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自分で修理できそう、でも面倒…
パーカーの紐が抜けた、ちょっとした縫い物をしたい、服のボタンが取れてしまった。この程度なら自分で修理できそうだけれど、面倒くさくてついつい後回し…。
そんな「面倒くさい」を少しだけ楽にできる手芸テクニックを紹介します。紐通しの代わりに身近な代替品を使ったり、針の糸通しなど面倒なポイントを上手く回避して、ささっと修理してみましょう!
パーカーの紐が抜けちゃった!
洗濯したら抜けてしまった、子どもや猫に引っ張られた等、ちょくちょく抜けてしまうパーカーの紐。
紐通しがあればいいですが、なくても大丈夫。身近なもので直してみましょう。
用意するものは紐が入る太さのストローと、ホッチキスです。
ストローに紐の先を通し、端をホッチキスで留めます。
フードの穴にストローを差し込みます。ストローがちょうどいい固さなので、うまく紐を通すことができます。
もしストローが太すぎてフードの穴を上手く通らない場合は、斜めにカットするといいでしょう。ストローが長すぎて扱いにくい場合は、ちょうどいい長さに切ると通しやすくなります。
紐を通したら、ストローを外して完成です。
他にもこんな道具が使える
パーカーの紐が細めだったり、2つ折りにしても厚みが出にくい平紐なら、以下の道具も使えます。
- クリップつきのボールペン
- ペアピン
- 割り箸
もし太めの丸紐で2つ折りにするとうまく穴に入らない場合は、前述したストローか、安全ピンを先につけて通してみてください。
邪魔なら紐を抜いてしまうのもあり
パーカーの紐は、フードをかぶったときに脱げにくくするためのものです。アウトドア用やスポーツ用のパーカーなら紐を残しておいた方が役立ちますが、普段着であれば抜いてしまっても問題ありません。
子ども服のパーカーは、安全上の理由で紐が最初からついていない状態で作られています。
針に糸を通すコツ
針に糸が通らない!そんな時はひと工夫。
「針に糸を通す」のではなく、「糸を針に通す」ようにしてみてください。
利き手に針、反対の手に糸を持ちます。
針の穴の方を糸に押し当てるようにすると、通りやすくなります。
糸端に工夫する方法も
糸の端がボサボサだと、どうしても針穴を通しにくくなってしまいます。
- 糸をよく切れるハサミで切る
- 糸端を斜めになるよう切る
- 糸端にマニキュアなどを塗り、固めてしまう
このような方法で糸端をシャキッとさせておくと、針穴を通しやすくなります。
それでもダメなら道具を使おう
- スレダー(糸通し)を使う
Clover スレダー 2枚入り 15-001
糸通しを使えば、糸の先が少々毛羽立っていても大丈夫。するっと通せます。
- ワンタッチ針を使う
清原 KIYOHARA サンコッコー ワンタッチ針 3サイズ 計6本入 SUN70-83 シルバー
針穴の上部がクリップのような形状になっており、針穴を通さなくてもOKな形状になっているワンタッチ針。一瞬でパチッと糸が通ります。
とれたボタンをつけるコツ
取れたボタン、上手につけられますか?ボタンはぎゅっと縫い付けてしまうと、留めたり外したりするときに布の厚みを上手く逃せません。布とボタンの間に少し隙間を作る必要があります。
布とボタンの間に隙間を作るには、つまようじを使うと便利です。
まずは玉結びが表にくるように糸を通します。
つまようじを布とボタンの間にはさみ、つまようじを巻くようにして、ボタンに糸を2周通します。
2周したところ。対角線側の穴も2周ずつ通します。
対角線の穴も2周したところ。
裏からボタンの根元に針を通し、つまようじを抜いて、3周程度糸を巻きます。
巻いた部分に2〜3回程度針を通し、糸を切ります。
ボタンをきれいにつけられました!
今すぐできる!衣類のプチイラを解消しよう
「やらなきゃ…でも面倒…」が積み重なりがちなパーカーの紐や、とれかけのボタン。ちょっと気になるポイントがあると、お気に入りの服でも着る頻度が低くなってしまうことも。今すぐできるちょいテクを使って復活させましょう!