大人も子供もみんな大好きなバーベキュー。せっかくなら、定番料理に加え、みんなが盛り上がる料理を作りたいですよね。
今回は、肉や魚を使った料理だけでなく、変わり種やデザートなどの映えを狙える料理を計20品紹介します。準備から片付けまでスムーズにおこなうための、バーベキューを楽しむポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
バーベキューを楽しむための必要なものや注意点!
自宅の庭やキャンプ場でするバーベキューは、家で料理を作る際の手順とは違うため、準備や片付けが面倒。事前に段取りを組んでおかないと、当日バタバタして疲れ果ててしまうことがあります。
大人も子供もバーベキューを楽しむための必要なものや注意点を3つ紹介します。
- 下ごしらえは前日に済ませておこう
- お肉が焼きあがるまでに食べられる前菜を用意しよう
- ゴミがかさばらない工夫をしよう
上記の内容を順にみていきましょう。
下ごしらえは前日に済ませておこう
バーベキューで使用する食材の下ごしらえは、前日に済ませておきましょう。火おこしをするタイミングで食材の準備を始めると、切ったり洗ったりと予想以上に時間がかかってしまうからです。
たとえば、野菜や肉を食べやすい大きさにカットし、魚介類の殻を剝く作業まで終えておくと、調理時間を短縮できます。前日に下準備の時間をあまり確保できない場合は、野菜を洗っておくだけでも、当日の調理が楽になりますよ。
また、焼き上がりまでに時間がかかるステーキには切り込みを入れ、加熱時間を短縮できるように工夫しましょう。塩コショウ以外の味付けでお肉を食べたい場合は、前日にお肉をタレに漬け込んでおくと良いですよ。
食材をカットすると断面が乾燥してしまうため、夏でも冬でも食材をラップで包み、保存袋に入れてくださいね。
お肉が焼きあがるまでに食べられる前菜を用意しよう
お肉は焼きあがるまでに時間がかかるため、すぐに食べられる前菜を用意しましょう。前日に仕込んでおいた冷たい料理や即席サラダなどがおすすめです。
特に子供はお腹がすくと機嫌が悪くなることも。お酒のつまみになる前菜だけでなく、子供が食べられる味付けや食材で作った前菜を用意しておくことも忘れないでくださいね。
ゴミがかさばらない工夫をしよう
少しでも片付けを楽にするためには、ゴミがかさばらないように工夫をすることが大切です。
使い終わった紙皿や紙コップは重ね、食品が入っていた袋は小さく折りたたんでから捨てましょう。1つのゴミ袋に、なるべくたくさんのゴミを入れることができます。
さらに、事前準備のやり方次第ではゴミがかさばるのを防ぐことができます。たとえば、お肉をトレーから保存袋に入れ替えたり、野菜のヘタや種を取り除いたりするなど。
バーベキューを始める前から片付けを意識した準備をすればゴミの量が減り、片付けが楽になりますよ。
映えの鉄則!おしゃれで盛り上がる料理を作るためのポイント3つ
バーベキューといえば、串刺し肉や豪快に焼いたステーキなどを思い浮かべる人が多いでしょう。これらはバーベキューを盛り上げる料理の代表例ですが、せっかくなら、みんながアッと驚くおしゃれな料理をたくさん作りたいですよね。
おしゃれで盛り上がる料理を作るためのポイントを3つ紹介します。
- 串刺しや鉄板焼きを豪快に焼こう
- アウトドア調理器具を活用しよう
- 彩りのきれいな食材を使おう
インスタ映えを狙えるおしゃれで盛り上がる料理については後ほど紹介するので、ぜひ記事の後半もチェックしてくださいね。
串刺しや鉄板焼きを豪快に焼こう
串刺しや鉄板焼きなどの豪快な料理は、バーベキューの定番です。牛肉や鶏肉の串焼きだけでなく、魚やラム肉などの変わり種も用意してみましょう。
ガッツリメニューは食欲をそそりますし、なによりみんなの気分も盛り上がります。竹製の串ではなく金属製の串を使えば、見た目が一気に豪華になりますよ。
また、鉄板焼きのメニューにはステーキや焼きそば、お好み焼きなどがおすすめです。一度にたくさんの量を作れるので、大人数の子供が参加する子供会や部活動の打ち上げなどにうってつけ。
アウトドア調理器具を活用しよう
スキレットやダッチオーブン、直火式ホットサンドメーカーなどの調理器具を活用すれば、アウトドアらしい雰囲気を演出できます。これらの調理器具は直火OK。そのままテーブルに出せば、なんてことない卵料理や野菜炒めも、おしゃれに仕上がります。
料理を盛り付けるお皿を用意する必要がないため、洗い物を減らせる利点もありますよ。
彩りのきれいな食材を使おう
彩りのきれいな食材を使うことで、おしゃれでみんなが盛り上がる料理を作ることができます。
例えば、パプリカやトマト、ブロッコリーなどの緑黄色野菜がおすすめです。これらの野菜は、火を通すとさらに色鮮やかになります。インスタ映え用の写真を撮るなら、豪快な肉料理だけでなく緑黄色野菜を使った料理も外せません。
ハーブを添えたステーキや肉と野菜を交互に刺した串刺しなど、肉と野菜の相乗効果によってよりインパクトのあるおしゃれな料理ができあがりますよ。
定番かつ初心者でも作りやすいバーベキューで盛り上がる料理4選!
張り切って手の込んだ料理を何品も作ろうとすると、かえって失敗することがあります。特にバーベキュー初心者は、準備から片付けまでの手順が分からなくなりアタフタしてしまうことも。
一番大切なことは、参加者全員がバーベキューを楽しむことです。アウトドア料理に慣れていない人は、定番かつ作りやすい料理から挑戦してみましょう。
- 牛肉のステーキ
- 串焼き
- ソーセージ
- 焼きとうもろこし
各料理の特徴や作る際のポイントを紹介します。
牛肉のステーキ
バーベキューといえば、やっぱり牛肉のステーキ。見た目のインパクトはもちろんのこと、食卓に並ぶ機会が少ない料理を屋外で味わえること自体に気分が上がりますよね。
せっかく屋外でステーキを食べるなら、分厚いお肉を豪快に焼きましょう。国産牛は高くてなかなか買えない人は、国産牛よりも安価で食べ応えのあるオージービーフやアメリカ産牛肉がおすすめです。
人それぞれ好みの焼き加減は違うと思いますが、屋外での調理は食中毒を起こすリスクが高いといえます。しっかり火を通してから食べてくださいね。
串焼き
串焼きは、事前に準備できるうえに比較的調理が簡単なバーベキュー料理です。ただ、「肉だけ火が通らない」「串から具材が落ちる」といった失敗談もよく耳にします。
以下のポイントを押さえれば、初心者でも簡単に作れますよ。
- 先端に肉を刺す:串から具材が落ちるのを防ぐことができる
- 具材の大きさをそろえる:火の通り具合が均一になり、見栄えもよくなる
- 金属製の串を使う:熱伝導率が良いので、食材の中まで火が通りやすくなる
1人1本大きめの串焼きを用意すれば、それだけで満足感がアップします。たくさんの品数を用意できないときは、大きめの串焼きを用意してみてくださいね。
ソーセージ
大人も子供も大好きなソーセージは、袋から出してそのまま焼くだけなのでとっても簡単。ソーセージにもさまざまな種類がありますが、ジャンボサイズのソーセージや骨付きソーセージなど、インパクトのあるものがおすすめです。
また、ハーブ入りや唐辛子入りなど、味違いのソーセージを用意しておくと、味に飽きることなく楽しめます。
焼きとうもろこし
夏のバーベキューに欠かせないのが、夏野菜の代表格であるとうもろこしです。和洋関係なくどんな調味料を合わせても美味しくなるので、いろいろな味付けを用意してみると良いですよ。
焼きとうもろこしのアレンジ
- 醤油×バター
- マヨネーズ×七味
- ガーリック×バター
- めんつゆ×塩
- 青のり×塩
- アンチョビ×バター
皮ごとコンロの網の上に置いて15〜20分焼き、火が通ってきたところで皮を取って焼き色を付けると、美味しくできあがりますよ。
ガッツリ食べたい人におすすめの肉料理3選
牛肉のステーキとは違い、ひと手間加えたガッツリ系の肉料理を紹介します。
種類や味付けが異なる肉料理がたくさんあるほど盛り上がります。大人数が参加するバーベキューであれば、今回紹介する3つの料理を全て試してみるのもおすすめです。
- 豚スペアリブ
- 鶏手羽中の塩焼き
- 牛カルビの漬け焼き
下準備のポイントを押さえながら、上記の料理について紹介します。
豚スペアリブ
豪快にかぶりつくと、肉のうまみと肉汁が溢れだす豚のスペアリブ。贅沢食材のイメージがあるので、コンロの網の上で豪快に焼くだけで気分も上がります。
醬油ベースのタレに漬け込むときに、すりおろし玉ねぎを一緒に入れておくのがポイントです。骨周りの肉が柔らかくなり、食べやすくなりますよ。
また、子供も参加するバーベキューであれば、噛み切りやすいようお肉に切り込みを入れておきましょう。タレがしみ込みやすいメリットもありますよ。
鶏手羽中の塩焼き
お酒のつまみにもなる鶏手羽中の塩焼き。鶏手羽元や鶏手羽先よりも火が通りやすいので、時短料理が重宝されるバーベキューにおすすめの肉料理です。
鶏手羽中は鶏肉の旨みが強く、塩コショウをするだけで十分美味しく仕上がります。醤油ベースの味で食べたい場合は、味をしっかりしみ込ませるために前日から漬けておきましょう。
牛カルビの漬け焼き
牛カルビの漬け焼きは、醤油やすりおろし玉ねぎ、すりおろしりんごを混ぜ合わせたタレに漬け込んで作る、ガッツリ系のお肉料理です。しっかりとした味付けなので、暑い日でも食欲がもりもり湧いてきます。
使用するお肉は、薄切りの牛カルビがおすすめです。肉とタレを合わせて30分放置すれば漬け込みが完了するため、前日に準備し忘れても安心です。
お酒が進む魚介系料理3選
お酒が進む魚介系の料理を3つ紹介します。塩気の強い料理はお酒のアテに最適です。下味はしっかりめにつけておきましょう。
- ガーリックシュリンプ
- ホタテバター
- 海老のアヒージョ
バーベキューではついついお肉ばかりに手を伸ばしがち。魚介系の料理も用意しておくと、全体のバランスが取れますよ。
ガーリックシュリンプ
ハワイ料理の定番であるガーリックシュリンプをバーベキュー料理に加えるだけで、一気にテーブルの上が豪華になります。大人も子供も大好きな料理なので、海老を多めに使い、角切りにしたパプリカや玉ねぎなどの野菜を加えても良いでしょう。
前日までに、皮を剥いて下味をつけることを忘れないでくださいね。
ホタテバター
焼き上がったホタテにバターと醤油をかけて食べる、ホタテバター。殻付きのままコンロの網の上に置けば、見た目が豪華になりテンションが上がります。
あらかじめナイフを使って殻をあけ、殻から外したホタテを再び殻の上にのせて焼きます。殻から引き離しておけば、美味しい出汁がこぼれ出るのを防ぐことができますよ。
海老のアヒージョ
海老のアヒージョは、スキレットに海老とオリーブオイル、調味料を加えて火にかけるだけで簡単に作れます。スキレットのままテーブルに置けば熱々をキープでき、インスタ映え効果もありますよ。
海老以外にも、以下の具材を入れるのがおすすめです。
おすすめの追加具材
- 牡蠣
- ソーセージ
- マッシュルーム
- ミニトマト
- ブロッコリー
- ヤングコーン
- アスパラ
- パプリカ
アヒージョオイルにパンをつけて食べるのが絶品です。多めにアヒージョオイルを用意しておくと良いですよ。
箸休めにぴったり!バーベキュー変わり種料理4選
肉料理や魚料理を食べ続けると、お口直しが欲しくなりますよね。ただ、バーベキューは屋外なのでサッとおつまみを用意できないのが難点。
そこで、事前に準備しておけるものや屋外で簡単に作れるものなど、箸休めになる変わり種料理を4つ紹介します。
- きゅうりの丸ごと一本漬け
- キャベツの味噌だれ
- カマンベールチーズのアヒージョ
- ガーリックトースト
仕事や地域の集まりであれば、気が利く料理を用意してみんなをおもてなししましょう。
きゅうりの丸ごと一本漬け
ついつい脂っこくて高カロリーな料理ばかり食べてしまうバーベキューにおすすめなのが、きゅうりの丸ごと一本漬けです。さっぱりしていて冷たいので箸休めになり、暑い夏であれば水分と塩分補給にもなります。
きゅうりを調味料に漬け込む時間は、12時間以上が理想です。前日までに仕込みを終わらせ、当日は保冷バッグに入れてキンキンに冷やしておきましょう。
キャベツの味噌だれ
キャベツの味噌だれは、味噌ベースのタレに生のキャベツをつけて食べるシンプルな料理です。味噌だれをあらかじめ自宅で作っておけば、あとは現地でキャベツをちぎるだけ。手抜き料理にもかかわらず、みんなに喜ばれる一品です。
お好みで唐辛子を入れれば、ピリッと辛い味噌だれの完成です。
カマンベールチーズのアヒージョ
海老やマッシュルーム入りのアヒージョよりも、食べ応えのあるカマンベールチーズのアヒージョ。見栄えが良いので、インスタ映えを狙った料理に挑戦したい人におすすめです。
カマンベールチーズは6等分にしてからスキレットに入れ、溶けたチーズをバゲットですくいながら食べましょう。火傷しないように気をつけてくださいね。
ガーリックトースト
バターとオリーブオイル、すりおろしにんにくをパンに塗って食べるガーリックトーストは、箸休めにぴったりの料理です。
おすすめはフランスパンですが、ソフトパンや食パンでも美味しく作れます。味のついたパンはニンニクやオリーブオイルとの相性が悪いため、避けてくださいね。
バーベキューで盛り上がるシメの主食料理3選
肉料理や魚料理などの豪華な料理をたらふく食べても、やっぱりシメの料理が欲しくなるもの。バーベキューの具材が余ってしまった場合は、食材をアレンジしてシメの一品を作りましょう。
バーベキューで盛り上がるシメの主食料理を3つ紹介します。
- 焼きおにぎり
- 余った食材を使ったホットサンド
- ビビンバ
子供がいれば、バーベキュー開始直後や中盤に作ってあげると良いですよ。
焼きおにぎり
おにぎりに醤油をたっぷりしみ込ませ、網の上で焼きあげる焼きおにぎりは、バーベキューの鉄板料理の一つです。手軽に作れるうえに満足感を得られるシメの料理なので、調理担当をしている人にとっても助かります。
ポロポロ崩れないようしっかり固めに握るのがポイント。少し焦げ目がついたくらいが美味しいですよ。
余った食材を使ったホットサンド
直火式ホットサンドメーカーを使って、ホットサンドを作ってみましょう。バーベキューで余ったお肉や野菜などをパンに挟んで焼くだけなので、とっても簡単です。
残飯を減らせば、後片付けも楽になりますよ。
ビビンバ
具材とご飯と調味料をごちゃ混ぜにして食べるビビンバ。一般的に、ビビンバはほうれん草やゼンマイなどの具材を入れて作りますが、バーベキューで余ったお肉や野菜を入れ、以下の調味料を加えれば本格的なビビンバの完成です。
ビビンバのタレ
- コチュジャン:大さじ2
- しょうゆ:大さじ2
- すりおろしにんにく:小さじ1/3
- ごま油:大さじ1
バーベキューで余った魚を入れる場合は、骨が混ざってしまわないよう注意して作ってくださいね。
子供が喜ぶデザート料理3選
バーベキューのスイーツといえば焼きマシュマロですが、その他にも屋外で簡単に作れるデザートはたくさんあります。今回は、子供が喜ぶデザートを3つ紹介します。
- 焼きマシュマロ
- 餃子の皮でつくるデザートピザ
- 焼きチョコバナナ
火を扱うデザートが多いので、必ず大人がサポートをしながら作ってくださいね。
焼きマシュマロ
バーベキュー串の先にマシュマロを刺し、火にあぶって食べる焼きマシュマロ。チョコソースやメープルシロップをかけて味変を楽しめるのも、焼きマシュマロの醍醐味です。
熱くなったバーベキュー串のままマシュマロを口に入れるのは危ないため、必ず串から外して食べましょう。竹串は燃えてしまう危険性があるので、バーベキュー串を使って焼きマシュマロを作ってくださいね。
餃子の皮でつくるデザートピザ
焼いた餃子の皮の上にフルーツやソースをかければ、デザートピザの完成です。餃子の皮を餃子以外で食べる機会はあまりないので、その珍しさに子供たちもきっと盛り上がるでしょう。
餃子の皮は火が通りやすいため、スキレットに皮を並べたら、素早くフルーツを乗せてください。生クリームやソースは溶けて垂れてしまうため、完成したデザートピザを手に持ってから仕上げのソースをかけると良いですよ。
焼きチョコバナナ
バナナとバター、チョコがあれば簡単に作れる焼きチョコバナナ。甘い味に仕上げたい場合はミルクチョコ、程よい甘みを楽しみたい場合はビターチョコがおすすめです。
溶けたチョコで火傷をしないよう、必ずフォークを使って少しずつ食べてくださいね。
まとめ|バーベキューを楽しむために下準備を徹底しよう
バーベキューで盛り上がる料理を作るためには、まず前日から下準備をしましょう。野菜や肉をカットしたり食材をタレに漬け込んだりしておけば、当日の調理がスムーズにおこなえます。
人によって味の好みは分かれるため、いろいろな食べ物を用意しておくと喜んでもらえるでしょう。ただ、品数が多いと作り手の負担にもなるので、手の込んだ料理と簡単に作れる料理をバランス良く用意すると良いですよ。