インテリアコーディネーター インテリア商社勤務中にインテリアコーディネーター、カラーコーディネーター3級、福祉住環境コーディネーター2級を取得し、ショールームでの接客やセミナー講師などを経験。主婦の立場から、簡単に取り入れやすいインテリアのコツをご提案していきます。
白い部屋は明るくて清潔感もあり、万人に好まれる人気のインテリアスタイルです。しかし、白一色で統一すると、単調で無機質な雰囲気になりかねません。そこで当記事では、洗練されたおしゃれな「白い部屋」作りのポイントをご紹介します。
目次
白い部屋を一層引き立てるおしゃれなインテリアの特徴と注意点は?
白のインテリアは取り入れやすい
白い部屋は明るくて清潔感があり、部屋を広く見せる効果もあるため人気のインテリアスタイルです。複数の色を取り入れるインテリアスタイルは難しいですが、単色でコーディネートするのは失敗も少なく、誰でも気軽に挑戦しやすいという点も魅力でしょう。
最近では、白い部屋+ウッド家具など、ナチュラルなコーディネートで作る韓国風インテリアも1人暮らしの方に人気がありますよ。
同じ白でもニュアンスが異なる
一概に白いインテリアアイテムといっても光沢のある白と光沢のない白の2種類があります。特に、家具などでは鏡面仕上げ(素材の表面を光が均一に反射するように研磨する仕上げ)の白と、マットな白では印象が異なるのです。
高級感を出したい場合には光沢のある白を、ナチュラルな雰囲気にしたい場合は光沢のないマットな白のインテリアを取り入れると、空間をおしゃれに仕上げられます。また、家具を複数レイアウトする場合は、光沢の有無を統一するとおしゃれにコーディネートできるでしょう。
細かい色ごとの見え方に注意
ニュアンス以外にも白には色の種類が何種類かあります。アイボリーのような黄味がかった柔らかい色や青みがかった白などさまざまです。
もちろん見え方も異なります。例えば青みがかった白は凛とした非常に美しい色ではありますが、陽当たりのよい明るい部屋だと少しまぶしい印象を与える色です。明るすぎる印象を避けたい場合は、アイボリーでコーディネートすると目にも優しいナチュラルで落ち着いた空間になりますよ。
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白い部屋にプラスするおすすめのインテリアカラー
白い部屋を作る際に、全てのインテリアアイテムを白で統一すると単調で緊張感のある部屋になり兼ねません。白はどのような色とも相性がよく、組み合わせる色を選びませんが、白い部屋を際立たせるためには、強すぎる色を取り入れると白の印象が弱まってしまいます。
そこでここからは、白い部屋と相性のよいおすすめのインテリアカラーをご紹介します。まずは、部屋のインテリアテイストを決めた上で、アクセントとなるインテリアカラーを考えておしゃれにコーディネートしてみましょう。
白い部屋+ライトグレー
投稿者:doraco0331
白い部屋をおしゃれにコーディネートしたい場合は、ライトグレーがおすすめです。白い部屋のアクセントにライトグレーのインテリアを取り入れるのは、シンプルモダンスタイルにぴったりのコーディネートです。
壁や天井は、白い部屋でフローリングの色がライトグレー系であれば、床の色に合わせてカーテンやクッションなどのファブリック(布を使ったもの)、小物にライトグレーをプラスすると、おしゃれで統一感のある空間をコーディネートできます。
ライトグレーは明るい色なので圧迫感もなく、スタイリッシュな印象になります。ライトグレーのベッドカバーにしたり、アクセントにライトグレーのクッションを使うなど、1人暮らしの限られた空間にもおすすめのコーディネートです。
白い部屋+ベージュ
投稿者:luv.white___
輝度の高い白い部屋の場合、ベージュをプラスするのもおすすめです。白い部屋は清潔感があって気持ちのよい空間ではありますが、同時に真っ白は人を緊張させる色でもあり、部屋全体にピンと張りつめた印象を残します。
そこで、白い部屋を基調にベージュのファブリック類をプラスすると、空間全体に柔らかさを出せますよ。ベージュは落ち着いた上品な印象があるため、白い部屋のもつ清潔さを保ちながらも、部屋の印象を居心地のよい空間へとグレードアップしてくれるでしょう。
また、ベージュアイテムの中でも、コットンや麻素材のようなナチュラルな素材を使うとナチュラルインテリアスタイル、サテン地やベルベットのような光沢のあるベージュを使うとラグジュアリーインテリアスタイルなど、素材によってインテリアスタイルを変えられます。
白い部屋+ブラックやブラウン
ブラックやブラウンを使ったシンプルなスタイルは、いつの時代も人気のインテリアスタイルです。そのなかでも、ホワイトの割合を増やしてアクセント使いでブラックをプラスするのがおすすめですよ。
部屋をどのようにコーディネートしたらよいか分からない場合でも、ホワイトやブラックのインテリアアイテムは比較的手に入れやすいのも嬉しいポイントです。床にはブラウンを、アクセントカラーにはブラックを使うと、1人暮らしの方や初心者の方でも失敗なく白い部屋をコーディネートできます。
また、ブラックは白の反対色になるため空間全体にメリハリをもたらし、ライトグレーよりもよりスタイリッシュな雰囲気に仕上げられます。ブラックは強い色なので、家具の脚やデザインの一部などにアクセント使いをするとおしゃれな白い部屋を作れるでしょう。
白い部屋のアクセントにブラックのインテリアアイテムを取り入れる場合は、ファブリックや本革、アイアンなど素材によって印象を変えられます。部屋をどのようにしたいのか決めてから、インテリアアイテムをレイアウトしてみてください。
白い部屋+パステルカラー
投稿者:simple0120____
白い部屋をカラフルにしたい場合は、パステルカラーをプラスするのもおすすめです。シンプルに仕上げるのは難しいですが、隠す収納を駆使しながら白い部屋を作ると統一感のある部屋になりますよ。
パステルカラーの明度(色の明るさ)を揃えると、白い部屋に「パステルピンク+パステルイエロー+パステルブルー」など複数色をレイアウトできます。また、パステルカラーのアイテムを複数レイアウトすることで、ポップでリズム感のあるかわいい部屋に仕上げられます。
リビングや1人暮らしの部屋にパステルカラーをレイアウトする場合には、アクセントに「パステルピンク+パステルパープル」など、同系色を1~2色に抑えると甘すぎない落ち着いた空間にコーディネートできますよ。
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白い部屋にプラスするおすすめのインテリア素材
白い部屋+木目の家具
投稿者:asasa0509
白い部屋に木目素材の家具をレイアウトすると、ナチュラルで優しい雰囲気に仕上げられます。木目家具の色やデザインによって、シンプルナチュラルインテリア、韓国風ナチュラルインテリア、アメリカンカントリーなど、さまざまなインテリアスタイルになりますよ。
木目の家具は、各ブランドやシリーズなどによって幅広い色の展開がされています。また、木目の色だけでなく、曲線デザインや直線デザイン、シンプルなデザインから猫脚などのデコラティブなデザインまで、さまざまなテイストのインテリアアイテムがあります。
同じ空間で木目のインテリアアイテムを複数レイアウトするときには、木目の色とデザインのテイストを統一してレイアウトすると、おしゃれでナチュラルな空間になります。
白い部屋+ステンレス
投稿者:yyuuuurie0616
白い部屋をシンプルでスタイリッシュな雰囲気にデザインしたい場合は、ステンレスのアイテムをレイアウトするのもおすすめです。特に、リビングとキッチンが同じ空間にあってキッチンをステンレスキッチンにしている場合は、キッチンとの統一感も出せるでしょう。
ステンレスのアイテムは、艶ありタイプと艶消しタイプがあり、光沢の有無によって少し違った印象になります。艶ありタイプは空間全体に高級感を演出したいとき、艶消しタイプはアンティーク感やインダストリアル(工業的)感を出したいときにおすすめです。
複数のステンレス製インテリアアイテムをレイアウトするときには、ステンレスの光沢の有無やデザインを揃えて空間全体の統一感を出しましょう。
白い部屋+ガラス
投稿者:doraco0331
白い部屋と相性のよい素材には、ガラス素材もあります。リビングやダイニングにガラス天板のテーブルをレイアウトすると、スタイリッシュで高級感のある雰囲気を演出できますよ。
また、アクセントに花器や照明、アロマキャンドルなどの小物にガラス製品を複数使うと統一感を出すことができ、おすすめです。
ただし、頻繁にお手入れするのが難しい場合や小さな子どもがいて危ない場合など、生活環境に不向きな場合も考えられますので、事前に考えてからレイアウトしましょう。
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白い部屋にプラスするおすすめのインテリアアイテム
白い部屋+観葉植物
投稿者:luv.white___
観葉植物は、白い部屋と相性のよいインテリアとしておすすめなアイテムです。無機質な白い空間にグリーンを一つ置くだけでアクセントになり、よりナチュラルでおしゃれな空間を作れます。
1人暮らしであれば、小さな観葉植物をいくつか並べてナチュラルなグリーンコーナーを作るのもおすすめです。空間に余裕があれば、大き目の観葉植物を部屋のシンボルとしておしゃれにレイアウトしても、インテリア空間のアクセントになるでしょう。
また、トイレや洗面などの物が少ない殺風景な空間にも「白+観葉植物」の組み合わせはおすすめです。1人暮らしの玄関や、陽当たりの期待できない北側の部屋などにもグリーンを一つ置くだけで、お気に入りのスペースに変えられますよ。
白い部屋+こだわった照明
投稿者:luv.white___
「白で統一してコーディネートしたら、部屋が単調な印象になってしまった…」という場合は、こだわった照明をインテリアとして取り入れるのがおすすめです。照明は陰影をもたらしてくれて、部屋全体に奥行きを感じさせてくれます。
間接照明を使ったり、おしゃれなフロアランプやペンダントランプなどを使ったりすることで、夜の白い部屋をワンランクアップさせてくれるでしょう。また、電球の色にもこだわると、より好みの部屋に近づきます。
青っぽい光をもつ昼光色やオレンジっぽい光をもつ電球色は、白い部屋全体の良さを消してしまいます。白い部屋のイメージを保つためにも、電球の色に気をつけながら照明アイテムをプラスして、おしゃれにインテリアコーディネートしてみましょう。
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インテリアスタイル別 白い部屋実例集
白い部屋実例①シンプルモダンインテリアスタイル
投稿者:ki_mi.555
こちらの実例は、白い部屋に少量のブラックとライトグレーをアクセントに加えたシンプルモダンインテリアスタイルです。取り入れたブラックは、華奢なデザインのランプやクッションのデザインのため、主張が強すぎず白い部屋のよさが際立っています。
また、直線と曲線のアイテムを絶妙なバランスで取り入れ、「直線と曲線」「白と黒」の対照的なものの融合でメリハリの効いたコーディネートになっています。ガラス製品や華奢なデザインのものが多いため圧迫感もなく、誰でも真似しやすいコーディネートですね。
白い部屋実例②ラグジュアリーインテリアスタイル
白い部屋にラグジュアリーな高級感を演出したい場合は、アクセントにゴールドをプラスするのがおすすめです。同じ白でも、家具のデザインをデコラティブ(装飾的)な白にしたり、デザインに凝ったりするだけで、ラグジュアリーな雰囲気に生まれ変わります。
光沢のある白の石目の床、毛足の長いフワフワの白いラグ、輝きのあるガラス製品などを多用することで、白い部屋全体が一気に高級感を持ちます。ブランドショップなどのコーディネートを参考に、ラグジュアリーな白い部屋が実現できたら素敵ですよね。
1人暮らしでラグジュアリーなインテリアスタイルにしたい場合は、引き出しの取っ手やフロアランプのスタンド部分など、小さな面積からゴールドを取り入れてみましょう。
白い部屋実例③ナチュラルインテリアスタイル
投稿者:simple0120____
こちらの子ども部屋の実例は、マットな白い家具にライトカラーの木製家具をプラスした、ナチュラルインテリアスタイルの白い部屋です。フローリングの木目と家具の木目の色が揃っているため空間全体に統一感があり、ブラックをアクセント使いしているところにセンスのよさを感じさせます。
リビングや寝室などに白い家具を置く場合は、鏡面仕上げの光沢のある白い家具をレイアウトするのもおすすめです。光を反射する光沢のある家具に、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を持つ木目のインテリアアイテムは、高級感と安心感を兼ね備える組み合わせになりますよ。
1人暮らしの場合は、狭い面積に家具をいくつかレイアウトすることになるため、家具の素材や光沢の有無、木目の色などを統一させましょう。
洗練されたおしゃれな白い部屋を作ろう!
「白い部屋」と一言で言っても、インテリアスタイルやアイテム、プラスするカラーによって異なる印象に仕上げられます。まずは、インテリアスタイルを決めて、アクセントに取り入れるインテリアアイテムをプラスすると失敗も避けられるでしょう。
当記事でご紹介したインテリアアイテムや実例を参考に、洗練されたおしゃれな白い部屋を作ってみてくださいね。
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