オキシクリーンで衣服のしつこい汚れを洗濯しよう。活用法を解説

オキシクリーンはさまざまな洗濯物などに利用できる便利な漂白剤です。洗濯物以外にも身の回りの汚れを落とすために活用できます。今回はオキシクリーンの特徴やメリット、使い方や使えないものについて解説するので効果的に取り入れていきましょう。

オキシクリーンとは

オキシクリーンはあらゆるところのしつこい汚れなどを落とすのに活躍するクリーナーです。そんなオキシクリーンの基本情報をまとめています。

洗濯用の漂白剤

オキシクリーンは洗濯用の洗剤というイメージを持たれることもありますが、酵素系漂白剤として売られています。主成分は過炭酸ナトリウムで酵素の泡により汚れを分解、漂白するのです。優しく汚れを落とすので素材を痛めにくいです。

洗濯用の漂白剤ですが食器やキッチン、トイレ、お風呂場などの汚れも落とします。家中の掃除で大活躍するので、一つ持っておくと気になったときにすぐに使えて便利です。

酸性の汚れに強い

弱アルカリ性であるオキシクリーンは特に酸性の汚れに強いです。酸性の汚れとは例えば油や泥汚れ、汗染み、衣類の黄ばみなどがあります。洗濯洗剤に混ぜるだけで衣類などの気になる汚れを手軽に落とせるのです。

また浴槽や茶渋、手あか汚れなども落としてくれます。家庭ではよく見かける身近な酸性の汚れ取り除くためにオキシクリーンが幅広く大活躍するのです。

オキシクリーンを洗濯に使うメリット

オキシクリーンは用途が多く、一つ持っていると思わぬ場面で活躍します。知らずにいるともったいない使い方がたくさんあるため、上手な活用方法を三つに分けて解説します。

頑固な汚れに効果的

オキシクリーンでつけ置きすることで頑固な汚れをより簡単に落とせるのです。特に黄ばみへ取りに向いており、オキシクリーンを溶かした40度のお湯に30分~1時間漬け込むと、洗濯洗剤では太刀打ちできない汗による黄ばみなども落とします。

さらに強力な黄ばみにはより少量のお湯にオキシクリーンを溶かした液体を直接衣類へ塗ります。そこから漬け込むことで汚れを落とせるのです。

また台ふきんなどで活用される煮洗いでもオキシクリーンが活躍します。沸騰させた際に生じるオキシクリーンの泡が強力に汚れを分解します。

脱臭効果がある

オキシクリーンは衣類に付いた臭いにも効果を発揮します。洗濯洗剤に混ぜるだけで汚れとともに臭いを取り除いてくれるため、簡単に臭いに関する悩みを解決してくれるのです。

汗が原因の臭いにはもちろん、部屋干しで付いてしまったイヤな臭いも除去してくれます。目立つ汚れがなくても、臭いが気になり着られなくなってしまった衣類などにも効果的なのです。

色柄物に利用可能

オキシクリーンは色柄物にも使える漂白剤です。酵素の力で汚れを優しく落とすため脱色しにくく安心して使えます。洗濯物も色別に分ける必要がないため幅広い衣類に使えて、洗濯の際の手間も省けます。

ただし全ての洗濯物に使える訳ではありません。洗濯物の色や柄に関わらず、洗濯絵表示で酵素系の漂白剤が使えるかどうかを必ず確認してから使用することが大切です。

オキシクリーンの使い方

オキシクリーンの具体的な使用方法や手順を解説します。初めての方も実践しやすいように詳しく解説します。オキシクリーンの効果を高めるためにはお湯に溶かすことを意識することが大切です。

洗濯機での使い方

オキシクリーンを洗濯機で使う際はそのまま洗剤投入口に入れます。通常は付属のスプーン1杯分で十分ですが、頑固な汚れや臭いを落としたい場合はすり切り1杯分だけ追加しましょう。

より強力に汚れを落とすためには、50度のお湯にオキシクリーンを溶かした状態で洗濯をする方法もあります。オキシクリーンをお湯に入れて溶かすとシュワシュワと泡が発生し、この泡が汚れを分解して落としてくれます。

黄ばんだ衣類におすすめの「煮洗い」

通常のつけ置きで落ちない汚れには煮洗いもおすすめです。鍋に衣類と7分目までの水を入れたら沸騰させてオキシクリーンを入れます。オキシクリーンは水4リットルあたりスプーン1杯を目安にして調整してください。

火にかけて沸騰したら弱火に切り替えます。10分程度煮ている間に箸で混ぜて液体が行き渡るようにします。その後は1時間ほど放置してすすいだら完了です。衣類にオキシクリーンが残っていないかが気になる場合には洗濯機で1度洗うとよいです。

オキシクリーンは肌荒れを引き起こすこともあるため、すすぎの際にはゴム手袋などで肌を保護しましょう。煮洗いでは洗濯物と併せて鍋の汚れも落としてくれるため一石二鳥です。

洗濯槽掃除にも使える

洗濯槽をオキシクリーンで漬けておくことできれいになります。用意するものは洗濯槽にいっぱいになるくらいの40~50度のお湯とオキシクリーンです。お湯を洗濯槽へ移す際にバケツなどが必要な場合は併せて用意しましょう。

まず洗濯槽の中にお湯を入れ糸くずフィルターに入っているゴミを取り除きます。次に十リットルにスプーン4杯程度を目安にオキシクリーンを入れます。バケツを使う際はバケツの中のお湯にオキシクリーンを溶かしてから洗濯槽へ入れるとよいです。

洗いコースで十分程度回してから1時間放置し、ゴミ取りネットでゴミを取ります。この工程を4時間程度繰り返してから洗濯コースを2回行い完了です。もし洗濯槽の側面や底に汚れが残っていたらキッチンペーパーなどで拭いてから乾燥させます。

オキシクリーンの注意点

オキシクリーンは多くの洗濯物などに使えますが、中には落としづらい汚れや使用できない素材もあります。効果的に活用しながら大切な衣類などを守るためにも確認しておきましょう。

落とせない汚れもある

弱アルカリ性のオキシクリーンには落としにくい汚れがあります。赤カビや黒カビ、サビ、ボールペン、インク、墨汁、絵具などはオキシクリーンを使ってもなかなか落ちません。

ほかにも油溶性や不溶性の汚れもオキシクリーンでは落としにくいです。漂白剤とはいえども必ずしも全ての汚れを落とせる訳ではないため、汚れの種類によって使い分けるようにします。

使ってはいけない素材

プリントされたTシャツやシルク、レーヨンなどのデリートな繊維が使われたものはオキシクリーンでは洗わないようにしましょう。そもそも水洗いできない素材も厳禁です。洗濯の過程でプリントや繊維が劣化してしまう危険性があるのです。

オキシクリーンの中でも黒や濃い色専用のものは、洗濯絵表示で漂白できないという表示のものはもちろん、ウール、ウール混紡、革にも使用できません。またドライクリーニングのみという表示のあるものも避けます。

オキシクリーンを日々の洗濯に活用

オキシクリーンは弱アルカリ性の洗濯用の漂白剤であり、油や泥汚れなどをきれいに落とす効果があります。

またつけ置きすることで手間をかけずに頑固な汚れを落とせるため、仕事で忙しい方なども取り入れやすいです。脱臭効果も期待できるので、汗や部屋干しなどで付いたイヤな臭いを取り除くためにも活躍します。

洗濯物はもちろん洗濯槽の汚れが落とせたり、油や浴槽、茶渋などの汚れも除去できたりするため掃除の際にも活用できます。落とせない汚れもあるので、洗濯絵表示などを確認した上で安全に取り入れていきましょう。

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

Ranking ランキング

Feature特集

暮らしがもっと楽しくなる 間取りづくりのコツ
DAIGOも箸休め
Onnela公式インフルエンサー
あの人が見つけるHDCの愉しみ方
今すぐできる 電気代の節約術
身も心も軽やかに♪ あなたの運動不足を解消します