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【家づくり】日当たりがベストな方角|良すぎても後悔する?知っておきたい基礎知識


この人に聞きました河野由美子

nook interiors代表。二級建築士。住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計企画会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じられる空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗などの設計およびインテリアコーディネートに携わっています。建築インテリア関連記事の企画執筆や監修業務、研修講師、インテリアコーディーネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。

 

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念願の家づくりにおいて、いろいろと気になることは多いですよね。中でも家の明るさに直結する日当たりの良し悪しは、家を建ててからの改善が難しいだけに、こだわりたいもの。小さなお子さんや高齢者など、家で過ごす時間が長い家族がいるご家庭では、特に優先したい項目のひとつではないでしょうか。

この記事では、日当たりと方角の関係や家づくりにおける日当たりの後悔ポイントと対策などを紹介します。自分で日当たりを確認する方法についても解説しますので、家づくりのヒントとしてぜひ活用してください。

日当たりと方角の関係

そもそも日当たりとは「太陽の光が当たること」「太陽の光の当たり具合」を指す言葉です。日当たりがいいというのは、太陽の光が他の場所より多く当たる状態を示します。

太陽の光には、暖かさを感じる赤外線が含まれているため、日当たりがいいと室内の温度が上がりやすくなるのも特徴です。カーテンの生地種類の選定や照明器具・エアコンの配置計画を考える時は、日当たりの良し悪しを踏まえて進めたいですね。

【日当たりの方角】人気ランキング

家の外壁に窓がある以上、どの方角であっても室内に太陽光は入ってきます。日当たりの良し悪しを決める大きな要素は、日当たりの良い方角に対する家そのものや土地の向き、続いて周辺の建物との関係です。

同じ大きさの窓を設置しても、方角によって日当たりの程度には差が生まれます。どの方角に向いた家を建てるかによって日当たりの良し悪しが決まると言っていいでしょう。

一般的に、日当たりの面でもっとも人気が高い方角はもっとも長時間日差しが入る南です。続いて午前中明るい東、午後から明るくなり南の次に長い時間日差しが入る西、直射日光が入らない分日中の室内の明るさが均一な北の順に選ばれることが多いです。条件や好みによるので必ずしもこの通りとは言えませんが、日照時間が長いほど自然な明るさが得られるので、家を建てる向きを検討する際は参考にしてください。

方角ごとの日当たりの特徴

方角にはそれぞれ特徴があります。メリットやデメリットも踏まえて比較検討していきましょう。

【方角】南向き

南向きの最大の特徴は、日当たりの時間が他の方角に比べて長いことです。そのため、午前中から夕方まで室内が明るく、洗濯物が早く乾きます。

南向きは、夏場の直射日光が入りにくいのも特徴です。夏の太陽は春や秋よりも高い位置を移動するため、角度の関係で室内に直射日光が入りにくくなります。一方、冬場は太陽が低い位置を移動するので直射日光が入りやすく、他の方角に比べて暖かい時間が続きます。

日当たりの時間が長いだけに壁や床、家具などが日焼けしやすい点はデメリットとなります。内装材や家具は経年劣化していきますが、これに日焼けによる劣化が重なると、変色や割れ、反りなどが起こりやすいのです。また直射日光が入りにくいとはいえ、夏場はやはり室内が暑くなりがちです。

【方角】東向き

朝の日差しがたくさん入る東向きは、午前中から明るい室内で過ごせるのが特徴です。日の出から室内が徐々に明るくなって自然に目が覚めるので、体のリズムが整いやすいと言われています。朝干した洗濯物が乾きやすい点や、一番暑い正午ごろの直射日光が室内に入らないので夏場は涼しい点もメリットです。

一方、午後になると日差しが入らなくなるので、室内の気温が下がるのが早いというデメリットがあります。早く室内が暗くなってくるため、早い時間帯から照明をつけないといけない場合も少なくありません。

【方角】西向き

西向きは、午前中はやや暗いです。その代わり午後から日差しが入ってきて夕方まで明るいのが特徴です。家が高台にあるなど見晴らしがいい場所に建っていると、美しい夕陽を眺められるというメリットもあります。

ただし、夏場は厳しい日差しが室内に入ります。眩しく感じるだけでなく、壁や床、家具などが日焼けしやすい点はデメリットです。厳しい日差しで気温が上がり、冷房がなかなか効かず過ごしにくくなる可能性があります。

【方角】北向き

北向きは直射日光が入らないので、壁や床、家具などの日焼けによる劣化が起きにくいのが特徴です。室内の明るさを一定に保ちやすい点や、夏場は涼しく過ごせる点もメリットでしょう。

一方で、日差しの少なさから冬場は寒さを感じやすいのがデメリットです。窓の位置や大きさによっては自然光による明るさが足りず、日中でも照明が必要になることも少なくありません。日照時間が少ないので湿気がたまりやすいのも特徴です。結露やカビが発生しやすいため、窓の位置をよく考えて通風をよくするなどの換気対策が必須です。

 

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日当たりが悪いとどうなる?後悔しがちなポイント

自然の光を室内にどれくらい取り込めるかは、作業性や快適性などを大きく左右します。日当たりが悪い向きに家を建てざるを得なかった場合に後悔しがちな4つのポイントを紹介します。

【後悔ポイント1】家の中が暗い

直射日光が入ると、直接室内を明るくする効果が得られます。加えて、天井や壁や床に反射した光によってさらに室内が明るくなる効果もあります。しかし、日当たりが悪いと直射日光が持つこうした効果が得られにくくなります。家の中が暗くなりがちなので、日中でも照明をつけなければならず、日当たりがいい場合よりも電気代が余計にかかってしまいます。

何より家の中が暗いと気分も何となく滅入りますね。

【後悔ポイント2】暖房代がかかる

日当たりがよくない部屋は室温が上がりにくくなります。夏場は涼しく過ごせる反面、冬場はエアコンやファンヒーターなどを使って暖房しないと快適な室温を維持できず、暖房代がかさみやすくなります。

電気ストーブなどの局所暖房は、暖房機周辺だけを暖めるので全体暖房に向いていません。エアコンなどの温風暖房は、機械でつくった温風を室内に吹き出すので比較的室内が早く暖まります。しかし、暖かい空気は冷たい空気よりも軽く天井面に集まるので、足元がなかなか暖まらない状態になりやすいです。足元が寒いと体内の大きな血管の温度が上がりにくく、血液が冷たいまま全身に回るので体温もなかなか上がりません。

室内の空気そのものを暖める輻射暖房は、室内の温度ムラが起きにくいです。輻射暖房の代表格は床暖房ですが、他の暖房方法よりランニングコストがかかるのがネックです。

【後悔ポイント3】洗濯物が乾きにくい

洗濯物は太陽光に当ててカラっと干したいものですが、日当たりが悪いと乾いても「カラっと感」を得るのは難しいですね。しかも、完全に乾くまでに時間がかかります。布が濡れている状態が長いとそれだけ雑菌が発生しやすくなり、「乾いてはいるけど何だか臭いがする」という状態にもなりやすいです。

最近は花粉やPM2.5などの微粒子が洗濯物につくのを避けるために、ランドリールームを設けるケースも増えてきました。しかしランドリールームとして使うには、空調機能を整備しランドリーパイプを設置するなどの追加コストがかかります。ランドリールームとして1室確保しても無理がない間取りがつくれる床面積も必要です。家事動線のバランスを見ながら検討しましょう。

【後悔ポイント】虫やコケが発生しやすい

日当たりが悪いと、家の内外ともに湿気がたまりやすい状態になります。

室内の温度が上がりにくいため、外気温との差が大きくなって窓に結露が付きやすいです。室内のコーナー部分や家具と壁の間などには、カビが生えることもあります。

庭の日当たりが悪い場合、雨が降った後も水分が蒸発せずじめじめした状態が続いてコケが生えやすくなります。ガーデニングや家庭菜園を楽しみたくても、植物の成長が遅い、虫が発生しやすいといった問題が起こる可能性が高く、維持管理に手間がかかるでしょう。

 

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日当たりが良すぎても失敗する!?見落としがちな後悔ポイント

家づくりでは多くの方が日当たりを重視しますが、日当たりが良すぎることで起きる問題もあります。日当たりと快適性のバランスのいい家づくりを進めるためにも、日当たりが良すぎる場合の後悔ポイントも把握しておきましょう。

【後悔ポイント1】パソコンやテレビの画面が反射して見にくい

日差しがよく入る方角に複数の窓や大きな窓を設けると、室内は明るくなります。さらに、天井や壁、床、家具などに反射する光の量も増えます。

パソコンのモニター画面やリビングのテレビ画面は、室内に入る光の量が増えると角度によっては反射して見にくくなり、操作性や快適性が大幅に低下します。日当たりのいい部屋で日中パソコンやテレビを使うことが多い場合は、画面への反射を防ぐために置き場所が限定されるかもしれません。家具のレイアウトが変更しにくい場合は、日中でもカーテンやブラインドなどで光量を調節する必要があるでしょう。

【後悔ポイント2】冷房代がかかる

日当たりが良すぎる部屋は、日当たりが悪い部屋とは反対に室内の気温が上がりやすいです。冬場は日中暖かくなって快適ですが、夏場は暑すぎて冷房を終日つけて過ごすことになり冷房代が増えます。冷房代を抑えるには断熱をしっかり行うのが有効ですが、建築時に断熱工事のコストがかかります。

冷房を長時間行うことでエアコンの稼働量が増え、エアコン本体の経年劣化は進みやすいです。一般的にエアコンの耐用年数は10年前後とされていますが、もっと早い段階で買い替えが必要になるかもしれません。

【後悔ポイント3】床材や家具が傷みやすい

太陽光には、赤外線のほかに紫外線が含まれています。紫外線は殺菌作用があるというメリットを持つ反面、物の表面を劣化させる作用も持っています。窓ガラスを通して室内に入る紫外線量は、屋外の紫外線量の80%前後にもなるそうです。日当たりが良すぎるとそれだけ室内に入ってくる紫外線も増えるので、直射日光が当たる部分の床材は紫外線の影響で早く劣化してしまいます。

太陽光が当たり続けると、床材だけでなく家具やその周辺の壁材、カーテンも同じように劣化していきます。カーテンは比較的取り替えしやすいですが、床材や壁材、家具は簡単には取り替えられません。

これらの劣化対策としてもっとも有効なのは、室内に入ってくる紫外線量をカットすること。UVカット機能のあるカーテンを使ったり、窓ガラス面にUVカットフィルムを貼ったりする方法が手軽です。さらに「床にラグを敷く」「フロアコーティングを施工する」「直射日光が入る窓の近くに家具を置かない」といった対策を組み合わせる必要があります。

【後悔ポイント4】カーテンが必須

見晴らしのいい高台や隣家が近くにない土地に家を建てる場合、景観の良さや開放感を重視して窓にカーテンをつけないことがあります。しかし、日当たりが良すぎると床や壁に直射日光が反射してまぶしく感じます。明るさを調整するためにカーテンをつけると、せっかくの景観や開放感を生かせません。さらに、先ほども触れましたが、室内に入ってくる直射日光が多いと紫外線もそれだけ多く入ってくるので、レースカーテンは必須です。

カーテンをつけずに過ごしたいなら、窓ガラスに遮熱フィルムを貼る方法を検討しましょう。開放感はそのままで、直射日光によるまぶしさや紫外線をカットできます。景観などにこだわらないのなら、直射日光が入らない方角を優先して選ぶのもいいでしょう。

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自分で日当たりを確認する方法

「計画中の家の日当たりはどんな感じなんだろう?」「自然光を適度に室内に取り入れたいけど図面では想像がつかない」など、家づくりの途中で日当たりが気になる方は多いでしょう。完成した後で日当たりが悪いことに気づいても遅いので、できれば設計の段階で確認したいですね。

日当たりを自分で確認できる方法はいくつかありますが、ここでは手軽にできる方法を2つ紹介します。思い立った時に短時間でチェックできるので、ぜひ参考にしてください。

【確認方法1】ソフトやアプリで日当たりをシミュレーションする

家づくりに関するソフトやアプリが数多くリリースされている中で、日当たりを確認できるソフトやアプリもいくつかあります。

無料で日当たり診断ができるソフトとして知られているのが「日当たり君」。ホームズ君.comというサイトで公開されており、ダウンロードするとすぐ利用できます。家を建てる土地の大きさや周辺に建つ家の大きさと高さ、道路、植栽などを入力すると、建築予定の家がどのように太陽光を受けるのかが把握できます。あくまでも簡易シミュレーションのため、家の外観の日当たりしか把握できません。しかし、外観の日当たりが分かれば室内の日当たりもある程度想像できますね。

日当たり君

スマートフォンアプリにも、日当たりを確認できるものがあります。「Sun Surveyor」の無料版は、3Dコンパスを使って太陽が動いていく軌跡を把握できるアプリです。まだ建っていない建物の日当たりを、簡易シミュレーションで予想します。周辺に家やビルなどが建っている場合、「何時ごろから日陰になりそうだ」といった推測ができるため、窓の位置や大きさを検討する際の参考になるでしょう。

【確認方法2】現地に行って体感する

時間や手間をかけられる場合は、現地に行って直接日当たりを確認する方法が有効です。方角や時間の経過によって日当たりの状況がどう変化していくのか、実際に体感できるのが大きなメリットでしょう。

日当たりの確認は、午前、お昼過ぎ、夕方と異なる時間帯で行うのがおすすめです。太陽の高度は季節によって変わることも念頭に置いてチェックするといいですよ。

 

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日当たりで後悔しないための家づくり

太陽光が室内に広がる家は、毎日を快適に過ごすための環境として理想的ですね。ただし、方角と間取りの関係を考慮しながら適量の日当たりを得られるよう計画することが大切です。

日当たりで後悔しない家を手に入れるために押さえておきたいコツを5つ紹介します。意識しながら家づくりを進めていくと、満足度の高い結果につながりますよ。

生活パターンにあわせて方角を選ぶ

基本的に、家にいることが多い時間帯に日当たりがよくなる方角を選ぶと失敗しにくいです。たとえば、小さいお子さんやお年寄りなど終日家で過ごすことが多い家族がいる場合や、来客が多くリビングでくつろぐ機会が多い場合などは、日差しが入る時間の長い南向きが適しています。共働き世帯で帰宅後の夜間に洗濯物を干す場合は、日の出からしっかり日差しが入る東向きがいいですね。夜勤が多く午後から活動することが多いなら、夕方まで室内が明るい西向きがいいかもしれません。

南向きや東向きの土地は人気があるだけに、面積やエリアが同じでも価格が高めなことが多いです。南向きにこだわりすぎず、家族構成や生活パターンによって方角の選択肢を広げて検討しましょう。

季節ごとで方角の日当たりを考える

先ほども触れたとおり、太陽が移動する高さは一年中同じではありません。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈みます。この日を起点に、冬季は太陽が真東よりも南寄りから昇って真西よりも南寄りに沈み、夏季は反対に真東よりも北寄りから昇って真西よりも北寄りに沈みます。太陽の高さが冬季は低く、夏季は高くなるので同じ方角でも季節によって日当たりが変わるのです。

どの方角も一長一短あります。「冬に日当たりがよくて暖かいのがいいから西向き」「夏は自然な涼しさの中で過ごしたいから北向き」など、ライフスタイルや好みとも照らし合わせながら計画を進めましょう。

部屋の方角ごとに窓の位置を考える

土地自体の日当たりがいい場合はもちろん、あまりよくない場合でも窓の位置によって室内を明るくできます。

基本的に、どの方角でも窓のサイズが大きいほど自然光を室内に取り入れやすいです。庭と隣接しているかどうかや、隣家との距離がどれくらいあるかなどの条件にもよりますが、足元までガラスがある掃き出し窓がもっとも採光率は高くなります。

外壁の途中部分に設ける腰高窓は、床面から窓下端までの高さによって室内の明るさが変わります。低い位置ほど床面が明るくなり、高い位置ほど天井面が明るくなります。日中の半分程度の時間しか直射日光が入らない東面や西面は、室内の広さや形状を考慮しながら窓の高さを決めましょう。隣家が近い部屋や前面道路に面している部屋なら、壁面の中心は避けて床面や天井面から20~30cm程度の高さに設けるのがおすすめです。外からの視線をカットしながら、直射日光のまぶしさも軽減できます。床面や天井面に光が反射して、直射日光が入りにくい時間帯でも室内が明るくなりやすいのもメリットです。

北面は直射日光が入らない反面、室内に入る自然光の量は終日一定です。太陽の移動による影を気にしなくていいので、縦長や横長の窓を複数並べるなど個性的な配置を楽しむといいでしょう。

日当たりの良し悪しは、季節によって結露やカビなどの発生、冷暖房効率などに影響します。高断熱タイプや遮熱高断熱タイプなど、窓の機能についてもあわせて検討し適切に選択することが大切です。

間取りを工夫する

少しでも日当たりのいい空間で過ごすために、間取りの工夫は必要です。

家族が集まったり来客をもてなしたりするリビングやダイニングは、長時間明るい南側に設けると快適でしょう。西側も、夕暮れの景色をゆっくり楽しめるためリビングに人気で、日差し対策をしっかり取れば問題ありません。キッチンはリビングやダイニングにアクセスしやすいよう隣接させると、日当たりの確保と生活動線の短縮が同時に叶えられます。

職場や学校から帰宅してから使う書斎や子ども部屋は、滞在時間が比較的短いので東側や西側にしても支障はないでしょう。

間取りを考える時、過ごす時間が長い居室から順に日当たりのいい場所に配置していくと、洗面室や浴室やトイレはどうしても北側になりがちです。しかし、「日差しが入るお風呂でくつろぎたい」「洗面室でメイクをするから照明の灯りより自然光を入れたい」といった希望があるなら、北側以外に配置することを優先するのもおすすめです。

せっかくの家づくりなので、一般常識に縛られすぎず、家族のライフスタイルや好みも踏まえて間取りを考えたいですね。

インテリアの色に配慮する

家の向きや間取りの関係で、日当たりがあまりよくない部屋はどうしても出てきます。そういう部屋は天井・壁・床の仕上げ材を明るい色にするのがおすすめです。明るい色は光を反射させる効果があるので、少ない量の自然光が反射して室内が明るくなります。家具やラグ、カーテンなども明るい色にしてしまうと平坦な印象になるので、カーテンとソファを濃い色にするなどアクセントをつけるといいでしょう。

日当たりがいい部屋は、逆に内装を明るくすると季節や時間帯によってはまぶしすぎて快適性が落ちます。小さいお子さんやお年寄り、ペットなどがいる場合は特に配慮が必要です。直射日光が当たりやすい床は濃い色にしたり、壁の1面だけアクセントクロスにして光が拡散しすぎないようにしたりなどの工夫が有効です。カーテンではなく、光量を制限しやすいバーチカルブラインドを選ぶのもいいですね。

 

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日当たりは家づくり次第!方角やライフスタイルに合わせて設計することが大切

方角による日当たりの差はありますが、どの方角でもメリットとデメリットがあります。日当たりのいい方角ありきで考えるよりも、どんな暮らし方をしたいのか、どんな家が理想的なのか、家族の構成やライフスタイルを軸にまず考えてみることが大切です。その上で家の向きや間取りを検討し、方角のメリットを生かしながらデメリットをカバーしていくと快適な家が手に入れられますよ。

この記事を参考に、日当たりも居心地も満点の家づくりを進めてくださいね。

 

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