最近では子供たち自身でハロウィン工作をして飾ったり仮装したりして、ハロウィンを楽しむご家庭が増えています♪
ただ、小学生でも作れるものを探してみるものの、意外と難しそうだったり逆に簡単すぎたり…
そこでこの記事では、友達も家族も思わず「すごい!」と驚く、小学生でもできるハロウィン工作を紹介します。
何を作り、何を準備すればいいのか悩んでいるお母さんやお父さんの参考になる記事なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ハロウィンパーティの雰囲気作りに欠かせないハロウィンキャラクターとは?
「ハロウィンといえばこれ!」といわれるキャラクターは、かぼちゃや魔女、ゴーストだけではありません。
その他にもたくさんのキャラクターが存在し、どれも個性が強いのが特徴です。
そもそも10月末から11月始めのこの時期は、亡くなった人の魂が戻ってくると考えられており、それがハロウィンというイベントとして現代まで受け継がれています。
ただ、ご先祖様だけでなくあの世から悪魔も一緒にやってくるといわれています。それを恐れた人間は、自分たちは怖い存在であると悪霊に認識させて追い払うため、さまざまなキャラクターに扮して仮装を始めたのです。
馴染みのあるキャラクターでも、実は違う呼び名があるので、いくつか代表的なキャラクターを紹介します。
- ジャック・オー・ランタン
- 魔女
- ゴースト(おばけ)
- ドラキュラ
- コウモリ
- ミイラ
- フランケンシュタイン
- ガイコツ
- ゾンビ
由来や誕生場所なども知っておくと、子供の学びにつながるかもしれません♪
ジャック・オー・ランタン
ジャック・オー・ランタンとは、ハロウィンの象徴ともいえるかぼちゃのことです。
顔型に目や口の部分をくり抜いて中にろうそくを灯し、不気味な雰囲気を醸し出すジャック・オー・ランタンですが、元はかぼちゃではなくカブを使っていました。
ケルト(ヨーロッパ)からアメリカに伝わったタイミングでオレンジ色のかぼちゃが主流になったのではないかといわれており、直訳すると”ランプを持ったジャック”、つまり少年ジャックにまつわるお話が元になっているのです。
【ジャック・オー・ランタンにまつわる話】
その昔、乱暴者でうそつきのジャックという青年がいました。
悪魔と契りを交わしたことをきっかけに、寿命を迎えこの世を去った後も天国へはもちろん地獄にも行けず、暗い道中をウロウロ。
困り果てたジャックは、せめて灯だけでもくれないかと悪魔に頼み込みます。
なんとかもらえた小さな灯が消えないように、ジャックは道端に落ちていたカブをくり抜いて中に火を灯し、ランタンとして使用。
灯を得たものの、どこにも行けないジャックは、今でもあの世とこの世の間をさまよい続けているといわれています。
キャラクターの背景に目を向けてみると、よりハロウィンを楽しめそうですよね。ハロウィンのイメージカラーであるオレンジはジャック・オー・ランタンのかぼちゃから来ているといっても過言ではないでしょう。
そもそもかぼちゃは甘くて子供たちも大好きな野菜なので、パーティーグッズとして可愛らしくアレンジすることが多いようです。
魔女
不思議な力を持ち強力な魔法が使える魔女の仮装は、悪霊を怖がらせるにはうってつけです。キリスト教が絶対的な立場であった15世紀頃のヨーロッパは、神以外の人間が超越した力を持つことに抵抗があった時代です。
そのため、まじないや医学などの知識を持っている女性は、悪魔の手下である魔女だとしたてられ、魔女狩りが行われたのです。歴史深い魔女ですが、近年の映画やドラマでは三角帽子にマント、空飛ぶほうきと可愛らしいイメージがあります。
その多くを少女が演じていることから、ハロウィンパーティーでは小学生の女の子が仮装している姿をよく見かけますね。
ゴースト(おばけ)
いわゆる幽霊と呼ばれるゴーストは、見えそうで見えない曖昧な状態がより恐怖心を掻き立てます。
ゴーストは死者そのものなので、悪霊を追い払うのに最も効果的だったかもしれません。
ドラキュラ
ハロウィンのキャラクターにはさまざまな言い伝えがありますが、もっとも信憑性の高いものとして挙げられるのがドラキュラです。
空想の人物ではなく、15世紀のヨーロッパに実在したドラキュラ公、ヴラド・ツェペシュがモデルで、彼はその生涯の間に8万人以上もの命を奪い、犠牲者の多くは串刺しにされたといわれています。
これだけ恐ろしい人物に扮してハロウィンを迎えれば、悪魔も追い払えること間違いなし。
コウモリ
コウモリはドラキュラの変身姿として映画や小説で描かれたことをきっかけに、ハロウィンのキャラクターとして用いられるようになりました。真っ黒な見た目や逆さまに止まる姿、ドラキュラのマントと同じような翼は少し不気味ですよね。
さらに、コウモリは夜行性なので昼間に見かけることが滅多になく、近寄りがたく異質な存在であるのも、ハロウィンの雰囲気にぴったりです。
ミイラ
死者の肉体をなるべく残して保管するのを目的とした、古代エジプトに起源も持つミイラ。
このミイラも、映画がきっかけで本来とは異なるモンスター的な意味合いが込められるようになりました。
フランケンシュタイン
イギリスのメアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」に登場する怪物で、世界三大怪物の1つといわれています。小説の中では、この人造人間はモンスターと表現され、名前を持っていません。
現代では創造者の名前をとって怪物のことをフランケンシュタインと呼ぶようになりました。
ガイコツ(スケルトン)
別名スケルトンとも呼ばれるガイコツは、中世ヨーロッパをはじめとする世界各地で伝承された怪物です。見た目は完全に死者の姿なのに生きている人間と同じように動くガイコツは、ホラー要素満載です。
さまざまな諸説がありますが、中世ヨーロッパの古戦場で馬にまたがった騎士の亡霊が現れることがあり、その姿がガイコツだったという言い伝えから、悪霊も恐れる存在としてハロウィンパーティーでも用いられるようになったようです。
ゾンビ
死んだ姿のまま蘇り動き出すゾンビは、ミイラやガイコツなどのキャラクターと生き返るという意味で共通していますが、見た目が人間とあまり変わらないのがゾンビの特徴です。自分をゾンビに見せるゾンビメイクが近年流行っており、目元や口元に色を付けるだけで見るものを驚かせます。
ハロウィンの世界を演出するための工作・飾り・仮装
子供たちがハロウィンキャラクターになりきって仮装すれば、パーティーが盛り上がること間違いなし!
でも、仮装はなかなかハードルが高いという人も多いでしょう。
ハロウィンキャラクターをかたどって部屋に張り付けたりテーブルの上を装飾したり、仮装と合わせてお部屋全体を飾り付けすれば、一気にハロウィンの世界が誕生します。仮装が難しいキャラクターは工作で挑戦してみるといいですね!
小学生でも簡単に作れるハロウィン工作
ハロウィンパーティーの飾りはいっけん難しそうに感じますが、身近にあるものを使えば小学生の子供でも簡単に作れます。
ただ、子供だけで一から作るのは難しく、そもそもハロウィンがどういったものかまだよく分かっていない場合は、お母さんやお父さんのアドバイスが必要です。
好奇心旺盛の小学生には自分で作りたいという創作意欲があり、工作は子供の考える力や集中力の向上にも役立ちます!
お母さんやお父さんのどんなサポートが子供の工作に必要なのかを交えながら、具体的なハロウィン工作を紹介しますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
何が必要?何色があれば便利?ママとパパが用意しておくべき物
子供が自ら材料を準備するのが難しい場合は、お母さんやお父さんが準備してあげましょう。
身の回りにあるものでも、それがどこにあるのか分からない場合も同じです。
準備から工作の全てを無理にやらせるのではなく、あくまでも楽しく作るのを目的にしてくださいね。
まず、下記の身近にある材料がハロウィン工作に使えます。
- 牛乳パック
- トイレットペーパーの芯
- ペットボトル
- ダンボール
- 紙袋
- ビニール袋
- 新聞紙
- 輪ゴム
ほとんどが捨てたりリサイクルに出したりするものばかりです。
新しく材料を買わなくてもハロウィン工作ができるのは、家計にも優しくお母さんやお父さんにとっても嬉しいですね。
注意しておきたいのが、ハロウィンの前日になって材料が足りないことに気づき慌てることです。滅多にペットボトル飲料や牛乳を買わないご家庭であれば、ハロウィンの1ヶ月前から捨てないようにとっておきましょう。
ハロウィン工作のために買い足しておきたいもの
次に、これだけは買い足しておきたいものです。
- 画用紙
- 折り紙
- カラーテープ
- 紙コップ
- 紐
色見のあるものや立体感のあるものが加われば、工作の幅も広がるでしょう。
大切なのは、ハロウィンの雰囲気にピッタリ合う材料を選ぶことなので、自分や子供の好みだけで選ばないように注意してくださいね。
画用紙や折り紙は、キャラクターのメイン色やハロウィンっぽい色を選びましょう。
ハロウィン工作に使うメインカラー
工作に使うカラーは、以下のものがおすすめ。
- オレンジ
- 黒
- 白
- 赤
- 紫
ハロウィン間近になると、工作に使える材料が売り切れている店も多いため、なるべく余裕をもって数週間前には購入しておくと良いでしょう。
ハロウィン工作によく使う道具
その他、工作するのに必要な道具も家にあるかどうか確認しておきましょう。
- ボンド
- ハサミ
- セロハンテープ
- ホッチキス
- えんぴつ
- クレヨンやカラーペン
- 定規
- カッター
- カッティングマット
ないものがあれば、買い足しておくと工作がスムーズに進みます♪
材料別に紹介!家にあるものでできちゃう小学生でもできるハロウィン工作
身近なものを使って、ハロウィンパーティーが盛り上がる飾りを作っていきましょう!
今回は、これらの材料別に紹介します。
- 牛乳パック
- トイレットペーパーの芯
- ペットボトル
- ダンボール
- 紙袋
- ビニール袋
もともと中身が入っていたものは、しっかり洗って乾かしてから使いましょう!
【低学年OK】牛乳パックで作るハロウィン工作例:牛乳パックのランタン
牛乳パックを使えば、ハロウィン感満載のランタンを作ることができます。
ハロウィンが終わった後もベッドサイドランプに使えそうですが、一人部屋の子供には少し怖いかもしれませんね。
【必要なもの】
- 牛乳パック
- 黒の画用紙または折り紙
- 黒のテープ
- セロハンテープ
- ハサミ
- カッター
- カッティングマット
どれも家にあって簡単につくれるものなので、ぜひ挑戦してみてください!
【低学年OK】トイレットペーパーの芯で作るハロウィン工作例:ミイラ
切らずにそのまま使って、色を塗ったり紐を巻き付けたりすれば、ミイラの完成です。
カッターを使わず比較的簡単に作れるので、低学年の子供の工作にぴったりですね。
その他のキャラクターも、画用紙を使って腕や足を付ければ作れるので、数種類のキャラクターを集合させて友達と名前の当てあいっこなんていう遊びも楽しめます。。
トイレットペーパーの芯でハロウィンのミイラ作り pic.twitter.com/HFI9UgFTSC
— はなまる (@harumasa_Love) September 24, 2016
【必要なもの】
- トイレットペーパーの芯
- 紐
- のり
- セロハンテープ
- ハサミ
紐は、家にある白い紐ならなんでもOK。
小さいお子さんでも簡単にチャレンジできます。
【低学年OK】ペットボトルで作るハロウィン工作例:ジャック・オー・ランタン
ハロウィンといえばかぼちゃのおばけ「ジャック・オー・ランタン」ですよね。
中心にペットボトルを立ててライトを入れれば、ランタンの出来上がり!
描きやすいガイコツやゴーストも、色画用紙を準備すれば作れそうですね。
ポイントは、ペットボトルのキャップ部分もきちんと画用紙やテープで覆うこと。
ちょっとした工夫で、一気にクオリティが上がりますよ。
ライトを準備できなかった時は、スマートフォンのライト機能を使えば大丈夫です。
【必要なもの】
- ペットボトル
- 画用紙
- 折り紙
- ハサミ
- セロハンテープ
画用紙や折り紙の種類を変えれば、個性を出すことも可能ですね♪
【低学年OK】ダンボールで作るハロウィン工作例:ホラー屋敷
ダンボールハウス
ハロウィンver.出来上がりました pic.twitter.com/J1f32F4EEW— ネコ部屋 (@nekobeya35) October 20, 2021
広いお部屋が確保できるのであれば、思い切ってホラー屋敷をつくってみましょう。
秘密基地感覚で遊べるので、幅広い年代の子供の興味を引き付けるはずです。
なるべく大きめのダンボールを集め、画用紙を使って飾り付けしましょう。
カラーペンで色を塗っていくのもいいですが、服や床に色映りしやすいクレヨンは控えたほうがいいですね。
【必要なもの】
- ダンボール
- 画用紙
- カラーペン
- ハサミ
- カッター
ダンボールと画用紙があれば作れるので、休日の家族のイベントとして挑戦してみてください。
【低学年OK】紙袋で作るハロウィン工作例:プチ仮装
衣装を一式揃えなくても、紙袋を使えばプチ仮装ができます。
頭にかぶるので、必ず目元の部分は切り取って目が見えるようにしてください。
全身コーデする必要はありませんが、似たような色合いの服を着ればよりキャラクターになりきれるでしょう。
【必要なもの】
- 紙袋
- 画用紙
- 両面テープ
- カラーペーパー
- ハサミ
全身仮装するのはちょっと…という場合にも楽しめますね♪
【低学年OK】ビニール袋で作るハロウィン工作例:キャラクター風船
今日は月に1度の読み聞かせ会でした。
絵本の後、簡単なハロウィン工作をしました!ストローの先にビニール袋を付けて、ストローを紙コップに開けた穴に通します。ぷぅーっと息を吹き込むとおばけが登場!こんな風に時々工作やぬりえをして遊んでいます。
毎月第4土曜日、お待ちしてまーす! pic.twitter.com/0j8EoAVmrT— 明屋書店厚狭店 (@haruyaasa) October 26, 2019
工作にちょっとした仕掛けがあれば、その場の雰囲気が一気に盛り上がります。
ビニール袋を使ったハロウィン工作は、ストローから息を吹きかければキャラクターが浮かび上がる仕組み。
ビニール袋に画用紙や折り紙をたくさん貼れないので、目元や口元が特徴的で描きやすいキャラクターを選ぶといいですよ。
【必要なもの】
- ビニール袋
- ストロー
- 紙コップ
- 折り紙
- ハサミ
- のり
- カラーペン
いくつも作って並べると楽しそうですね。
【低学年OK】新聞紙で作るハロウィン工作例:ステッキ
手に持って、飾って、ハロウィンパーティーを楽しめるのが、先端にキャラクターが付いたステッキです。
仮装しているキャラクターと合わせて持つのもいいですね。
テーブルの上に立てて飾れば、ハロウィン要素を入れられなかったお菓子やご飯の周りも華やかになりますね。
【必要なもの】
- 新聞紙
- 折り紙
- 割りばし
- のり
- ハサミセロハンテープ
- 黒のテープ
新聞を取っていないご家庭であれば、いらなくなった裏紙やチラシを使っても作れますよ。
上級者編!小学校の高学年のためのおしゃれなハロウィン工作
高学年になったら、おしゃれでカッコいい作品も作れるようになります♪
作っておしまいではなく、せっかくなら作ったものを写真に収めたい、後日学校の友達と見せ合いっこしても楽しいですね。
お子さんが高学年の場合は、ちょっと難易度が高いおしゃれな工作にもチャレンジしてみましょう。
今回紹介するのは、低学年の時に比べて手先が器用になってきた高学年向けの、画用紙と本物のかぼちゃを使ったランタンです。
【高学年向き】画用紙を使ったランタン
ランタンは低学年の子供でも作れますが、このランタンは微妙に違う色の画用紙を数種類使う手の込んだコロンと丸いランタンです。
慎重に作らないとバランスが崩れるので、集中力も必要になります。
ガーランドも一緒に吊るすと、よりパーティー感が出ていいですね。
【必要なもの】
- 画用紙
- 紐
- ワイヤー
- のり
- ハサミ
- カッター
- カッティングマット
数種類のキャラクターを作り紐を使って壁に飾れば、写真映えすること間違いなし。
【高学年向き】本物のかぼちゃを使ったランタン
思い切って、本物のかぼちゃをくり抜いてランタンを作ってみませんか。
スーパーではあまり見かけませんが、ハロウィンの季節になればネット通販で購入が可能です。
中にドライアイスを入れれば雰囲気作りは完璧!
本物のかぼちゃを用意している友達はあまりいないので、思わずママも写真を撮って、インスタ映えを狙えるでしょう。
【必要なもの】
- 大きめのオレンジ色のかぼちゃ
- 果物ナイフ(あればかぼちゃ専用ノコギリ)
- スプーン
- ライト
- ドライアイス
- ドライアイス用の容器
- 軍手
ナイフやノコギリを使うので、必ず親子一緒に作り、力が必要なところは必ず保護者の方が代わりましょう。
まとめ|身近なものを切って貼ればできる♪高学年ならより高度な作品にチャレンジ
身近な牛乳パックやペットボトルを使うだけで、クオリティの高い小学生向けのハロウィン工作ができます。画用紙や折り紙を買い足し、好きなキャラクター色に染めればパーティーグッズの完成です。
いくつか作っておけば、友達や兄弟とシェアできますよ!
高学年であれば、写真映えを狙っておしゃれな工作にチャレンジしてみましょう。思わずお母さんもインスタにアップして、ママ友に自慢できちゃうかも!
ハロウィン時期になると、どのお店でもさまざまなキットやコスプレ衣装が販売されていますが、工作から得られる学びは大きいでしょう。ぜひ、今回紹介した工作を参考に作ってみてください。