「洗濯槽クリーナーの使い方がわからない」「どの商品を使えばいいの?」そんな疑問を解決するために、洗濯槽クリーナーの基本的な使い方と選び方を紹介します。適切な洗濯槽の掃除を定期的に行うことで衣類を清潔に保ちましょう。
目次
洗濯槽クリーナーの使い方は?
「今まで洗濯槽クリーナーなんて使ったことがないけれど、問題なんてない」という人もいるかもしれません。そもそも洗濯槽クリーナーは、なぜ必要なのでしょうか。洗濯槽クリーナーの効果と、しっかり汚れを落とすための使い方をお伝えしていきます。
洗濯槽のカビや汚れを落とすために使う
洗濯槽クリーナーの主な成分は、漂白剤です。洗濯機の水がたまる部分をきれいにするための成分です。洗濯槽は二重構造で、外から見えない隙間には洗剤カスや皮脂汚れがたまり、カビが発生しやすい環境になっています。
ワカメのような黒いゴミが洗濯物に付いているのを、見たことはありませんか?その正体は水を通して移ってしまった洗濯槽の汚れです。
「洗濯したのにかえって衣類が汚れてしまう」ということがないように、洗濯槽は定期的に掃除する必要があります。
洗濯槽クリーナーの使い方
洗濯槽クリーナーは主に、酸素系と塩素系に分けられます。縦型式洗濯機の簡単な洗い方は以下の通りです。
- 酸素系の場合は30度から40度くらいのぬるま湯、塩素系の場合は水を洗濯機の最大水位までためる
- パッケージに書かれた分量の洗濯槽クリーナーを入れ、よく溶かす
- 前もって外したゴミ取りネットなどの部品を中に漬け込み、一晩置いておく
- 朝に部品を取り出し、槽洗浄コースまたは標準コースで脱水まで動かす
汚れがひどくなければ、塩素系は漬け置き不要です。ドラム式洗濯機は、メーカーによって掃除方法が変わるのでマニュアルを参照しましょう。
酸素系と塩素系は使い分けが大切
(出典) photo-ac.com
洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系の2種類あり、それぞれ汚れを落とす方法が違います。洗濯槽を掃除する適切な頻度や、塩素系と酸素系をどう使い分ければいいかを説明していきます。
頻度の目安はどのぐらい?
洗濯槽を掃除する頻度は、2カ月から3カ月に1回が目安です。掃除していない期間が1年以上なら、カビや汚れがだいぶたまっていると考えられます。
前回の洗濯槽掃除から期間が空いてしまったら、通常より長めに漬け洗いしたり、酸素系の後に塩素系を使う「ダブル洗浄」をしたりすることをおすすめします。
ただし、塩素系は酸性タイプの製品と混ぜるのは危険です。それぞれ単独で使いましょう。汚れが目立つ前に定期的に掃除するのが清潔さを保つためのポイントです。
掃除の頻度に合わせて選ぶ
塩素系と酸素系のどちらを使うかは、洗濯機を掃除している頻度が目安になっています。
塩素系は強力な殺菌力でカビに効き、水でも短時間にクリーニングできるのがメリットです。酸素系は泡で汚れを剥がす力があり、塩素系に比べて刺激臭がなく安全性が高いのが特徴になります。
効果的な掃除方法としては、数カ月に1回は酸素系で汚れを落とし、それでも落ちないカビを半年に1回は塩素系で殺菌するという使い分けが理想的です。
カビ取りに!半年に1回は使いたい塩素系
(出典) photo-ac.com
塩素系は取り扱いに注意が必要だったり、手が荒れたりするので嫌がる人も多いでしょう。塩素系の強みは見えないカビの菌糸にまで効き目のある、強力な殺菌作用です。塩素系でも液だれしにくく使いやすい商品や、除菌力の高い人気商品を紹介します。
ジョンソン 洗濯槽カビキラー 塩素系
異臭の原因になる雑菌やしつこいカビ汚れを除菌、消臭してくれる塩素系クリーナーです。全自動・乾燥機能付き・ドラム式とほとんど全ての洗濯機で使える上、サビ剤が入っているのでステンレス槽にも利用できます。
容器が小型で持ちやすく液だれしにくいので、塩素系にありがちな肌荒れの心配も少なくて済みます。お手頃価格で、使い勝手のいい塩素系を探している人におすすめです。
ジョンソン 洗濯槽カビキラー 塩素系
エステー 洗浄力 洗たく槽クリーナー
液体状で溶けやすく、洗濯槽裏のこびりついた汚れにスピーディに行き渡ります。短時間のクリーニングでも効果を感じられる除菌力と消臭力が魅力の塩素系クリーナーです。
はがれたカビが洗濯槽に再び付くのを防ぐ成分が配合されているため、カビ胞子を高確率で取り除けます。全自動やドラム式など幅広い種類の洗濯機に使えて、漬け置き洗いの時間が要らない便利なクリーナーです。
エステー 洗浄力 洗たく槽クリーナー
パナソニック N-W1A 洗濯槽クリーナー
洗濯機の特性をよく知る家電メーカーの一つ、パナソニックが作ったクリーナーになります。
1.5リットルで1回分のクリーニングができる、縦型全自動タイプ向けの製品です。プラスチック槽にもステンレス槽にも対応していて、パナソニック以外の洗濯機にも使えます。
黒カビを分解、除菌する強力な洗浄成分が、普段の掃除では落としきれない頑固な汚れもきれいにしてくれるのです。
パナソニック N-W1A 洗濯槽クリーナー
数カ月に1回の掃除なら酸素系
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酸素系はぬるま湯を洗濯槽に張り、何時間か漬け置きしないと効果が出にくいので面倒くさがる人もいます。しかし、酸素系の長所は、泡で汚れを剥がす力に優れている・においがきつくない・塩素とは違い清掃後すぐに選択できる点です。
洗浄力が高く、洗濯環境を清潔にしてくれる酸素系クリーナーを紹介します。
アリエール 洗たく槽クリーナー サイエンスプラス
酸素系では珍しく、漬け置きが要らないクリーナーです。活性酸素の力で黒いカビ胞子やヌルヌルをしっかり落とし、ファブリーズと共同開発した消臭作用が嫌な臭いをスッキリ解決してくれます。
塩素系ではないため、掃除後すぐに洗濯しても衣類が漂白される心配はありません。安全性の高い酸素系で、短時間に掃除できるクリーナーが欲しい人にはぴったりです。
アリエール 洗たく槽クリーナー サイエンスプラス
シャボン玉 洗たく槽クリーナー
泡の力で汚れを浮かす酸素系漂白剤に、重曹や無添加粉石けんを加えたトリプルパワーで、隠れた汚れと臭いをしっかり落とすクリーナーです。
30度から40度のぬるま湯で3~4時間ほど漬け置きをすれば、次々出てくるワカメのような黒いのゴミの量に驚くかもしれません。
合成香料・塩素系・合成活性剤を使わない『シャボン玉石けん』のこだわりは、環境に優しく安心感があります。
シャボン玉 洗たく槽クリーナー
arau. 洗濯槽クリーナー
植物由来の成分から作られた、手肌に優しい弱アルカリ性のクリーナーです。ヤシ油とパーム油から精製したせっけん成分が、洗濯槽に付いた隠れた汚れやカビをすみずみまで落とします。
スペアミントの天然精油の香りは、心地のいいさわやかさを残すでしょう。アレルギーの原因となる保存料などの添加物が入っていないので、小さい子どもや敏感肌の人がいる家庭でも安心して使えます。
arau. 洗濯槽クリーナー
オキシクリーン 洗濯槽クリーナー
酸素系は縦型式の洗濯機しか使えない製品も多いのですが、オキシクリーンの洗濯槽クリーナーはドラム式でも利用できます。
酸素系漂白剤のたっぷりした泡と界面活性剤の強力な洗浄力が、大量の水を使えないドラム式をきっちり洗い上げます。まとめ買いで場所を取らない少量タイプなのもポイントです。
漬け洗いの時間を必要としない、ドラム式でも使える酸素系クリーナーを探している人におすすめします。
オキシクリーン 洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーで気持ちいい洗濯ライフを
(出典) photo-ac.com
洗濯槽クリーナーは知らないうちにたまる洗濯槽の汚れをきれいにし、毎日清潔な服を着るために必要なものです。
塩素系、酸素系それぞれの強みと、掃除頻度による使い分け方が分かれば、自分にとって必要な洗濯槽クリーナーをきちんと選べるようになります。
洗濯槽クリーナーの使い方は知ってしまえばとても簡単です。効果的な洗濯槽クリーニングを実行して気持ちのいい洗濯ライフを過ごしましょう。