三角コーナーは調理の際に出るゴミを集めるための便利グッズです。文字通り三角型の形状でシンクのコーナーに設置する製品ですが、最近は従来の形状とは異なるタイプも登場しています。今回は便利な三角コーナーの選び方と、おすすめアイテムを紹介します。
三角コーナーは必要?
三角コーナーは必ずしも必要なアイテムではないため、不要と感じる人も少なくないでしょう。しかし、三角コーナーがあることでキッチンをより清潔に使用できます。具体的なメリットを確認しましょう。
三角コーナーでキッチンが便利に
三角コーナーは、調理の際に出たさまざまなゴミや食後の食べ残しなどを気軽に捨てられるため、キッチンに一つあると非常に便利です。
また、三角コーナーには水切りが付いています。調理中や食後に出がちな水気を含んだゴミをためておくことで、ゴミの水気を簡単に取ることが可能です。
ゴミ箱というアイテムの性質上、キッチンのシンクに付いているゴミ受けより掃除がしやすい製品も多く、キッチンを衛生的に保つことができます。必須なアイテムではありませんが、キッチンが便利かつ清潔になるので生活に合わせて導入したいアイテムの一つといえるでしょう。
ゴミをそのまま流すと詰まる可能性も
キッチンのシンクにはゴミ受けが付いているため、わざわざ三角コーナーを使用しない人もいるでしょう。しかし、ゴミを直接シンクに流すのはあまりおすすめしません。
残飯や生ゴミをシンクのゴミ受けに直接流すと、排水口が詰まる危険性があります。特に油汚れは排水口を詰まらせる大きな原因の一つです。こうした食品ゴミを一度三角コーナーで分離させることで、詰まりのリスクを抑えてキッチンを清潔に保てます。
また、長年キッチンのゴミ受けを使用しているとゴミ受け部分が劣化し、割れてしまうこともあります。破損すると食べ残しやゴミが直接流れてしまうため、排水口が詰まる可能性が高まります。
キッチンを長持ちさせるためにも三角コーナーの使用がおすすめです。
三角コーナーの選び方
(出典) photo-ac.com
最近は従来のような三角コーナーと異なるさまざまなタイプが登場しています。それぞれメリットや特徴があり、生活スタイルによって選ぶべき製品は異なります。三角コーナーの選び方を確認してみましょう。
三角コーナーの種類は?
三角コーナーの種類は一般的な三角型の据え置きタイプのほかに、袋やネットを被せて使うホルダータイプや使い捨てタイプがあります。
キッチンをあまり使用しない人や水切りネットを頻繁に交換しない人は据え置き型がおすすめです。一方、たくさんのゴミが出る家庭やシンクのスペースがコンパクトな家庭では、ゴミを捨てるのが簡単なホルダータイプを選ぶと便利に使えます。
衛生的に使いたい人や水切りを簡単に行いたい人は使い捨てタイプがおすすめです。ランニングコストがかかりますが、大容量のものも多く一度にたくさんのゴミを捨てることができます。シンプルな見た目のものやおしゃれなアイテムも登場しているので、キッチンの雰囲気に合わせて選べます。
素材で選ぶのもおすすめ
三角コーナーにはいくつかの素材があります。主に金属とプラスチックの製品が多く、最近はシリコン製も登場しています。
据え置きタイプでは主にステンレスや銅といった金属が使用されています。ステンレスは錆びにくく頑丈で、銅製品は抗菌作用が高いのが特徴です。
ホルダータイプは主にプラスチックやシリコンといった樹脂素材が使われています。金属製に比べて洗うのに手間がかかりますが、軽くておしゃれな製品が多くデザイン重視の人におすすめです。
生活スタイルに合わせてサイズを選ぶ
三角コーナーはキッチンの使用頻度や生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
例えば、家族が多くよく調理する家庭は、一度にたくさんのゴミを捨てられる大容量タイプがおすすめです。一方、一人暮らしで自炊をあまりしない人の場合は、容量がコンパクトな製品が向いています。シンクが狭い場合も、大きな三角コーナーでは置き場所に困ることがあるため、小さいサイズが良いでしょう。
生活に合った最適な大きさの三角コーナーを選ぶことでキッチンがさらに便利かつ清潔になります。
臭いや虫除けにはフタ付きが便利
三角コーナーは水気を含んだ生ゴミを捨てるためのアイテムです。そのため、使用頻度や季節によっては臭いや虫が発生するケースもあります。もし臭いや虫の発生が気になる場合は、フタ付きのアイテムを選ぶと良いでしょう。
フタをすることで生ゴミが視界に入らなくなるので、見た目の不快感も軽減できます。防虫・防臭効果が欲しい人や生活動線にキッチンがある家庭は、フタ付きの三角コーナーを選ぶことでキッチンを快適に保てるでしょう。
据え置きタイプの三角コーナー3選
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一般的な据え置きタイプの三角コーナーは、水切りネットがなくても使えます。今回はメンテナンスがしやすい金属タイプの三角コーナーを中心に三つの商品を紹介します。
パール金属 日本製 ステンレス 三角コーナー
さまざまなキッチン用品を作る家庭調理器具メーカーの、パール金属が作る三角コーナーです。
耐久性に優れたステンレス製の大きな三角コーナーで、メンテナンスがしやすい形状をしています。底面にはゴム足が付いているのでキッチンのシンクが傷付きにくい構造です。足の高さがあるので水はけも良いといえるでしょう。
抗菌ステンレスが使われているので、清潔に使えるのもうれしいポイントです。日本製品でありながら価格も比較的リーズナブルなので、少し大きめの三角コーナーが欲しい人におすすめです。
パール金属 日本製 ステンレス 三角コーナー
貝印 銅製三角コーナー メッシュタイプ
包丁やミキサーなどの刃物を中心に販売する、貝印の三角コーナーです。
抗菌作用がありヌメりにくい銅を使用しているのがポイントで、水はけが良いメッシュ構造で作られています。生ゴミを入れてもすぐに水気を切れるだけでなく、目詰まりがしにくく洗いやすいアイテムです。
また、底面にはプラスチック樹脂の足が付いており、シンクを傷付ける心配がありません。柔らかい色合いをしているので、キッチンが華やかになるのもうれしいポイントです。
貝印 銅製三角コーナー メッシュタイプ
和平フレイズ SUIグート 浅型 パンチング三角コーナー
据え置きタイプの三角コーナーとしては珍しい浅型が最大の特徴で、人数が少ない家族や一人暮らしで三角コーナーを使いたい人にピッタリのアイテムといえます。
背丈が低いのでシンクの中で邪魔になりにくく、洗い物もしやすいでしょう。シンクが狭く三角コーナーの置き場に困っている人にもおすすめです。
側面・底面には大きめの穴が開けられているので、効率よく水切りができます。素材はステンレスで洗いやすく、衛生的に使えるのもうれしいポイントです。型崩れしにくいパンチング加工が施されているので、長く使うことができます。
和平フレイズ SUIグート 浅型 パンチング三角コーナー
最近人気のホルダータイプ3選
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さまざまな製品が発売されているホルダータイプは最近人気が高い三角コーナーです。今回は数多くの商品の中から三つのアイテムを紹介します。
山崎実業 ポリ袋ホルダー プレート ホワイト 6534
キッチン用品だけでなくさまざまな生活用品を展開する山崎実業の三角コーナーです。袋やメッシュをかけて使うのが特徴で、三角コーナーとしてだけでなく食卓での殻やゴミ入れなどにも使用できます。
また、滑り止めが付いているので水気を含んだ重いゴミを入れても、袋がずれる心配がありません。
使わないときにはコンパクトに折りたためるので、キッチンの上を効率的に使いたい人にはピッタリのアイテムです。
山崎実業 ポリ袋ホルダー プレート ホワイト 6534
Homekirei 開閉可能生ゴミ袋ホルダー
Homekireiの開閉可能生ゴミ袋ホルダーは、吸盤でシンクの側面に貼り付ける少し珍しい形状の三角コーナーです。シンクに設置しやすい丸みのあるフォルムになっています。使う際は、水切りネットやビニール袋を引っ掛けましょう。
また、シリコン製で上部の口は開閉できるので、使わないときは閉じておくことでフタ付きとしても使用できます。臭いや虫対策ができるのもうれしいポイントです。
Homekirei 開閉可能生ゴミ袋ホルダー
下村企販 キッチンポリ袋用生ごみスタンド
樹脂製やシリコン製が多いホルダータイプの中では珍しい、ステンレス製の三角コーナーです。ステンレスの棒を曲げたようなシンプルな構造で、ビニール袋やメッシュの取り外しやすさを考えて設計されています。ありそうでなかったアイテムといえるでしょう。
また、丸くなっている部分は上下でサイズが異なっており、ひっくり返すことで二つのサイズの袋が使用可能です。
流し台においてもシンクに置いても使用可能でありながら、インテリアの邪魔をしないシンプルさが魅力のアイテムです。
下村企販 キッチンポリ袋用生ごみスタンド
臭いを防げるフタ付きタイプ2選
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三角コーナーの問題の一つに、捨てたゴミが臭うというものがあります。臭いの問題を防ぐためには、フタ付きの商品がおすすめです。フタ付きの三角コーナーを二つ紹介します。
ヨシカワ 三角コーナー フタ付き パンチング ステンレス
据え置きタイプの三角コーナーにフタが付いたアイテムが『ヨシカワ 三角コーナー』です。
細かい穴が開いているので、小さなゴミも逃しません。フタをすれば防臭・防虫効果だけでなく、生ゴミが視界に入るストレスも軽減できます。
素材はステンレス製で臭いが移りにくいため、きれいな状態を保ちやすいのもうれしいポイントです。ゴム足が付いていてシンクが傷付くのを防ぎます。
ヨシカワ 三角コーナー フタ付き パンチング ステンレス
パール金属 モデルノ トラッシュビン ホワイト
据え置き型でも紹介したパール金属の樹脂製三角コーナーが『モデルノ トラッシュビン』です。商品名に三角コーナーと入っていませんが、水切り穴が付いた容器が入っているため、三角コーナーとしても活用ができます。
幅12.5×奥行17×高さ18cmと比較的大きく、ゴミをためてから捨てたい人にもおすすめです。フタをすればゴミを視界からシャットアウトできるので、キッチンの見た目を気にする人にはピッタリのアイテムといえるでしょう。
パール金属 モデルノ トラッシュビン ホワイト
便利な使い捨てタイプ2選
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三角コーナーは便利な半面、洗うのが手間でもあるアイテムです。放置すると衛生的ではないため、手入れが面倒な人は使い捨てタイプを検討してみましょう。おすすめアイテムを二つ紹介します。
レック 立てる 水切り袋 クリアカラー
キッチンや洗面台など水周り用品を展開するレックの『立てる 水切り袋』です。袋の口を折り返すと自立するのでゴミを入れやすく、使用中に倒れて中身が散らばる心配もありません。容量は100枚です。
通気性に優れた素材を使用しているので、水切りも早くゴミが蒸れるのを防ぎます。シンプルなクリアカラーなので、どんなキッチンでも使いやすいでしょう。
掃除の手間もなく使用後は袋ごと捨てられるので、キッチンを衛生的に使いたい人におすすめです。
レック 立てる 水切り袋 クリアカラー
ネクスタ 水切りゴミ袋 紙製 ごみっこポイ
一目では三角コーナーと分からない、おしゃれな見た目が特徴のアイテムです。紙袋の模様はカフェを連想させるデザインで、シンクを華やかに見せてくれます。
紙製ですが耐水紙を使用しているため、破れにくい構造になっています。底面に穴が空いているので袋の上を抑えるだけで水切りが簡単に行えます。
ほかにもベジタブルやフラミンゴなどの可愛らしい柄がラインナップされてます。キッチンを楽しく清潔に利用したい人にピッタリのアイテムです。
ネクスタ 水切りゴミ袋 紙製 ごみっこポイ
三角コーナーで衛生的なキッチンを!
(出典) photo-ac.com
キッチンのシンクにはゴミ受けが付いているため、三角コーナーは必ずしも必要なアイテムではありません。しかし三角コーナーを使用することで、キッチンの排水口をきれいに保ちシンクを長持ちさせることができます。また、キッチンで出たゴミを気軽に捨てることができる簡易ゴミ箱としても非常に便利なアイテムです。
最近ではシンクの場所を取らないコンパクトなアイテムや、使い捨てタイプなども登場しています。生活スタイルに合わせた三角コーナーを選んで、キッチンをより快適に使いましょう。
今回は商品タイプ別におすすめアイテムを10個紹介しました。どの商品も人気が高いアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。