今日の服どうする?最高気温に応じた服装の目安を徹底解説!

せっかくの休日には、家族や恋人と思いっきりオフを楽しみたいですよね。いつ・どこに行こうかとプランを考える時間もお出かけの醍醐味。しかしその後に問題になるのは、当日の服装です。

そこで今回は、お出かけをめいっぱい楽しむための、気温別コーディネート術をご紹介します。お出かけ先で快適に過ごすためにも、気温ごとの服選びのポイントを押さえておきましょう♪

目次

今日明日の服装を決めよう!国内都市の年間の気温目安と服装選びのコツ

服を選ぶ前に、まずは主要な各地域の気候について把握しておきましょう。「関東から関西へ」など、地域をまたぐと気温の雰囲気は変化します。

遠出するときは事前のリサーチが大切です。ここでは、関東/関西/北海道/沖縄の4地域における年間気温の推移を解説します。

年間気温グラフのデータについて

気象庁の公表している、東京・大阪・北海道・沖縄の各エリアそれぞれの、2018年〜2022年の日中最高気温/日中最低気温のデータに基づき、グラフを作成しています。気象庁のホームページでは、それ以外の都道府県のデータも参照することができます。

関東(東京〜首都圏)の年間気温の推移

東京を中心とする首都圏の気温は、各月ごとに気温がはっきりと変化していく点が特徴です。最も冷え込む1月と、暑さのピークを迎える8月では、最高気温に20度以上の開きがあります。季節外れの格好で出かけてしまうと、お出かけ先で辛い思いをするかもしれません。

お出かけ前には天気予報を必ずチェックして、週の気温の推移を確認しましょう。最低気温と最高気温のどちらもカバーできる服装が理想です。

首都圏はショップが多く、簡単に衣服を調達できる点が強みです。微妙な天気のときは軽装に寄せておき、寒かったら現地で買って調整する方法もアリでしょう。

関西(大阪、京都)の年間気温の推移

関西圏は、首都圏と比べると温度が2〜3度高くなる傾向があります。冬は関東より過ごしやすいですが、夏の暑さには要注意。特に、京都や奈良のような盆地は熱がこもりやすく、気温が高くなりがちです。帽子を着用したり、こまめな水分補給を心がけましょう。

首都圏と同じく、大阪・兵庫・京都の中心エリアであれば、服の買い物に困ることはありません。温度調節をするための簡単な羽織ものや防寒小物は、現地に行ってみてから考えてもいいかもしれません。

北海道の年間気温の推移

夏は避暑地として、冬はウィンタースポーツのメッカとして人気の北海道。最も冷え込む1月と最も暖かくなる7月の最高気温の差はなんと25度以上です。6月後半から9月にかけてはとても過ごしやすく、トップス1枚だけで1日中快適に過ごすことができます。

最低気温が氷点下になる11月後半〜3月中旬は、十分な寒さ対策が必要です。ここで気をつけたいのが「室内に入ったらすぐに薄着になれるような着込み方をする」ことです。雪国の建物内では徹底した寒さ対策がされており、それ以外の地域の室内より室温が高いことが多いと言われています。コートを厚手にしたり、小物で調節するなど、脱ぎやすい防寒対策がおすすめです。

沖縄の年間気温の推移

沖縄は、最低気温が15度を下回ることはめったになく、寒さを感じることはほぼないでしょう。本州エリアに比べると、最高気温と最低気温の幅も狭く、1日のうちに服装を変える必要もほとんどありません。

ハイシーズンである6月〜9月は最高気温が30を超え、最低気温も25度を上回るので、昼も朝晩も暑苦しく感じるかもしれません。うちわや扇子、ハンディクーラーなど、手軽に体を冷やせるアイテムが役立ちます。

時期や気温をふまえてメンズ服を選ぶときのコツ

男性は女性と比べると寒さに強い傾向があり、ほどよく寒さ対策をしておけば秋や冬のお出かけで凍えそうになることはないでしょう。その代わり、汗をかきやすい体質の方が多いので春夏のお出かけでは服装に注意が必要です。速乾性のトップスや、着脱が容易な羽織ものを選ぶと良いでしょう。

比較的小さなバッグを持つ、もしくはバッグそのものを持たない方も多いです。そのため、小物を使った温度調整はやや不向きといえます。季節の変わり目など、暑いのか寒いのか微妙な時期のお出かけでは、デザイン性だけでなく機能性の高い服を選びましょう。

ボトムスはパンツスタイルが基本になりますが、フィット感や生地の種類によって温度の感じ方は変わります。特定の1着だけにこだわらず、気温や季節によって使い分けるようにしましょう。

時期や気温をふまえてレディース服を選ぶときのコツ

女性は男性と比べると寒さに弱い傾向があるので、秋や冬は一層の対策が必要です。温度調節がうまくいかないと不快に感じるだけでなく、お出かけ先で体調を崩してしまう恐れもあります。重ね着を駆使して、つねに快適に過ごせるようなコーディネートを心がけましょう。

お出かけではバッグを持ち歩く方がほとんどだと思います。寒さが厳しい日は、手袋や使い捨てカイロなどの防寒小物を携帯しておきましょう。暑い日には扇子やハンディクーラーも便利です。

ボトムスの種類が豊富な点も女性ファッションの強みです。暑い日にはサラッとした軽いスカートで、寒い日には足が全て隠れるパンツでしっかり防寒、など季節ごとの着こなしを楽しみましょう。

最高気温10度以下の服装選びのコツ

ここからは最高気温別の服装コーディネート術をご紹介します。最高気温10度下は、ほとんどの方が寒さを感じ、外出時にはコートなどの上着が必須です。最高気温が10度を下回るときは、防寒を強く意識しましょう。

最高気温10度では、しっかりとした寒さ対策が必要

最高気温が10度以下になるタイミングは、積雪地方であれば秋口〜春先、それ以外の地域なら12〜2月の冬場です。朝晩の気温が氷点下を下回る可能性も十分あります。最高気温が10度以下の予報のときは、コーディーネートを冬物で固めましょう。

男女問わず、肌の露出が多いものはなるべく避けましょう。特に、関節の部分が露出していると、寒さで関節が固まって怪我をしやすくなります。雪が降っている場合や路面が凍結しているときは転倒の危険もあります。安全のためにも、肌の露出は限りなく少なくしましょう。

ヒートテックなどの保温性の高い肌着を選ぶ

最高気温が10度を下回るときは、トップスの下に保温性の高い肌着を身につけておきましょう。ヒートテックは動いているときに体を温め、止まっているときは暑くなりすぎない特徴があり、冬場の温度調節におすすめです。

トップスの下だけでなく、ボトムスの下にタイツやモモヒキを仕込んでおくのも効果的です。特に女性の場合は、上半身より下腹部を温めると、体全体を効率的に温めることができます。手や足先が冷える場合は、手袋をつけたり厚手の靴下を履いたりして肌を冷気から守りましょう。

厚手のセーターやニットなどの素材で体温を逃がさない

トップスとコートの間に、セーターやニットなどの毛のある素材のものを着ておくと、体から熱が逃げにくくなります。機能的な肌着で体を温め、セーターやニットで閉じ込めましょう。スポーツをするときや観戦などで長時間外に出ているときは、軽めのフリース素材もおすすめです。

毛のある素材は静電気が気になる方も多いかもしれません。外出前に静電気除去機能のあるブラシで整えたり、静電気防止スプレーをかけておくと良いでしょう。外出先で静電気を気にせずに、快適に過ごすことができますよ。

アウターはダウンコートなどの風を通しにくいものを

アウター選びで大切なのは、生地の厚さよりも「防風性と気密性があるか」です。ダッフルやPコートのような厚手の素材を好む方も多いですが、程よい厚みのダウンのほうが防寒具としては優秀です。外気をシャットアウトすることが冬物アウターの主な役割だからです。

風の強い日は、体にピッタリとフィットするアウターがおすすめ。スキーウェアのようなアジャスターがついているアウターは特に防寒性が高いです。

肌着で体を温め、毛のある素材で保温し、防風性の高いアウターで外気を遮断する。この3ステップが最高気温10度以下コーデの基本です。どれか1つでも欠けるとそれぞれがうまく機能しなくなってしまうので、必ずセットで取り入れるようにしましょう。

マフラー、手袋、帽子、使い捨てカイロなど小物が活躍

体の末端を温められる小物は、厳しい寒さから体を守るお助けアイテムです。人の体は、冷えてしまった部分に血液を集めて各部位を温めようとします。体の末端がそれぞれ冷え切っていると血液が分散され、体の中心部の保温がおざなりになります。内臓のはたらきが弱まり、消化不良や下痢のような体調不良を引き起こすことも。

体の末端をしっかり温めておけば、末端に向けて血液を分散させる必要がなくなります。体の中心にある重要な器官に血液を集中させ、内臓のはたらきを正常に保ちます。体全体を効率よく温めれば免疫力もアップし、風邪もひきにくくなります。

「寒くはないけど、体の調子があまり良くない…」そんなときは防寒小物を使って体の末端を温めてみましょう。冬場に起きる体のちょっとした違和感が改善されるかもしれません。

最高気温15度の服装選びのコツ

最高気温15度は、多くの人が肌寒く感じ、寒がりの人は少し辛く感じる温度感です。春物や秋物のコートが必要でしょう。とは言っても、肌着には気を遣わなくても耐えられる寒さです。多くの場合、厚手のマフラーや手袋も必要ないでしょう。

ここからは、ちょっと微妙な最高気温15度を快適に過ごすためのコーディネート術をご紹介します。

最高気温が12度を下回ると一気に寒く感じる

「本格的に寒い」と「少し寒め」の境目は、最高気温12度の地点にあります。最高気温が12度を割るときは、最高気温10度の服装選びにコーデを寄せましょう。最高気温が12度を超える場合は、今からご紹介する最高気温15度のコツを参考にしてみてください。

最高気温が15度のとき、日中に出歩くだけなら冬ほどの対策は不要です。多くの地域では、朝の冷え込みのときに気温が5度前後になります。夜遅くや早朝に出歩く予定がある場合は、しっかりとした冬物を用意しましょう。

トレンチコートなどの軽めのコートを用意しよう

冬物のコートほどの防寒性は不要なので、春物や秋物のコートを用意しておきましょう。外を歩くときにはコートが必要な寒さですが、30分ほど歩き続けていると次第と暑く感じるようになります。サッと脱いで小脇に抱えられる、トレンチコートのような重量が軽いコートが使いやすいでしょう。

天気が崩れそうなときは、ウィンドブレーカーやレインコートのような撥水性が高い薄手アウターもおすすめです。山の近くの天気は特に変わりやすいので、キャンプなどのアウトドアをしに行くときは軽さ&機能性の高さで服装を選びましょう。

カーディガンや薄手のダウンのような着脱可能なものを着込んでおく

トップスとアウターの間には、カーディガンや薄手のダウンを組み込んで温度を調節しましょう。ニットやセーターは、着脱が手間で持ち運びにもかさばるので、ここではやや不向きです。「寒くなったらサッと羽織れる」「暑くなったらサッと脱げる」ここに着目して着ていく服を選びましょう。

暑がりな方は、長袖ではなくベストや袖なしのダウンを選びましょう。袖なしの服は脱いだ後の持ち運びが大変なので、小さく折りたためるものや、専用の収納袋が付属しているものを選ぶと良いでしょう。

ハイネックやスカーフなど、首周りを隠すとちょうどいい体感温度に

体を温めたいときは、首元を覆ってしまうのが一番効率的です。ハイネックのアウターやスカーフなどを活用して、首元を隠したり出したりできるようにしましょう。

首には太い動脈が通っており、首元を保温することで体内の血液を温めることができます。首元を隠すと体感温度は2〜3度上昇すると言われています。首元を開けたり閉めたりすることで、細かい温度調節ができるようなります。

最高気温が15度を超えたら、汗っかきなメンズは速乾性のあるインナーを装備

最高気温が15度を超えると、人によっては寒さをほとんど感じなくなります。特に寒さに強い男性は、少し歩いたら暑く感じるほどかもしれません。

とはいっても最低気温は10度以下になるため、コートは着ていったほうが無難です。インナーに着ていたTシャツを速乾性のものにするなど、汗をかいてきたときに不快にならない工夫をしておきましょう。

最高気温20度の服装選びのコツ

最高気温が20度近くなると、寒さはほとんどなくなり、暖かいと感じる人が多くなります。ただし、朝晩は最低気温が10度ほどになるので、1日中Tシャツ一枚というのも難しいところ。

ここからは、朝晩の調節に少し注意が必要な、最高気温20度の服装コーディネート術をご紹介します。

最高気温20度の一日は、日中は暖かく、朝晩に冷え込む

気温が20度あればほとんどの人は暖かく感じ、トップス1枚でも過ごせるでしょう。特別な寒さ対策をする必要はなく、薄手の素材であればどんな服でもサラッと着ることができるでしょう。しかし、朝晩の冷え込みには要注意

関東や関西の気温推移を見ると、最高気温が20度のとき最低気温は10度程度になることがわかります。特に寒く感じる基準は気温12度付近にあるため、時間帯によっては羽織ものやコートが必要になります。日没後や早朝に外出する場合は、最高気温15度のときのコツで紹介したアイテムを用意しましょう。

薄手の長袖に羽織れるものがあるとベスト

日中は半袖1枚でも過ごせてしまうほどですが、寒暖差を考えて長袖服をチョイスするほうがおすすめ。ちょっとした肌寒さにも対応できます。ボトムスも、ミニのものは避けて膝丈以上の服を選びましょう

秋口の場合、雨が降ったり風が吹いたりすると急に寒く感じることがあります。日中だけのお出かけでも、ちょっとした羽織物を1枚持っておくと安心です。

靴は足先の見えないものを選ぼう

日が傾いてくると足先から冷えてくるので、つま先の見えない靴を選びましょう。逆に、裏地にファーがついているブーツなどは蒸れるので要注意。スニーカー、革靴、パンプスなど標準的な靴がおすすめです。

子供の服装は厚着をさせすぎないように注意する

子供は大人に比べて体温が高く、寒さを感じにくい仕組みになっています。気温20度のときは、大人が多少肌寒く感じていても「子供はちょっぴり薄着」を心がけましょう。

子供は何かに夢中になると暑さを忘れてしまうことがあり、熱中症のリスクも大人より高めです。基本は薄着にしておき、自分から寒がりだしたら羽織を着せましょう。天気の良い日はこまめな水分補給や帽子も忘れずに。

最高気温が25度を超えるときは、服装に気を遣う必要はあまりない

最高気温が25度を超えると最低気温も15度以上になり、トップス1枚で1日問題なく過ごせる気候になります。寒さを意識する必要がなくなり、ファッションを自由に楽しむことができます。

屋内施設ではクーラーも効き始めるので、空調が苦手な女性は羽織れるものを持っておきましょう。空調による寒さは、体に風が当たって冷える寒さなので、ストールなどで体を覆うだけでも効果があります。

最高気温が30度を超えるときに注意したいこと

最後に、最高気温が30度を超える真夏日に注意したいポイントをご紹介します。

基本は半袖1枚でOK、都市圏に行く場合は羽織れるものを忘れずに

最高気温が25度を超えるときと同じく、寒さを意識する必要はありません。歩くだけでそれなりに汗をかくので、長袖より半袖のほうが涼しく過ごせるでしょう。

都市圏の商業施設は人の出入りが多く、空調が強めにかけられている場合があります。駅構内にも空調が整備されていて、ちょっとしたタイミングで肌寒さを感じやすくなっています。体を冷やす元になりますので、空調が苦手な方は羽織ものを忘れずに。

インナーやトップスは多めに持っていこう

屋外のアクティビティがメインになる場合、荷物に余裕があればインナーやトップスの替えを持っていきましょう。汗で服が濡れると、涼しい場所に移動したときに体が急激に冷えてしまいます。そのまま厄介な風邪をひいてしまうことも。

びっしょりと汗をかいた後は、なるべく着替えることをおすすめします。タオルやハンカチでこまめに汗を拭くのもポイント。本格的なスポーツをするときは、ヘアバンドやリストバンドなどの汗を吸収してくれるアイテムも活用しましょう。

適度な水分補給と帽子着用で熱中症予防

猛暑のときに最も大切なのは、適度な水分補給です。「喉が渇いた…」と感じたときにはもう手遅れになっていることもあります。喉の渇きを感じなくても、30分に1度は飲み物を口に入れるクセをつけましょう。ただの飲料水より塩分を含んだスポーツドリンクがおすすめです。

屋外を散策するときはなるべく帽子を身につけましょう。日本人は黒髪の方が多く、太陽の熱を吸収しやすいです。比較的明るい色の帽子を被ることによって、熱から体を守ることができます。日焼け対策として黒の帽子やアームガードをされている方もいますが、熱中症対策としては逆効果なので注意してください。

コンクリの上に長時間立つときはサンダルは避ける

コンクリートやアスファルトは蓄熱性が高く、真夏日の日中には表面温度が60度近くになります。近頃では、犬が散歩中に足を火傷してしまうことも問題になっていますよね。

コンクリートやアスファルトの上を移動する時間が長いときは、サンダルの着用は避けましょう。サンダルは肌の露出が多いだけでなく、スニーカーなどに比べると靴底が薄いケースが多いです。サンダルでコンクリート上を長時間歩行することで、低温やけどを負ってしまうリスクが跳ね上がります。

どうしてもサンダルで出かけたいときは、ルートを工夫したり、交通機関を利用したりしましょう。頭から足の裏まで、体全体を暑さから守ってあげてくださいね。

まとめ

今回は、お出かけを楽しむための気温別服装選びのコツをお届けました。できれば快適な気候のときにお出かけしたいものですが、残念ながら当日の気候を選ぶことはできません。

気温と服装の目安は、それぞれの気温下でのコーディネートのコツを押さえてしまえば、お出かけ先での失敗はなくなります。寒くても暑くても失敗しないコーディネート術を身につけて、休日を思いっきり楽しみましょう♪

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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