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初心者向け消しゴムはんこの作り方!イラストや文字の彫り方やカッターを使わない方法とは

「自分で何かを作り上げてみたい」と思った時におすすめなのが、消しゴムはんこ。しかし「人に見せられるようなものができるのか」「工作が苦手な自分でもできるのか」不安な人も多いでしょう。

そこで今回、初心者でも簡単に作れる消しゴムハンコの作り方を紹介します。キャラクターといった高度なものではなく、まずは作りやすいイラストから挑戦していけば、どんどん上達していくこと間違いなし。完成した消しゴムはんこの使い方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

消しゴムはんこ作りに必要な道具8つ

工作やDIYと聞くと「道具を一から揃えないといけないのかな」と思う人がいるでしょう。

しかし、消しゴムはんこを作るために必要な道具は、それほど多くありません。さらに、比較的安価で手に入るもので作ることができるのも大きな利点です。子供がいるご家庭であれば、図工の授業で使っている道具を借りてもいいでしょう。

  • 消しゴムはんこに必要な道具
  • 消しゴムはんこ用の消しゴム
  • トレーシングペーパー
  • カッターマット
  • シャープペンシル(鉛筆)
  • カッターナイフ(デザインナイフ)
  • 彫刻刀
  • スタンプインク
  • ねり消し
  • ウエットティッシュ

消しゴムはカットされている小さなサイズではなく、大きなサイズのものを購入してください。手のひらサイズで厚み1cm以上あるものが使いやすいです。初心者の方は、パッケージに「消しゴムはんこ用」または「消しゴムスタンプ用」と表記されている商品がおすすめです。

また、カッターナイフだけを使って作ることも可能なので、彫刻刀がない場合はわざわざ購入する必要はありません。刃物を使用せずに消しゴムはんこを作る方法は、後ほど紹介します。

ねり消しやウェットティッシュは、消しゴムにくっ付いている細かい消しゴムのカスや粉を取り除くために使用します。用意できなくても問題ありませんが、あれば便利です。

消しゴム・トレーシングペーパー・彫刻刀・スタンプインク・ねり消しがセットになっている商品も販売されています。カッターマットとシャープペンシルまたは鉛筆を100均など別で用意すれば、道具がそろいます。

【イラスト】初心者でも簡単にできる消しゴムはんこの作り方

失敗しやすい人はいきなり彫ってしまう傾向があります。一度削ると元の形には戻せないので、作る順番を守るのがポイントです。
動画を参考にしながら挑戦してみましょう。

まずは、イラストを彫る方法から紹介します。

  • 図案を用意する
  • トレーシングペーパーに写す
  • 消しゴムに転写する
  • 彫る場所や順番を決める
  • 消しゴムはんこを彫る
  • 試し押しをする

順番にみていきましょう。

図案を用意する

キャラクターや人間などの難しいイラストを選びたくなりますが、初心者の方はまずは描きやすく彫りやすいイラストを探しましょう。おすすめは、記号・花・動物・野菜などです。

一見、食べ物も簡単に作れそうですが、インクの使い方が細かいので難易度が上がります。なるべく線の数が少なく、1〜2色で表現できる図案を選びましょう。スタンプとして使いやすいかどうかも、図案選びのポイントです。

トレーシングペーパーに写す

ネットから見つけた図案であれば、必ず印刷してください。模写ではなく、トレーシングペーパーを重ねて写したほうが、バランスの良いキレイなはんこに仕上がります。

彫りやすいように、シャープペンシルを使って線を少し太めに描きます。マスキングテープなどで固定すると、トレーシングペーパーと図案の紙がズレないので写しやすいですよ。

本や図鑑にあるイラストを使用したい場合、直接その上から写すと筆圧で傷がつくことがあります。コピーするかデータを印刷したものを用意し、その上から写すようにしましょう。

注意しておきたいのが、印刷サイズです。作りたいハンコの大きさに合わせて、サイズを調整してから印刷してくださいね。

消しゴムに転写する

ウェットティッシュで、消しゴムの表面に付いている粉を取り除きましょう。

消しゴムを机の上に置き、図案を書き写した面を消しゴムに当てます。トレーシングペーパーの上から爪でゴシゴシこすると、消しゴムに図案が転写されます。

力が弱いと線がしっかり転写されず彫る部分と彫らない部分の境目が分からなくなってしまうので、少し強めに爪でこするのがポイントです。

彫る場所や順番を決める

使うサイズに消しゴムをカットしたら、「彫る場所」と「彫る順番」を決めていきます。最初に見通しを立てることで、残しておくべき部分まで彫ってしまうなどのミスを防ぐことができます。次に彫る場所や順番で迷うこともなくなるので、彫るスピードも速くなるでしょう。

消しゴムはんこを彫る

消しゴムの下にカッターマットを敷いて、カッターナイフまたはデザインナイフで線の周りを彫っていきます。線の縁を削る際、真下に彫っていくのではなく、ゆるやかな坂をイメージして彫りましょう。各線の土台がしっかりするので、欠けてしまう心配がありません。

さまざまな種類の彫刻刀を持っている場合は、彫る場所によって使い分けると細かい部分も楽に彫れます。たとえば、小さな点や細かい模様には印刃曲、余白には印刃や丸刃が使いやすいです。

彫刻刀やカッターナイフを使う際は、必ず消しゴムを動かしながら彫りましょう。刃の方を動かすとを動かすと雑な彫り方になったり怪我をしたりする可能性があります。

もしも子供と一緒に消しゴムはんこを作る場合は、子供から目を離さないようにしてくださいね。

試し押しをする

彫り終わったら、ねり消しやウェットティッシュで消しゴムのカスを取り除き、インクを付けて試し押しをしてみましょう。線がガタガタしていたり、彫り残しがあったりすれば調整して完成です。

【文字】難易度の低い文字の彫り方!ポイントやコツも紹介

基本的に、図案がイラストであっても文字であっても作業の流れは変わりません。下記の通りに作っていきましょう。

  • 図案を用意する
  • トレーシングペーパーに写す
  • 消しゴムに転写する
  • 彫る場所や順番を決める
  • 消しゴムはんこを彫る
  • 試し押しをする

多くの人が「イラストよりも文字を彫るほうがハードルが高い」と感じているのは、線が細くて多いからではないでしょうか。曲線が多いのも理由として考えられます。

初心者であれば、なるべく漢字は避け、画数の少ない文字から挑戦しましょう

文字を彫るポイントは2つです。まず1つ目は、文字をパーツ分けすることです。たとえば「な」の文字は、左と右上と右下で独立した3パーツの集合体だと考えましょう。一文字1パーツではなく、各パーツを個別に捉えられるようになると、彫る順番や場所がイメージしやすくなります。

また、一文字を一気に完成させようとすると、肩に力が入って疲れてしまい、余計時間もかかってしまいます。1パーツ彫り終わるたびに手を休め、なるべく休憩を挟むと作業がスムーズに進みますよ。

2つ目のポイントは、細かい部分は先に彫っておくことです。濁点のような細かい部分はうっかり削ってしまうことがあります。忘れないうちに、早めに彫っておくといいですよ。

初心者や子供でも安全!カッターを使わない消しゴムはんこの作り方

消しゴムはんこは、カッターナイフや彫刻刀の代わりに下記の道具を用意すれば、作ることができます。

  • ねんどベラ
  • つまようじ

作業の流れはナイフを使う場合と同じです。動画を参考に挑戦してみてください。

まず、消しゴムに転写した図案の輪郭に沿って、つまようじで少しずつ削ります。次に、削った外側部分は、ねんどベラを使って削り取りましょう。

つまようじで彫るとイラストや文字の輪郭がぼやけやすいので、削り終わった箇所をつまようじの尖っていないほうで押さえつけてください。押印した時に、ハッキリとした線に仕上がります。

刃物を使用せずに作れるので、小さな子供でも安心です。夏休みの自由研究などでぜひチャレンジしてみてください。

彫刻刀やカッターナイフを使うよりも消しゴムのカスが出やすいので、新聞紙やチラシなどを下に敷いてから作業すると、後片付けも楽です。

消しゴムはんこの使い方や保管方法について

完成した消しゴムはんこは、たとえシンプルなイラストや文字であっても、インクの使い方を変えるだけでグンッとおしゃれになります。ここでは、2色のインクを使う方法や消しゴムはんこの活用法について紹介します。

  • 2色のインクを使ってイラストの表現の幅を広げよう
  • 日常生活でも使える消しゴムはんこの活用法
  • 消しゴムはんこの保管方法

保存方法についてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。

2色のインクを使ってイラストの表現の幅を広げよう

インク1色でも十分可愛く仕上がりますが、2色使えば一気に立体感が生まれ華やかになります。

たとえば、チューリップの花の部分と葉っぱの部分で色を変えたり、トマトのヘタの部分と実の部分の色を変えたりすれば、本物に近い色合いのはんこができあがります。

同じような色合いのインクを2色準備して、グラデーションにするのも可愛いですね。初心者が作ったとは思えない出来上がりになるはずです。

また、インクを2色以上使う場合は、消しゴムと同じくらい、またはそれよりも小さいサイズのインクを用意しましょう。インクをつける面を上に向け、利き手にインクを持って上からポンポン色を付けると、色が付いているか確認しやすいですよ。

日常生活でも使える消しゴムはんこの活用法

せっかく作った消しゴムはんこ。どんどん活用していきましょう。

「家族以外の人に見せるのは恥ずかしいな」という人は、スケジュール帳やカレンダー、家族への置き手紙などに使ってみましょう。

たとえ一言メッセージを書いただけの置き手紙であっても、消しゴムはんこがあるのとないのとでは違います。書くほうも読むほうも、ほんの少し気持ちが明るくなるはずです。

満足できる消しゴムはんこができたのであれば、手紙や年賀状に使ってみましょう。もらった側は、手作りの消しゴムはんこだと聞いてびっくりするはずです。興味を持ってもらえたら、一緒に作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

消しゴムはんこの保管方法

プラステック素材の容器に保管しておくと、容器に消しゴムはんこがくっついてしまうことがあります。紙や木の素材でできた容器に保管することをおすすめします。

容器に入れる前に、ねり消しやウェットティッシュでインクを取りましょう。使い終わってすぐにインクを拭き取れば、次回使用する時に違う色を付けても色が混ざる心配はありません。

黒は一度使用すると消しゴムに色が残りやすいので、出来るだけ早く拭きとってから保管すると良いですよ。ねり消しやウェットティッシュではなく、無水エタノールを染み込ませたコットンを使うのがおすすめです。

まとめ:消しゴムはんこは初心者でも簡単に作れる

消しゴムはんこは一見難しそうに見えますが、図案の選び方と彫り方に注意すれば、初心者でも簡単に作れます。最初から難しいキャラクターに挑戦すると、細かい作業で目や肩、手が疲れてしまうでしょう。初めて消しゴムはんこに挑戦するなら、なるべく線の少ないイラストや文字がおすすめです。

また、カッターナイフを使わずにつまようじやねんどベラで作ることも可能です。彫刻刀を使う場合は、形状の違う彫刻刀を何本も準備する必要はありません。

スケジュール帳やカレンダー、手紙など活用法はたくさんあるので、ぜひこの記事を参考に消しゴムはんこ作りに挑戦してみてください。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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