昨今、比較的簡単に扱うことできるアイテムとして注目されているのがレジンです。レジンとは、樹木から分泌される粘液のこと。光を当てると液体が硬化し、プラスチックに変化します。
作り方は簡単で、専用の型にレジンを流し入れ、中にお花やビーズなどをとじこめればオリジナルアクセサリーの完成です。パーツや金具を変えれば、いろいろなデザインのアクセサリーを作ることができます。細かい作業や色の使い方など、夏休みの工作だからこそ遊びながら学べるメリットがありますよ。
専用キットを購入すれば、材料を揃えるのに時間と手間がかかりません。作ることだけに専念できるため、材料選びの負担を軽減することができます。
付属品
- UV-LEDレジン液
- ミニライト
- ピンセット
- スティック
- シリコンパック
- ドライフラワー
- アクセサリーパーツ
- ミール皿
- バッグチェーン
- ヘアゴム
- キーホルダーチェーン
など
あれば便利なもの
- ヤスリ
- マスキングテープ
作り方は、付属の説明書をご確認ください。
レジン スターターキット
まとめ|工作後も使用できる作品を作ろう
夏休みの工作に何を作ればよいのか迷ったときは、出来上がった後も使用したり飾ったりできるものを選びましょう。おしゃれで可愛いものに興味のあるお子さんであれば、アクセサリー類を手作りするのがおすすめです。
また、子供がハサミやカッターなどを使用する場合は、親御さんが近くで見守ってあげましょう。細かい作業に慣れないうちは、必要に応じてサポートしてあげると良いですよ。